まらずもう名古屋場所千秋楽、ここまで全勝の毛呂乃がけさもしっかり勝って26回目の優勝を決めた。ここ二場所は金精山に優勝をさらわれており、年齢的な衰えも噂されていただけに、危機説を吹き飛ばすような盤石の優勝だった。印象的だったのは勝った直後、報道陣に向かって、
「大相撲も全勝なら優勝にならないんでしたっけ?」
と逆質問したシーン。大相撲では白鵬か照ノ富士かどちらか一方が全勝優勝することが、けさの段階で確定している。なじみの記者に「まらずもうと大相撲のトップが同数なら、まらずもうも優勝ですよ」と教えられると、「えー」となぜか不満げ。毛呂乃の理想としては大相撲・まらずもう通じての単独トップでなければ優勝の価値がないということで、大相撲の全勝を阻止できなかったことが心残りだったらしい。たしかに今場所は大相撲への妨害工作は少なめだったが、それは翌場所以降の宿題。より高みをめざすというモチベーションはまだまだ健在である。
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