半透明記録

もやもや日記

少し雪

2011年03月18日 | もやもや日記


昨日、木曜日のこと。


大阪の昨日の朝は、晴れているうちに窓の結露を拭いて、換気をして、洗濯物を干して、とやっていたらいつの間にか曇ってきて、そのうち雪まで降ってきた。でも、雪はほんのしばらく降っただけで、あとは寒いだけでした。昨日も寒かった。

昨日は朝と夕方に、久しぶりにほんの少しだけだけど、友達とチャットすることができて嬉しかったです。東京にいるその人は、トイレットペーパーの不足に悩まされているらしく、普通のティッシュペーパーなら余裕があるとのことなので私は、台湾方式を教えてあげることに。


台湾に旅行したときに注意したのは、トイレで使用した紙を水に流さないこと。あちらでは紙を流さないのが一般的であるらしく、トイレには個室のそれぞれに大きなゴミ箱が備え付けられていて、使用後の紙はそこへ捨てる。

こうやって流さないならば、紙は水に溶けないものであっても気にしなくていい。台湾の人気観光地である九フン(にんべんに「分」)へ行ったときなどは、紙を流す流さない以前に、公衆トイレは使用者が多すぎたのかなんなのか、昼前だったけどすでに水さえ満足に通っておらず、清掃のおばちゃんがバケツの水を持って入り口のところに立っていて、私はその水を少しすくってもらって手を洗って出て来たものだ。懐かしいな。はは。もちろん、そんな不便はそこだけで、台北市内の各所ではそういう水の不便は感じなかったけれど。

でもまあこんな感じで、大らかにいきたいよね、ということで私と友達の話は落ち着きました。いろいろな不足のなかで、いつものような暮らしができないようですが、あまり神経質にならず柔軟に対応していきましょう。私も。


東京は街がすこし暗いと言っていました。でも、これはこのくらいでもいいかもしれないとも言っていました。そうだね、それには意外とすぐに慣れるかもしれないね。東京は明るかったからね。私は最初に大阪へ移り住んだとき、実を言うとその第一印象は「あれ…ちょっと暗いな」というものでした。もちろん大阪だって明るいところはもの凄く明るいんだけれども、東京は街のあちこちが隅々まで(たとえば地下鉄構内とか)が明るかった。私は東京のそんな明るさが好きだったけれども、これからはすこし明るさを抑えてもいいのかもしれませんね。


夜になって、アナトール・フランスの『ペンギンの島』の最終章の最終段落を読み返す。とても悲しい結末だったと記憶していたけど、そうでもなかった。たぶん。

 *追記…過去記事からの引用*
政治的策略と戦争の時代。そして、極度に工業化した資本主義社会における人間の暴力と崩壊に行き着かざるを得ない絶望的未来世界。人間の欲望の際限のなさ、果てもない愚かさ、哀しみが充ち溢れています。特に、未来の世の中の描写は、まさに我々の現代をかなりの部分で言い当てているので、それがまた悲しい。前から分かっていたことを、やはり避けられない人間というのは、単純で哀れな生き物であるように思えて仕方がありませんでした。滅入ります。しかし、物語の結末は単に暗い予感を表しているのみならず、そこには何か肯定的なものがないと言えないこともないようです。
 (2007年4月23日の読書日記『ペンギンの島』より)



木曜の夜は、久々にすごく深く眠りました。







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2 コメント

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おお! (ntmym)
2011-03-18 11:13:14
ねこきむちさん、こんにちは!
今日も寒いですね。もうちょっと暖かくなってほしいものです(^_^)


>おなかがすいたらたべるし、ねむかったらねる。こういう生活が、あとどのくらいできるのか。

ほんとうに。
ねこきむちさんも今ご不便なことがおありでしょうが、どうかお体にはお気をつけて! 風邪など引かれませんように。とにかく、ご自身の心と身体の健康を守ってくださいませ!

落ち着いたら、またお話ししましょうね♪(^o^)
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Unknown (nekokimuti)
2011-03-18 11:05:22
こんにちわ、ノトさま。さむいですね。こういう日は外に出たくない!ちまたでは地震関連一辺倒(で、ただしいですか?)のようですが、わたしはあえて無関心を装いたいです。正直、自分のことでせいいっぱいだし。被災地へ行って手助けするわけでもないし。なので自然の力の偉大さに、ただただ感嘆するのみ。おなかがすいたらたべるし、ねむかったらねる。こういう生活が、あとどのくらいできるのか。目下の関心はそのことであります。
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