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まらずもうこの一年

2016-12-31 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

●番付人員の縮退と安定-初の新弟子・引退なし
平成25年初場所には20名いた番付人員が26年初15名、27年初12名と減少を続け、この28年初場所は7名でのスタートとなったまらずもう。例年引退・入門という出入りのあるまらずもう界だが、この1年は年6場所制以降はじめて、引退も新弟子もないという、まったく変動のない1年となった。特に新弟子なしというのはまらずもうの縮退を印象付けるできごと。玉椿広報部長を始め、協会幹部は新弟子の勧誘にもっと力を入れるべきだろう。来年こそは、新弟子紹介の記事が上がることを期待したい。


●毛呂乃、52連勝
今年もまらずもうは理事長・毛呂乃を中心に回った。理事長昇進以来負けることなく重ねた白星は51、大関時代と合わせて52連勝を記録した。春場所では大相撲での最多記録に並ぶ7連覇を達成と勲章は増える一方。続く夏場所、大相撲でも前人未到の8連覇に挑み、13勝を挙げるも、大相撲での7連覇力士・白鵬に阻まれ新記録ならず。ひとたび連覇は途切れたものの、その後も優勝を重ね今年終了時点で優勝11回、まらずもう史上初の2ケタ優勝を記録。


●玉椿、大関在位記録を伸ばし5度目の優勝
大関玉椿は秋場所全勝で5度目の優勝を記録、大相撲の魁皇に並ぶ大関最多記録。玉椿は平成23年以降、26年を除き1年に1度のペースで優勝しており、年1回優勝、というのは大相撲ではこの3年間の鶴竜程度の実力と言える。綱獲り場所は10勝に終わったが年間65勝。大相撲の年間最多勝が稀勢の里の69勝、次いで日馬富士の67勝で、玉椿はこれに次ぐ成績を挙げている。大関在位36場所は大相撲の朝潮に並ぶ記録で、新年初場所で貴ノ浪、夏場所で小錦に並ぶ勢いだが、横綱を伺うという意欲も…本人にはあるまい。


●萬海・金精山、久々の新十両
今年は新弟子の声こそ聞かなかったが、平成23年9月の池男王子(最高位小結)以来途絶えていた新十両が、久々に誕生した。7月に萬海がおよそ5年ぶりの新十両誕生の風穴を開けると、続く9月には金精山も十両昇進。昇進後2人とも2ケタ勝利を挙げる活躍を見せたこともあり、来年は入幕を目指したい。さらに今年は優勝力士こそ年間5場所輩出したが、初めて年間通して三賞受賞者なしという事態に陥った。それもそもはず、三賞選考対象となる力士は現時点では蒼狼のみ、その蒼狼も十両落ちして選考対象の力士不在の場所も。このような状況では三賞が出にくいのは当然。来年は萬海・金精山が入幕。三賞受賞と華やかなニュースが入ることを期待したい。特に金精山にとって、入幕はあこがれの毛呂乃と同じ土俵に立てることを意味する。来年1年で夢をつかめるか。

 

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