まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

初場所をふりかえる

2023-01-29 11:47:49 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

― もう千秋楽から1週間もたってますよ。なにやってたんですか?

(玉椿) 「全員の報告が出揃ってから記事書こうかと思ってるうちに、なんかアップするタイミングを逃した」

― ようやく報告は揃ったみたいですね。

(玉椿) 「きのうの夜、大太刀から連絡があった。取組結果んとこにアップしても誰も見ないだろうから、ここに転載しとくわ」


お疲れさまです。
あろうことか千秋楽の報告が抜けていたため報告します、今更コメント長く書いても仕方ないので短評形式で行います。
間に合わない場合は無視して流していただいて構いません。

大太刀 千秋楽 勝ち
硬さ:良 大きさ:良
休日午後の出勤も精神的ストレス軽微。問題なく白星。

以上よろしくお願いします。


― 11勝目ですね。来場所には小結に昇進できそうですか?

(玉椿) 「わしは番付編成にはノータッチだからわからんけど、微妙なところじゃないか?」

― 五枚目で勝ち越し7だと上がりそうですけど。

(玉椿) 「三役のみなさんが負け越さないと、枠が空かないからな。大相撲が今場所みたいに四関脇四小結みたいな変則的な番付にすれば上がれる可能性もあるけど、さすがに枠を減らすかもしれんし」

― そのへんは読みにくいですね。

(玉椿) 「現状、一横綱一大関だから、おそらく関脇小結は多めにはなるんだろうけど、何人が適正人数なのかってわからんよな」

 

― ということで、初場所の振り返りですが、誰の話からしましょうか?

(玉椿) 「んじゃ流れ的に大太刀の話からはじめるか」

ー 場所前に改名するなど気合も入っていて、その気合どおりに敢闘賞でしたね。

(玉椿) 「コロナ陽性だったり、上司に怒られたり、大変な場所だったよな。よく11勝もできたよ。そのへんの粘りを買っての敢闘賞だな」

― 今場所の一番を挙げるとすればどれに?

(玉椿) 「ま、十一日目かな」


○大太刀(9-2)

 上司から理不尽に怒られて「正直ほとんど投げやりで仕事もプライベートもヤケになっている」と若者らしく不貞腐れはじめた大太刀。「23時ごろにベッドに横になり就寝と言うより気絶、5時に起床。確認すると反応がある。なぜか硬さも大きさも相応にある状態。こうなるとなぜなのかわからない。これは何だ。何で勝ったのか分からない。説明できない。これはまぐれと言うかただの恵まれての1勝だと思いますよ。内容は良いけど状況が悪い」


(玉椿) 「状況は悪いんだけど、よくわからんうちに勝ってたってのが、大太刀らしくていいんじゃないか」

 

― つぎは……金精山関はどうでしょう? 場所前は玉椿委員が優勝候補に挙げていましたが。

(玉椿) 「前半戦は調子がよかったんだけど、後半になって息切れしてきた印象だね。いつも全裸で寒さに弱いってのもあるかもね。三月は暖かくなるだろうし、春場所に期待だね」

― この一番ってのを選ぶと?

(玉椿) 「六日目かな。まだ体力が残ってて、気合が乗ってる感じがするだろ」


○金精山(5-1)

 今場所はいい形で土俵に集中できている金精山。「安定した取り組みができたが、起きたら始業三十分前で、大慌てで出かける」とけさも会心の相撲だったが、取組に集中しすぎて遅刻寸前。


― 集中しすぎて日常生活に影響が出てますよ。

(玉椿) 「力士なんだからこれくらいのほうがいいんだよ」

 

― つぎは……、では播潟さんのこの一番を選んでもらいますか?

(玉椿) 「個人的な好みでいえば十四日目かな」


○播潟(3-4)

 「外の風で窓が揺れる音がうるさくて目が覚めてしまいました」 きょうは土曜日。その気になればいつまでも寝ていられた。強風で目が覚めなかったら勝ちのタイミングを逃していたかもしれない。ラッキーな白星を拾って3勝4敗でフィニッシュ。


― 冬の低気圧が日本列島に近づいてたんですよね。季節感がありますね。

(玉椿) 「大自然と一体になって相撲をとっている感じが……しないこともないだろ?」

 

― では、玉椿委員のお気に入り、巨砲さんはどうでしたか?

(玉椿) 「かれも仕事上のトラブルとかエアコンの故障とかで落ち着いて相撲がとれなかったみたいだね。それでも5勝2敗でまとめたんだから立派なもんだ」

― では今場所の一番は?

