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放射性物質の拡散試算公表 過去と今後のデータも

2011年04月25日 23時18分30秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

2011年4月25日 21時08分

 福島第1原発事故で、政府と東京電力の事故対策統合本部は25日、放射性物質の拡散を予 測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算図を今後すべて公表する方針を表明した。事故後に2千枚以上の試算図が作 成されたが、公表されたのは2枚だけだったとして、政府の情報公開の在り方が問題視されていた。原子力安全委員会は25日、3月12日から4月24日まで の周辺地域での累積放射線量について、3枚目の試算図を公表した。安全委によると、事故が起きた3月11日から毎時間の放射性物質の拡散予測図について、 過去の分に加えて今後の分も更新していく。1時間にわたってヨウ素1ベクレルが放出されたと仮定し、大気中でどのように広がるか示す。毎時間の風向きを示 す図なども公開する。累積の放射線量は随時公開するという。