映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

アンタッチャブルズ  DE L'AUTRE COTE DU PERIPH

2013-08-18 | 映画 あ行
最強のふたり」で一気に注目を浴びたオマール・シーが主演のってことで、即、レンタル決定。
しかし…このタイトル。そもそも「最強のふたり」の原題が「INTOUCHABLES」で、
英語読みなら「アンタッチャブルズ」。本作の原題は「DE L'AUTRE COTE DU PERIPH」で
英語の題名が「ON THE OTHER SIDE OF THE FREEWAY」で「道路の向こう側」のような意味でしょうか。
何だかややこしいなぁ~。
「最強のふたり」同様、全く異なる環境、価値観を持った二人の警官が、ある事件をきっかけに
ぶつかりながら、心ならずも「相棒」として巨悪に立ち向かう痛快アクション・コメディーです


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      ア ン タ ッ チ ャ ブ ル ズ
            DE L'AUTRE COTE DU PERIPH

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 <ストーリー >
パリ郊外、治安の悪いボビニー市の集合住宅地で女性の死体が発見される。
被害者は大企業の社長ジャン=エリック・シャリニの妻。ボビニー市警経済課のウスマンは、
半年以上前から国外逃亡が囁かれている大物がボビニーの闇賭博場に出没しているという情報を得て
張り込み中。被害者の女性も闇賭博場に出入りしていたという情報から、パリ警視庁殺人課のエリート
フランソワ・モンジュに捜査協力するよう押しかける。追っている事件も管轄も違うふたりだったが、
交錯する事件捜査を通して反発しながらも、相棒として協力するようになり・・・。

         
ハリウッド映画ほどの派手なぶっ壊しカーチェイスじゃないけれど、非常に面白かったです。
治安の悪いボビニー出身のシングルファーザーのウスマンと
現場に出ず、コネでエリート街道まっしぐらのフランソワ。
地道に昇進試験の勉強に励み子供にも気を配るウスマンと、
女にだらしなく、ごますりに余念がないフランソワ。
ウスマンが刑事映画をコレクションしていて「ビバリー・ヒルズ・コップ」のアクセル・フォーリー好き
ってのがおかし~い。

両極端のふたりが互いをからかいながら、互いに影響されて助け合う仲になっていく凸凹コンビぶりが
フランスで大ヒットだったみたいだし、きっと続編ができるでしょうね。
次回はパリを舞台に二人の活躍が見たいもんです。

オマール・シーはとってもチャーミングな役者さんです。
来年公開予定の「X-MEN:Days of Future Past」に出演しているようでハリウッドデビューですね。
楽しみ~。
          
相棒役のローラン・ラフィットはちょっと、ほんのちょっとヒュー・グラントに似ています。
最初はなんで主役?なんて思っていたのに、次第にカッコ良く見えてくるから不思議です。
役者よのぉ~。




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 ***** 見た 映画 *****

 8月18日 「ジャックと天空の巨人」 DVD

       「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」DVD ジャン・レノ主演 

       「アンタッチャブルズ DE L'AUTRE COTE DU PERIPH」DVD

アンコール!!  SONG FOR MARION

2013-07-16 | 映画 あ行
テレンス・スタンプはいい感じに枯れましたね~。
イエスマン」の教祖様、「ウォンテッド」「ゲット スマート」など、ダンディーになったな~っと
思っていましたが、本作でも頑固だけれど妻を愛す素敵なおじいちゃんぶり。
本作では歌にも挑戦 ボイストレーニングをお受けになったようです。

           テレンス、強面~。

そんなダンディーなテレンスの妻役は、年老いても美しいヴァネッサ・レッドクレープ。
ジュリエットからの手紙」での綺麗な白髪をバッサリ切り、化粧っ気なしのすっぴん?で通しておられます。
なかなか勇気のいることです。世間にスッピン曝すなんて…朝のゴミ捨てを出遅れた時くらいですが、
こういう時に限ってご近所さんにバッタリ会ったりするのよねぇ


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           ア ン コ ー ル !!

                 SONG FOR MARION

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 < ストーリー >
寡黙で見るからにとっつきにくい頑固じいさんアーサーと、明るく誰からも愛される妻マリオンは
仲睦まじい老夫婦。マリオンが所属する合唱団「年金ズ」が国際コンクール出場に向け練習に励む中、
マリオンのガンが再発。残る命を燃やして、アーサーに向けソロで愛の歌を歌い上げるマリオン。
突然訪れた彼女の死を受け入れられずふさぎ込んでいたアーサーだが、次第に心を開き、
「年金ズ」に加わり本大会に臨むことになる。
ところが、ヘビメタやパンクの選曲に出場を断られ・・・。


泣きました。
久々に映画館で泣きました。
父が亡くなり一人になった母を目の当たりにしているせいか、
マリオンを亡くした後のアーサーの心情を思うと必要以上に感情移入してしまいました。

本当は優しく思いやりがあるのに表現の下手な頑固じいさんアーサーと、
明るく誰からも愛される妻マリオン。
対照的な二人ですが、互いを深く愛し、思いやっている姿が素敵です。
死期を知り、思いを歌に託すマリオン

       
             息子のジェームズと孫のジェニファー

マリオン亡き後、合唱団の指導者エリザベスや息子ジェームズとの関わりを通して
不器用ながらもマリオンの死を受け入れようと努力するアーサーの姿に

     合唱団の指導者エリザベス
            

そしてクライマックスのコンク~ル!
すったもんだの後、マリオンへの想いを歌いあげるアーサー
やっぱりタイトルは原題通り「SONG FOR MARION マリオンに捧ぐ」がいいんじゃないかな?

久々の映画館鑑賞、ユーモアあふれ、心にじわぁ~っとくるいい作品でした。





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 ***** 見た 映画 *****

 7月13日 「人生、ブラボー!」 DVD

       「へルタースケルター」 DVD 沢尻エリカ主演






END OF THE WORLD 2012 

2013-07-13 | 映画 あ行
「END OF THE WORLD 世界の終り」。
何ともショッキングなタイトル~ 

でも…主演は私の好きなスティーブ・カレルとキーラ・ナイトレイです。
この二人の出演で、
「アルマゲドン」みたいに地球を救うマッチョなおじさんストーリーとか、
人類の命運を託され、雄々しく戦う女性の物語、な~んてことにはなるはずもなく、
惑星の衝突を回避できなかった人類が、なすすべなく最期の時を迎えるというドラマです。
もしそんなことが起こったら・・・最期に何をするかしら?

