映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

靖国

2008-05-30 | ドキュメンタリー
3月末、知人のKさんにお誘いいただいたにも関わらず旅行直前だったため断念。
4月に入ってから、反日映画だ、公開中止続出などの大騒ぎ!?
「あぁ~、あの時行っていればよかった・・・もう見れないのかも?」残念~!
そんな中、騒ぎも収まったのか?東京地区でも公開している映画館があるのを知り、
先週火曜日大雨の日、こんな日なら満員ってことないんじゃないか?と渋谷へGO
シネアミューズWESTって東急本店の斜め前ね。楽勝~と確認して行ったのに・・・
道に迷ってしまった・・・
渋谷駅でいつもと違う出口から出ちゃったから~って、めっちゃおのぼりさんやんか。恥ずかし。
整理券も無く、警備の方もいらっしゃいませんでした。入りは70%ってところでしょうか。


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      靖    国

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靖国神社に行ったことがありますか?
毎年8月が近づくと注目を浴びるこの神社。
行ってみなけりゃどういう場所なのかわからないと思い、数年前騒がしくない時期に行ってみました。
東京メトロ九段下から九段坂を歩き、
東京理科大の前にある第一鳥居から大村益次郎像を見て真っ直ぐ行くと本殿に。
右に曲がると宝物遺品展示館である遊就館。
最近はここの展示について、アメリカからも批判の声がありましたね。
昔々からの展示品が並び、見たかった昭和以降のコーナーに到達した頃に閉館のアナウンス
ありゃ~、もっと早起きして来るんだった…もう一回来なきゃダメねと帰路に。

九段下の駅から大勢の女性が列をなして・・・一体、何事?
韓国俳優リュ・シオンのコンサートで武道館へ向かう人の波でした。
韓国映画「ラブ・レター」「マラソン」「チャングム」「1%の奇跡」なんか好きですが、
このタイミングでは…ちょっと複雑な気分でした。


映画は8月15日靖国神社で繰り広げられていることを淡々と映し出しておりました。
戦死した家族に哀悼を捧げる家族、
軍服を着て行進する日本人。
合祀されている家族を帰してほしいと訴える台湾女性に日本人僧侶。
星条旗を持って、何故か小泉首相の参拝を応援するというアメリカ人。
追悼集会に参加する者、妨害する者、
靖国参拝反対を叫ぶ青年(日本人)と、その青年に「中国人は帰れ!」と追い返すおじさん。
(ここ、ちょっとくどいです)
8月15日に、毎年こんなことが繰り広げられていようとは…知らんかった~。
合間に、監督がインタビューをするも、淡々と日本刀を創る高知在住の90歳の現役刀匠。

この映画を見たほとんどの人がそうであるように、
想像したほど『反日』じゃないじゃな~いと、ちょっと肩透かしを食らったように感じました。
「反日映画では?」という報道と反響が大きかったから?

ただ、上記のくどいシーンと、
最後に日本人将校が日本刀を持ち、その前に座らされたアジア人という写真が何枚も写されること、
二人の将校が日本刀で100人斬りを争ったという新聞記事、
刀匠への、誘導かと思われる噛み合わないインタビュー、
からやっぱり?と思った程度でした。


ひとたび「ドキュメンタリー」と付くと、たとえ間違ったことが含まれていても、
公開されるとすべてのことは「真実」と受け取られる危険性があります。
「百聞は一見にしかず」と言う言葉通り映像には説得力があります。
意図しないものまで映し出すこともあれば、1のものが10くらいに見えることもある。


件のKさんから「文藝春秋」6月号に「靖国」の間違いを指摘した記事が出ていると伺い、
読んでみました。
      
筆者は以前読んだ本「靖国」の筆者坪内祐三さんではないですか!
「映画『靖国』が隠していること  誰も指摘しない重大な事実誤認がある」というタイトル。

いくつかのポイントをあげ、間違いを指摘し、
「李監督はこの映画で様々な情報やイメージの操作を行なっている」と断ずると共に、
「刀匠の姿を多くの人に見てもらうためにも上映中止にすべきではない」と結んでおられます。

