お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

還暦の旅 九州 長崎編 その1

2015年02月15日 15時30分25秒 | 旅先で
2月15日 京都マラソンが行われました。時折 時雨れて寒い日でしたが大雪にならないでよかったです。さて僕が還暦を迎えた記念にこの1月末に予てから計画していた九州への旅に行ってきました。一昨年北海道に行ってその価値を十分に発揮した「フルムーン切符」を今回もたっぷり使ってきました。今回は5日間ふたりで¥82800です。フルムーン切符は遠くへ行けば行くほど値打ちが出てくるんですがあんまり欲張ると電車に乗ってるだけになるので今回は長崎、博多、そして湯布院と的を絞って行ってきました。僕的には鹿児島とか宮崎とかひたすら電車に乗る旅が一番ですがなにぶんうちの奥さんの腰痛が再発したらそれこそ大変なので的を絞ったわけです。初日は京都7時20分発の新幹線「ひかり」で博多を目指します。



フルムーン切符は新幹線「のぞみ」、「みずほ」には乗れないので最速博多に着く列車がこのひかり491号です。でもグリーン車には乗り放題なので博多まで楽ちんに行けます。しかし山陽新幹線はトンネルだらけであまり車窓を愉しめません。3時間足らずで



博多到着。ここでお昼ごはんの駅弁を購入予定でしたが魅力的な弁当が見当たらず(この辺りの妥協を許さないうちの奥さんの掛け声で)一旦改札を出て駅ビル内の阪急デパートの地下に急ぎます。乗り継ぎ時間は約30分ほどなので駆け足で食品売り場のお弁当コーナーをチェックします。鶏めし弁当とかを購入して再び改札へ。駅弁よりは安く上がったと満足そうです。ホームに向かうと



なんと噂のクルーズトレイン「ななつ星」が表示されています。しかし予定の長崎行「かもめ」の後の出発なのでここは撮影したかったが諦めます。



長崎行の特急「かもめ」です。(通称白いかもめ)です。もちろん



1号車「グリーン」です。本革の3列シートでゆったり。



運転席のすぐ後ろに陣取ります。博多10時55分定刻発。鹿児島本線を南下。鳥栖から長崎本線に入るとカーブの連続です。お弁当を広げて早いお昼ごはんにしますがなにせよく揺れる。専門的にはこの「885系」は振り子式電車でスピードを落とさずにカーブ区間を走れる構造のため揺れて当たり前なのですが、車内で弁当を食べるにはちょっと揺れすぎです。でも新幹線みたいにトンネルだらけではないので車窓は楽しめます。なんと1時間30分ばかりで諫早(いさはや)に到着。長崎市内に入る前にちょっと島原に立ち寄ります。この諫早からは「島原鉄道」で島原をめざします。1両のディーゼル車でコトコトとのんびり走ります。約1時間あまりで



島原城のある城下町島原へ。再建された島原城の最上階からは



晴れていれば雲仙普賢岳が臨めます。生憎今日は寒い曇り空ですが反対側からは有明海が一望できます。ここで布屋のチェックインの時間なのでひとまづ、つづく。