ぼちぼち3代目フィットの実車を公道で見かけるようになってきた。ガラッとデザインが変わって、どうかなあと思っていたけど、慣れると顔はかっこよく見えてきた。しかし、後ろ足は、まだなんとなく頼りなく見える。リアタイヤが小さく見えるのである。
コンパクトカーは小さめのタイヤを履いているので、衝突安全性のためショルダーラインが上がった最近のデザインでは、リアのタイヤハウスが小さくて、窓までの空間が間延びしてしまうのだ。
フィット3は、まだなんとかなっているが、フロントのタイヤハウス上端とボンネット上端までの距離がありすぎると、これもかっこよくなくなる。駆動方式がFFだと、トラクションを稼ぐ関係でエンジンをフロントの車軸より前に置く必要があるので、エンジンの高さのぶん、ボンネットが高くなってしまう。
(1)の線が長いとかっこ悪い。
フィット3は、(2)の部分が間延びしてると感じる。
このように、車の格好の良し悪しには、タイヤハウスの大きさ=タイヤのサイズが重要なポイントになっている・・・と、僕は思う。
僕の認識では、タイヤのサイズは大まかに4つしかない。1つは軽自動車のサイズ。燃費のために細く、外径ももちろん小さい。車重は意外に軽くないので、もうちょっと太くてもいいと思うが、今の軽自動車のタイヤはほとんど細い。
2つめはコンパクトカーのサイズ。これも格好よさから言うと細いと思うが、太いとフロントタイヤの舵角が取れなくて、コンパクトカーなのに小回りが利かなくなってしまうので、これはこれで仕方ない。前述のように、タイヤハウスが小さいので、ボンネットが厚くなったり、ショルダーラインが上がったりすると、間延びして格好が悪くなる。
3つめは普通のサイズ。もうちょっと大きかったらかっこいいのに、という感想を抱かないサイズ。太さも20センチ以上。イメージとしては、シビックからクラウンまで。ウチのストリームも、ここに入る。
4つ目は、一般人には関係ないデカいやつ。SUVやスーパーカーのタイヤ。多分色んなサイズがあるんだろうなあ、という程度の曖昧な認識。
ストリームは問題ないサイズのタイヤを履いてるのでいいんだけど、将来的にコンパクトカーに戻る可能性があるので、タイヤが大きく見えてかっこいいコンパクトカーはないものか、と最近よく考える。
分かりやすい所では、BMW MINIが、コンパクトカーの癖にでっかいタイヤを履いている。というか、NEW MINIのかっこよさの半分は、タイヤのデカさのおかげだと僕は確信している。
MINIのユーザーは最小旋回半径が大きいのを嘆くが、タイヤが太くてデカいからしょうがないのだ。ちなみにMINIはBMWに買収され、今はBMWのブランドの一つである。工場はイギリス国内のを使ってるようだが。
ボンネットが妙に高くて全体のデザインはイマイチだったけど、トヨタの初代ラクティスは、コンパクトカーにしては大径のタイヤを履いてると言われていた。CMのコピーも、高速移動ナントカで、走りを強調していた。
輸入車は、比較的幅広のタイヤを履いていると思っていたが、先日、出先の駐車場で隣に停まっていたアウディA1のタイヤは、妙に小さく見えた。
しかし、普通サイズのはずのプリウスのタイヤは、ウチのストリームより小さく見える。
そろそろ、タイヤのサイズについて徹底的に調べなくてはならないと僕は思った。タイヤのサイズの表記は、幅と偏平率とホイール径だけで、外径(全体の大きさ)がない。外径はおおまかに4つに分けて考えていたが、本当はもっと細かいんじゃなかろうか。
で、調べてみたんだけど、思っていた以上に細かかった。というか、すべてのタイヤサイズ表記に、それぞれ外径が決まっていた。外径のサイズは無数にあると言ってよい状態だった。
・ ・ ・ ・ ・
まずは現在の愛車、ホンダ・ストリームRSZだ。僕の感覚では、このサイズが基準になる。太さはそれほどでもないのだが、外径は結構大きいほうだった。
ホンダ・ストリームRSZ
205/55R17 : 657mm
一応見方を説明すると、「幅(ミリ)/偏平率(%)R ホイール径(インチ):外径」である。偏平率は幅に対する高さの比率で、数字が小さいほど平べったくて薄いタイヤになる。外径は僕が追加した数値で、普通は記載されない。