靖国神社の御神体は「日本刀」ではなく「神剣と神鏡」であるということを始め、
「はぁ~、そういうことか」と納得。
坪内氏のスタンスが右か左かはわかりませんが、
靖国神社の「招魂斎庭跡」が駐車場に変わったことを知り、340ページに及ぶ本を書いた方だからこそわかる指摘がありました。
ちょっと本を読んだくらい(私です)じゃあわかりません。
映画はやはり中立ぽく見えるけれど監督のある意図が見えてきます。

文化庁から出た750万円の助成金が妥当かどうかの検証に、
国会議員の先生方が試写を見られたそうですが、皆さんどのような感想をおもちになったのでしょうか?
是非、聞きたいなぁ~。
問題提起をした女性議員さんは、映画の中に右側として登場しておられたようです。
この内容に納得されたのでしょうか?

マスコミはこの映画の上映の是非について「表現の自由」を軸に報道しているが、この映画の内容の真偽や議員諸氏の感想には全く触れていません。
マスコミは上映するかしないかだけで、内容の真偽を検証した報道をしなくてええの?

数日前やっと広島で公開されたというニュースを見たが、
年配の方々ですら「騒ぐような反日描写はなかった」という感想でした。
この映画を見て、「そういうことだったのね~」という感想が一番怖いんじゃあないのかなぁ。

文化庁は坪内氏のような方に資金を出して「本当の靖国」を作ってもらうべきじゃないの?
氏の本によると、
九段という場所にある理由や、私達の持つ靖国神社のイメージからかけ離れた、
モダンでハイカラな庶民の憩いの場として海外のサーカス・競馬・相撲・プロレスなんかも行われていたとありました。ビックリ
記憶が薄れているので、読み返さなくちゃ・・・。
  

この映画は海外でも、日本の外国人記者クラブでも上映されています。
誤解を生まないためにも、
外国人監督が間違った知識に基づいた映画を作ったと批判するのではなく、
日本人が正しい知識を踏まえ、右にも左にも傾かないど真ん中の立場で映画を創るべきではないでしょうか?

日本に住んでいると自分が日本人であることを意識する機会はほとんどありません。
オリンピックやワールドカップで国旗を振り、頬に国旗をペイントし、
「ニッポン」という掛け声を聞く時くらいです。
スポーツって、ある意味国威高揚と愛国心を再確認する場ですよね。


遥か昔20代の頃、ショッキングな経験をしました。
英語のクラスで初対面の韓国女性から「私って透明人間?」と思うほど、完全に無視をされたのです。
人からこんな扱いを受けたことがなかったので、かなりショックでした。
程なく彼女が無視するのは、私個人ではなく、日本人に対してであることに気付きました。
結局詳しい理由はわからずじまいですが、
過去の歴史からくる反日感情であったことは間違いないでしょう。
自分が日本人であることを強く意識した瞬間でした。
幸い、韓国人を含め、他のアジアの方々とは仲良くなれましたが・・・


海外、特にアジアの国々に行く際には、
日本人であるということがどういうものを背負っているのかということを知っておくべきでしょう。
戦後世代であっても、はるか昔の、遠いことでは済まされませ~ん。


靖国問題と言われる、A級戦犯分祀、首相参拝、政教分離など、
何とか解決できないもんですかねぇ~。



今回、めっちゃ堅い話になりました。たまには真面目なとこも見せとかんとね。
次回は、政治も宗教も全く関係ねぇ~「幸せになるための27のドレス」を予定しています。



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 ***** 今週 の 映画 *****

 5月27日 「ディッキー・ロバーツ 僕は元子役スター」 DVD 
           大人になった子役スター奮闘記 笑いあり涙あり、思いがけず良い映画

        「ドライビング ミス・デイジー」 DVD


 5月28日 「幸せになるための27のドレス」先行上映 TOHOシネマズ海老名 

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幻影師アイゼンハイム  The Illusionist

2008-05-24 | 映画 か行
先週「王様のブランチ」近日公開ミニシアターで紹介された「幻影師アイゼンハイム」
ナンじゃこのタイトル?と思ってみていたら・・・エドワード・ノートン主演、マジシャンの話・・・
えぇー!この映画知ってる~
「イルージョニスト」ってタイトルじゃなかったっけ?

