あんまり自分のことばかり書くのもあれなんですが、よく考えると私はいつも自分のことしか書いていなかったなと思い至ったので、今日も気にせず思いついたことを書いておこうと思います。
さて、どうやら月のはじめの週には私はとても感情的になりがちであるらしいことが、過去ログを見るとよく分かります。頭が冴えているのか気が変になっているのか分かりませんが、そういう時にはどうしてだか突然あるまとまった考えが押し寄せてきて、私はまるでゴホゴホと咳でもするように一気にそれを吐き出すのでした。
先日も、さまざまなきっかけが突如として結びつき合って、私はひとつの薄暗い熱情にとらわれてしまい、負の気迫に満ちた文章を書き殴ったところ、ここにも多くのコメントをいただき、また幾人かの友人から個別にメールをもらったりしてしましました。みなさん一様に私を慰めてくださいましたが、ご心配をおかけしてスミマセンでした。あれは持病の発作のようなもので放っておいても大丈夫なのですが、暖かいお言葉の数々に私は心が暖まると同時に、あまり乱暴にものを書くのもほどほどにしないとなと反省したりもしました。いや、ほんとうにスミマセン。
謝りついでにもうひとつ謝っておきますと、実はああいう時の私は、書いている時こそワナワナと震える程の激情を感じているものの、書き終わってしまえばスッキリサッパリと気分爽快なんですね。書いた内容のことなども、自分ではほとんど気にしていなかったりします。ひどいですね、ただのストレス解消ですね。付き合わされる方の身にもなれ、という話ですよね。いや、本当にスミマセンでした…!!
でも面白かったのは、私のあの手の文章には、ある種の吸引力があるのかもしれないということです。「この人大丈夫かしら?」的な、優しい方々の心に訴えるような何かがあるのかもしれません。実際、のたうちまわっている時の私の文章は客観的に見れば面白いものがあります。何をそんなに興奮しているの?みたいな、まあとにかく勢いだけはある。だいぶ過去の記事を忘れた頃に読み返したりすると、私は自分でも時々そう思います。そして、内容は暗ければ暗いほど面白いみたいですね、なんだか。
しかし、今回もっと面白かったのは、私が咳が止まらないみたいにゴロゴロと転げ回って吐き出したトゲトゲしい言葉に対して、返ってきたものは全然別の柔らかくて温かい言葉だったことです。まるで花びらがはらはらと散るように、花のような言葉が私の上に降り注いだのでした。驚きました。不思議でした。やっぱり世の中には優しい人の方が多いのだと思います。それなのに、私ときたら…。もし私が誰かがあんな風に書いているのを目にしても、「大丈夫かな?」と思いはしても、コメントを残したりメールを送ったりするかどうかは怪しいものです(←ほんとヒドい奴;)。
というわけで、私は咳のような息苦しい文章をまき散らしただけでしたが、優しいお言葉をたくさんいただいて、時々は私も人の心を和ませるような、柔らかくて美しい、花のような言葉も綴ってみたくなりました。しみじみと、読むと心が温まるような、そんな美しい言葉を。時々は。
…む、無理かな。私は咳専門っぽいしな(おそらく今後も性懲りもなく激暗記事を書き続けることでしょう)。でも、たまには。どうにかこうにか捻りだして!
近所の桜は、だいぶ散ってきました。お花見の季節もそろそろ終わりになりますね。花びらが静かに散るような、ああいう感じの。あんな静かで美しい言葉を。あんな風であろうとしたら、どんな心が必要なんだろう。私にはまだ分かりませんが、しかし、たしかに私の中にそれは降り積もっています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます