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毛呂乃、引退を発表

2012-06-26 16:17:18 | まらずもうニュース


 先場所の取組中にまらと本体が分離してしまい、力士生命が危ぶまれていた大関・毛呂乃。復帰にむけ懸命のリハビリをつづけていたが、最終的にやはりまらがなくては大関らしいまらずもうをとるのは不可能という苦渋の判断を下し、引退を発表した。

 毛呂乃は平成22年5月場所に幕内付出で初土俵を踏むと、その場所11勝4敗の好成績で敢闘賞。いきなり人気力士の仲間入りを果たすと、圧巻だったのは22年9月場所。場所前に「毎日違う決まり手で勝ってみせる」と宣言し、「稲妻勃起」「余韻勃起」「家康勃起」「ハチ公勃起」「メトロノーム勃起」「バキュラ勃起」「金冷法勃起」「目覚まし勃起」「ドM勃起」「寸止め勃起」「視姦勃起」「夢精勃起」「コースクリュー勃起」「ムー大陸勃起」とさまざまな勃起のパターンを披露。千秋楽の「パルプンテ勃起」では「たいへんおそろしいもの」を呼び出して周囲の力士を勃起不全に陥れるという荒技を見せ、周囲の度肝を抜いた。

 その後も、ダッチワイフ相手のさまざまなプレイや、弟弟子・飛埒王との男色行為など、まらずもうにおける新たな戦い方を開拓。その革命的な取り口にはプロの間にも信奉者が多く、彼が開いた宗教である大日本毛呂乃教には横綱・雲虎、前頭・飛埒王、三段目・金精山など多くの信者が集まった。いっぽうで、まらずもう界最強と評される実力を持ちながら、勝敗には淡白な面もあり、優勝はわずかに1回。横綱昇進もならず、ファンに歯がゆい思いをさせることも多かった。

 力士生活晩年には、化け物のようなまらずもうを見せることが多く、このまま人間離れした相撲をつづけていては、人間ではなくなってしまう、という悩みを見せることもあった。その不安が的中、引退時には、まらが自分の意志をもって本体と分離してしまい、のどちんこがまらの代わりになるという妖怪のような姿になってしまっていた。
 
 通算成績は170勝24敗1分。優勝1回、殊勲賞2回、敢闘賞2回、技能賞4回。協会では毛呂乃の功績をたたえ、一代年寄「毛呂乃」の襲名を承認。今後は毛呂乃親方として後進の指導にあたることとなる。
 
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― おつかれさまでした。引退を決意されたいまのお気持ちをお聞かせください。

(毛呂乃) 「なるほど、終焉とはこんなものかと。」


― 引退を決意されたきっかけはなんだったのでしょう?

(毛呂乃) 「まらが逃げちゃいましたからね・・・」


― 毛呂乃関本体とまらとが分離してしまったということですが、分離してしまった原因は? また、まらはどこに行ってしまったのですか?

(毛呂乃) 「宿主の私に愛想をつかしたのではないでしょうか。また新しい宿主をさがしていることでしょう。」


― とりあえず、現在は「のどちんこ」がまらの機能を受け持っているとのこと。日常生活を送る上で不便な点などはございませんか?

(毛呂乃) 「毎朝窒息して苦しいです。おしっこもできませんし。」


― およそ2年にわたって派手な相撲を見せてくださった毛呂乃関ですが、いままでの土俵生活のなかで、もっとも印象に残っている取組は?

(毛呂乃) 「やはりパルプンテ勃起でとてつもなく恐ろしいものを呼び出してしまったときでしょうか。周囲には大変迷惑をおかけしました。」


― さいごに、ファンのみなさまに一言お願いいたします。

(毛呂乃) 「もしまらが現れたら次はあなたがまらずもう力士です。」


― いままでおつかれさまでした。

(毛呂乃) 「ありがとうございました。」

 

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