なんと、昨年3月始めてのヨーロッパ・イタリア旅行に行った時、
アリタリア航空機の中で見た映画じゃない?!

十数時間、映画を見まくるぞ~と意気込んで、
エドワード・ノートン→ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベール
という男優のラインナップのみで選択した結果、本作と「プレステージ」を2本続けて鑑賞。
もうマジックも、どんでん返しも当分見たくない~・・・
「そりゃ、あんたの選択でしょうが?」「はい、無謀でございました」

たまたまだったんだろうけれど、このマジシャン物2本連続は、疲れた~。
どちらも時代設定、衣装、暗めの映像などなど、似てる~。

他に見た映画は「007カジノロワイアル」(もちろん再度鑑賞)に
「主人公は僕だった」(帰りに鑑賞)などなど。
結構充実したラインナップでしたね~。

「プレステージ」はほどなく日本で公開され、既にDVDも発売済。
なのに何で今頃?、それもこのタイトル!「幻影師」?
イタリアでは1年前に既に公開中で、あちこちでポスターを見かけました。

どちらも、ど~んでん~返し!予想外の結末ですが、
個人的には「プレステージ」より本作「イルージョニスト」改め「幻影師アイゼンハイム」の方が


?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

   幻影師アイゼンハイム  ILLUSIONIST 2006 

!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!


<ストーリー>
ハプスブルグ帝国末期、19世紀末のウイーン。
家具職人の息子エドアルドと公爵令嬢ソフィは幼なじみ。
お互い恋心を抱くが、身分違いで強引に引き裂かれる。
15年後、アイゼンハイムと名を変えイリュージョンで人気を得たエドアルドと
皇太子の婚約者となったソフィがイリュージョンの舞台で再会し愛し合うようになる。
その後ソフィアは嫉妬した皇太子により謎の死を遂げる。
一大スキャンダルの中、アイゼンハイムはソフィの幻影を蘇らせるイリュージョンを発表するが、
彼女の死の真相は?

主演はエドワード・ノートン。
     
1996年の「真実の行方」でデビュー以来、秘かに(公でも何の問題もありませんが)ファンです。
日本に住んでいたこともあり、TVのインタビューで目黒の「寄生虫館」が面白いなんてマニアックなことをおっしゃっておりました。
弱々しいお坊ちゃんをやるかとおもえば、「アメリカンヒストリーX」で別人のようなマッチョの差別主義者だったりと、驚かされます。
次回作は超人ハルクだとか。
えぇ~、怒ると緑の超人に変身!って似合わな~い!
ノーブルなお顔立ちなのに・・・ハルクはエリック・バナに任せておこうよ。

警部役は「サイドウエイ」のポール・ジアマッティー。
ソフィにはジェシカ・ビール。公開中の「NEXT」に出演中。
皇太子にはルーファス・シーエル、この方は「レジェンド・オブ・ゾロ」でも「ホリディ」でも嫌な奴役でしたね。

原作は、ピューリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハウザー。
ドラマは警部の目を通して描かれる。
この警部は皇太子の命令でアイゼンハイムの謎を暴こうと彼を追いかけるが、次第に彼に魅せられてゆく。
19世紀末の格調高い雰囲気の中、人々を魅了するイリュージョンとスキャンダル、
幼い頃からの愛を貫く為、皇太子に、そしてがんじがらめの階級社会に、
果敢に挑戦するアイゼンハイム。
  

この映画のネタばれはダメダメダメ~。

おぉ~、そういうことだったの?!
アイゼンハイム最後の一世一代のトリックに気付いたときの警部の表情。

全く予備知識も何もないまま見たことで、なおさら素直に引き込まれてしまいました。
サスペンスとしっとりとしたロマンスに驚きのトリックが散りばめられ、爽やかな、天晴れな結末でした。

6月7日から、ミニシアター系で公開です。
(訂正:TOHO系で5月24日から公開していました。すみません。)

アメリカでは上映館数51からスタート後、口コミ人気で全米最大1438館にまで拡大し、
アカデミー賞をはじめ数々の映画賞ノミネート・受賞もしたそうな。

果たして日本でヒットと相成りますかどうか?


