お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

還暦の旅 九州 長崎編 その2

2015年02月16日 18時57分41秒 | 旅先で
長崎市内に入る前に途中下車して何処か見てみようといろいろ考えてみました。一番の候補が「唐津」でしたがJRの乗り継ぎとか時間がかかりすぎて、次回は唐津に泊まってみようということで見送り、次に考えたのが「有田」でした。ただ有田も窯元とかの範囲が広くてちょっと半日では無理っぽいので見送り、島原鉄道にも乗りたいので「島原」に行くことにしました。ただこの島原鉄道で諫早から島原までの運賃が片道ひとり¥1430もかかります。往復で二人で¥5600もかかります。うちの奥さんがレンタカーと変わらへんとかぶちぶち言われますが「島原鉄道」に乗るのも目的だとかでなんとか我慢してもらいます。ただ昔は「島鉄」も旧型車両がたくさんあり、魅力的でしたがすべて新型の1両編成のディーゼル車になっていてちょっと調査不足の反省点もあります。ともあれ島原城をみてから市内散策をします。生憎の曇り空で結構寒くなってきます。水のきれいな風情ある城下町のキャッチフレーズどおり町の至る所を水が流れています。お城の後は



武家屋敷が残る町並みに向かいます。城下の入り組んだ道を少し入るとちょっと別世界な道にでます。路の真ん中を水路が通っているのはどういう理由かは解りませんでしたが道沿いに何か所も下に降りれるところがあり、昔は野菜とかを洗ったりしていたのでしょう。



3箇所ほど無料で武家屋敷に入れます。どこも無人で自由に上ったりできます。たとえば京都はどこに入るのも有料なのにやはり土地柄?おおらかです。そして市内マップを見てうちの奥さんが「鯉の泳ぐ街」を見つけて是非ここに行こうと提案されます。古い商店街を通り抜け、少し道に迷いながらやっとたどり着きます。



住宅街の水路に確かに鯉が泳いでいます。なにしろ町中至る所に水が流れていて水の町を実感できますが、鯉が泳いでいるのはほんの一角だけなのでちょっと不満そうです。津和野もそうでしたがそんなに広い範囲で鯉が泳いだら管理も大変だよと変になだめます。そして



島原湧水館をみて(ここも池に鯉が泳いでいます)寒いので長崎市内に戻ることにします。駅まで戻る途中に結構たくさんの飲食店(居酒屋とか夜の店?)が並んでいる繁華街がありますが人が全然歩いていないので不思議な空間です。また島鉄に乗って諫早にもどります。諫早から長崎までまた白いかもめに乗り長崎駅に降りたちます。高校生のころに蒸気機関車を追いかけてた頃の長崎駅のイメージはまったくなく近代的な駅ビルに迎えられます。あたりまえです。駅前の不評をかっている歩道橋を渡り長崎の足である市電で今夜の宿にむかいます。長崎での宿泊は新地中華街の真ん前にある「ドーミーイン長崎」です。やはり大きなお風呂があるのが最大の魅力ですね。ここに2泊して長崎をゆっくり散策することにします。そしてまづ目の前の中華街へ。やはり長崎では「ちゃんぽん」は外せません。神戸とかの中華街をイメージして来ましたがここは長崎です。端から端まで歩いてもそんなにたくさんお店があるわけではありません。ここは王道を行きます。「江山楼中華街本店」へ。長崎の中華街の夜は早めの21時ころまでなのでてきぱきと注文しないといけません。が例に寄ってうちの奥さんのメニュー選びが大変です。なにしろ「ちゃんぽん」「皿うどん」は決まってるのでせいぜいあと2品くらいなので余計に選択の時間がかかります。あれも食べたい、これも食べたいでやっと「棒棒鶏」と「春巻き」に落ち着きます。





まづ「棒棒鶏」がでてきます。値段の割に結構なボリュームです。そして



春巻きも結構な大きさ。となりの席に運ばれた「から揚げ」のボリュームをみて「頼まなくてよかった」と呟いています。そして



「特製ちゃんぽん」



そして「皿うどん」ふーーっ。満足満足。これでいつもの調子であと2品ほど頼んでいたら大変なことになった。歩いてすぐの宿に戻ります。ドーミーインの階下がコンビニなのもグットです。大浴場に入って明日にそなえます。ちなみにここは金沢とか新潟みたいに露天風呂がないのがちょっと残念です。つづく。