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九州場所の見どころ

2019-11-09 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

 令和はじめの、一年収めの九州場所がいよいよあす初日。
 いつも通りの強さが期待される理事長・毛呂乃は復帰以来5年間、この九州はすべて優勝とめっぽう強い。対する金精山は大関昇進8場所目にして3度目のカド番と、過去の実績からは差が大きいように見えるが、場所が近づくにつれ、金精山への期待が高まっている。

 先場所圧倒的な強さを見せ、15日間違った技を見せつけての全勝優勝を飾った毛呂乃の強さは疑う余地もない。しかし今年に入って地方場所での優勝はなく、連続優勝が一度もない。1場所おきに優勝する、というペースに落ち着いており、先場所優勝のあと迎える九州場所という点では、穴もあるのではないか。

 対する金精山は、成績の波が大きく、優勝して綱獲りを迎えたかと思えば負け越してカド番と目まぐるしい。しかし波が大きいだけに、前場所の成績はあてにならず、場所ごとの勢い、やる気に大きく左右される。そして今場所は・・・やる気だ。後先考えずに一番一番に取り組む力士だけに、カド番のプレッシャーからも無縁。事実、前回のカド番(5勝10敗と大敗のあと迎えた場所)では14勝を挙げている。カド番脱出にはやはり大切なのは序盤戦。序盤の5日間、黒星先行となるとそのまま回復できず負け越してしまう、というのが金精山のペース。まずは最初の5日間、最低でも白星先行で滑り出せるかがカギ。いい感じに滑るのはお手の物との評価も高いため、序盤で波に乗れば、一気に主役の座も見えてくる。過去の実績ほどの差はない。毛呂乃がいくら強いとはいえ、今年全勝したのは2度だけ。どこかで星を落とす場合のほうが多く、付け入る隙はある。毛呂乃が星を落とすのは中盤以降が多く、この1年、初日から6日間は負けたことがない。金精神山が序盤に星を落としたとしてもしっかり白星先行で押さえれば波に乗れる。そして先行するであろう毛呂乃が中盤で躓くとすれば・・・毛呂乃と金精山、白熱の優勝争いが見られそうだ。現時点では五分五分とみてよいだろう。

 残りの大関、玉椿は不利予想そのもの。負け越しが順当なところだが、まあがんばれ。

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