○汚痔(14-0)
菊次郎とともに半世紀、やはりこの人の終盤戦は凄い。ここにきて場所中控えていたぶつかり稽古を敢行。激しい稽古を済ませてベッドにて寝る。稽古であたたまったまらは蒲団の中でも臨戦態勢、横綱らしいどっしりした相撲でいまだ土つかず。「余韻と言う訳でもないが菊次郎が私よりも早起きでした」と長年連れ添った相棒との二人三脚で今場所も全勝に王手。明日節目の60連勝がかかるが、全勝者が他にも2名おり、日程上その先には不安も。「明日は暗いうちから出発で帰宅も夜遅くになると思います、なるべく遠征先で報告するように努めますが多忙な場合には千秋楽の報告も遅めになってしまうかもしれません。決定戦の場合は絶望的ですが、一応努力はしてみます」と厳しい状況だが、横綱として、出来る限りのことをする覚悟だ。
○摩羅の川(14-0)
昨晩は小太郎の勧めで焼き肉を食べに行った摩羅の川。向かった先は岩手時代からの馴染みの店「やまなか屋」の山形にある店舗。メニューは好物の牛タン・ハラミに加え、レバー・ミノの臓物系とロース、サイドメニューにキムチ3種、締めに冷麺。久々の焼肉を堪能し栄養を十分に補給したあとは、ボーリングの投げ放題に行き8ゲーム分投げて汗を流す。ちなみにアベレージ130を少し超える程度で、面白味に欠けるスコアだった。焼き肉を腹一杯に食べたうえ、玉をいじくって血流が良くなれば、今場所好調の小太郎に土が付くはずもない。今朝も小太郎が鋭い突き出しを披露すると、本体も間髪入れずに起床して14勝目。取組後はインタビューに対し「昨日のインタビューで、千秋楽と決定戦の手の内は明かしてるからね。新しく話す事は特に何もないよ」と答えると、早くも本体を疲れさせるための準備に取り掛かっていた。
○玉椿(11-3)
「今週はラジオ体操をけっこうさぼっちまったから、けさは早起きしたよ」と玉椿。まらもラジオ体操に行くのがたのしみなのか、元気よく勃起して玉椿が起きるのを待ち構える。危なげない相撲で完勝。取組後はインタビューもそこそこに、いそいそと上野公園に向かっていった。
○家満(14-0)
白星を並べるだけでなく、「すっきり勝ちたい」と語っていた大関、いつも通りの時間に起床してまらもいつも通りに元気いっぱい起床。正確無比の勃起を披露して完勝。「今朝の硬さはなかなか満足。明日の千秋楽に向けて、本日は張り切って調整しようと思います」と意気込みを語る家満、ここまできれいに並べた白星は14、まずは明日、全勝を懸ける。
○池男王子(9-5)
デートしてベロベロに酔っ払い、起きたら真っ裸で朝だったという王子。気の小さい一般人なら「妊娠させちまったかも」だの「責任とってとか言われたらどうしよう」だのと冷や汗もののシチュエーションにも、さすがは百戦錬磨のベテラン力士、「ムラムラして勃起したので何もなかったはずです」とあくまで平常心。圧倒的な経験値を高さを見せつけた一番だった。