半透明記録

もやもや日記

ほめられた

2008年11月02日 | もやもや日記

大人になると、ひとからほめられることが少なくなります。私だけですか。

昨日、久しぶりに歯医者さんに定期検診に行ってきたのですが、ほめられまくりでした。いやー、ハッハ!
私としては、左右上下に4本ともバッチリ生えてきた親しらずの経過が不安で検診を受けたのですが、結果的に特に問題はなさそうでした。それどころか「珍しいほどまっすぐにしっかりと生えてますね!」とほめられました。こういうのは別に私の手柄ではありませんけれど、言われて悪い気はしませんね。

親しらずというのは最も奥に生えてくるために虫歯になりやすいとか、噛み合せが悪くなりがちとかで、たいていは抜歯の方向で扱われるそうです。現に、前回検診を受けた際には「抜きましょう、抜いてしまいましょう」と先生から激しくすすめられ、ずいぶんと困惑しました。まあ抜いてしまっても良かったんだと思いますが、親しらずの思わぬ利用価値が報じられている昨今、具合が悪いわけでもないのにむやみに抜かないでおいて良かったと私としては思っています。なんか、親しらずの根元だかにある細胞から自家製の歯を培養することができるらしいですよ。詳しいことは知りませんが、いざというとき役に立ちそうじゃないですか。最近の科学技術の進歩は素晴らしいですね。はやく実用化してほしい。

ついでに、今回の検診の結果、治さないといけないところは見つかりませんでした。これもほめられた。あまり口の中のことについて赤裸々に語るのもはばかられますが、それにしても助かった。

私はもともと虫歯になりにくい体質らしいですが、20歳のときに一斉に治療してそれっきりです(東京時代にかかっていた歯科の先生によると、虫歯になりやすい菌を保有する人と、歯周病になりやすい菌を保有する人に大別されるそうです。私は後者。顕微鏡で私の口の中から摂取した菌を実際に見せてくれるほどに熱心な先生でした)。あんな恐ろしい目に遭うのはもうこりごりです。ちなみにそのときの歯科の先生は「麻酔は極力使わない」のが信条で、歯を削る際にもよほどのことがない限りは麻酔はうちませんでした。私はもちろん麻酔なしで歯を削られました。幸い神経に触るほどひどい状態のものはなかったものの、時々襲ってくるのけぞるほどの痛みに涙を滲ませていたら、ニコニコしながら先生いわく「ま、これは歯をこんなになるまで放置した罰だと思って♪」とのこと。ごもっともです。

治療後そんな熱血先生によって徹底的に身に付けさせられたブラッシングのテクニックが、たしかに今に活かされているようです。あのときの先生にはほんとうに感謝です。面白くて親切ないい先生だったよなー。
でも数年前に一度体力がだいぶ弱っていたときに、詰め物が取れてしまい、ふたたび恐怖のどん底を体験しました(でも治療は全然たいしたことなかった)。歯と健康は意外と関わりが深そうなので、全体的な体づくりをこころがけないといけないんだろうなあ。


ところで、昨日は歯科検診とクリーニングをしてもらいましたが、予防的な診察には保険がきかないんですかね? 年に一度は市の無料検診を受けられますが、なんとなく治療してもらうときよりも請求額が大きい気がします。気のせいかな。
まああれだけ丁寧に診察してもらったことを考えると全然たいした額ではないし、痛い思いをするよりは、定期的なメンテナンスを行って安心を得たいものですよね。歯科治療に対する恐怖心って、どこから来るのか知りませんが、なにか根深いものがあるようで。あー、とりあえずほっとした。私から目と歯だけはいいという取り柄を除いたら、あとにはなにも残らんですよ……。



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