ついでに、「プレステージ」の結末は・・・
散々引っ張っったあげく、こんなの飛び道具やんか~?!
だまされた・・・って疲れがどっと、
でも、マジシャン物としてはある意味、成功?やられた~。


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 ***** 今週 見た 映画 *****

 5月18日 「リストランテの夜に」 DVD

 5月20日 「靖国」  渋谷 シネアミューズWEST

        「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」渋谷 シネタワー
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最高の人生の見つけ方  THE BUCKET LIST

2008-05-17 | 映画 さ行
突然、あなたの命はあとわずかと宣告されたらどんな反応を示すだろう?

アメリカでは医者が患者に命の宣告を告げるのは当然のことのようだ。
患者には自分の命が後どれくらいかを知る権利があると考えるらしいし、
告げなかったことで訴えられるリスクというのもあるのかもしれない。

それはたとえ子供であっても例外ではなく、
家族が秘密にして欲しいと頼んでも、聞き入れられるものではないようだ。

映画の中でモーガン・フリーマン扮する物知りのカーターが、
「96%の人は知りたくないといっているが自分は残りの4%だ」と言っていた。
映画やドラマで当然のように告知されているシーンを見ていただけに、
アメリカ人の96%が実は知りたくないといっているのはちょっと意外な気がした。

以前日本では、患者には知らせず家族の者が告知を受け
本人には内緒にしておくというのが主流だったように思う。現在ではどうなのでしょう?

「病院へ行こう」という日本映画で、胃潰瘍といわれた患者が疑心暗鬼に陥って
「きっと癌だ。みんな隠しているに違いない」と思い込み、ノイローゼのようになっていくシーンがあった。
笑いをよぶシーンではあったが、自分だったらと思うと笑えない話だ。


果たして自分がこういう状況になったら、言ってもらいたいか、言わないでもらいたいか、どっちだろう?
今、仮定の話としてなら「言ってもらいたい派」だけれど、現実問題としてどういう反応を示すかは・・・
わから~ん。


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    最高の人生の見つけ方  THE BUCKET LIST

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<ストーリー>
大学の哲学クラスで「死ぬまでにしたいこと、すべてを書き留めたリストBucket List)」 を作成したカーター(モーガン・フリーマン)。
学者になるという夢を、結婚や子供達のためにあきらめ中退、46年間も自動車修理工として働いてきた。
一方、一代で巨万の富を築いたエドワード(ジャック・ニコルソン)は金儲けと事業の拡大に忙しく、
忙しい日々を送ってきた。
そんな2人が入院先の病院で同室になり、共に余命半年から1年と宣告され残された人生に生きる意味を見出そうとする。


原題の「bucket list」は、「死ぬ」の俗語 kick the bucketから、
死ぬまでにしたいことを書き出すリストをいうそうだ。

死の宣告という重いテーマを、二人の名優がカラッと湿っぽくならず、ユーモアを交えて、
悔いが残らないように次から次へと挑戦する姿に笑い、
そして次第に芽生える二人の友情にちょっぴり涙してしまいました。

全ての人に当てはまるわけではないけれど、アメリカ人のすごいところは、
こういう状況でもユーモアのセンスを忘れないってことですね~。


エドワードとカーターは全く正反対。
一代で財を築いたが4回の離婚を経て、秘書以外見舞いに来る人もいない傲慢なエドワード。
妻と3人の子供に囲まれ、家庭を第一に自分を抑えて過ごしてきたカーター。

