時々吹き抜ける風の涼しさに「お、秋か」と思うものの、まだまだ日中は蒸し暑くて息苦しい大阪であります。それでも朝晩はだいぶ涼しくなってきて、今年の大阪はいつもよりいくらか秋の到来が早いような気もしますね。
そんなわけで「季節の変わり目病」をこじらせていたら10日ほど経過していました。いやー、この間はほんと何もする気がしなかったです、ははは。でも、kajiさんと一緒に行きつけの喫茶店で新作らしき特大のハンバーガー(上の写真)を食べたり、それがすごくおいしかったんだけど胃弱な私は翌日までもたれて転げながら久しぶりに食った肉のうまさを反芻したり、毎日桃やら林檎やらミカンやらを食べまくったり、歯医者でクリーニングのついでに「酸蝕症」についてのレクチャーを受けたりして、そこそこ充実した日々を送っておりました。
「酸蝕症」というのは、酸によって歯が溶ける症状のことです。口の中が酸性に傾くと次第に歯の表面が溶けてゆくのですね。不幸にして私の歯にも少しばかり溶けている箇所があり、そのために知覚過敏が起きた模様。
それで、普段の生活から見直そうということで歯科助手の先生がくださった「身近な食べ物・飲み物のpH表」を見てみると、かなり衝撃を受けました。コーラのやばさにもビビるけど私はほとんど飲まないからいいとして、私の好きな「果物」はほぼ全般NGじゃないかっ\(^o^)/ この夏は果物ばかりを毎日しこたま食いまくったんですけど~~(´;ω;`)
もちろんだからといって「果物を食うな」という話にはなりませんが(私の場合は他のところにも原因があるので)、これを踏まえた対策が必要だということですね。乳製品(牛乳、チーズなど)がよいらしいですよ。これについては日頃から栄養補給のために牛乳を飲みまくっている私には朗報でした。牛乳はpHが高いので酸性化した口の中を中和する方向へ働いてくれるらしい。あとは無糖のガムを噛んで唾液量を増やすのも有効とのこと。
食生活の改善とともに、溶けてしまった歯への対症療法として、クリーニングの後でいつも塗ってくれるやや高価な歯磨き粉を歯医者さんで買ってきました。正確には「歯磨き粉」というよりは「歯のパック」。カルシウムやリンを豊富に含んだペーストを歯の表面に塗布し、しばらく放置。溶け出したミネラルを補い、リカルデントが酸性化した歯の環境を中性に戻してくれるというものらしい。色んな製品があるもんですね。「ちょっと高いですよー」と言われましたが、言うほどでもない。たしかに内容量は少ないが、1本1300円くらい。虫歯になる恐怖を思ったら(「虫歯」という字面からして怖い。私が昆虫嫌いなことと何かかかわりがあるのだろうか?)、なんてことない出費であります。
それから「知覚過敏」の方ですが、【シュミテクト】を使うようになったら、歯がしみることがなくなりました。すげーな! しかし使用をやめるとまたしみるようになるそうなので、これは継続的に使っていかないとなりませんね。「歯が溶けた人用」の【シュミテクト】もあって、歯医者さんで試供品を譲っていただきました。これから試してみます。余談ですが、パッケージには「歯にダメージを与える食品」としてここでも「フルーツ」や「ワイン」「お酢」などが挙げられていて、その全てが好きな私、ふたたび涙目(ToT)
それにしても他のことではいい加減極まりないのにどうして歯のことになるとこんなに真剣になってしまうのか自分でも分かりませんが、なにか強迫観念があるんでしょうね。
ちなみに、歯医者さんであれこれ教えてもらったことをK氏に受け売りしていたら、彼は先延ばしにしていた定期検診を受ける気になったらしく早速歯科を予約していました(歯への不安感は伝染する)。そしたら、詰め物の欠け1ヶ所、虫歯になりかかっているのを1ヶ所発見されて治療が確定し、メチャクチャ暗い顔で帰ってきました。……気の毒に! しかしこういうのは結構体質に影響されるところが大きいような気がするので、歯が弱いという自覚のある人はマジで定期的に検診を受けたらいいと思います。ただ定期検診にはどうやら保険がきかないらしいのが残念です。治療より予防のほうにお金がかかるというのは不思議な気もしますがね(歯の詰め物を詰めなおすときのほうが安かったりする;)。でも重症化したりしたら治療には結局さらに金銭的負担と精神的負担がのしかかりそうですもんね。難しいところですが、私は安心な方に投資しますわ。ていうか、歯科系の再生医療、そろそろ本気で実現してくれ、たのむ! もう詰め物が欠けたり歯がしみたりするたびにビクビクするのは嫌なんだ! たのむよ!
さてと。ほんとうはやるべきことがたくさんあるのを山積みにしたまま歯医者以外はガン無視を決め込んでいましたが、そろそろやらないとな。もう暑くて動けない…なんて言い訳がきかなくなってきたぜ……!
アメリカは検診が無料なんだ! そちらの医療保険はなにやら複雑そうだし、治療の種類によってはものすごく高額になることもあると聞くけれど、やっぱ予防を重視しているということなんですかね? 私もお年頃になって身体のあちこちに不調が出て来ると「ほんと日頃の予防や検診の大事さ」が身にしみます。検診が受けやすいと助かるよね~。
akikoさんに喜んでもらえて嬉しいので、酸蝕症や知覚過敏、その他について学んだことを、あらためてもう少し詳しくまとめてみようかね。こういう知識は共有したいですよね♪(^_^)
ちなみに保険にもよるけれど、アメリカは予防第一主義なのか、歯も体も、年1(または2)回の検診は無料のところが多いよ。日本は乳幼児の医療費がタダで羨ましいけれど、働き盛りの大人をもっとサポートしてくれるといいのにね。