(玉椿) 「エアコンが故障した日かな」


●巨砲(3-2)

 「前日から信じられなことに空調がおかしくなりました。電源入れても変な動作繰り返して作動しない……こんなときに暖房なしの部屋では過ごせないと思って急遽、外の宿泊先を……あわててビジネスホテルにチェックインしたのですがこういうときなので、朝勃起しないのも致し方ないと思いました。。。」 生きていればこういう日もある。


 

― で、けっきょく優勝はいつもどおり毛呂乃関でした。

(玉椿 「毛呂乃の調子がよかったというよりは、周囲が勝手に脱落したって感じだったね。毛呂乃自身はそんなに納得してないんじゃないかな」

― 今場所はなんどか女性を相手にしてたのが印象的です。毛呂乃関ってノーマルなプレイもできるんだって意外でした。


〇毛呂乃(4-0)

 股の負傷の回復に充てていた毛呂乃、きのうはまだ女色は痛い、と言っていたが、きょうの相手は「ママでした、不本意ですが!」と女色を断行、完全復活をアピール。やっぱり女性相手は不本意か、と問われると「そう」。あくまで股の復活を示すための相撲であって、本来は男色のほうが盛り上がる。ママとの一番をさっさと終え、次の相手は「Youかい?ジャック」。ジャックとの本番が、文字通り本番。ジャック君との激しい絡みを繰り広げきょうも土つかず。


(玉椿) 「でもまあ、女を相手にしてるときはいつものような精彩を欠いている感じはするね」

― では玉椿委員の選ぶお気に入りの一番は?

(玉椿) 「あー、難しいな」


○毛呂乃(10-0)

 日が変わる寸前まで連絡のなかった毛呂乃。「蹴り入れたの!」と蹴られて腫れ上がったまらをさする。1月17日は「今月今夜の月の日」。尾崎紅葉『金色夜叉』で貫一がお宮に蹴りを入れた日とあって、毛呂乃教の信者たちに入れ替わり立ち替わり、まらを蹴ってもらっていた。鉄砲柱かサンドバッグか、という勢いで蹴り続けられ、怪我なのか興奮なのか、みるみる腫れ上がっていくまら。周りにも「蹴られな?石みたいに立っていいし」とおススメしているが、こんなので喜ぶのは毛呂乃だけだろう。


(玉椿) 「わしの個人的な好みはこの相撲だけど、票が割れそうだよな」

― この相撲はわたしも好きですよ。たしかに派手さはないですけど、この相撲ならほかの力士も参考にできそうじゃないですか。

(玉椿) 「あほか。こんな痛そうなプレイ真似できるか」

 

― さて、最後は玉椿関です。大関陥落の反省の弁をうかがいましょうか?

(玉椿) 「いや、反省はしてないよ」

― は?

(玉椿) 「むしろ十五日間いい相撲がとれたって納得してるよ。わしのなかでは、大関昇進後でいちばん充実した場所だったと思ってるくらいだ」

― はあ。

(玉椿) 「勝ち負けとか気にせずのびのび土俵に上がれたし、今場所の主役はわしだ、ってくらいに思ってたよ」

― まあ興行的に最大の注目ポイントは『玉椿、大関残留なるか』でしたからね。

(玉椿) 「それは場所前から無理だとわかってたけどね」


●玉椿(0-1)

 「ひどい夢で目が覚めたよ」と夢の内容を語りだす玉椿。「銀座を散歩してたら、サバイバルゲームやってる集団に巻き込まれてさ。必死で三越の屋上まで逃げるんだけど、そこで集中砲火を浴びるんれるだ。うわっ、やられる!ってところで冷や汗かいて目が覚めた」。夢の内容だけでも相当にメンタルが疲れているのが伝わってくる。これでは股間の反応以前の問題。惨敗で令和五年のスタートを切った。

 

●玉椿(0-2)

 バイトがつらいという玉椿。仕事中は無茶な作業量を押し付ける上司への呪いの言葉が脳内をぐるぐるしているという。それも1ヶ月ほど前は「死ね」とか「さっさと死ね」くらいだったが、さいきんは「糖尿病になって足を切断されろ」とか「火事にまきこまれで全身やけどで1週間苦しんでからあの世に行け」とか「マンホールに落ちて下水で溺れ死ね」とか、苦しみぬいて死ぬような呪いをかけるようになったとのこと。なるほどメンタルが不安定である。このメンタルでは相撲にならず初日から2連敗。


(玉椿) 「ご覧のとおり場所前からボロボロでさ。12月だけで体重が7kg落ちたからね」

― 7kgはすごいですね。

(玉椿) 「その時期に受けた血液検査では、中性脂肪の数値が基準を下回ってたくらいだ」

― え、上回ったんじゃなくて下回ったんですか? その肥満体で。

(玉椿) 「な。びっくりだろ。たまに勝っても逆に違和感があったくらいだ」


○玉椿(1-3)

 きのうは休日。「ここんとこ体重が落ちぎみなんで、がっつりカロリー摂取したろ」とスーパーで揚げ物やら刺身やらをを買い込み、缶チューハイ2本で晩酌。酒をのんでふつうの時間に寝るというだけでもだいぶメンタル的に落ち着くのか、けさはひさびさの勝利。あまりにひさしぶりで「ひさびさに勃起するとさ、股間があったかいんだよな。なんだこれは?小便でももらしたか?って一瞬あせるよ」と勃起の感覚すら忘れていた模様。