小さいなあと思っていた初代フィットは、数字だけ見れば案外大きかった。
ホンダ・フィットA(初代)
185/55R16 : 610mm
思った通り(?)フィット3は初代よりちょっと小さかった。
ホンダ・フィット・ハイブリッド(3代目)
185/60R15 : 603mm
昔のクルマは走り系のでもタイヤが小さいイメージがある。幅の広さはさすがだが。
ホンダ・インテグラ・タイプR(DC2)
215/45R16 : 600mm
フィット系でもSUVだからヴェゼルはデカい。
ヴェゼルハイブリッド
215/60R16 : 664mm
軽自動車は、やっぱり小さい。
ホンダ・N ONEプレミアム
155/65R14 : 557mm
スポーツカーの割に大人しいサイズなのは、やはりハイブリッドだからか。
ホンダ・CR-Z
205/45R17 : 616mm
アクアはボンネットも屋根も低いのでタイヤが大きく見えるが、実際には普通のコンパクトカーサイズだった。
トヨタ・アクア
175/65R15 : 609mm
やはりプリウスはストリームよりは小さかった。こんなに幅広で偏平だったら燃費悪そうだけど。
トヨタ・プリウス・ツーリングセレクション
215/45R17 : 625mm
一応日本のセダン代表として調べてみた。ストリームとほとんど同じなんだな。
トヨタ・クラウンアスリート
225/45R18 : 660mm
小さくはないけど大きくもなかったハチロク。スポーツカーらしく太いけど。
トヨタ・86
215/45R17 : 625mm
横に並ぶとランクルはすげーデカいからね。タイヤもやはりでっかい。燃費悪そう。ていうか、これだとタイヤが高価だよね。消耗品なのに。
トヨタ・ランドクルーザー
285/50R20 : 793mm
気になるラクティス。やっぱりちょっとだけ大きかった。
トヨタ・ラクティス(初代も同じ)
175/60R16 : 616mm
ミニは、やはり大きかった。が、予想してたほどではなかった…。
BMWミニ・クーパーS
195/55R16 : 621mm
一番下の「ONE」はフィットと同じくらいだったのが意外。ONEでも大きく見えるのは、ボンネットが低いからか。さすがBMW。
BMWミニ・ONE
175/65R15 : 609mm
僕の目に狂いはなかった。A1は小さかった。
アウディA1 S-Lineパッケージ
215/40R17 : 604mm
ポロでも省燃費タイプは国産のコンパクトカーサイズだった。
フォルクスワーゲン・ポロTSIブルーモーション
185/60R15 : 603mm
ポロでも最強グレードGTIはさすがに偏平で太かった。ていうか兄弟車アウディA1と同じ。
フォルクスワーゲン・ポロGTI
215/40R17 : 604mm
ボンネットの低さを説明するために、新しい4シリーズも調べてみた。後輪駆動にこだわるBMWはエンジンを極限まで後ろに配置するので、ボンネットが低いのだ。が、新3シリーズがボンネット厚くなってしまったので、3シリーズがベースの4シリーズも、それほどでもないという。
BMW 435iクーペ
225/45R18 : 660mm
世界中のセダンの頂点に立つと思われるSクラスのAMGも調べてみた。前タイヤと後タイヤでサイズが違うので面倒くさかった。
メルセデス・ベンツ S63 AMG
前 255/45R19 : 712mm
後 285/40R19 : 711mm
参考までにスーパーカーも調べてみた。アホみたいに大きくはなかったが、滅茶苦茶太くて薄かった。偏平率30って一体。
ポルシェ911カレラS
前:245/35R20 : 680mm
後:295/30R20 : 685mm
・ ・ ・ ・ ・
手前味噌だが、ストリームのタイヤが意外に大きくてびっくりした。4シリーズとほとんど同じだったとは。ストリームは格好いいと僕は思っているが、タイヤの大きさが効いてるのかもしれない。
いろんなサイトの表やプログラムを利用させてもらったが、最終的にはここのが使いやすかった。
オートウェイ「外径計算機」
