いけると思ったが……

今日は友達の結婚式に呼ばれてきました。お天気にも恵まれて、とても素敵なお式でした。めでたい！



で、スピーチを頼まれていた私は、ちゃんと原稿も用意して、ショートストーリーを盛り込んだ印象的な内容に作り上げ、それはそれは万全だったはずだったのですが、挙式のときの花嫁さん（←私の友達）のあまりに美しいそのインパクトにやられてしまって、披露宴が始まるのを待たずにもうぐだぐだですよ；　涙をこらえるのに必死で、原稿とか読んでないですよ、というか読めない、もはや。なんとかアドリブで乗り切ったけど（←…本当にそうか？）、まじで途中で泣いてしまうかと思ったぜ。

美しい花嫁さんを見ると決壊するのが目に見えていたので、私はひたすら花婿さんに向かって語りかけていました。花婿さんは優しい人で、私が必死の形相でしどろもどろになっているのを、「うん、うん、がんばれ！」的な眼差しで微笑んでくださるので、おかげさまで私はどうにか耐えました！　いい人だ。ほんと。

それにしても、いや～、きれいだったね。きれいだった。ほんときれいで、もう、……うぅっ！(ToT)



なんでしょう、私は年をとってさらに涙もろくなったのか、我慢できると思ったんだけど、できませんでしたね。スピーチを乗り切って気が抜けたせいもありますが、披露宴の途中でたまらず泣いてしまいました。めでたい席なのになんで泣くんだという感じですが、私が泣くのは別に悲しいからではもちろんなくて、大切な友人が幸福そうにしている姿を見るのが嬉しいから、優しい人たちがみんなでそれをお祝いするのを目の当たりにするのが嬉しいから、普段思っていてもなかなか口にできないような真心の部分を伝えられる場を与えられるのが嬉しいから（まあ私は彼女に伝えたかったことの半分も言えなかったわけではありますが。ＭＫちゃん、ほんとゴメン！　せっかく大役をまかせてくれたのに！　うお～、消え去りたい >_<;）。


幸福そうな人たちを見るのは嬉しい。ＭＫちゃんが幸福そうだったので、私は嬉しい。
ＭＫちゃんはいつも私を爆笑させてくれるから、今日くらいは私もＭＫちゃんを笑わせてあげたかったのに、よりによって泣きそうになったりしてごめんよ。せめて私のお祝いの気持ちが少しでも伝わったのだったらいいなぁ。感情だけはこもっていたと思うんだけど。ああ、でももっと言いたいことがあったのに～(ToT)　


花嫁さんと花婿さんは、式の後ですぐに新婚旅行へと旅立ってしまったので、私が至らなかったことを詫びる間もありませんでした。帰ってきたら、あらためて謝っておこう……。やれやれ、私ときたらねぇ。ほんと、どうしようもねえな。



幸せにおなり。幸せにおなり。
ああ、どうかあなたたちの上に、みんなの上に、
幸せよ静かに惜しみなく降り注げ。


これが、私が普段から思っているのに、なかなか言うことのできない私の真心の部分です。



真心を差し出したい。そんな気持ちになる素晴らしい一日でした。めでたい！