お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

僕的京都案内=大徳寺から恵文社編その3

2005年05月25日 00時23分14秒 | 京都観光
大徳寺山内は自転車での通行が出来ます。石畳や、ゆるやかな坂もありますし、お茶会が催されている時は、自転車から降りて押しましょう。今宮神社寄りに今日訪ねる「高桐院」があります。山内で常時拝観が出来るのは4箇所で、枯山水の「大仙院」は訪れる人が多いですが「高桐院」はとても静かです。写真は表門から鍵の手に唐門に続く参道です。ちょうど楓が新緑を迎えとても清々しい中を進んでゆきます。入口で拝観料を払い(¥400)中に入ります。右手に進むと書院の中に茶室の「松向軒」があります。客殿にもう一つ茶室があり、また庭に下りることが出来ます。客殿の南庭がJR東海の「そうだ京都行こう」にも使われた庭です。縁側に座り、楓樹を主とした野趣に富む庭があり、ぼんやりと庭の楓を眺めていると、時間が静かに流れてゆきます。広い庭に時折、鳥がやってきて、また飛び立つのを眺めたりしていると1時間くらい直ぐに経ちます。秋にはこんなことは多分出来ません。冬の庭もいいものですが、余りに寒く、こんな風に、ぼんやりとすごすのには今が一番いい季節ですね。京都のお寺の訪ね方は、いろいろありますが、たまにはこんな風に、時間を忘れて過ごすのもいいものです。僕が好きなお寺「正伝寺」「円通寺」等皆そんな庭があります。ゆったりとした気分になったら、次の目的地の「あぶりもち」に向かいます。

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