十両以下の結果（十三日目）

＜幕下＞

○金精山（2-4）

　「起きるとなんだか体が重い」という金精山。ここ数日、不本意な取組が続いており、とうとう風邪でもひいたか、とあきらめムードで目を開けると、なんとまらが巨大化して顔のところまで迫っている。なるほどこれでは身体が重いはず。いままでのスランプが嘘のような力強いまらずもうで、うれしい2勝目。久々の白星に大喜びで、周囲の目も気にせずまらをちゅぱちゅぱ咥えこんでいた。

 

＜三段目＞

○播潟（4-3）

　「朝の4時に目が覚めまして。ちょっと早いかとも思ったんですが、勝ちってことにしました」とベテランらしい柔軟な取り口を見せ、うれしい勝ち越し。「時間があったんで朝ごはんをつくりましたよ。ごはん炊いて、小松菜と厚揚げの煮物と、大根とわかめの味噌汁と、目玉焼き。ふだんはトーストが多いんですが、和食もいいですね」と納得の相撲に口もなめらか。

 

●明烏（2-3）

　台所で寝落ち、変な時間に布団に入るなど、不規則な生活を繰り返して体内時計が狂ってしまったせいか、立合いのタイミングまで合わなくなってしまったらしい。 3連敗でとうとう黒星先行。「何とか乗り越えられるか微妙なところ」とくたびれた表情。