原題は「Seeking a Friend for the End of the World」。
「地球滅亡にむけて、最期の時を過ごす友を探す」って感じでしょうか。

このタイトルで思い出した曲「The end of the world」。
こちらは「あなたに別れを告げられて、まるでこの世の終わりだわ」と歌う失恋の曲です。



    カーペンターズ、カレンさんの声はいいね~


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             END OF THE WORLD

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 < ストーリー >
地球に惑星が急接近し、まもなく人類が滅亡することが判明。
そんな中、妻に置き去りにされたドッジは、ふとしたきっかけで隣に住むペニーと仲良くなる。
やがてふたりは、ドッジの高校時代の恋人オリビアに会いに行くため一緒に旅に出る。

       
                      
この世の終わりとなった時、人はいったいどんな行動を取り、どんな最期をむかえるのか?
やけになる者、
思い切った行動に出る者、
ここぞとばかりに暴れ、暴動を起こす者、
何とかして生き残ろうと準備に勤しむ者、
パーティーを開いてバカ騒ぎをする者、
頑固なまでに今までと同じ生活を続ける者などなど。

ひょんなことから出会ったふたり。
旅を通してお互いを知り、心を通わせ、相手の役に立とうと行動する姿が切ない。

残された時間があと2週間と宣告されたら…?
時間が如何に貴重であったのるかということを切実に感じ、
あれも、これもやっておけば良かったーっと無為に過ごした時間を後悔するのかなぁ?
無くなって初めて気が付くんだよねー。

あなたなら、誰とどんな時を過ごすでしょうか?

一風変わった、ヒューマンなストーリーでした。
本作のスティーブ・カレルは笑いを封印し、真面目で物静かな優しい人を演じてます



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 ***** 見た 映画 *****

 7月 9日 「END OF THE WORLD」DVD

 7月10日 「アンコール!」@TOHOシネマズ海老名

あの日 あの時 愛の記憶

2013-06-07 | 映画 あ行
2011年に公開されたドイツ映画です。
原題は「 Die verlorene Zeit」で「失われた時間」という意味のようです。
英語のタイトルは「Remembrance」「追想、思い出」です。

イタリア映画「ひまわり」やフランス映画「シェルブールの雨傘」など、戦争で引き裂かれた
恋人や夫婦の切なく、やるせない、哀しい物語が映画になりました。
両作品とも主題歌がいいですよね。特にヘンリー・マンシーニの「ひまわり」は曲を聞くだけで
ソフィア・ローレンの悲しい表情と一面のひまわり畑を思い出し、涙ぐみそうになります
日本でも恋人が戦死した聞かされ別の人と結婚し幸せに暮らしているところに
恋人が復員して…というドラマを子供の頃見た記憶ががあります。

本作はユダヤ人の少女とポーランド人のレジスタンスの青年が、囚人として収容所で出会い、
恋に落ち、脱走後離れ離れになり、互いに相手が死んだと聞かされ別々の道を歩み、
30数年の後消息を知るというストーリーです。
どうも実話を基にした映画のようです


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        あの日 あの時 愛の記憶

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 < ストーリー >
1976年、ニューヨーク。ハンナは、優しい夫と娘に恵まれ、幸せな日々を過ごしていた。
ある日、出先で何げなく目にした店のテレビから流れてきた声に息を飲む。画面には死んだと
思っていたかつての恋人トマシュの面影を見て、封じ込めていた記憶が蘇り、茫然となる。
1944年、ポーランドの強制収容所で出会い、恋に落ちたふたり。トマシュはレジスタンス仲間に
収容所の実態を写したフィルムを届ける任務を受け、ハンナを連れて脱走する。
結婚を誓うふたりだったが、戦争と終戦後の混乱の中、生き別れになってしまう。
その後ハンナアメリカに渡り、赤十字にトマシュの捜索を依頼するが推定死亡の報を受ける。
テレビの人物がトマシュだと確信したハンナは、赤十字社へ再調査を依頼し、消息を知るが……。

      

世界中にネットが普及し、誰もが携帯電話を持つ昨今、
すれ違いでいつまでたっても会えない「君の名は」のふたりのような状況はもう起こらないし、
SNSなどネットを駆使して真剣に探せば長年あっていない人につながる可能性は高いでしょう。
社会の変化によって、かつて多くの人の涙を搾りドキドキさせた別れ別れの切ないドラマは
成立しなくなってしまいましたね。それはそれで、思いもよらなかったような設定に基づいた
新たなドラマが生まれるのでしょうね。
 
明日をも知れぬ強制収容所という過酷な環境の中だからこそ、激しく燃える恋。
脱出後、レジスタンスの任務でハンナのもとを去るトマシュ。
必ず戻って来るという言葉を信じ、待ち続けるハンナ。

ポーランドは近隣の国々に分割統治されたり、地図から消えてしまったりと
大国に挟まれ過酷な歴史を持つ国ということは知っていたけれど・・・
終戦後はドイツ軍に代わってソビエト軍がポーランドを支配し、レジスタンスは逮捕連行されたようです。
互いに死んだと聞かされ別々の道を歩んできたふたり。

トマシュの生存を知り狼狽え、今の家族に打ち明けられず悩むハンナ。
ハンナの様子からすべてを察し優しく寄り添う夫。
いやぁ~、今の夫もいい人なのよ
そして…ポーランドへ旅立つハンナ。
おぉーーー、この後どうなるの~?!っと乗り出したところで THE END。

過去の出会いと別れ、そして現在のハンナの生活と、トマシェの消息を知ってからの狼狽、
その後葛藤の後、夫の後押しで会うことを決心し彼の住む町に降り立つハンナしか描かれません。

彼女がどういう経緯でアメリカに渡り、今の家庭を築いたのか?
身籠っていた子供はどうなったのか?
非常に気になる~ところではありますが「皆まで言うな」というスタンス。
ドキュメンタリーじゃないんだから、ドラマだからとは思いますが、
全てつまびらかになるドラマに馴れすぎてしまっているのかもしれません。
余韻に浸り、想像力を働かせるのも一興。
それがまた、見る人の想像力をかきたて、味わい深いドラマになっている気がします。




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恋するローマ、元カレ元カノ

2013-05-13 | 映画 あ行
以前アップしたフランス映画「理想の出産」で主人公バルバラが母親とお茶するシーンで
使っていたのは南部鉄瓶。
本作では、妻を事故で亡くした男と妻の友人が話をするシーンでテーブルにのっていたのは
日本の急須です。
ちょっと前まで、映画の中で日本がらみのシーンといえば寿司バーに行くということが多かったですが、
家でお茶を飲むというごく日常的な場面で日本の物が小道具として使われるようになってきたのですね。
カラフルな南部鉄瓶が海外で人気と聞いたことがありますが、フランスの家庭で
お茶を入れるのに普通に使われるほど浸透しているのでしょうか?
フランスではお弁当箱も人気があるらしいですから、そのうちランチのシーンで弁当箱が登場するかも?

DVDパッケージに「イタリア版 ラブ・アクチュアリー」とあるように、
何組かのカップルが交錯するラブストーリーです。


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    恋 す る ロ ー マ、元カレ 元カノ

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 < ストーリー >
離婚後、独身生活を謳歌する大学教授セルジュは元妻の事故死の報を受け娘2人を引き取る。
パーティの最中、ゲストの前で激しいケンカを繰り広げる熟年夫婦ルカとロレダーナ。
離婚調停の場で、子供の養育権を押し付け合う夫婦。
挙式予定の教会で神父となった元カレに再会し、動揺する花嫁エリザ。
彼女の転勤によりパリとオーストラリアに離れ離れとなり不安になるマルクとジュリア。
付き合っている彼女の元カレに別れるよう執拗にストーカーされるパオロ。
それぞれのカップルに訪れる波乱の事態に、一体彼らはどうするの?