病院で同室にならなければ、決して知り合うことなどなかったであろう二人。
共に末期がんで余命宣告を受け、抗がん剤の副作用で苦しむ中、
カーターのバケットリストが発端となり、
人生で遣り残したことをしようというエドワードの提案にカーターも同意、
世界中をまわる中、お互いに足りないものを補い合って次第に同士のような友情が芽生える。

 ・荘厳な景色を見る
 ・見ず知らずの人に親切にする
 ・泣くまで笑う
というカーターのリストに、エドワードが付け加えたのは、

 ・スカイダイビングをする
 ・ライオン狩りに行く
 ・世界一の美女にキスをする
 ・刺青を入れる  等々
       
       

行動力があり具体的なエドワードと、抽象的で腰の重いカーター。

そんなカーターを動かしたのは、
「このまま家族に同情されて過ごすのは、本当は嫌な筈だ」というエドワードの言葉。
今まで家族のためにしたいことを我慢してきたカーターは、これが最後のチャンスだと腹をくくる。
「何かをやった後悔よりも、やらなかった後悔の方がずっと大きい」
(この言葉は先週の「グレイズ・アナトミー」でも出てきました。
「あかんかったって、ええやんか。やらんと後悔するよりましやん」同感です。)

最後のときを一緒に過ごしたいと言ってカーターの妻は怒るけれど、
何もせずベッドで日々弱っていく姿を見るより、生き生きと過ごしてくれる方が私はがいいと思うけどなぁ。

先に亡くなったカーターがエドワード宛に書いた手紙に、
感謝の言葉と共に「人生の喜びを見つけてくれ」という忠告があった。
仕事がすべてて孤独だったエドワードがこの言葉で行動を起こし、「世界一の美女にキスをする」。
(世界一の美女って・・・映画を見てのお楽しみ)

エドワードお気に入りの高級コーヒーの製法はびっくりです。「涙が出るほど笑ってました」。
一つずつリストの項目を消していく姿が微笑ましい。

カーターの葬儀でエドワードは、
「カーターと過ごした3ヶ月は自分の人生で最高だった。彼が僕を救ってくれた。」と弔辞をのべる。

二人にとってカーターの最後の3ヶ月がいかに濃密で素晴らしい日々だったかがうかがえます。
死に向き合うことで、生きることの意味がはっきり見えてくるんですね。
    

旅の途中、ピラミッドの上でカーターが話します。
「古代エジプト人は死んだ時、天国に行く前に審判があり、二つの質問をされる」
一つ目は「あなたの人生は自分にとって幸せでしたか?」
二つ目は「あなたの人生は他人に幸せを与えましたか?」
共に過ごした3ヶ月で、二人は間違いなく天国に行けたでしょうね。

「荘厳な景色を見る」というのも、秘書のトーマスのおかげで果たせてよかった~。

 
残りの人生が後どのくらいか? な~んて考えることなどなく、
明日も明後日も、朝になれば目覚め、似たような毎日が繰り返されると信じて、
誰しも日々過ごしている。

この映画のターゲット年齢はどこにあるのかしら?な~んて思ったりしたけれど、
もちろん見る人の年齢で受け取り方は違うでしょうが・・・
すべての年齢層に対して、死の宣告を受けなくても
 ・価値ある日々を過ごしていますか?
 ・あなたは今を力いっぱい生きていますか?
 ・自分のしたいことは何ですか?
と問いかけられている気がします。

バケットリストを作るとしたら、一体何を入れましょう?
エドワードみたいに財力があれば思い切ったことができるだろうけれど・・・残念!
「少女老いやすく、学ならんかった~」今となっては、遅きに失すという気がしないでもないが、
いやいや、世界一長寿の日本人女性の平均寿命は86歳でしたっけ?
まだまだ先はあると信じて、
まぁ、少しづつ考えよっ~と!



