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秋場所を振り返る(令和五年秋場所)

2023-10-01 12:48:21 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

― 秋場所の成績も確定したということで、本日は秋場所の振り返りをしてもらいましょうか。玉椿委員、お願いします

(玉椿) 「ようやく涼しくなったね。ってか寒暖差が激しくて風邪ひいちまったよ。熱とかはないんだが鼻水が止まらん」

― あらら、おだいじに。

(玉椿) 「窓開けっぱなしで寝てたら、寒すぎたね。一気に寒くなるとは思わなかったよ。油断した」

― まったくなにやってるんですか。

 

<播潟>

― さて、下位の力士から見ていきましょうか。播潟さんは6勝1敗と絶好調でした。

(玉椿) 「惜しかったね。幕下の優勝ラインは1敗だったし、毛呂乃からの妨害もあったし、ちょっと風向きが違えば優勝の可能性もあったよな」

― 好調の理由はどのあたりにあったと思いますか? ご本人は勝った日に報告してただけ、と謙遜していますが」

(玉椿) 「体調管理に気を使っていたような印象だね。野菜をたくさん食べるようにしてるとか、休日は1日中寝て体力の回復につとめるとかさ。われわれくらいの年齢になると、それがいちばん大事だからね。

― 印象に残った一番などはございますか?

(玉椿) 「んー、むずかしい質問だね。播潟も金精山と似たタイプで、だいたい毎日同じような相撲を淡々と繰り返すほうだから、この一番っては挙げにくいんだが、しいていえば十二日目かね」


○播潟(5-1)

 前回、毛呂乃の妨害で連勝が止まってしまい心配された播潟だが「今朝は涼しいですね。ぐっすり眠れました」と快勝。毛呂乃の悪影響を最小限にとどめるメンタルの強さが今場所好調の理由か。


― 毛呂乃関に負けたつぎの相撲ですね。

(玉椿) 「勝ち越しも決まって優勝の望みも薄くなって、ほぼ消化試合。モチベーションをたもつのが難しい相撲だったはずなんだが、淡々と勝ってたのは、メンタルの強さを感じさせたね」

 

<玉椿>

― 玉椿関は負け越しました。なにやってるんですか

(玉椿) 「暑かったろ。暑いの苦手なんだよ」

― 七月はけっこう勝ってたじゃないですか?

(玉椿) 「七月は暑いものだと覚悟してたから戦えたけど、九月になったら涼しくなるって期待してたのにぜんぜん涼しくならなかったじゃん。そりゃ気持ちも折れるって」

― ご自身の相撲で印象的な一番はございますか?

(玉椿) 「この日が最悪だったね」


●玉椿(3-4)

 けさもだらしない相撲で黒星先行。「気分転換でもしようと近所の公園に朝のラジオ体操に行ったんだよ。で、腕を横に伸ばしたらさ、ぐきっ、って肩を痛めちまった」と四十肩発症か。「まあ、たいした痛みではないんだけど、これも老化だねえ」とさびしそう。「あとさ、若い頃はラジオ体操の第1と第2できつさが違うなんて思わなかったけど、この歳になると第2のほうがあきらかにきついね」 肩を痛めたのも第2らしい。中高年のみなさんはラジオ体操第2には気をつけて。


― ラジオ体操で負傷するってアスリートとしてどうなんですか?

(玉椿) 「最悪だよな」

 

<金精山>

― 惜しくも1敗差で三連覇を逃した金精山関はどうでしたか? 相撲内容は悪くなかったように見受けられましたが。

(玉椿) 「今場所も金精山らしい堅実な相撲だったね。派手さはないけど、着実にひたひたと白星を重ねていくのは迫力があったよ」

― 印象に残った相撲などはございますか?

(玉椿) 「十四日目から千秋楽にかけての相撲は、金精山らしさが出てたね」


○金精山(13-1)

 逆転優勝のためにはどうしても負けられない金精山。「昨晩稽古を中断して寝るという技を使った」と小技を駆使して勝ちをもぎとりにいったのが功を奏し「豪快な立ちっぷり」と納得の相撲で1敗を堅持。ただ、この手を使うと起床後の禁欲が難しくなる。金精山もご多分に漏れず「これから稽古に励みます」とせっかく溜め込んだエネルギーを放出せざるをえない。今場所三日目はこのパターンで負けており、あすの見どころは稽古後のエネルギーロスを一晩で回復できるか、という点になりそうだ。

 

○金精山(14-1)

 「昨日は結局稽古を辛抱」と若い頃の自由奔放な取り口からは考えられないような忍耐を見せ、千秋楽に備えた金精山。絶対に取りこぼしはしない、三日目と同じ失敗は繰り返さない、という強い信念が見て取れる。けさは「千秋楽に相応しい見事な勃起」と本人も納得の相撲で秋場所を締めくくり、あとは毛呂乃の結果待ちである。


― あの金精山が稽古をがまんしたってのが、一部で話題になりましたね。

(玉椿) 「どうしても勝たなくちゃいかんって意気込みが怖いくらいだったよ」

― 若い頃の取り口からは想像もできないような相撲でしたが、やっぱり横綱としての責任感……ですかね?

(玉椿) 「金精山の考えはよくわからんけど、ほんとに迫力のある相撲だったな」

 

<毛呂乃>

― さいごは毛呂乃関の印象をうかがいましょうか。

(玉椿) 「うっかり優勝をしちまうあたり、今場所は調子がよくなかったんだろうね」

― 調子が悪いと優勝するんですか?

(玉椿) 「気違いじみた相撲で取りこぼすことがなかったから、全勝できたんだと思うよ。ふだんなら、もっと意味不明な相撲をやってただろうし」

― 常識的な相撲で常識的に勝ってた、と。

(玉椿) 「スカトロとか、高齢者相手とか、下半身露出とか、同好の士がほかにもいそうな相撲が多かったよね。ただ、五日目の相撲は斬新だったかもしれん


○毛呂乃(5-0)

 とあるサイトでナスの画像をみて「茄子の画像が笑える」と何かを思いついた模様。「今日は意識せず起きました」と立たせようなど思わずとも普通に起き上がる力強さをアピール。ただでさえ立っていたのに「あとから木が突きましたが、立つ!」太い木で尻を突き、さらに立つ。きょうは「手、混ぜんでした」と手を使わず、次に入れるのがいよいよ「茄子の天麩羅など!」揚げたて熱々を突っ込んで「めちゃ痛いぞう!」と大喜び。


― 揚げたてのなすの天ぷらプレイですね。よくこういうの思いつきますね

(玉椿) 「なすをプレイに使おうってのは思いつくやつもいるだろうけど、わざわざ天ぷらにしようとはなかなか思わないよな」

― ダチョウ倶楽部のおでん芸みたいな風情もありますね。

(玉椿) 「なるほどな。しみじみとした風情があるな」

 

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