Ergo Proxy
《あらすじ》
汚染された外界から遮断されたドーム型都市ロムド、その中でオートレイヴと呼ばれるロボットとともに模範的な良き市民として暮らす人々。秩序に守られた平穏なロムドに、コギトウィルスと呼ばれる感染するとオートレイヴに自我を発生させるウィルスが蔓延し、市民情報局のリル・メイヤーはオートレイヴ暴走事件と市民虐殺事件を追うなかで、謎の怪物プラクシーと出会う。リルはその謎を追い、真実を求めてロムドの外の世界へと飛び出す。
《このひと言》
“ 一番消したい自分だけが残る ”
2006年、manglobe(マングローブ)原作・制作のオリジナルアニメ。manglobeのオリジナルアニメというと、『サムライ・チャンプルー』ですね。あれも結構じわじわと面白かったのですが、こちらの『Ergo Proxy』はびりびりと面白かったです。久しぶりにシビレました。すっげーカッコいいッ!!
これはSFサイコサスペンスらしいのですが、どういう感じなのかを簡単に申しますと、ザミャーチンの『われら』とル=グウィンの『ゲド戦記 影とのたたかい』、それに自我を持ち始めたロボット…的SF、救世主とか神との対峙とかをミックスして云々、というようなお話です。うーん、ちょっと違うかな。ともかく、内容は結構哲学的でまどろっこしく、私にはついていけないところもいくらかありましたが、でも面白かったです。
私はこのアニメの世界の中へもの凄い勢いで飲み込まれましたが、率直に言うと、結末はもう少しどうにかならなかったのかなぁ、こういうgdgdラストはなぁ、あと一歩というところで燃え尽きたのかしら…という感じ。いや、でもそれでもそれなりに、悲しみに満ちていながらも(そして多くの疑問をそのままに残しながらも)希望を感じさせる良い結末でしたし、何と言っても前半までの展開がマジで神レベルなのです! スッゲー!のです。震えるほどに魅力的でした。面白かったなぁ! 《楽園》と思われたロムドへの疑惑がその崩壊を加速させていくという、私の大好きな滅亡もの。
結末に向けての多少のやっつけ感は否めませんが、登場人物はみな、それぞれの存在理由を求めて苦悩の中へ飛び込んでいきます。自分はいったい何者なのか、失った記憶を取り戻すことの意味は、真実はどこにあるのか。この世界と自分との関係。自分ともう一人の自分との関係――。こう書き出してしまうといささか陳腐に感じる気もしますが、これは廃れない問いかけであり、やはりここでも彼らの苦悩は私の心にも深く入り込んでくるものでした。
私はここで解答は得られませんでしたが、そんな簡単に答えを教えてもらえるなんて思うのは甘過ぎますよね。うむ。だからあの結末にも満足です。
ストーリーもさることながら、私の心を奪ったのは、まずはこのシリーズの画面の美しさでしょうか。絵とかうますぎます。格好良すぎます。まいった。色彩に乏しいながらも、恐ろしく美しい背景、人物、その他諸々の設定がすごすぎます。
特にキャラクター造形が素晴らしいです。
主人公のひとりであるリル・メイヤーの美しいことと言ったら! 彼女は尊大で、とても面倒くさいタイプのお嬢さんなのですが、でもカッコイイ!
もう一人の主人公、ビンセント・ロウは物語の序盤ではひたすら線目で描かれているのですが、序盤の終わりの方で初めて目を見開く場面があって、それが愕然とするほどにカッコいいんですね。シビレタ。シビレマシタ。
それから、コギトウィルスに感染し、感情を持つようになった愛玩用オートレイヴの少女ピノがすごく可愛い。き、着ぐるみが……!!
ピノ以外のオートレイヴのデザインも最高です。とにかく格好良い。ああ、格好良い。
そして、極めつけに格好良いのがオープニングテーマです。もう死ぬ程カッコイイのです。やばカッコイイぜ! これを観るだけでも満足できます。格好良いなぁ~。つべとニコニコでOPの高画質版を見つけた私は、ループ再生の真っ最中です。なんてカッコイイんだろ! これは、これだけでも一見の価値ありです。私がこれまでに観たアニメのオープニングのなかでは一番カッコいいかもしれません。曲と映像の合致率が素晴らしい。あー、カッコイイ……。
YouTube: Ergo Proxy OP [HD] (←ここからリンク)
というわけで、とにかくひたすらに格好良いアニメシリーズです。とにかくひたすらにシビレました。ビジュアル的には『少女革命ウテナ』以来のインパクトでしたね。いやー、格好良かった。マジでカッコよかった。
私は美しいアニメが好きだ~~~っ!
と、今日も絶叫して終わる…(/o\;)
間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イランがイスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めてください。
「イエス・キリストを信じなくても救われる」といった趣旨の事を伝えている人達は、つまり偽の福音を伝えている人達は、誰もが死の代理人です。管理人様は、命の代理人になってください。
キリストのみが唯一の道であり、真理であり、命です。彼を通らなければ、誰一人として、父なる神のもとに行くことはできない。
ね、ね、これ、格好良かったですよね! 私はもうシビレまくりでしたヨ! スタイリッシュ&クール、みたいな。でもって、リルの可愛さは異常。
でも…これは押尾さんじゃないですねf^_^; たしかにいかにも押尾さんが好きそうな感じではありますけども。
攻殻機動隊が観たくなってきた~。