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幕内の結果(十四日目)

2012-07-21 20:00:01 | 協会からのおしらせ

○ 摩羅の川(13-1)

 昨夜の青森は冷え込んだ。就寝前には一度仕舞った冬用毛布を嫁の分と合わせて2枚引っ張り出し寝てみたものの、嫁が「まだ寒い」と言うので、3枚目を出してきて足元に掛けてようやく就寝。「もう7月も半ばというより後半ですよ。夕飯の時にはマジでストーブを点けようか迷ったほどです。青森寒すぎ」と語る摩羅の川、毛布で暖を取り小太郎も充分に温まったためか、目覚めと同時に豪快な押し出しを決めて1敗をキープ。

 

○ 汚痔(14-0)

 先場所土付かずで独走しながら、突如大崩れして優勝も横綱も逃すことになった魔の14日目。ここまで幾多の逆境で勝ち抜いて来た男に今日も逆境が襲いかかるが、そんな中でこそ最高の相撲を見せた。この日は近所で同級生と飲み会。地元後援会も大切にする大関は場所中でも欠席はせず、勧められた酒は断らず。結果ちょっと顔を出すつもりが最後まで飲み続け泥酔。どうやってベッドに移動したかすら記憶に無いまま、目を覚ますとなんとフルチンで寝ていたという大技を見せつける。もちろん見せつけたのは大技だけでなく、「大まら」も。「残念ながらフルチンなのでテントは張れなかった」と本人は冗談めかすが、うつ伏せでシーツに突き刺さる突き出しで白星。自然のままの姿、まらずもう本来の姿で寝るなら、テントも必要あるまい。優勝、横綱にむけ、いよいよ千秋楽を残すのみとなったが、明日も逆境が待ち受ける。暗いうちに勃たねばならず、もしも勃たずに発ったら決定戦の可能性が高いが、もはや土俵にあがるチャンスすら与えられないかもしれないのだ。明日の大一番を控え、記者団に囲まれた大関、「明日は例によって暗いうちに出発しなくてはならず、待った無しの立合いを余儀なくされている。しかし、そこで決めてしまえばほぼ不可能な決定戦に進まなくても優勝を決められる。 自分を信じて明日もがんばります」と引き締まった表情のままフルチンで語り、支度部屋を後にした。

 

○ 玉椿(8-6)

 「いやあ勝ちこしちまったよ。今場所は無理だとあきらめてたんだけどねえ」と笑顔の玉椿。「ゆうべみたいなバイトが休みでふつうに寝られる日に取りこぼしをしなかったのが大きいね。今場所は自分で自分をほめてあげたいね。いやあ、つかれた」と、勝ち越しに満足してしてしまったのか、もう場所が終わったような口調。報道陣からは「あすもあるんですから、そんな言い方はないでしょう」とたしなめれるものの、「どうせあしたは勝てねえんだからいじゃん」と、ゆるみきった態度。

 

● 蒼狼(7-7)

 勝ち越しのかかる蒼狼。「まけました~。あとちょとで勝ちました。」と勝ちにしてもおかしくないまらずもうを負け判定。もったいない気もするが、このあたりの潔さが蒼狼の魅力でもある。

 

○ 家満(13-1)

 1差で汚痔を追う大事な終盤戦だが、この本日は早起きの必要が。しかし家満、「自分には優秀なマラ目覚ましがあるので心配ないさ」と動じることなく就寝。実際まらは優秀な目覚まし。天にむかってそびえ立ち、持ち上げられるように無事起床。「後半になっていつもの調子を取り戻してきたようだ」と自信を深め、千秋楽に逆転優勝を懸ける。

 

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