http://www.autoway.jp/how-to-choose/inch-caliculator/
コンパクトカーは小さめのタイヤを履いているので、衝突安全性のためショルダーラインが上がった最近のデザインでは、リアのタイヤハウスが小さくて、窓までの空間が間延びしてしまうのだ。
フィット3は、まだなんとかなっているが、フロントのタイヤハウス上端とボンネット上端までの距離がありすぎると、これもかっこよくなくなる。駆動方式がFFだと、トラクションを稼ぐ関係でエンジンをフロントの車軸より前に置く必要があるので、エンジンの高さのぶん、ボンネットが高くなってしまう。
(1)の線が長いとかっこ悪い。
フィット3は、(2)の部分が間延びしてると感じる。
このように、車の格好の良し悪しには、タイヤハウスの大きさ=タイヤのサイズが重要なポイントになっている・・・と、僕は思う。
僕の認識では、タイヤのサイズは大まかに4つしかない。1つは軽自動車のサイズ。燃費のために細く、外径ももちろん小さい。車重は意外に軽くないので、もうちょっと太くてもいいと思うが、今の軽自動車のタイヤはほとんど細い。
2つめはコンパクトカーのサイズ。これも格好よさから言うと細いと思うが、太いとフロントタイヤの舵角が取れなくて、コンパクトカーなのに小回りが利かなくなってしまうので、これはこれで仕方ない。前述のように、タイヤハウスが小さいので、ボンネットが厚くなったり、ショルダーラインが上がったりすると、間延びして格好が悪くなる。
3つめは普通のサイズ。もうちょっと大きかったらかっこいいのに、という感想を抱かないサイズ。太さも20センチ以上。イメージとしては、シビックからクラウンまで。ウチのストリームも、ここに入る。
4つ目は、一般人には関係ないデカいやつ。SUVやスーパーカーのタイヤ。多分色んなサイズがあるんだろうなあ、という程度の曖昧な認識。
ストリームは問題ないサイズのタイヤを履いてるのでいいんだけど、将来的にコンパクトカーに戻る可能性があるので、タイヤが大きく見えてかっこいいコンパクトカーはないものか、と最近よく考える。
分かりやすい所では、BMW MINIが、コンパクトカーの癖にでっかいタイヤを履いている。というか、NEW MINIのかっこよさの半分は、タイヤのデカさのおかげだと僕は確信している。
MINIのユーザーは最小旋回半径が大きいのを嘆くが、タイヤが太くてデカいからしょうがないのだ。ちなみにMINIはBMWに買収され、今はBMWのブランドの一つである。工場はイギリス国内のを使ってるようだが。
ボンネットが妙に高くて全体のデザインはイマイチだったけど、トヨタの初代ラクティスは、コンパクトカーにしては大径のタイヤを履いてると言われていた。CMのコピーも、高速移動ナントカで、走りを強調していた。
輸入車は、比較的幅広のタイヤを履いていると思っていたが、先日、出先の駐車場で隣に停まっていたアウディA1のタイヤは、妙に小さく見えた。
しかし、普通サイズのはずのプリウスのタイヤは、ウチのストリームより小さく見える。
そろそろ、タイヤのサイズについて徹底的に調べなくてはならないと僕は思った。タイヤのサイズの表記は、幅と偏平率とホイール径だけで、外径(全体の大きさ)がない。外径はおおまかに4つに分けて考えていたが、本当はもっと細かいんじゃなかろうか。
で、調べてみたんだけど、思っていた以上に細かかった。というか、すべてのタイヤサイズ表記に、それぞれ外径が決まっていた。外径のサイズは無数にあると言ってよい状態だった。
・ ・ ・ ・ ・
まずは現在の愛車、ホンダ・ストリームRSZだ。僕の感覚では、このサイズが基準になる。太さはそれほどでもないのだが、外径は結構大きいほうだった。
ホンダ・ストリームRSZ
205/55R17 : 657mm
一応見方を説明すると、「幅(ミリ)/偏平率(%)R ホイール径(インチ):外径」である。偏平率は幅に対する高さの比率で、数字が小さいほど平べったくて薄いタイヤになる。外径は僕が追加した数値で、普通は記載されない。
小さいなあと思っていた初代フィットは、数字だけ見れば案外大きかった。
