「アメリカン・スナイパー」「ファックス・キャッチャー」「イミテ―ション・ゲーム」に次いで
今年のアカデミー賞関連作品4作目です。
ホーキング博士を演じた主演のエディ・レッドメインが主演男優賞受賞
です。
「イミテーション・ゲーム」のカンバーバッチを抑えての主演男優賞受賞に、
カンバーバッチよりいいんでしょうね?どんだけ~っと思いつつ鑑賞しましたが…
健康体から発病し徐々に麻痺が進行していく過程、声の変化、最終的に車椅子で機械を使って
会話する姿はホーキング博士ご本人かと見紛うほどでした。

妻のジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズも、初々しくキュートな20代から、
夫の看病と子育てに追われ追い詰められていく姿、助けを得て心の余裕を取り戻した後、
三角関係に悩み戸惑う姿などなど、現在に至るまでを感情豊かに演じ主演女優賞にノミネートも
うなずけます。
演技では本作に軍配が上がりましたが、見終わった4作品の中では「イミテーション・ゲーム」が
一番見応えがありました。
この4作品はすべて実話に基づくストーリーなんですね!
来月早々アカデミー作品賞受賞の「バードマン」が公開されます。
マイケル・キートンの演技と作品賞受賞のストーリー、楽しみです。
*************************
博 士 と 彼 女 の セ オ リ ー
The Theory of Everything
****************************
ケンブリッジを自転車で疾走、発病する前、元気な博士(右)
< ストーリー >
スティーヴン・ホーキングはケンブリッジ大学大学院で将来を渇望される宇宙物理学専攻の学生だ。
ある日、同じ大学で文学を専攻するジェーンと出会い恋に落ちる。幸せの最中、不治の病ALSを発症し
余命2年と宣告される。躊躇うスティーブンだったがジェーンは彼を支える決意をしふたりは結婚。
長男を授かり博士号を取得するスティーブン。長女が生まれるころには車椅子に。
精力的に研究を進め、1974年新しい理論を発表し天才宇宙物理学者として名声を得るスティーブン。
一方、育児と介護でて一杯、自らの研究もままならず追い詰められるジェーン。
母の薦めで参加した教会の聖歌隊に参加。聖歌隊を指導するジョナサンは一家の状況を知り、介護の
手伝いを申し出る。パリのオペラに招かれたスティーブンは昏睡状態に陥り、命か声かの選択を
迫られたジェーンの決断で命を取り留めたスティーブンは声を失い、意思伝達に機械を使うようになる。


映画を見終わって、ちょっと複雑な気分になりました。
「イミテーション・ゲーム」では偉業を認められることもなく、犯罪者として不遇の中
自らの命を絶ったチューリングに光を当て、名誉を回復し多くの人に彼の偉業を知らせる
意味深い映画だったと思います。
一方のホーキング博士は、誰もが知る天才宇宙物理学者として世界的に功成り名を遂げた
現役の学者さん。
見ておいて言うのもなんだけれど…敢えて彼の私生活を曝し「人間ホーキング」を描く
必要はあったのか?
今年のアカデミー賞唯一のラブストーリーとか、「ホーキング博士の愛の物語」という
フレーズが踊っているけれど、一般的にイメージするラブストーリーとは違います。
病気の夫を支える妻ジェーンさんの愛と献身は凄いものだけれど、そんなみんなが期待する
美談だけではなく、後半は事実にもとづく二つの三角関係を描く人間ドラマです。
見ているこちらが大丈夫なのか?っと心配してしまう展開でしたが、そこはさらりと
最終的に丸く収まって、よかった~よかった。
元々、妻ジェーンさんの回顧録「Travelling to infinity:My life with Stephen」をもとに
した映画だとか。余命2年と聞いてもひるまず、博士を支え介護と育児に奔走したジェーンさん。
日本なら両家の両親も支えていくでしょうが、友人の台詞からもどうも彼女一人頑張った様子が
うかがわれました。命か声かの選択でもきっぱりと判断を下すジェーン。
なかなかできることじゃありません。
博士が研究に打ち込めたのはジェーンさんの内助の功があったればこそ。
そんなジェーン支えるジョナサンさんや最終的に博士を支えるエレインさんがいたからこそ。
人間だもの、一人で抱えきれない時は助けが必要です。
大きな意味での愛の物語。
この映画、博士ご本人はご覧になったのかしら?と気になったのですが、
映画製作に協力され、作品の出来に満足されていたそうです。