イタリア映画、結構好きです。
ラテン系のノリに関西人の血が騒ぐのかも?

バツイチのセルジュを演じる役者さん。
どこかで見たと思ったら「人生、ここにあり!」で主役を務めたクラウディオ・ビジオさんでした。

登場する6組のカップル。
それぞれのエピソードが進行する中、
友人だったり、親子だったりとエピソードをまたいで繋がりがあるのです。
他人の状況には冷静にアドバイスできるのに、自分のことには少々…いや、かなりパニック~!!
修復は無理でしょ?と思った夫婦がすっかり仲直りしたり、
長年の誤解が解け癒されたり、
恋多き女性に振り回される男性2人の思わぬ結末などなど。

大喧嘩をして思いの丈をぶちまけるのはやっぱりイタリアかな~?という気がしますが、
「雨降って地固まる」。波乱の後にはハッピー!エンディング
気を揉んであれこれ悩むより、行動を起こして思いを伝えた方がうまくいくよねっと
思わせてくれる楽しいラブコメでした。




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 ***** 見た 映画 *****

 5月12日 「ダークマン 1990」光TV  サム・ライミ監督、リーアム・ニーソン主演
          まるでアメコミの様なサム・ライミ原案の科学者による復讐劇
          リーアム・ニーソンが若くてハンサム~。 

オズ はじまりの戦い OZ

2013-04-11 | 映画 あ行
公開から1ヶ月、もうそろそろ終わってしまうんじゃないかと気になっていたのですが
なかなかタイミングが合わず、やっと見てきました。
やっぱり3Dで、字幕版で見たいよねぇ~、というわけで109シネマズへGO~!
でも・・・109の3Dメガネは重い重いのよ~。
クリップタイプのマイメガネが使えるTOHOシネマズは吹き替え版しかないんです。
唯でさえ重いのに、近視メガネの上に3Dメガネなのでうっとおしいたらないわ~
何とかならんか~!

 
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        オ  ズ  は じ ま り の 戦 い

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 < ストーリー >
カンザス州のサーカス一座の若きマジシャン、オズは、いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。
ある日、竜巻に飛ばされて魔法の国オズに迷い込む。
その名前で、伝説の偉大な魔法使いと勘違いされたオズは、東の魔女エヴァノラから
国を支配する邪悪な魔女を倒してほしいと頼まれる。救世主として崇められてしまったオズは、
財宝と名声を得ることを引き換えに魔女退治の冒険に出るが・・・。


オープニングの紙芝居の様な奥行ある白黒画面が、これから始まるファンタジーの世界へと
誘ってくれます。ワクワク~。
ヒューゴの不思議な発明」のジョルジュ・メリエスの映像を思い出しました。
白黒の3Dもなかなか素敵です。

そして・・・気球が竜巻に巻き込まれオズの魔法の国に入ると、一気にカラーの世界へ。
昔の映画のコピーに使われていた「総天然色」って言葉がピッタリするような
色鮮やかな世界です 
  
ストーリーはドロシーがオズの魔法の国に行くずっと前、
「オズの魔法使い」に登場する「偉大なる魔法使いオズ」はどのようにして生まれたか?

『ドロシーが知恵の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンとともに願いをかなえてもらおうとエメラルドシティーのオズを訪ねるが、「偉大な魔法使いオズ」は実は単なるマジシャンのおじいさんで、旅の途中で自ら知恵と心、勇気を手に入れていた』という元々のお話に登場するあのマジシャン・オズの若き日の物語。

若き日のオズは、女たらしで野心に満ちた自分勝手な若者です。
そんなオズが魔法の国での出会いや経験を通して成長していく物語。
最後のバトルシーンで使うからくりもメリエスっほいなぁ。
旅の最後にオズが身に付けていたのは? ええ話やなぁ~!

元の話とうまくシンクロしつつ、
美しい3Dのマジックキングダムの映像と相まって
ディズニーランドで童心に返って楽しむように、誰もが楽しめるエンターテインメント映画です。
ディズニーランドに「オズの魔法の国」なんてアトラクションができるといいな~。

ビックリするような展開は無かったけれど、
予想通り裏切られることのないディズニー映画 by サム・ライミ監督です。


ジェームズ・フランコはとってもハンサムなんだけれど・・・、
相好を崩して笑うと、優しい顔→ちょっと間抜け顔になっちゃうのよね~。
キリリとしたお顔は素敵 

3人の魔女を演じるレイチェル・ワイス、ミッシェル・ウイリアムズ、ミラ・クニス。
衣装もゴージャスで、3人ともお美しいわ。
 東の魔女レイチェル・ワイス
            
                                  南の魔女ミッシェル・ウイリアムズ



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 ***** 見た 映画 *****

 4月 9日 「恋するローマ、元カレ元カノ」 DVD イタリア映画

 4月10日 「オズ はじまりの戦い OZ」 @109シネマズMM横浜

        「君と歩く世界」 @109シネマズMM横浜  フランス映画 


 


アンナ・カレーニナ

2013-03-19 | 映画 あ行
本作は飛行機の中で鑑賞しました。

旧式の機種で、一斉上映システムだと知らず最初に「リンカーン」を選択したのですが、
画像のトーンが暗い上に、時々映像がぶれたりと鑑賞に堪え難いレベルだったので、
「アンナ・カレーニナ」に変更。最初から見るにはどうするのかしら?とあれこれボタンを
押していたら「システムの不備により最初から上映しなおします」のアナウンスで最初から
見ることが出来ましたが、本作は日本語字幕なし。
まぁ、トルストイ不朽の名作でストーリーはだいたいわかっているので大丈夫っしょ。
ただ…豪華なセッティングや衣装を、機内の小さなモニターで鑑賞というのが残念でした。

日本での公開は今月29日からです。


     ****  ***  ***  ***  *****

            ア ン ナ ・ カ レ ー ニ ナ  

     *****  ***  ****  ***  *** 


 < ストーリー >
19世紀、華やかなロシアの社交界。
政府高官カレーニンの妻で、社交界の華アンナは、兄夫婦を訪ねてモスクワへ赴く。
そこで青年将校ヴロンスキーと運命的な出会いを果たし、恋に落ちる。
一度はヴロンスキーを拒むが、彼への想いを断ちがたく、体面を保つだけの愛のない結婚生活と
華やかな社交界を捨て、本物の恋に身をゆだねるが…。

         
       美しいキーラ・ナイトレイ。        ヴロンスキーとの恋に落ちる。

なんとも豪華~で、華麗~、優美な映像です。 
巨大な劇場のようなセッティングで、まるで舞台を見ているような演出です。
本年度アカデミー賞で衣装デザイン賞受賞 ジュエリーはシャネルの協力によるそうです。
そして舞踏会でのダンスは、今まで見たことも無いような華麗でセクシーなダンスです。
映画館の大きなスクリーンで見たらもっとゴージャスでしょうね。

