まらずもう初場所千秋楽、大相撲で全勝を守っていた横綱・白鵬が千秋楽の一番に大関・鶴竜に敗れ1敗に後退。まらずもうで1敗を守っていた横綱・汚痔と14勝1敗で並んだため、まらずもうでは横綱・汚痔の優勝となった。
力士数の減少に苦しむまらずもう。今場所は汚痔のライバルと目されていた横綱・家満が家庭の事情により休場。綱とりのかかる大関・玉椿も五日目までに2敗を喫するなど、盛り上がりに欠ける土俵をひとり支えたのが汚痔だった。汚痔は、周囲からの「モチベーションの維持に苦しむのではないか」と不安視する声をしり目に、淡々と白星を積み重ねていく。いや、相撲内容を詳しくみれば、勝っている状況で二度寝をしてしまうなどふだんの汚痔では考えられないような相撲も多く、もしかしたら気持ちが切れそうになっていたのかもしれない。それでも、持ち前の粘り強さと、ふだんの節制した生活に支えられ、精神力を振り絞って大相撲の白鵬に食らいついていく。そんな横綱の鬼気迫る姿に、ファンからは「まらずもうとはここまで自分を追い込まなくてはいけないのか」と感嘆の声もあがるほど。
そして千秋楽、関係者からは「白鵬と鶴竜の実力差を考えれば、ほぼ白鵬の勝ちだろう、汚痔の優勝は無理だろう」とあきらめの声があがるなか、奇跡がおきた。なんと鶴竜が白鵬を寄り倒しで破ったのだ。その瞬間、まらずもうでは汚痔の優勝が決定。「まらずもうの神様が汚痔の努力にごほうびをくれた」と歓喜の声があがった。
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・大黒柱理事長のコメント 「早々と一つ負けて、大相撲の白鵬がひた走る展開。自分では白鵬と直接対決できない状況で、よく気持ちを切らさず、千秋楽まで白星を重ねました。気持ちで取る人ですが、まさに気持ちで掴んだ優勝ですね。最後まであきらめなければ、結果はついてくる。見事な土俵態度でした。歴代最高の292勝に加え、、史上2人目の連覇ですか。ぜひ来場所、史上初の3連覇を達成してほしいです。」
・大関・玉椿のコメント 「優勝おめでとうございます。わしがさっさと負けちまったせいで、横綱にばかり負担をかけちまった。ありがたいというか、申し訳ない気持ちでいっぱいだわ」
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