トーベ・ヤンソン=作・絵 山室 静=訳 (「ムーミン童話全集6」講談社)
《内容》
すてきなムーミン一家を中心に、ムーミン谷にすんでいる個性豊かな仲間たちを紹介しましょう。
春のしらべ/ぞっとする話/この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ/世界でいちばんさいごのりゅう/しずかなのがすきなヘムレンさん/目に見えない子/ニョロニョロのひみつ/スニフとセドリックのこと/もみの木
《この一文》
”「チェーリオ。ムーミントロールに、ぼくからよろしくとつたえてください。ぼくは、ありったけ、生きるのをいそがなくちゃならないんです。もうずいぶん時間をむだにしちまったもんでね。」
それっきり、ティーティ=ウーはいってしまいました。
「春のしらべ」より ”
今回は短編集でした。
物語は相変らずムーミン谷を舞台としているのですが、ここに収められているお話は割と大人向きであるような感じがしました。と言うよりも、大人が読んでも十分に読みごたえがあると言うべきでしょうか。これまでのシリーズでも一貫として掲げられている「誰でも自由に生きていいはずだ」というようなメッセージが、この短編集でも強く感じられます。
なかでも印象的だったのは、フィリフヨンカのお話。もの凄く迫力がありました。すこし恐ろしいくらいの迫力です。大切にしていたものをなにもかも竜巻きに巻き上げられてしまって、新しい自分を見つけたフィリフヨンカの泣き笑いは、妙に迫るものがあります。
それから、「ニョロニョロのひみつ」。ニョロニョロも分からないけれど、ムーミンパパもやはり予測できない人物です。でも自由とか遠いところに憧れる気持ちは分かります。
つい笑ってしまったのは「もみの木」。冬には冬眠するムーミン一家はクリスマスというものを知らず、へムルに起こされてしまったので、なんとなく皆の言うようにクリスマスの支度をするのでした。プレゼントに「クリスマスさま」と書いたりして。
次は『ムーミンパパ海へいく』です。これまでのシリーズを通して読んでみて思うことは、ムーミンパパの動向が一番面白いということでしょうか。というわけで、次を読むのが楽しみです。
《内容》
すてきなムーミン一家を中心に、ムーミン谷にすんでいる個性豊かな仲間たちを紹介しましょう。
春のしらべ/ぞっとする話/この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ/世界でいちばんさいごのりゅう/しずかなのがすきなヘムレンさん/目に見えない子/ニョロニョロのひみつ/スニフとセドリックのこと/もみの木
《この一文》
”「チェーリオ。ムーミントロールに、ぼくからよろしくとつたえてください。ぼくは、ありったけ、生きるのをいそがなくちゃならないんです。もうずいぶん時間をむだにしちまったもんでね。」
それっきり、ティーティ=ウーはいってしまいました。
「春のしらべ」より ”
今回は短編集でした。
物語は相変らずムーミン谷を舞台としているのですが、ここに収められているお話は割と大人向きであるような感じがしました。と言うよりも、大人が読んでも十分に読みごたえがあると言うべきでしょうか。これまでのシリーズでも一貫として掲げられている「誰でも自由に生きていいはずだ」というようなメッセージが、この短編集でも強く感じられます。
なかでも印象的だったのは、フィリフヨンカのお話。もの凄く迫力がありました。すこし恐ろしいくらいの迫力です。大切にしていたものをなにもかも竜巻きに巻き上げられてしまって、新しい自分を見つけたフィリフヨンカの泣き笑いは、妙に迫るものがあります。
それから、「ニョロニョロのひみつ」。ニョロニョロも分からないけれど、ムーミンパパもやはり予測できない人物です。でも自由とか遠いところに憧れる気持ちは分かります。
つい笑ってしまったのは「もみの木」。冬には冬眠するムーミン一家はクリスマスというものを知らず、へムルに起こされてしまったので、なんとなく皆の言うようにクリスマスの支度をするのでした。プレゼントに「クリスマスさま」と書いたりして。
次は『ムーミンパパ海へいく』です。これまでのシリーズを通して読んでみて思うことは、ムーミンパパの動向が一番面白いということでしょうか。というわけで、次を読むのが楽しみです。
もうじき(たぶん数時間後には)公開しますので…(汗)
私が見た時は、普通にTBされてました☆