             
  アーロン・ジョンソンは危険な香りが似合うなぁ~。 →「アルバート氏の人生」「キック・アス

ただ…何度も映画化されている「アンナ・カレーニナ」を、いま撮る意味は何なんでしょう?
19世紀末のキリスト教に基づく貴族社会で、たとえ真実の愛であれ、不倫という許されない背徳行為に
走り、自分の居場所を失くし悲劇を迎えるアンナと、
農村で慎ましくささやかな幸せに生きるリョーヴィンとキティ。
家族とは、結婚とは、モラルとは、幸せとは?という問いかけなんでしょうか?
当時と今じゃ、価値観が大きく異なるからなぁ。
「誰かの不幸のうえに築く幸せは長続きしないんじゃないのかなぁ~」というのが私の個人的意見です。

「幸福な家庭はみな同じように似ているが、不幸な家庭は不幸なさまもそれぞれ違うものだ」
何故かドストエフスキーの小説の冒頭の台詞だと思い込んでいたのですが、
これは「アンナ・カレーニナ」の冒頭の台詞だったのですね。


           
 豪華絢爛だけれど、虚飾に満ちた冷やかな社交界。  苦悩する夫カレーニンを演じるジュード・ロウ。 
                                    抑えた演技で、渋いわぁ。
                                    でも、おでこを剃るのは危険です。   
    



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エージェント・マロリー  HAYWIRE

2013-02-15 | 映画 あ行
主人公を演じる女優さんは見たことのない方なのに、出演男優陣のまぁ豪華だこと~!
監督は「エリン・ブロコビッチ」「トラフィック」などのスティーヴン・ソダーバーグ。

一体、この主演女性はだあれ? 
はい、ジーナ・カラーノさんです。
何と!映画初出演で、主演級豪華男優さんたちを従えての主演です。
美しい方なのに、体つきがガッツリ。
それもそのはず、女子総合格闘技界のスターとして有名な方なんですって。
ムエタイを主に、足技、関節技を次々繰り出す激しい格闘シーンにカッコイイ~!と見惚れましたわ。
スタントなしのガチンコファイト
彼女とバトルを繰り広げるマイケル・ファスベンダー、イアン・マクレガー、チャニング・テイタムは
大丈夫だったのかしら?
かなり激しい蹴りや絞め技を受けて、ぶっ飛んでましたよ。


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      エ ー ジ ェ ン ト ・ マ ロ リ ー
              HAYWIRE

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 < ストーリー >
裏工作を請け負う民間軍事企業に所属する女性エージェント・マロリー。
アメリカ政府筋のコブレンツとスペイン政府関係者からの依頼で人質ジャーナリスト救出のため
バルセロナへ。ミッションを終えサンディエゴに戻ったマロリーのもとに、元恋人で軍事企業の社長である
ケネスがMI6の仕事を依頼に現れる。アイルランドのダブリンへとんだマロリーだが、そこには
巧妙な罠が仕掛けられていた。マロリーを陥れた黒幕の正体は?

大物男優陣を従えて、まさに彼女の為の映画です。
  
鍛え上げた美しい肉体にキュートなお顔立ち。ちょっとフィービー・ケイツに似ています。

ニューヨークからバルセロナ、サン・ディエゴにダブリン、ニュー・メキシコと舞台もめまぐるしく変わり、
各地で暴れまわるマロリー。マロニーじゃないですよ、マロリーなんてダジャレを言いたくなりますが
映画のキャンペーンで「お鍋の友 マロニー」が本当に使われたって・・・マジ?!

たまたまダイナーで巻き込まれた心優しい青年に、今までの顛末を話して聞かせ、
全部覚えたら警察に行って全て話して頂戴って…あれはどうなったのかな?
男たちが束になってマロリーを亡き者にしたかった理由がいま一つわからなかったし…、
ビル・パクストン演じるマロリーの父がもうちょっと活躍してもいいんじゃない?
あの唐突な終わり方は・・・とちょっと気になるところも残りましたが、
本物の戦うヒロインの登場に、見ている自分まで何だか強くなった気分。
任侠映画を見終えたお兄いさんたちが肩で風切って歩く気分とか、
カンフー映画を見た若い男性が「アチョーーー!」とポーズをとる気分が理解できましたわ。
彼女のこれからの活躍が楽しみです。


原題は「HAYWIRE」。「めちゃくちゃ」という意味のようです。
これからの季節、気になるのは「HAYFEVER」。
花粉症の方はお大事に~。



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アルバート氏の人生

2013-02-01 | 映画 あ行
関東地区では水曜日にレディースデイを設けている映画館が多いです。
先週までの半年間、水曜日が自由にならず、なかなか映画館に足を運べなかったのですが
やっとフリーになったので久々に有楽町まで行って、話題の映画を2本見てきました。
2作品とも、横浜では公開していないのです 

「アルバート氏の人生」@日比谷シャンテと「塀の中のジュリアス・シーザー」@銀座テアトルです。
どちらもぎっしり満席でした。
シャンテもTOHOシネマズグループになり、ネットでチケットが取れるのでギリギリに
滑り込んでも大丈夫。遠路はるばる(ったって1時間15分ほどですが)行くときには助かります。



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      ア ル バ ー ト 氏 の 人 生
                    ALBERT NOBBS

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 < ストーリー >
19世紀、アイルランドのダブリン。アルバート・ノッブスは、ホテルのレストランで
住み込みのウェイターとして真面目に働き、常連客や従業員からの信頼も厚かった。
身寄りなく、一人で生きていくために、若い頃から女であることを隠し男として働いてきた。
秘密を抱え、人との関わりを極力持たず、将来自立して店を持とうと、こつこつと貯金に
励んできた。ある日、ホテルに来たペンキ職人ヒューバート・ペイジと知り合い、
ヒューバートも女であることを隠し男として結婚までしていることを知り、自分も
ホテルで働くメイドのヘレンとの生活を夢見るようになる。しかし、ヘレンはボイラー職人として
働くジョーと恋仲になり、ジョーはアメリカに行く資金をアルバートからまきあげようと
ヘレンに持ちかける。そんな折、ダブリンでチフスが大流行する。

    
何とも切ない話です。
オースティンの小説「高慢と偏見」など知りましたが、昔の英国では上流階級でも
遺産相続できるのは男子のみ。女の子しかいない家では親族の男性が家を継ぎ、
家から追い出されてかねないと結婚相手探しに奔走する姿が描かれていて驚きました。
如何に女性の立場が弱く、頼りないものであったか。
ましてや、身寄りのない貧しい天涯孤独の若い女性が、一人で生きていくとなると、
その苛酷さは推して知るべし。
アルバートは女であることを捨て、男として厳しく孤独に生きてきた女性です。
秘密を知られることを恐れ、誰にも心を開かず、頼れるのはお金のみと、
倹しく実直に生きてきた女性です。

ヒューバートに出会うことがなければ、そのまま真面目に働き、お金を貯めて店を持ち、
一生モノトーンの人生をひっそりと送ったのではないでしょうか?

