お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

秋の文化財 特別公開へ

2010年11月23日 20時27分19秒 | 京都観光
10月中旬に京都市から町家の庭についての調査がありました。その際に調査に来られた京都造形芸術大学の先生から11月にある京都市非公開文化財特別拝観券を頂いたのを思い出し、11月某日に自転車で出かけてきました。拝観できるのが丁度京都ホテル(今で云う京都オークラ)の隣にある寺院かと思っていたら個人の邸宅だった「広誠院」というお屋敷へまづ向かいます。あまりにもお天気がよいので、例によって清掃作業を先送りして出発。まづおひるごはんをどうするか走りながら考えます。京都ホテル方面で思い当たらない・・。そうだ最近丸太町寺町近くに出来たそば屋を思い出しました。丸太町通りに面した「手打ち 花もも」です。少し前まで園部の骨董屋だった町家ですが最近改修されてそば屋さんになりました。丁度お昼時で少し待ちましたが2階席へ。窓からは御所の緑が眺められるカウンター席です。ここで僕は「田舎そば」を、うちの奥さんは「ざる」を注文。

御所の緑を眺めながら田舎そば特有の蕎麦の香りと添えられた爽やかなわさびで大変満足。しかも¥750とお値段もよく(西陣の某店は高くて少ないので最近敬遠していました)オススメです。夜は酒肴セットもあるようで夜もいいかもしれません。そして13時から拝観の「広誠院」へ。知る人ぞという感じで館内見学。(写真はお断りでした)高瀬川の川水を引き込んだ庭園等をみて次の目的地哲学の道にある「霊鑑寺」へ。平安神宮辺りでは岡崎の駐車場に入る車の列が公園をぐっるっと一周しています。今日は日曜日。大変な人出です。普段お客様の話ばかり聞いていたので実際の人波を見るのは初めてです。哲学の道への入口から永観堂への人人人に驚きます。急な坂道をあがり「霊鑑寺」へ。自転車を止めて中に入るともみじがとてもきれいに色づいていました。

椿で有名なお寺ですが通常は非公開なので20代の頃、塀越しに椿の写真を撮っていたのを思い出します。
しかも永観堂辺りの人ごみに較べればなんと静かなこと。
そして安楽寺の前を通りひさし振りに「法然院」へ。最近ご住職の梶田真章さんの本「ありのまま」を読んでいたく感動したこともあり立ち寄ります。

普段はとても静かなお寺ですが銀閣寺が近いせいかかなりの人で吃驚。
このあと折角なので向かいの「真如堂」へ

ここもスゴイ人。次に今年のJR東海のポスターの黒谷さんへ。
うちに来られるお客様がみな言いにくそうに正式名の金戒光明寺と云われますが京都人は「黒谷さん」と呼びます。
普段ここも人はあまりいないのに

スゴイ人です。拝観時間の4時を過ぎていますがお寺のエライ方が「4時30分まで延長してお入りいただけますのでどうぞどうぞ」とマイクで境内中に響く声で放送中です。
秋ですね。
蕎麦しか食べてないのであまりの空腹に久しぶりに「茂庵」に向かうもオーダーストップの5時前なので諦めて京大近くの「進々堂」へ。久しぶりの進々堂なのでここは名物?のカレーパンセットをオーダーするも女店員さんが申し訳なさそうに「パンは全て売り切れました」だって。秋ですね。仕方なく「カレーライスセット」を注文。珈琲付で¥750です。そういえば学生時代によく京大生のふり?!をして何時間もこの店で珈琲を飲んで友人とそれらしい(京大生)会話をしたものです。

懐かしいが、夜も近くなりイギリスから帰ってきた娘と晩御飯を食べる約束なので帰途につきます。
秋の京都の人出を実感できた半日でした。

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