映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

夜のとばりの物語   LES CONTES DE LA NUIT

2012-12-24 | アニメ
フランスの影絵アニメーション映画です。
以前ミッシェル・オスロ監督の「アズールとアスマール」を見て、
その精緻で鮮やか、スタイリッシュな色彩美とストーリーのメッセージに魅せられました。

本作もオスロ監督独自の世界に引き込まれました。
鮮やかな色彩を背景に、登場人物は真っ黒の影絵。
そのコントラストが際立って、独自の世界が繰り広げられます。
本作は劇場では3Dだったのですね。
テレビで2Dで見ても、極彩色の背景に奥行きを感じたってことは・・・
3Dで見たらどんな感じだったんだろう~?映画館で見るんだったとちょっと後悔。


   ***********************

        夜 の と ば り の 物 語
               LES CONTES DE LA NUIT


   ***********************


 < ストーリー >
6つの愛の物語のオムニバスです。

 ・狼男
 ・ティ・ジャンと瓜ふたつ姫
 ・黄金の都と選ばれし者
 ・タムタム少年
 ・嘘をつかなかった若者
 ・鹿になった娘と建築家の息子

それぞれの物語を大人の男性と少年・少女が解説し、その少年少女が演じるという形式です。
子供の頃読んだ子供向けの「アラビアン・ナイト 千夜一夜物語」を思い出しました。
チベットやマヤ・アステカ、アフリカなど異国情緒あふれたストーリーです。



狼男
 
             ティ・ジャンと瓜ふたつ姫
 
                     タムタム少年
 
                           嘘をつかなかった若者
 

 素敵でしょ~う!
映像の美しさにうっとりします。
私が一番好きなストーリーは「嘘をつかなかった若者」、チベットのお話ということです。
最後の「鹿になった娘と建築家の息子」は是非3Dで見てみたい映像美です。

どうも続編「夜のとばりの物語 醒めない夢」が来年早々公開されるようです。
「夢」をテーマに、さまざまな夢を追い求め、実現しようとする5つの物語。
今度は映画館の大きなスクリーンで鑑賞したいと思います。


* 本作は「三鷹の森 ジブリ美術館ライブラリー」に入っていて、
  私が行くレンタルショップゲオではジブリ作品と同じ棚に並べられていました。



  にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画 *****

 12月 21日 「ハッピー・サンキュー・モア・プリーズ Happythankyoumoreplease」 DVD

 12月 22日 「夜のとばりの物語」 DVD

          「イリュージョニスト」 DVD フランスのアニメーション
コメント

王様の剣

2007-11-29 | アニメ
原点であるアメリカTVドラマの次に選んだ1本目の映画は、ディズニーのアニメーションです。

******************************

           王様の剣     1963

******************************

「ディズニーアニメで一番好きなのは何?」と聞かれたら何をあげるでしょうか?

「白雪姫」?「不思議の国のアリス」?「くまのプーさん」?「ジャングルブック」?
新しいところでは「アラジン」が好きだが、一番のお気に入りは「王様の剣」なのです。
「はぁ?何それ」という声も聞こえてきそうだけれど、イギリスのアーサー王伝説(岩に刺さった剣「エクスカリバー」を抜いた者がイギリスの王になるアーサー王と円卓の騎士の物語)を基にしたディズニーの長編アニメーション映画なんです。知ってます?



「白雪姫」「バンビ」「眠れる森の美女」「不思議の国のアリス」などに比べて極端に知名度が低~い。1963年製作とほかのアニメより随分遅れて作られたからなのか、アーサー王伝説自体が日本人にあまり馴染みが無かったからなのか。

小学校三年生か四年生の時、学校の映画鑑賞会で近くの映画館に行って一度見ただけだったけれど、記憶の中に深く深~く刻み込まれ、もう一度見てみたいという思いが、その後もずっとくすぶっていた。

