お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

ご心配おかけしました。元に戻りました。

2012年01月30日 18時05分40秒 | 布屋
昨年来、皆様にご心配おかけしていました京都市からの建築基準法上の問題点について、建築家のS氏と京都市建築指導課との協議の結果、主に防災上の問題点を改善する工事を行うことで、宿としての使用範囲を拡大できることとなり、1月中旬に改修工事を実施いたしました。
そして1月25日に元の姿を取り戻すことが出来ました。

玄関を入ると、近江水屋と飾り棚が前と同じように並びます。

ライブラリーから茶の間(町家ではダイドコと呼びます)がみえます。

そして、そのまま、奥の坪庭まで見通せます。
本来の京町家の姿を取り戻せました。
今回の問題について半年近くにわたり、尽力いただきました建築家のS氏に、この場をお借りして、御礼申し上げます。
また「布屋」を愛してくださっている、ご常連のお客様にも御礼申し上げます。
鈴虫寺のお守りをわざわざお送りいただいた横浜のSさんや、京都市建築指導課に、ご連絡していただいた明石のH氏はじめ、今回の「壁」に対して心痛めて頂いた皆様に、厚く御礼申し上げます。
これからも、京町家の宿「布屋」を、よりみなさまにご愛顧頂けるように、努力してまいりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。