***** 見た 映画 *****
3月23日 「博士と彼女のセオリー」@TOHOシネマズシャンテ
3月25日 「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」@TOHOシネマズ海老名
今年のアカデミー賞関連作品4作目です。
ホーキング博士を演じた主演のエディ・レッドメインが主演男優賞受賞

「イミテーション・ゲーム」のカンバーバッチを抑えての主演男優賞受賞に、
カンバーバッチよりいいんでしょうね?どんだけ~っと思いつつ鑑賞しましたが…
健康体から発病し徐々に麻痺が進行していく過程、声の変化、最終的に車椅子で機械を使って
会話する姿はホーキング博士ご本人かと見紛うほどでした。

妻のジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズも、初々しくキュートな20代から、
夫の看病と子育てに追われ追い詰められていく姿、助けを得て心の余裕を取り戻した後、
三角関係に悩み戸惑う姿などなど、現在に至るまでを感情豊かに演じ主演女優賞にノミネートも
うなずけます。
演技では本作に軍配が上がりましたが、見終わった4作品の中では「イミテーション・ゲーム」が
一番見応えがありました。
この4作品はすべて実話に基づくストーリーなんですね!
来月早々アカデミー作品賞受賞の「バードマン」が公開されます。
マイケル・キートンの演技と作品賞受賞のストーリー、楽しみです。
*************************
博 士 と 彼 女 の セ オ リ ー
The Theory of Everything
****************************

ケンブリッジを自転車で疾走、発病する前、元気な博士(右)
< ストーリー >
スティーヴン・ホーキングはケンブリッジ大学大学院で将来を渇望される宇宙物理学専攻の学生だ。
ある日、同じ大学で文学を専攻するジェーンと出会い恋に落ちる。幸せの最中、不治の病ALSを発症し
余命2年と宣告される。躊躇うスティーブンだったがジェーンは彼を支える決意をしふたりは結婚。
長男を授かり博士号を取得するスティーブン。長女が生まれるころには車椅子に。
精力的に研究を進め、1974年新しい理論を発表し天才宇宙物理学者として名声を得るスティーブン。
一方、育児と介護でて一杯、自らの研究もままならず追い詰められるジェーン。
母の薦めで参加した教会の聖歌隊に参加。聖歌隊を指導するジョナサンは一家の状況を知り、介護の
手伝いを申し出る。パリのオペラに招かれたスティーブンは昏睡状態に陥り、命か声かの選択を
迫られたジェーンの決断で命を取り留めたスティーブンは声を失い、意思伝達に機械を使うようになる。


映画を見終わって、ちょっと複雑な気分になりました。
「イミテーション・ゲーム」では偉業を認められることもなく、犯罪者として不遇の中
自らの命を絶ったチューリングに光を当て、名誉を回復し多くの人に彼の偉業を知らせる
意味深い映画だったと思います。
一方のホーキング博士は、誰もが知る天才宇宙物理学者として世界的に功成り名を遂げた
現役の学者さん。
見ておいて言うのもなんだけれど…敢えて彼の私生活を曝し「人間ホーキング」を描く
必要はあったのか?
今年のアカデミー賞唯一のラブストーリーとか、「ホーキング博士の愛の物語」という
フレーズが踊っているけれど、一般的にイメージするラブストーリーとは違います。
病気の夫を支える妻ジェーンさんの愛と献身は凄いものだけれど、そんなみんなが期待する
美談だけではなく、後半は事実にもとづく二つの三角関係を描く人間ドラマです。
見ているこちらが大丈夫なのか?っと心配してしまう展開でしたが、そこはさらりと
最終的に丸く収まって、よかった~よかった。


元々、妻ジェーンさんの回顧録「Travelling to infinity:My life with Stephen」をもとに
した映画だとか。余命2年と聞いてもひるまず、博士を支え介護と育児に奔走したジェーンさん。
日本なら両家の両親も支えていくでしょうが、友人の台詞からもどうも彼女一人頑張った様子が
うかがわれました。命か声かの選択でもきっぱりと判断を下すジェーン。
なかなかできることじゃありません。
博士が研究に打ち込めたのはジェーンさんの内助の功があったればこそ。
そんなジェーン支えるジョナサンさんや最終的に博士を支えるエレインさんがいたからこそ。
人間だもの、一人で抱えきれない時は助けが必要です。
大きな意味での愛の物語。
この映画、博士ご本人はご覧になったのかしら?と気になったのですが、
映画製作に協力され、作品の出来に満足されていたそうです。

***** 見た 映画 *****
3月23日 「博士と彼女のセオリー」@TOHOシネマズシャンテ
3月25日 「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」@TOHOシネマズ海老名