それはそれで凄いなぁ~とは思うけれど、小説や映画としてはつまらない。
この映画の面白みは、そんなアルバートがある出会いをきっかけに、
人として、女として、押し殺し続けた末に自分でも忘れてしまっていた感情に目覚め
一歩踏み出していくところです。
共に人生を歩むパートナーを求め、心乱し、狼狽え、不器用に関わろうとするところです。

映画を見ながら「なんて不器用なんだ~。あぁ、騙されちゃうよ~」とはらはら。
それまで全く感情を表さないお面のような顔だったのに、ヒューバートの結婚生活を知り、興味津々。
久しぶりにドレスを着た時の戸惑った顔や仕草。
ドレスのまま海岸を走り出す彼女は、抑えてきた感情を解放しやっと笑顔になるのです。

悲しい結果になったけれど、どちらが幸せだったんだろう?
孤独なモノトーンの人生か? はたまたヘレンとの結婚を夢見た人生か?
レズビアンというより、男性にひどい目にあわされたという過去もあるし、男として生きていく以上
パートナーは女性ということのように思えました。
とても切ないけれど、やっぱり生きる希望を思い描いた人生がよかったのかな?


アルバートを演じるのは「危険な情事」や「ダメージ」でめっちゃ怖~い女のイメージが強い
グレン・クロースです。彼女が30年越しの情熱を傾け、主演・脚本・製作を務めた
渾身の一作だそうです。
昨年のアカデミー主演女優賞にノミネートされるも、残念ながら「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のメリル・ストリープに敗れましたが、甲乙つけがたい内に秘めた迫真の演技です。
   
  
ヘレン役は「ジェーン・エア」や「永遠の僕たち」のミア・ワシコウスカ。
可憐でかわいい。

    
クロース同様、女でありながら男を装う役どころのジャネット・マクティアも、
背が高いし、タバコを吸う仕草、話し方など男性のようでした。でも…グラマーでビックリ。
     

ヘレンをたぶらかすジョーを演じるのは「キック・アス」のアーロン・ジョンソン。
いやぁ~、この人ホントにハンサムだわぁ。整ったお顔立ち。
今年公開の「アンナ・カレーニナ」では貴族の将校ヴロンスキー伯爵役って、
将校姿はめっちゃカッコイイんでしょうね。楽しみ~。
  




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 ***** 見た 映画 *****

 1月30日 「アルバート氏の人生」 @TOHOシネマズシャンテ

       「塀の中のジュリアス・シーザー」 @銀座テアトル

アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man

2013-01-18 | 映画 あ行
トビー・マグワイア主演のシリーズ3本を見ているので、何故今さらキャストを変えて
また高校生のピーター・パーカーからやり直すのか?
そんな思いがあったので、映画館に行かずDVDで鑑賞です。

ところが・・・最近はGEOでDVDを借りていたのですが、発売日に借りようかと
行ってみると、新たに造られたスパイダーマンのコーナーに何やら張り紙が。
読んでみると、DVDはリリースされたけれど、競合他社さんが独占権を獲得したので
GEOでは残念ながら「アメイジング・スパイダーマン」を供給することができませんという
謝罪のメッセージでした。代わりに何かスパイダーマンがらみのプレゼントキャンペーンを
用意しているのでふるってご応募下さいとのこと。
う~ん、DVDの独占契約なんてことがあるって初めて知りました
競合他社って・・・TSUTAYAだね 会員制で顧客の囲い込みか
競争が激しいのはわかるけど…こういうのってどうなの?
うちの近くにないしな~なんて思っていたら、できたんです。近所にTSUTAYAが。
なんというタイミング。「アメイジング・スパイダーマン」見ろってか?
そんな訳で、TSUTAYAにてレンタル。
でも、前から持っているTポイントカードだとダメで再登録しろだとかちょっとうるさい
「トータル・リコール」とか「マリリン 7日間の恋」などもTSUTAYA独占らしいです



    **************************

      ア メ イ ジ ン グ ・ ス パ イ ダ ー マ ン

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 < ストーリー >
高校生のピーター・パーカーは両親の失踪後、8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。
ある日、ピーターは父リチャードの鞄を見つけ、父の共同研究者だったオズコープ社の
コナーズ博士のもとを訪れる。そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。
翌日、ピーターは体内で異変が起こり、驚異的な能力を身に付けていることを知る。
コナーズ博士は自分の右腕の再生を試みるが、爬虫類に変身し暴れまわり・・・。


サム・ライミ監督、トミー・マグアイア版スパイダーマン3の公開が2007年。
たった5年で出演者・スタッフを変えて同じ映画を作る必要があるのかしら?
マーヴェルのコミックス「スパイダーマン」を読んでないので、「アメイジング…」が
どのような位置付けにあるのかわかりませんが、本作は1作目のスパイダーマンと
ほぼ同じようなストーリー。MJがグエンだったり、グリーンゴブリンがリザートに
という違いはあっても、「ビギンズ」とか「「ゼロ」とか「ジェネシス」みたいな
シリーズの前の話ってわけでもないし・・・。

「リメイクremake」じゃなくて「リブート reboot 再起動」なんて言葉を
敢えて使っているようですが、リメイクです。
Amazing!というほどではなかったような 


   
主演のアンドリュー・ガーフィールドは非常に上手い役者さんだし、
グエン役のエマ・ストーンも、アンクル・ベンのマーティン・シーンも
とてもいいんだけれど、なんで今さら似たような映画を?感がぬぐえませんでした。
一からスパイダーマンを始めるより、オクトパス以降のスパイダーマンの方が
よかったんじゃない?

ここまで同じようなストーリーだと、やっぱりどうしてもサム・ライミ版と比べてしまうのです。
1作目を見た時のインパクト等、やっぱり前シリーズの方が良かったなっと。

見るまで知らなかったのですが、コナーズ博士を演じているのが
今年の初映画「もうひとりのシェイクスピア」でオックスフォード伯を渋~く演じていたリス・エヴァンスだったのには驚きました。
おかしな兄ちゃんだけでなく、悪役もはまりるなぁ~。

失踪した両親の顛末やアンクル・ベンを殺した犯人には触れることなくそのまんまってことは
続編で解決という運びなのでしょうかね?






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「アルゴ」の波紋

2013-01-15 | 映画 あ行
2012年のベスト10に選んだ「アルゴ」。

2013年ゴールデングローブ賞ドラマ部門で、
   最優秀作品賞とベン・アフレックが最優秀監督賞受賞です!
アカデミー賞でも7部門にノミネートされているようです。

しか~し、この映画、娯楽映画にもかかわらず国際問題になっているらしいのです。
扱っている題材が題材だからねぇ~、やっぱりというべきか。
助けを求めたのに断ったという描写で、英国はおもしろくないようだし、
助けたのにカナダ大使の扱いが小さいという不満がカナダ人からも上がったらしいです。

それよりなにより、すっかり悪者・間抜け扱いされてしまったイランでは
「反イラン的」「反イスラム的」であるとして上映禁止らしいのですが、
同じ出来事を基に「歴史認識に欠けるアメリカ版の間違いを正す」イラン版を制作すると
いうのです。
タイトルは「The General Staff」。(「参謀、幕僚」の意味かな?)
「イラン革命によって米国政府に引き渡された20人の米国人質を描く」と監督であるAtaollah Salmanian氏は仰っているそうです。