ビデオやDVD、インターネットの無い時代、今のように気軽に探して見る術は無く、大人になって
「王様の剣っていうディズニーアニメを知っている?」
と友人に尋ねてみても「何それ?」とけんもほろろ、何の反応も無く誰一人知らなかったことが悲しかった。
「あれは一体何だったの?まぼろしか?」と自分の記憶を疑ったほどだ。
 
10数年前5600円と(今の感覚からすればとんでもなく高い!)ビデオを発見!、どうしても見たくて清水の舞台からジャーンプ!(ちっちゃい舞台やな~)思い切って購入、子供と共に見た。
数十年の思い入れが強すぎたからか、子供相手に「良いでしょう?面白いでしょう?」と同意を強要し子供そっちのけで興奮してしまった。
「これよこれ、ず~と見たかったのはコレ!記憶は間違ってなかった~。正しかったんだ~。」
映像もCGではない、温かみのあるタッチで、いいんだなぁ~これが。

原作は1938年T・H・ホワイトの
「永遠の王―アーサーの書  The Once And Future King 」
アニメでは使用人扱いされていた少年ワートが魔法使いで予言者のマーリンと出会い、岩に突き刺さった剣「エクスカリバー」を抜いてイギリス王になるまでのお話で、その後の戦いやランスロットとグネヴィアをめぐる恋愛はショーン・コネリー、リチャード・ギアの「トゥルーナイトFirst Knight」、キーラ・ナイトレーの「キング・アーサー」や「キャメロット」などにお任せするといたしましょう。

積年の思いを込めて、気合入りまくりで見たときに比べ、改めて落ち着いて見てみると、学校の映画鑑賞会に選ばれた理由がわかりました。

他のアニメの「王子様とお姫様が幸せに暮らしましたとさ」というhappily ever afterのお伽話ではなくて、非常に教育的な内容だった…のだ。

子供の頃はマーリンの魔法で魚・リス・鳥に変身する冒険や、悪い魔女のマダムミームとマーリンとの魔法対決に気を取られ、肝心のメッセージをすっかり無視しておりました。(先生、ごめんなさい)



マーリンは魚やリスに変身し困難を乗り越えるレクチャーで、
「腕力より知恵を使え」
「過去から学べ」
「本を読め」
「知識も知恵も偉大な力だ」
「志を高く持て」
と説き、魔法使いでありながら問題解決に魔法を使わせたりはしないのだ。
(ドラえもん、のび太を甘やかしてはいか~ん。)
これらの言葉を当時しっかり胸に刻んでおけば・・・反省。

こういった冒険を通して主人公が成長していくストーリーは、児童文学、いやRPGといわれるロールプレーイングゲーム(コスプレではありませんよ)でも王道です。
「マリオブラザーズ」も「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」も、「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」も「桃太郎」や「一寸法師」もざくっと分類すれば(し過ぎ?かも)概ね同じストーリーといってもいいのではないかしら。

洋の東西を問わず、時代を超えて、こういう前向きな冒険譚はうけるのね。

それにしても最近の外国アニメはディズニーを含めてCGを使った動物ものや自動車・ロボットものが花盛り。人間を主人公にしているものもマイノリティーに配慮したアニメっぽいものばかり。
1998年の「ムーラン」は巨大な中国市場を視野に入れて創られたと聞いたことがあるが、次のターゲットは一体?新興著しいインドでしょうか?

もう一本学校の映画鑑賞会で観た記憶に残る映画は、ずっとアメリカ製と思っていたイギリスの人形劇、国際救助隊の「サンダーバード」でした。2004年に実写版が出て、「こんなのサンダーバードじゃない、イメージを壊すな~」とがっかりさせられた。

今の学校で映画館鑑賞会ってあるのかしら?
いつでも安くでDVDが借りれる時代、いやいや、ゲーム機でDVDが見れるんだから、子供がマイDVDプレーヤーを持っているっていう状況で、わざわざ学校が鑑賞会をする必要はもうないのでしょうね。
何十年も一つのアニメに執着するなんてこと、ありえないんだろうなぁ。
これって幸せなことなのかしら?
コメント (2)