ホンダ・フィットA(初代)
185/55R16 : 610mm
思った通り(?)フィット3は初代よりちょっと小さかった。
ホンダ・フィット・ハイブリッド(3代目)
185/60R15 : 603mm
昔のクルマは走り系のでもタイヤが小さいイメージがある。幅の広さはさすがだが。
ホンダ・インテグラ・タイプR(DC2)
215/45R16 : 600mm
フィット系でもSUVだからヴェゼルはデカい。
ヴェゼルハイブリッド
215/60R16 : 664mm
軽自動車は、やっぱり小さい。
ホンダ・N ONEプレミアム
155/65R14 : 557mm
スポーツカーの割に大人しいサイズなのは、やはりハイブリッドだからか。
ホンダ・CR-Z
205/45R17 : 616mm
アクアはボンネットも屋根も低いのでタイヤが大きく見えるが、実際には普通のコンパクトカーサイズだった。
トヨタ・アクア
175/65R15 : 609mm
やはりプリウスはストリームよりは小さかった。こんなに幅広で偏平だったら燃費悪そうだけど。
トヨタ・プリウス・ツーリングセレクション
215/45R17 : 625mm
一応日本のセダン代表として調べてみた。ストリームとほとんど同じなんだな。
トヨタ・クラウンアスリート
225/45R18 : 660mm
小さくはないけど大きくもなかったハチロク。スポーツカーらしく太いけど。
トヨタ・86
215/45R17 : 625mm
横に並ぶとランクルはすげーデカいからね。タイヤもやはりでっかい。燃費悪そう。ていうか、これだとタイヤが高価だよね。消耗品なのに。
トヨタ・ランドクルーザー
285/50R20 : 793mm
気になるラクティス。やっぱりちょっとだけ大きかった。
トヨタ・ラクティス(初代も同じ)
175/60R16 : 616mm
ミニは、やはり大きかった。が、予想してたほどではなかった…。
BMWミニ・クーパーS
195/55R16 : 621mm
一番下の「ONE」はフィットと同じくらいだったのが意外。ONEでも大きく見えるのは、ボンネットが低いからか。さすがBMW。
BMWミニ・ONE
175/65R15 : 609mm
僕の目に狂いはなかった。A1は小さかった。
アウディA1 S-Lineパッケージ
215/40R17 : 604mm
ポロでも省燃費タイプは国産のコンパクトカーサイズだった。
フォルクスワーゲン・ポロTSIブルーモーション
185/60R15 : 603mm
ポロでも最強グレードGTIはさすがに偏平で太かった。ていうか兄弟車アウディA1と同じ。
フォルクスワーゲン・ポロGTI
215/40R17 : 604mm
ボンネットの低さを説明するために、新しい4シリーズも調べてみた。後輪駆動にこだわるBMWはエンジンを極限まで後ろに配置するので、ボンネットが低いのだ。が、新3シリーズがボンネット厚くなってしまったので、3シリーズがベースの4シリーズも、それほどでもないという。
BMW 435iクーペ
225/45R18 : 660mm
世界中のセダンの頂点に立つと思われるSクラスのAMGも調べてみた。前タイヤと後タイヤでサイズが違うので面倒くさかった。
メルセデス・ベンツ S63 AMG
前 255/45R19 : 712mm
後 285/40R19 : 711mm
参考までにスーパーカーも調べてみた。アホみたいに大きくはなかったが、滅茶苦茶太くて薄かった。偏平率30って一体。
ポルシェ911カレラS
前:245/35R20 : 680mm
後:295/30R20 : 685mm
・ ・ ・ ・ ・
手前味噌だが、ストリームのタイヤが意外に大きくてびっくりした。4シリーズとほとんど同じだったとは。ストリームは格好いいと僕は思っているが、タイヤの大きさが効いてるのかもしれない。
いろんなサイトの表やプログラムを利用させてもらったが、最終的にはここのが使いやすかった。
オートウェイ「外径計算機」
http://www.autoway.jp/how-to-choose/inch-caliculator/