う~ん、どんな映画になるのかな?
このイラン映画を私たちは見ることができるのか?
反対の立場で描くとどのようなストーリーになるのか?興味をかきたてられますねぇ。
是非見てみたいもんです。

因みに、私が選んだ2012年ベストの中には、昨年アカデミー外国語映画賞を受賞したイラン映画「別離」も
入っていました。


以前、村上由見子氏の「アメリカ映画に見るイスラムの描かれ方」という講座を受けたことがあります。
西洋絵画やハリウッド映画において、イスラムに対するステレオタイプがどのように形成されてきたかを
古くはサイレント映画ルドルフ・バレンチノ(祖母がファンだったハンサム俳優)主演の「シーク」から
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のリビア人描写まで、色々な例に挙げ、
エンターテインメントの中にさり気なく盛り込まれたイメージを、観客は如何に無意識のうちに
正しいものとして取り込んでいるか(強い言葉でいえば「洗脳」です)を鮮やかに紐解いてくださいました。
かなり目からウロコでした。
私たちのイスラム観やイスラムに対するイメージは、多分に西洋の目を通して創られたものである
ということがわかりました。

まぁ、ハリウッドはユダヤ人が牛耳っている産業ですから、
イスラムに対して潜在的なものも含めて何らかの意図が働く可能性はあるということを
頭の隅に置いておくことは必要だと思います。

一つの出来事を相対する立場から描く映画を見ることができれば、
ニュートラルな判断を下すことが出来そうです。


そうそう、
同じくベスト10に選んだ「レ・ミゼラブル」は、  コメディー・ミュージカル部門で、
   ヒュー・ジャックマンが最優秀男優賞、アン・ハサウェイが助演女優賞を受賞です!






 * 村上由見子氏 『ハリウッド100年のアラブ』(朝日新聞社 2007) 

          『イエロー・フェイス―ハリウッド映画にみるアジア人の肖像』(朝日新聞社1993)




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 ***** 見た 映画 *****
 
 1月14日 「アメイジング・スパイダーマン」 DVD

       「ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜」 ひかりTV フランス映画

       「アトランティス」 ひかりTV リュック・ベッソンの海洋ドキュメンタリー  

裏切りのサーカス TINKER TAILOR SOLDIER SPY

2012-12-04 | 映画 あ行
一時期、海外の推理小説をよく読みました。
そんな時、助かるのが表紙カバーの折り返しに書かれた登場人物のプロフィール。
ちょっと間が空くて「この人誰だっけ?」になった時にチェック。
「そうだった、そうだった」とまたまたのめり込む、なんてことをやっていました。

本作は登場人物が多く、その上コードネームなんてのがあるので誰が誰やら?
その上、「サーカス」だの「もぐら」だのの隠語。
「あれ?そのコードネームは・・・えぇっと?」
「ジム?ビル?どっちがどっち?」
「カーラって男性だよねぇ?」
などと、こんがらがってしまって
DVD鑑賞だったから、ちょっと止めて確認が出来ましたが、
原作も読まず、ぶっつけ劇場鑑賞でちゃんと理解できるんでしょうか?
推理小説の表紙かばーの折り返しのような人物相関図(写真・コードネーム付き)がないと
キツイわぁ~

正直なところ、一回目の鑑賞ではわかったような?何が面白いのやら?
チラシのキャッチコピー「一度目、あなたを欺く。二度目、真実が見える」を信じて、
今回、本作を2回鑑賞しました。
真実が見えたかって?・・・う~ん、まだ謎が残ってます。
ギラムは何故泣いていたの?トビーの素性は何なの?などなど。

推理小説から随分遠ざかっている私には、ちょっと難しかったです。

そして公式ホームページを覗いて見たら・・・こちら
ありました「必読」のタグ。何かな?と開けてみたら・・・
「鑑賞前:ご一読ください」と本作のあらすじと「人物相関図」が出ておりました。
やっぱりね~。これよこれ。待ってました!たって・・・もう2回も見ちゃったよ。



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      裏 切 り の サ ー カ ス
             TINKER TAILOR SOLDIER SPY

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 < ストーリー >
時は東西冷戦下。
英国MI6(通称:サーカス)とソ連の諜報機関KGBは水面下で様々な情報戦を繰り広げていた。
長年の作戦失敗や情報漏洩から、サーカスのリーダーのコントロールは内部に二重スパイ「もぐら」が
いることを確信。「もぐら」を見つけるためジム・プリドーをハンガリーに送り込むが作戦は失敗。
右腕であったジョージ・スマイリーと共に、引責辞任をし、間もなく死ぬ。
その頃イスタンブールにいたリッキー・ターは「もぐら」情報ロンドンのサーカス本部に連絡するが、
情報は揉み消され裏切り者にされてしまう。「もぐら」の存在が政府の情報機関監視役レイコンが知る
ところとなり、引退したスマイリーが「もぐら」探しを命じられることとなる。
「もぐら」と目されるのは4人の幹部。彼らはコントロールによってそれぞれ「ティンカー(鋳掛け屋)」
「テイラー(仕立屋)」「ソルジャー(兵隊)」「プアマン(貧乏人)」コードネームを付けられていた。
情報を集め「もぐら」の正体に詰め寄るスマイリー。「もぐら」は一体?

    スマイリーはゲイリー・オールドマン

007やミッション・インポッシブルのように激しいアクションがあるわけではありません。
静かに、緻密に、情報を集め追い詰めていく手法はとっても英国的で地味です。
表情を読み取る顔のアップやため、お互いの視線が絡みつくような描写など、
映像のトーンも落ち着いた色調です。
落ち着いたというか、寡黙でみんな陰気なの。
まぁ、スパイがヘラヘラするわけにはいかんけれども・・・。

本物のスパイはカッコよくもないし、命を懸けても報われない日陰の存在。
だからこそ仲間の信頼関係が頼りなのに・・・英国人なのにソビエトに情報を流す「もぐら」。
友人も、恋人?をも裏切って、共産主義に理想をみたのか?
このあたり、もうちょっと説得力ある描写が欲しかったところです。
他にも2、3謎のまま終わってしまったところがありました。
スマイリーカーラで「立て直したサーカスの逆襲」な~んて続編どうでしょう?