★「死ぬまでにしたい10のこと My life without me」
余命2ヶ月!と診断された23歳の女性の話だが、
彼女も取り乱すことなく、たんたんとその日に向けて家族のために、自分のために精一杯残りの日々を生きる。


★「愛が微笑む時 HEART AND SOULS」
不慮の事故で死んだ4人が、この世に思いを残して成仏できずさまよい、ある男性の力を借りて順番に遣り残したことをやって天国へ行くというお話。



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***** 今週 見た 映画 *****

 5月11日  「イタリア的、恋愛マニュアル」DVD
        「THE SKULL」 DVD

 5月12日 「ボンボン」 DVD ドゴ・アルヘンティーノ種の犬をもらって人生が変わるおじさんの話
        「最高に幸せな人生の送り方」 109MM横浜
 
 5月13日 「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」 DVD
         「ダーウィン・アウォード」 DVD
        「ウエイトレス おいしい人生の作り方」 DVD 
        
 5月16日 「おいしい男の作り方 Cake」 DVD (なんというひどいタイトル)
  
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グレイズ・アナトミー

2008-05-11 | TVドラマ
連休明けはいけません~。
体も頭も気力もいまひとつ。
やっぱり、休みは始まる直前がワクワクして楽しいなぁ~。


昔からアメリカのテレビドラマは面白い!
子供の頃からど~っぷりはまっております。
このブログの第1回目で、子供の頃の懐かしのアメリカTVドラマの思い出を書きましたが、
その時その時の生活や社会情勢、風俗を反映しており、昔のドラマの再放送を見ると、
結構面白い発見があります。


NHKのBS放送は半年交代、「アグリー・ベティー」「デスパレートな妻たち」が終わり、
「4月からは「ER」の番ね、前回のラストはどんなだったっけ?」などと思っていたのに・・・
どうしちゃったんでしょう?何のお知らせも無く韓国ドラマでしらんぷりですか?
まさかこのまま打ち切りじゃないよね~?
昨年からアカデミー賞発表直前まで続いた脚本家協会のストの影響?
な~んてことないよ、ね?

今期のNHKアメリカドラマは「ダメージ」。
前々回の「フィクサー」よりダークでおどろおどろしい弁護士ドラマ。
グレン・クロースの恐ろしさは「危険な情事 FATAL ATTRACTION」以来消えません。
怖いもの見たさに来週も見るぞ~


「24」や「LOST」も面白いとは聞くけれど、もう既にシーズン5とか6なんて
今さら一から見る気力も体力も時間も無く、アッカ~ン、自粛です。


ケーブルTVで3月に終了した「HEROS」「ブラザーズ・アンド・シスターズ」は
第2シーズンまでおあずけ。
「ダメージ」一本じゃ、ちょっと寂しいな・・・で、
3月から始まった「グレイズ・アナトミー」なら、今からでも追いつけるかなぁ?
昔からわりと好きなパトリック・デンプシー主演だし~、
とDVDを借りたが最後、
先が見たくて連休中は「アナトミー祭り」状態、一気に見てしまいました。
ちょっとした中毒状態?
1週間待たずとも、レンタルすれば先がどんどん見られるという誘惑に負けてしまった・・・

でも、シーズン1、2を一気に見るのは暴挙だったかも。
DVD17枚、全36話。
さすがに、疲れた~。
いくら連休中で時間があったからって、あれもこれもやろうと意気込んでいたのに・・・
あれもこれも手付かずのまま。
「お馬鹿さん~」、の声が聞こえる・・・



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  グレイズ・アナトミー GREY'S ANATOMY /恋の解剖学

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アメリカABCテレビで2005年3月から放送されているTVドラマ。
外科医インターンとしてシアトルの病院にやって来たメレディス・グレイ(エレン・ポンピオ)。
           
出勤初日、前日に一夜限りの関係をもったデレク・シェパード(パトリック・デンプシー)が
同病院の外科医であることを知る。
厳しい現実にぶつかりながら、外科インターンとして働く主人公たちの仕事に恋に、
成長していく姿を描く医療ヒューマン・ドラマです。

