お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

西国三十三か所巡礼の旅 番外と15番から17番 その1

2013年10月12日 19時20分33秒 | 京都観光
10月に入り京都は秋の観光シーズンに突入しました。でもなぜか「布屋」は10月の初めの週の平日に予約が入りません。予約が無いので休日となります。しかも3日連続です。今も冬の時期には予約ゼロが何日もありますが、10月の観光シーズンでは考えられませんでした。やはりこういった宿がたくさん出来た影響でしょうね。ホテルに勤めていた頃に(もう12,3年前ですが)このような事態になると、総支配人より営業セクションは全部集められてやれ営業対策やら企画会議やらで夜も遅くまで仕事をしていた記憶があります。ところが「布屋」の場合は、よし予約がないから今日はどこに行こうか?となります。ほんま気楽なものです。暫く行かなかった西国巡礼のつづきに取り掛かることにします。前回で14番まで廻ったので次は番外からです。何か所かある番外も廻らないといけません。今回の番外は京都の山科にある「元慶寺」です。地下鉄東西線の二条城前から地下鉄に乗り御陵で降りてから住宅街を20分くらい歩くと小さなお寺に着きます。



風変わりな山門をはいると小さな境内の中に



本堂があります。平日の午前中ですが巡礼の方が結構見えます。さてこのまま同じ道をもどるのも面白くないのでJR山科駅まで歩くことにします。地図はありませんが大体の方角がわかるので住宅街の中を歩きます。僕たちが住んでいる京都の中心部の碁盤の目と違い、農地を住宅街に開発していった山科の地は、道路が開発に合わせて作られているのかやたら曲がりくねったり、何処に繋がってるのか初めて歩く僕たちを翻弄させます。なんとか山科駅にたどり着きましたが、予想外に時間がかかります。お昼の時間が近づいたのか、うちの奥さんは駅前の飲食店をチェックしています。が、これから3か所も廻るので改札口に急ぎます。山科から京都駅で乗り換え、奈良線の東福寺で下車します。目指すは15番今熊野観音寺です。このお寺は泉涌寺の隣にあります。



泉涌寺の門をくぐり、だらだら長い坂道をゆくと左手にお寺の入口がみえます。



ここも小さなお寺ですが、もみじが見事です。秋の東福寺はスゴイ人ですが、ひょっとしてここはもみじの穴場では・・と我々がひそひそ話し合ってると、突如巡礼の団体が現れます。バスで廻っている団体さんに遭遇すると、お寺もご朱印押しに大わらわになり、何となく有難味が半減します。なにしろ何十人ぶんの朱印帳を代表者が一括して納経所に持ってくるので、朱印をポンポンと手際よく押してゆきます。我々は少し落ち着いてからにします。でも正午を過ぎて、うちの奥さんの「お昼ごはんどーするの?」モードが高くなります。



本堂でご朱印をいただいて、ベンチでもみじを眺めるうちに、そうだ七条にあるイタリアンで意見が一致。再び歩き始めます。つづく。


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