ソビエトが欲しかったのはアメリカの機密情報。
マット・デイモン主演の「グッド・シェパード 2006」で描かれていましたが、
アメリカで新たに組織されたCIAの前身であるインテリジェント部署所属の若者は、
第二次大戦中、英国諜報部MI6でスパイとしての訓練を受けたというのに、
すっかりソビエトにやられっぱなし。
しっかりしてよMI6!たって、これはあくまでフィクションです

007ではCIAは同盟国としてちょっと協力するだけですが、「スカイフォール」では
CIAの方、登場するのでしょうか?
近いうちに見にいく予定です。


重厚なMI6映画の次は、派手な「ボンド!ジェームズ・ボン~ド」と参りましょう。






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秋のソナタ

2012-11-30 | 映画 あ行
ヨン様で一世を風靡したのは「冬のソナタ」。
本作は1978年のスウェーデンの映画「秋のソナタ」です。
こちらは恋愛映画ではなく、積年に亘るの母と娘の葛藤をぶちまけるバトルドラマです。
1978年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞です。
   
イングリッド・バーグマンの最後の出演作です。
撮影中に癌を患っていたそうで、公開の4年後1982年8月67歳で亡くなりました。

友人のTさんにDVDをお借りし鑑賞。


   *********************** 

          秋 の ソ ナ タ  

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 < ストーリー >
ノルウェー北部の田園地方。牧師館で暮らしているエヴァとヴィクトールは年が離れた夫婦。
幼い息子を事故で亡くした悲しい過去があるが、病気の妹を引き取り静かで穏やかな生活を送っている。
ある日、エヴァはピアニストとして世界を飛び回り華やかな生活を送ってきた母シャルロッテを
牧師館に招く。
7年ぶりの再会に、エヴァはある複雑な思い抱きつつ、母を迎い入れていた。

             

バーグマン演じるこのお母さんは強烈です。
国際的に著名なピアニスト。常に自分が第一。
奔放な恋に生き、幼い娘を置いて駆け落ち。
スランプに陥ると、一転。やたら娘に干渉し、才能にケチをつける。
病気を患うもう一人の娘は「見るのが辛い」と育児放棄。

こんなお母さんに育てられたら・・・ 娘は辛かろうねぇ。

バーグマンの実人生にかなり被るシチュエーションということで、
撮影中ベルイマン監督と激しいぶつかり合いがあったとか。
映画の中で、後ろめたいものを感じつつ才能ある者には犠牲があっても仕方がないという
傲慢な母親役を演じながら、自分自身が直接批判されているような、演技と現実が交錯するような
複雑な思いにとらわれたのではないでしょうか。仕事とはいえ、辛かったでしょうね。
迫真の演技?なのか、それとも?
この役を彼女に振ったベルイマン、流石というか、お人が悪い。

リヴ・ウルマン演じる娘は、母に対し音楽的な才能という点で非常にコンプレックスを持っている。
強い母のもと、自分に自信が持てず、すぐに批判されることに怯えてきた。

そして7年ぶりに覚悟を持って母を迎え世話をやくうち、感情の爆発を抑えられなくなる。
おどおどしながら、心の奥にしまいこんできた思いを激しくぶつける娘。
大人しく従順だった娘から、突然激しくなじられたじろぐ母。
その情景は、母親の方が駄々っ子のようで、娘の方が精神的に大人だなぁと感じました。


親子って、母娘って・・・重い。
自分が成しえなかった夢を娘に託し、おんぶオバケとなって娘に纏わりつく母もいれば、
スーパーウーマンの母が娘を押さえつけ踏み台にするケースもあるんですねぇ。
何れにせよ「共依存」はお互いを縛り、病みますね。

ナタリー・ポートマンがアカデミー賞受賞した「ブラック・スワン」を思い出しました。
あちらはバレエ界という特殊な世界の競争を絡めて母娘の葛藤が隠れ気味で、娘が潰れてしまいましたが、本作は母と娘の真っ向対決で、よりリアルです。

西洋では「父と息子の葛藤」が多いと思っていたのですが、「母と娘」も激しいね。

先日、銀座テアトルシネマに行った際、近日公開映画のチラシを見ていたら、
何と!「イングリッド・バーグマン没後30年」企画で、本作が12月8日から渋谷のユーロスペースで
上映されることを知りました。
なんという偶然!
            





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アルゴ  ARGO

2012-11-05 | 映画 あ行
私、ベン・アフレックって苦手でした。
演技も今一つやなぁ()、な~んて思ってました。
しか~し、本作を見て、監督として俳優として「ベン!なかなかやるやないのー!」っと見直しました。
                  (偉そうにすみません)。
おそらく、いや絶対に今年のベスト3に当確出ました!(あと一つ当確は「最強のふたり」です。)

冒頭、劇画と映像を駆使しイランの近代史のおさらい。これがよく纏まっていてわかり易い
これって、べンの妻ジェニファー・ガーナ―が出演していた「キングダム/見えざる敵」でも、冒頭で
簡潔にサウジアラビアの歴史を振り返っていましたっけ。「キングダム」もよかったですよね。
その後、最後まで、手に汗握り、息詰まる展開の連続に心拍数上がりました
そして「飛行機がイラン領空を出ました」のアナウンスに、最初から結末がわかっているにもかかわらず
不覚にも涙がこぼれてしまいました。この映画で泣く人は少ないでしょうに…涙もろくなったもんだ。

ベン・アフレックはヒゲがあった方が良い 長いお顔が締まります。
恋愛ものではなく、こういうハードな社会派が良いと思います。
(ベンファンの皆さま、重ね重ねの暴言、失礼いたしました
       
               ヒゲがあると精悍な感じ。いいじゃな~い



   *********************

         ア ル ゴ   ARGO

   *********************


  < ストーリー >
1979年イラン革命によりイランを脱出したパーレビ国王がガン治療の名目でアメリカに入国。
これに怒りを爆発させた民衆がテヘランにあるアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官や
海兵隊員、その家族が人質となった。
ところが占拠直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出しカナダ大使私邸に匿われる。
CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出するため、「アルゴ」という
架空のSF映画をでっち上げ、6人をロケハンのスタッフに仕立てイランから脱出させる作戦をたてる。


題名の「アルゴ」は作戦ででっち上げる架空のSF映画のタイトルで、ギリシャ神話「アルゴノーツ」
からきているようです。    →「ジェイソンとアルゴ探検隊の冒険
さまざまな困難を乗り越え、王女メディアの協力で金羊毛の獲得に成功し、王女をアルゴ号に乗せて
ギリシャに帰還するという物語。人質を奪還しアメリカに帰還するという計画にピッタリな
ネーミングです。

まさか!こんなウソみたあいな作戦が実際に行われたなんて・・・
でもこういう「まさか、ありえへん」って方が疑われなくっていいんでしょうね。
まぁ政府のお偉いさん提案の「自転車で山越え」って脱出方法の方が馬鹿げてると
思いますが・・・。

ハラハラ、ドキドキ、緊迫するシーンの連続!というだけでなく、
会話がなかなか面白くて、結構笑えるシーンもあります。
実話をもとにしたドキュメンタリー調というよりは、楽しませてくれる要素が満載で、
緊張と弛緩のバランスが非常にいいのです。
        
       
アラン・アーキン演じる大物プロデューサーとジョン・グッドマン演じる特殊メイクアップアーティスト
の会話や掛け合いが可笑しくって何度か吹いてしまいました。
ハリウッド映画人や、どこの世界でもいそうな大物を気取る人間を強烈に皮肉ります。

作戦が成功して、みんなで「イェイ~」ってハッピーエンドのアメリカ映画は結構白けるのですが、
何せ本作は実話に基づいているので素直に喜びを共感できます。
そして・・・思わず涙がこみ上げてしまったよ 

