All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

イージス艦を家宅捜索 業過往来危険の疑いで [ 02月19日 18時47分 ]共同通信

2008年02月19日 20時42分16秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
海上自衛隊横須賀基地に入港するイージス護衛艦「あたご」=19日午後4時52分、神奈川県横須賀市

千葉県・野島崎沖で起きた海上自衛隊の最新鋭イージス護衛艦「あたご」(艦長・船渡健1等海佐、7750トン)と漁船「清徳丸」(7・3トン)の衝突事故で、横須賀海上保安部は19日夕、業務上過失往来危険容疑で、海上自衛隊横須賀基地に接岸したあたご艦内を家宅捜索した。船渡艦長ら関係者からも事情を聴き、事故原因などの特定を急ぐ。日米安保体制の「最高機密」とされるイージス艦への強制捜査は極めて異例。

ギョーザ事件余波 食料自給率の低さに一石

2008年02月19日 20時33分47秒 | 歩く印象派
配信元:産経新聞
16:18更新


 中国製ギョーザ中毒事件が沈静化しない。その余波は各方面に及び、とりわけ、日本の食料自給率の低さに一石を投じた。

 農水省によると、昭和40年に70%台(カロリーベース)だった自給率は年々低下。平成18年度は39%と40%を割り込んだ。原因としては、食生活の欧米化で自給可能な米の消費が減ったことや、都市部への人口流出による農村の高齢化、農業の担い手不足などがあげられる。

 自給率向上のため、政府は「地産地消」を奨励、コメを中心とした日本型食生活の普及に努めてきた。だが、昭和30年代に始まった「国際分業論」という名の工業重視・食料自給軽視策のツケは重い。ひとの嗜好(しこう)などはそう簡単に変えられるものではなく、長年、打撃を加えられ続けてきた農村の生産性を上げることはもっと困難だ。

 極端な話、食料の輸入禁止という荒療治でも施さない限り、自給率が飛躍的に上がることはないだろう。

 同じ島国の英国は、20世紀初めごろまで、自由貿易政策の下、食料の多くを輸入に頼っていたが、2度にわたる世界大戦で深刻な食料危機に見舞われ、戦後、自給率を上げるための政策を推進。約50年前、40%前後だった自給率は最近70%台にまで回復した。

 人間が生きるために不可欠な食料を他国に依存することがいかに危険か。「食の安全」という面だけでなく、そんな観点の議論も必要だ。
(総合編集部 古野英明)

イージス艦と漁船衝突 乗組員の安否不明 千葉房総沖

2008年02月19日 07時16分50秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
写真:イージス艦「あたご」と衝突し、海上に浮かぶ「清徳丸」(手前)の船首部分(千葉県・野島崎沖で、読売ヘリから)

2008年02月19日06時50分朝日COM

 防衛省に入った連絡によると、19日午前4時すぎ、千葉県房総沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船が衝突した。漁船の乗組員の安否などは不明。

>だそうだ。

>【続報】父子2人が行方不明

2008年02月19日07時59分

 19日午前4時7分ごろ、千葉県南房総市の野島崎の南南西約40キロの太平洋で、海上自衛隊のイージス護衛艦あたご(艦長・舩渡健一等海佐)が、千葉県勝浦市の新勝浦市漁協所属の漁船「清徳丸」と衝突した。清徳丸は現場で沈没、乗り組んでいた同市川津の吉清治夫さん(58)と、長男哲大(てつひろ)さん(23)が行方不明となっており、第3管区海上保安本部や海自の艦船、ヘリコプターが現場を捜索している。

 3管や海自によると、午前4時20分ごろ、あたごから3管に「漁船と衝突した。漁船が二つに割れた」と連絡があり、清徳丸はその後、沈没した。あたごの乗組員がボートで付近を捜索したが、吉清さんらの姿は見あたらなかったという。

 海自によると、あたごは海自5隻目のイージス護衛艦。基準排水量7750トンで、長さ165メートル、幅21メートル。07年3月に就役し、京都の海自舞鶴基地にある第3護衛隊群第63護衛隊の所属で、米ハワイでの派遣訓練を終え、神奈川県横須賀市の海自横須賀基地に向かう途中だったという。

 3管によると、事故当時、現場海域の天気は曇りで、視界は良好だった。北北東の風約7メートルが吹いており、波の高さは0・5メートルだったという。

 事故を受け、海上自衛隊の吉川栄治海上幕僚長は「このような事故を起こし、誠に遺憾であり、国民のみなさまに深くおわび申し上げます。漁船乗員の捜索に全力を尽くしてまいります」というコメントを出した。


仲間の無事を祈る地元=イージス艦衝突
イージス艦と衝突した「清徳丸」の吉清治夫さんらの無事を祈り、漁港の近くで待つ地元の人たち。漁船が所属する漁協の参事は「乗組員2人の安否を一番に知りたい」と不安げな表情(19日午前、千葉県勝浦市) 【時事通信社】