― きょうは場所直前ということで、玉椿理事に名古屋場所の展望をうかがいます。
(玉椿) 「うーす」
― なんですか? その気のない返事は。
(玉椿) 「いま夜勤の仕事してるからさ、やたら眠いんだよ。頭が重いというか、後頭部がじんわり熱いというか、とにかく脳みそが疲れてるね」
― じゃあ、玉椿関は優勝争いから脱落ってことでいいですか?
(玉椿) 「そういうことになるね。とにかく頭が重いよ」
― ぎゃくに玉椿関のデビュー場所の1勝14敗という記録を更新するのを期待する声もありますね。
(玉椿) 「とりあえず場所前の稽古ではぜんぜん勝ててないね。可能性がない話じゃないけど、どっかで1回くらいうっかり勝っちまうかもしれんし、まあ勝負事はわからんよ」
― つまんない反応ですね。
(玉椿) 「まあ、しょうがないよ。疲れすぎてておもしろいことなんで思いつかねえもん」
ー ということで優勝争いは毛呂乃関と金精山関にしぼられるわけですが、場所前にはお互いがお互いの相撲ぶりを評して
・金精山 「毛呂乃関はまらについては人間じゃないすからねえ。我々通常のまらを持つ人間と比べられても勝てねえっすよ。」
・毛呂乃 「変態度では私をはるかにしのいでるくせに!」
と、互いにたたえあうという一幕もありました。けっきょく、優勝候補は毛呂乃関と金精山関の、どっちが有力と見ていますか?
(玉椿) 「まあ本命は毛呂乃だろうね。実力が違いすぎるよ」
― しかし、毛呂乃関からは「勝ちたい」という意欲は感じられませんよ。
(玉椿) 「意欲なんかなくたって、圧倒的なまら力があれば、勝っちまうものは勝っちまうんだよ」
ー 金精山関に足りないのはどのあたりでしょうか?
(玉椿) 「やる気は買うけどね。金精山も夜勤があったり、仕事が忙しかったりすると、どうしても3回くらいは星を落としちまうからね」
― 仕事なら仕方ないですよね。霞を食って生きていくわけにはいきませんし。
(玉椿) 「しかしさ、まらずもうに集中できる環境づくりも実力のうちだからね。毛呂乃は人生のすべてを、まら道に捧げる覚悟があるんだよ。金精山も優秀な力士だけど、毛呂乃を上回るには、そのあたりの覚悟を決める必要があると思うぜ」
― 人類にそこまで求めるのは酷でしょう。
― さて、下位の力士に注目はいますか?
(玉椿) 「まずは今場所序ノ口復帰の萬海さんかね。こっそりフェードアウトすることもできたのに、わざわざ土俵に戻ってきたんだ。全盛期を彷彿とさせる気合の入ったまらずもうを見せてくれるかもしれんよ」
― ほうほう
(玉椿) 「あとは序二段の明烏さんもひさびさに場所前インタビューに返事をくれたからね。十周年ってことでやる気を出してるのかもしれんね」
ー 下位の力士が充実してると土俵が盛り上がるんですよね。どういった相撲を見せてくれるか楽しみですね。
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