お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

沙羅双樹を愛でる会

2010年06月22日 20時02分45秒 | 京都観光
梅雨空の京都です。どんより曇った一日ですが何とか雨が降らないようなので今日は花園にある妙心寺山内の「東林院」の沙羅双樹を愛でる会に出かけてきました。普段は拝観できないお寺ですがこの時期(6月15日から30日まで)は特別に公開されています。妙心寺は日本で一番広いお寺らしくて龍の絵で有名な法堂の周りを小さなお寺が取り囲んでいます。迷いながらたどり着いたお寺の前で紫陽花が出迎えてくれます。お抹茶付で¥1580はいいお値段ですね。方丈に上るとまづお抹茶とお菓子が出ます。その後方丈の縁に坐って沙羅双樹を愛でます。ナツツバキという朝に咲き夕べにはぽとりと落ちるはかない花を見ながらお寺の禅僧がお話をされます。「沙羅の花のように与えられた一日だけの生命を精一杯咲きつくすように人もその日一日を大切に精一杯生き、今日を無駄にはしない、悔いない人生を送らねば」と諭されます。我々としては珍しく午前10時前には方丈の縁に坐りありがたいお話を聞いていましたが、ふと後ろを見ると大量の団体の方が所狭しとお抹茶を召し上がられていて、ありがたい禅僧の話も聞き取れない状況になってゆくのでした。お寺は早めに行かれることが何よりです。

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