しかし、機密扱いってことで、この作戦が公になったのは18年後、1997年のクリントン政権時代だとは。
大使館職員の方々も、いざ両国間で何かが起こったときは大変ですわ。
命の保証はないですもんね。大使館員は全員スパイだなんて…
まぁ、現在は一瞬にして情報が世界中を駆け巡るので、あんまりなことをしたら、世界中から
避難されるってことである程度の抑止力はあるとは思います。
ただ、暴徒の前では、アメリカ人であろうが何人であろうが、そんなの関係な~いでしょうが。

CIAの映画を見るといつも思うのですが、CIAに入る人ってどういう人なんでしょうね?
アイビーリーグ出身で文武両道のエリートだったりするわけで、別の道に進んだら幸せな
家庭生活を送れたりするだろうに…。
作戦遂行に命を賭け、場合によっては一切関わりなしと突き放され手柄を立てても誰にも知られず、
身内にもCIAであることを隠し、それでも国家に忠誠を尽くす。
何を好き好んでこんないばらの道を選ぶんやろうね~。凡人にはうかがい知れませんわ。

匿ったカナダ大使夫妻も、大使邸のお手伝いさんも、みんな命がけ。
儒教でいうところの「仁・義・信」でしょうか。こういうのに弱いのよ~

カーター元大統領が最後のナレーションで参加です。
この作戦を公にしていたら、再選されて二期目を務められたかも? 公表したかったろうねえ~。

歴史に「たら・れば」は無いと言いますが、
冒頭のイランの歴史で紹介された石油国有化政策を取ったモサッデク首相が、
もし英米に潰されることなく頑張っていたら・・・パーレビ国王がやりたい放題することもなく
経済制裁に苦しむこともなかったかも?

           
登場人物が皆さん実際の人物と非常によく似ていて、こんなところにもベン・アフレックの
拘り?だか洒落?が効いています。
ただ、ベン自身は全くご本人に似ていなかったようですが

一つだけ疑問が・・・映画のロケハンってたった1日でよかったの???



エンドロールの最後の方に、感謝の気持ちを込めて妻ジェニファーや子供たちの名前を入れるなんざぁ
なかなか家庭を大事になっているようです。

ベン主演・監督の前作「ザ・タウン」、未見なので見てみます。


 
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最高の人生をあなたと  LATE BLOOMERS

2012-10-31 | 映画 あ行
高齢化が進む中、世は女性のみならず男性もアンチエイジングばやりです。
やっぱり、少しでも長く若さを保ちたいというのは万人の願いですもんね。

20代の頃、たまたま桐島洋子氏の講演会に行き、面白い話をうかがいました。
人生80年と考えて1日に例えると、20歳で午前6時、正午で40歳、還暦で午後6時。
あなたは何時何分ですか?と問いかけられました。当時は午前7時半頃。
ま~だまだと思っていたのに…、ふとこの話を思い出したらもう午後○時
若い時には実感がないけれど、時の流れは容赦なく、人はみな、いずれは老いて死ぬ運命。
母がよく「年寄りわらうな、行く道じゃ」と言っていたのを思い出します。

近眼が進んだのでメガネの度を強くしたら…
帰りの電車で文庫本を読もうとして驚きました。字が、かすんだんです。
老いの第一歩、こういうことになるんや~!? あわてて元のメガネに戻しました。

本作の中で、主人公の友人の台詞に「年を取るのは勇気がいる」というのがありました。
「年を取る勇気」心に刻んでおかなければ・・・。

原題は「LATE BLOOMERS」。「大器晩成の人、遅咲きの花」という意味のようですが
この映画のストーリーにマッチしているように思えないのですが・・・。
日本語の「最高の人生をあなたと」というのは「最高の人生の見つけ方」を意識しているのでしょうが、
ヒット作をもじった日本語タイトルはもうやめて欲しいな~。


    ************************

         最高の人生をあなたと   LATE BLOOMERS

    *************************


                 
 < ストーリー >
高名な建築家アダムと妻のメアリーは、結婚して30年になる熟年夫婦。
3人の子供たちはすでに独立。夫のハレの授賞式で「記憶の空白」体験したメアリーは、
医者から勧められスイミングを始め、ボランティアで教師の仕事に復帰し、老後の準備を始める。
一方、アダムも老人ホームの設計を依頼され落ち込み、事務所に内緒で若いスタッフとともに
美術館のコンペに参加するべく情熱を燃やす。
これまで円満だった夫婦の仲が、次第にギクシャクして…。


老いを意識し、ボタンの大きな電話や電動のベッドを購入し、部屋のあちこちに手すりをつける妻。
空港の設計などで名声を博して賞を受賞したのに、老人ホームの設計を依頼され落ち込む夫。
ふたりの間で、老いに対するスタンスの違いから不協和音が聞こえ始めます。
       
老眼鏡越しにアイラインを引こうとして苛立ったり、若い男性の視線が自分を素通りしていることに
ショックを受ける妻だが、結婚・子育てなど環境の変化によって自分のライフスタイルを変えることに
さほど抵抗がない。その裏には老いという共通項で夫と同等の立場になれるという思いもあるかも。
一方、プライドの高い夫は、老いを受け入れることができず、若いスタッフたちのコンペグループに参加。
「レッドブル」を飲んで残業。服装もTシャツにトレーナー、革ジャンなど若作りに励んだりとジタバタ。

妻:「人生の新たなステージなのよ。生活を変えなくっちゃ」
夫:「変えたくなんかない。今まで通り仕事がしたいんだ」
妻:「自分が若いと感じるために、若い人と働きたいだけよ」
この後、顔色を変え、身構えた夫の一言がこれ。
夫:「君といると年を感じるんだ」  
西洋人は歯に衣着せずキツイ言葉を吐くなぁ~。
この一言はアカンでしょう。これを言っちゃぁおしまいよ。
この後、バスタブから立ち上がる時、無意識に妻が取り付けた手すりを持ってハッとする一瞬に
妻は溜飲を下げるのですが、私だったらこの言葉は許せんなぁ
まぁ、こんなこと言われたら、
「お互い様でしょ。あんたかって、髪の毛薄くなって人のことなんて言える立場じゃないでしょうが」と
売られた喧嘩を買ってしまいそうです 

別居状態の後、すったもんだがありまして…映画は落ち着くところに落ち着くわけですが、
人生80年の現在、定年を迎えた夫と妻で新たな関係を築いていくというのは、
人生における大きな課題なんだなぁと実感しました。

共に手を携えて「年を取る準備」「年を取る勇気」を持てるといいね。

     
       ふたりの仲を心配し、「老いた親と付き合う方法」を読む子供たち
 

主演はイングリット・バーグマンの娘のイザベラ・ロッセリーニとウィリアム・ハート。
お二人ともほぼ60歳だとか。
イザベラは水着姿も披露し、しわも隠さず。でもやっぱり美形です。お母様の面影もあり。
       

   
  若かりし頃のイザベラ・ロッセリーニ           母バーグマン  母娘で美形だぁ~!

イザベラは何と、マーティン・スコセッシ監督と数年間結婚していたのですね。
ゲーリー・オールドマンとも婚約していたとか。 



 
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 ***** 見た 映画 *****

 10月26日 「ミステリーズ  運命のリスボン」 @シネスイッチ銀座

 10月29日 「最高の人生をあなたと」DVD