お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

還暦の旅 九州 長崎から博多編 その1

2015年02月23日 19時20分51秒 | 旅先で
今日の京都の気温が4月初めになるとのことで北野天満宮の梅も一気に開花しそうです。さてつづき。
長崎は出島をみてから歩いて駅まで戻ります。やはり2泊しても駆け足で町を見て回ったのでまだまだ行きそびれたところもありますが、たとえば長崎の夜景もちょっと見てみたかったが次の博多が待っているので先を急ぎます。長崎発の白い特急「かもめ」にのり博多へ向かいます。もちろんグリーン車です。でもJR九州も西日本と同じで紙おしぼりは持って来てくれますが北海道や東日本のような「珈琲サービス」はありません。うちの奥さんはちょっとそのあたりブツクサ言ってます。



出発前に記念写真。そして車内は



でもこの特急かもめは電車の中とは思えないようなコーナーがあります。例の車両デザイナー「水戸岡鋭治」による空間デザインは秀逸でトイレの壁面を使ったギャラリーもあります。床は全面木のフローリングでグリーン車以外も本革シートです。長崎を出発してしばらく車窓を愉しんでいましたが不覚にもいつの間にか深い眠りに陥り、うちの奥さんから僕の「いびき」がうるさくて周りのお客さんに恥ずかしかったと博多に着いてから報告がありました。長崎から博多までホント早かった。夕方4時過ぎに博多に降り立つと一気に都会です。地下鉄の改札を捜すのに周りをきょろきょろ人混みのなかを右往左往します。地下鉄空港線で2駅目の「中州川端」で下車し本日の宿へ向かいます。地下鉄を降りて複合ビルの博多リバレインへ。今夜はこのビルの中にあるホテルに宿泊です。「ホテルオークラ福岡」です。



昨日までの「ドーミーイン」と打って変わり高級感あふれるロビーに入ると早速「黒服」を着たアシスタントマネージャーがホテルマン風の笑顔で近づいてきます。昔は僕もこんな風にお客様をお迎えしていたんだなんてちょっと懐かしくなります。逆の立場になると恥ずかしいのでベルマンのご案内もお断りして自分たちで客室へ。今回の「オークラ」は「一休ドットコム」の早期早割限定プランを捜しだして正価のほぼ半額プランで宿泊です。博多のドーミーインと大差ない価格は超お値打ちです。さすが元ホテルマンと自画自賛。旅装をといて(とくほど荷物はありませんが)すぐ外出。ビルの中にいると解らないが博多はあいにくの雨模様です。さて博多では ①一口餃子 ②鉄なべ餃子 ③もつ鍋 ④水炊き ⑤焼き鳥 ⑥屋台(各種) ⑦市場食堂の海鮮(中央卸売市場食堂と 柳橋連合市場の2か所) ⑧うどん と目的地が山積。一晩では限りがあるが予定ではこのあと湯布院も待っている。どうしたもんか。で向かったのが



ホテルから歩いて行ける一口餃子の店へ。博多一口餃子発祥の店「宝雲亭中州本店」です。17時30分の開店と同時に入店。まだお客さんは誰もおらずご主人と店員がせっせと餃子を包んでいます。



ニラ卵とじも注文するようにガイドブックに載っているのでオーダー。そして餃子を待ちます。



ほんと一口で食べられる餃子です。ここでの注文は控えめに。控えめにビールも飲んでいざ次へ。雨の中を中州から繁華街の天神へ。雨の勢いも強く仕方なく天神の地下街へ。全然京都より都会です。地下街も(照明が控えめで渋い地下街です)広くて長くてお店も多い。うちの奥さんが「あれっこの店バーゲンしないのに福岡でしている」だって。服買いに来たのではないと僕。次に行く前にちょっとデパートも寄ってみます。「岩田屋本店」地下の食料品売り場で明太のチェックです。野菜売り場で京野菜の「聖護院大根」を見つけて「こんなに小さいのに¥880もしている!この間スーパーで にっきゅっぱ やったのに!えーっ」と野菜の値段のチェックをしています。京野菜のブランド力を知ります。そろそろ次に向かうべく地上へ。次は



もつ鍋です。天神の入り組んだ路地の中に目指す店を見つけます。雨も降っていてあまり外観は解らなかったがとりあえず店内へ。ドアを開けると1階は中華料理店です。しかも午後7時前ですが閉店準備をしています。あれっ?もつ鍋屋さんは?お店の人が2階の階段を指さします。(きっといつもそうしてるんだろうな)なんか狭い階段を上がってゆくとカウンターがありお客さんで一杯です。「えーっ一杯や・・」お店の人が「ご予約は?」「えっ予約が要るの」「何名?」「二人」「4階へどうぞ」「えっ4階まであるんだ」狭い階段を上へ。3階ももつ鍋を食べる人で一杯。4階に上がるとごちゃごちゃしたところに空席がありひとまづビール。ここは思い切ってもつ鍋満足コース¥1980を注文して待ちます。そして出てきた鍋をみて



思わず仰天。すごいニラとキャベツの量。しかも



しかもよくメニューを見ると満足コースは「もつ」も1.5人前と書いてある。ということは二人で3人前!これは参りました。はふはふ言いながらビールを飲みながらしかも〆は「ちゃんぽん」です。スープの旨みがしみこんだちゃんぽんも完食で超おなか一杯です。恐るべし「もつ鍋」恐るべし「楽天地 天神本店」つづく。