― スーパーのお惣菜と缶チューハイって雑なメニューにも、荒れたメンタルが表れてますね。

(玉椿) 「量も食えなくなってるんだよ。だから中性脂肪が基準を下回る」

― で、ずるずると大関陥落、と。


●玉椿(3-8)

 火曜日は仕事が休みということで、同僚に飲みに誘われた玉椿。食べ飲み放題のコースにしたのだが、これがあまりにひどい。まず、山盛りの生野菜とポテトフライ、おまけ程度にから揚げ4個が出され「注文はこれを食べ切ってからね」と言われる。嫌な感じの店だなと思いつつ一気に野菜を平らげいざ注文しようとすると、こんどは「注文は1回に3品まで。ぜんぶ食べ切ってからね」ときた。その料理、焼き鳥の盛り合わせには串が2本しかのっていない、ちゃんこ鍋のカセットコンロにはわざと使い切ったガスボンベ(火がついてないのに気づくのに時間がかかる時間稼ぎ作戦か)、肉寿司とやらのしゃりは酢飯ではなく白ごはんが使わている。その料理を瞬殺してつぎの料理を頼めば、もちろん提供は遅い。ここまでひどい仕打ちを受けて、完全に闘争本能に火がついた。幸いなことに酒の提供スピードはふつうなのでレモンサワーを一気に飲み干し、酒の注文がてら「料理ぜんぜんこないんですけど、まだ来ないんですか?」と繰り返して店員を煽る作戦に出たところ、店側もこの客はやばいとおもったのか、山盛りのチャーハンが出てきて、さすがに大笑い。戦いから一夜明けての感想は「遅い、まずい、少ないと三拍子揃ったすごい店だったね。おかげでちょっと飲みすぎたよ。若い頃のような闘争本能を思い出せたし、結果的にはよかったんじゃないかな」とのこと。なお、二日酔いぎみで勃起には失敗、大関陥落が決定したが「こういう相撲で大関から落ちるんなら、まあしょうがないよ」


(玉椿) 「職場でも居酒屋でもひどいめに合う、っていう今場所を象徴するような相撲だったけどね。わしのなかではこの相撲をきっかけに風向きが変わったような気がするんだよね」

― 変わりましたか。

(玉椿) 「理不尽なことに対してちゃんと戦わなくちゃっていう意欲がわいてきた気がする」


●玉椿(3-9)

 ぼったくり居酒屋にひっかかって以来、むしょうに闘争本能がたぎっているようだ。バイト先で年末に労災がおきた作業に回されそうになり、上司に向かって「あの作業はまともな安全対策をしているように見えないのですが、研修もなしに見よう見まねで危険な作業させるのはそれってどうなんですか? ケガをどう避けたらいいのか教えていただけませんか」と強めの口調で詰め寄ったところ、上司は「じゃあやらなくていいよ」と涙目。あっさり話がついてしまい拍子抜けした玉椿、「こんなに簡単に折れるんだったら、もっと早くから怒っておけばよかったよ」 肝心の取組のほうはいつもどおり負け。「頭に血が上っているせいか、股間にまで血が回らんみたいだわ」


― これがぼったくり居酒屋の翌日の相撲ですか。

(玉椿) 「黙って従ってたらいずれ殺されるって思ったから、ちゃんと上司にクレームを入れた」

― 翌朝の相撲では負けてますけどね。

(玉椿) 「んでも気力の回復は感じられるだろ」

― で、バイトの契約期間も満了、と。


○玉椿(4-10)

 夜勤生活も終わり、「しばらくは週2回くらい単発のバイトでも入れながら、のんびり生活するよ。夜勤やってると生活も荒れるし、そのへんから整えるよ」と最初に手をつけたのは冷蔵庫の整理。「忙しいと買い出しに行く余裕がなくなるんで、冷凍食品とか乾物とか根菜類とか保存のきくものを多めにストックしてたからね。そのへんを片づけるよ」とストック食材を使って、マカロニと豆とブロッコリーのサラダ、大根と手羽元の煮物、じゃがいもとベーコンの炒め物をつくり、薄めのハイボールで晩酌。「ふつうの時間にめし食って、ふつうの時間に寝れるってのはいいね。人間に戻ったような気がするよ」と元気よく目覚めて4勝目。


― あ、食べものが改善されましたね。

(玉椿) 「ちゃんと料理しようって気にもなるからね。メンタルの回復が表れてるだろ」

― 十五日間振り返ってどうでした?

(玉椿) 「とりあえず、場所に穴をあけずに済んでよかったよ。大関からは陥落したけどそれは結果だからね。相撲内容自体は悪くなかったんじゃないかな」

― ま、おつかれさまでした。

(玉椿) 「おつかれ」

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 令和五年初場所星取表 | トップ | 令和五年春場所新番付 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まらずもう新聞編集部のまらずもう分析」カテゴリの最新記事