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夏場所の見どころ

2013-05-11 13:21:23 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

 最も過ごしやすい風薫る五月、まらずもう夏場所があす開幕する。

 目玉は何と言っても綱獲りを目指すベテラン大関・玉椿。先場所全勝優勝を果たし、3度目の正直に懸ける。過去2度の綱獲り場所は7勝8敗、8勝7敗と散々な成績で、綱獲り場所の魁皇なみの勝負弱さを見せており、今回も優勝の前場所は負け越しと不安定感は否めない。ごく稀に好調となると全勝してしまうが、日ごろの無気力ぶりには批判も集中、前場所の負け越しもあって審判部の評価は芳しくない。だが大相撲まで含め、大関で3度の全勝優勝を果たしながら最後まで大関にとどまった力士は皆無。ここは何としてでも綱をつかんでほしい。期待薄で綱獲りも盛り上がっていないように見えるが、これはプレッシャーから解放された状態ともいえる。しかも今場所に期待させる要因は多く、場所前の計量ではまらサイズが初の6cm台を記録。先場所中5cm台、場所後4cm台と比べて、かなり立派に仕上がったことがわかる。また、玉椿といえばここ数年、年間を通して勝ち越すのが精いっぱいという印象だったが、5月は違う。初優勝を果たしたのもこの5月、ここ3年間の成績を見ても5月は11勝、15勝、11勝と大関として充分な成績を挙げている。無気力ゆえに気候の影響をもろに受けやすい力士にとって、この過ごしやすい5月に綱獲りを迎えたというのはまさに千載一遇のチャンス。本人は無気力を装っているが、内心その意気込みは並々ならぬものがあるに違いない。さきの3月場所で全勝優勝し綱獲りが確定するや、その月限りで仕事を辞め、力士一本に絞った生活を始めている。出勤時間に追われる心配なく相撲が取れるというのも大きなアドバンテージといえよう。場所前の期待値は低いものの、終わって見れば奇跡の横綱昇進、という事も十分ありうる。広報部長として場所を盛り上げるためにも、また、今場所だめでも来場所につなぐためにも、最低でも10日目ぐらいまでは優勝争いを引っ張る、というのが今場所玉椿に課せられた使命だろう。

 だが、編集部として優勝予想をするなら、もう一方の大関・家満に期待したい。84連勝の記録保持者もここのところ優勝から遠ざかっており、星を落とす面も見受けられる。だが、それは一つ上の男になるための成長過程。相撲ぶりは格段によくなり、連勝当時よりも存在感を増している。相撲の型も完成しつつあり、そろそろ完成した相撲での優勝が見てみたい。

 大関陣への言及が先立ってしまったが、両横綱ももちろん優勝候補。昨年の覇者・摩羅の川は今年初場所からの優勝奪還を目指す。今場所の目標を聞かれ、「2場所連続優勝」と答えた横綱、先場所は優勝していないが、これは間違ったのではない。今場所も来場所も、優勝するのは自分、そんな意気込みが伝わってくる。精神病院に転勤し、まらずもう力士という並み居る狂人たちに対する耐性も盤石。岩手、青森と東北を回ってきた横綱、山形の地に腰を据えたが、山形の環境も水に合っているらしく期待できる。

 さらに忘れてはならないのがもう一人の横綱・汚痔。先場所幕内で45連勝を達成、まらずもう幕内連勝記録に並んでおり、初日勝った時点で新記録。半世紀を超えたまらでの記録更新には頭が下がる。今年に入って星取表上負けなしのパーフェクトレコードは汚痔だけ。今場所も全勝すれば家満つの持つ15日制関取連勝記録にも並ぶ。そんな圧倒的な成績を誇りながら、優勝には縁遠い汚痔。ここ2場所全勝しながら、多忙な日曜に決定戦報告が出来ず涙をのんでいる。ここ1年間6場所で、まらずもうは4度の決定戦が行われており、決定戦になる確率は高い。うち2度、決定戦なしですんなり優勝が決まった場所はいずれも汚痔が制しており、独走態勢に入れれば圧倒的に強い。実力面ではまごうことなき第一人者課題はひとえに決定戦だろう。

 横綱・大関の優勝争いに華を添えるのが人気力士・池男王子。関取昇進後7勝~9勝と良くも悪くも安定した成績を残していたが、先場所は初の2ケタをマーク。彼女にも「長い」と言われる長身を活かした相撲で女性ファンを虜にする。おきて破りの中学生とのデートを画策するなど、その動向からは目が離せず、三賞の有力候補だ。

 今場所も激戦必至のまらずもう、あす5月12日開幕。

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