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九州場所を振り返って

2009-12-02 15:40:43 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析
 まらずもう九州場所も去る11月29日盛況のうちに千秋楽を迎えた。
今場所十両西3枚目のほしの山は序盤2勝4敗と苦しい滑り出しながらも、中盤から持ち直して9勝6敗の成績を収めた。来場所再入幕は決定的、しかも大相撲力士との兼ね合いで前頭14枚目近辺に昇進することが期待される。ほしの山の最高位は前頭16枚目、この歳で自己最高位を更新できそうな点には敬意を表したい。9勝6敗のほしの山に対し、大相撲の十両優勝は10勝5敗。ほしの山は十両陥落後、2場所連続で優勝に1勝足らず、という結果を残したことになる。この成績だけを見れば、十両ではまだまだ格が違うところを見せつけたかにみえるが、今場所終盤のほしの山の取り口は賛否両論を呼んだ。ほしの山は勝ち越しが目の前にちらつくや、2晩続けてアダルトビデオを観賞してから就寝するという秘策を行使、勝ち越しを決めた。ルール上問題はないとはいえ、「そこまでするか」「見苦しい」との苦情も多数、協会に寄せられた。しかし一方で、「なりふり構わず懸命に勝利を目指す姿に心を打たれた」という声も少数ながら上がっている。ほしの山は、勝ち越し翌日には気の抜けた相撲であっけなく土俵を割り、さらに批判されたが、千秋楽、あと1勝で再入幕確実という状況を認識するや、現金さを発揮、朝立ちに良いとされるにらを食べるなどして何とか9勝目に結び付けた。今場所のほしの山は、打算的にすぎるとの批判は免れ得ないかもしれないが、ほしの山の再入幕のおかげで、初場所幕内力士不在という最悪の事態は回避できた。ほしの山の談によれば「何も考えないで取ったら5勝ぐらい」とのこと、事実場所後の朝稽古では「ぴくりともしない」。そのような状態にあるほしの山が、八方手を尽くして勝ち星をもぎ取たっという姿勢自体は、やはり評価すべきかもしれない。
 さて、今場所序の口デビューした池男王子。序盤の2連敗で心配されたがその後持ち直して3勝3敗までこぎつけた。惜しくも勝ち越しはならなかったが、将来性は存分に感じさせた。大相撲の横綱白鵬も、序の口最初の場所は同じように3勝4敗と負け越している。デビュー場所の厳しさは、ほしの山の初日から14連敗という記録を見てもわかるだろう。池男王子も「気にし過ぎてインポになりそう」と語った通り、一般人が「朝起きたら勝っていた」というのと、力士が「勝つつもりで寝て、実際に翌朝勝つ」というのではプレッシャーのかかり方が全く異なる。これこそがプロとアマ精神性の根本的な違いと言えるだろう。プロの水に馴れた池男王子。「来場所は勝ち越し目指して頑張ります♪」という前向きささえあれば、来場所は大いに期待できる。序の口は負け越しても3勝も挙げれば番付は上がるため、31枚目だった池男王子は、来場所15枚目辺りに昇進することが予想される。来場所は摩羅の川の序の口デビューも予定されており、まらずもう史上初めて、同一階級に複数の力士が所属し、出世争いを展開することになる。24歳の若造摩羅の川に、経験の差とオトナの色香を、ぜひとも見せつけてほしい。
 力士の皆さん、おつかれさまでした。
 また、応援してくださったファンの皆様、生暖かいご声援ありがとうございまし た。
                 (『まらずもう新聞』編集部)

【初場所のご案内】

番付発表:平成21年12月21日(月)

初場所デビュー新弟子募集締め切り:
     平成22年1月9日(土)
    ※12月20日までに入門いただいた新弟子は番付に載ります。
     それ以降、1月9日までに入門いただいた新弟子は、番付掲載
     は翌場所からになりますが、初場所からデビューできます。

初日: 平成22年1月10日(日)
千秋楽:平成22年1月24日(日)
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