タイトルは著名な医学書、ヘンリー・グレイの人体解剖学の本「グレイの解剖学(Gray's Anatomy) 」
をもじっているそうです。
ちなみに、主人公メレディスの苗字グレイはGreyです。

エミー賞やゴールデン・グローブ賞はじめ数々の賞を獲得しています。


アメリカTVドラマの3本柱といえば「医療もの」「警察もの」「弁護士もの」。
今もこのジャンルは健在です、というか永遠に不滅です~。

昔から、何故医療ドラマが多いのか?何故医療ドラマは人気が高いのか?
記憶にある古い医療ものといえば「外科医ギャノン」。
以降「マッシュ」「ER」「Dr.HOUSE」に「グレイズ・アナトミー」まで。
日本でも、「白い巨塔」「ブラックジャックによろしく」「救命病棟24時」など。
「宮廷女官チャングム」も後半は医療ものと言っていいのかも?
大森一樹監督の「ヒポクラテスたち」は医者の卵の話でしたっけ。

病院って、行かずに済めばそれにこしたことはない場所です。
でも残念ながら、誰もがお世話になる可能性のある所。
そこには、生と死に直面するドラマがある。

患者の立場しか知らない私達が、医者の立場を垣間見ることができ、
患者の前で絶対の権力者である医者にも、悩みもあれば迷いもあるということを知る。
認知症の母がいたり、
10代で生んだ子供を養子に出していたり、
父の暴力から母を救うために学生時代レスリングをやっていた等々。
そういう経験が、患者さんと触れ合う中で生きてくる。

毎回様々な病気、事故で運び込まれる患者を通して、その時々の社会を反映するような問題が
描かれている。

    
左からジョージ、イジー、アレックス、クリスティーナ、メレディスのインターン5人。
育った環境、経歴も異なる5人は、火花を散らし毎回手術患者を取り合うライバルでありながら、
外科医になるという同じ目標に向かって頑張る同士の関係でもある。
このバランスがとってもアメリカ的。

アメリカの医学部の授業料は高額で、ローンを組んで何年もその返済に追われ、
医者になっても訴えられたときのためにこれまた高額の保険をかなければならず、
廃業する人も増えているらしい。
インターンは週80~110時間勤務で私生活も無くぼろぼろになりながら必死に頑張る。
家に帰るのが面倒だと病院に住み込む医者も登場する。
別の病院のインターンが、患者を助ける為に徹夜し、家に帰る途中一瞬睡魔に襲われ事故を起こし
妊婦を死なせてしまう。
一人の患者を救ったことで、別の一人を死なせてしまったエピソードは辛く悲しい。

本当に医者になりたいという強い気持ちがなければ、とてもじゃないが務まらないお仕事ですね。
医者は、なるのも、なってからでも大変のようです。


恋愛に関していえば、「ER」でも思ったけれど、狭い人間関係の中でひっついたり別れたり。
でもこんなに長時間働き詰めなら他で探す余裕はないかもね。


毎回、番組の始めに主人公メレディスの投げかける問題提起や疑問と、
エピソードを通して導き出す結論のモノローグがとってもいいんです。

「デスパレートな妻たち」「セックス・アンド・ザ・シティー」でも、
毎回テーマになるような語りがあって、なかなか哲学的。
説教くさくなく、お涙ちょうだいでも、気恥ずかしくなるようなくさい台詞でもなく、
思わず書き留めておきたくなるような、説得力のある言葉がいい~
メモメモ。
なんでこんなに脚本がうまいんでしょう?



上司であり、主人公の恋人である脳外科医デレク・シェパードを演じるのは
ピープル誌が選ぶセクシー男優NO.2のパトリック・デンプシー。
「魔法にかけられて」でジゼルとハッピーエンドになる弁護士さんでした。
NO.1は誰なんでしょ?ジョニデ?ブラピ?
ドラマの中で、彼のあだ名は「McDreamy」、夢のような色男という意味です。
この言葉はアメリカで流行語のなったそうな。
 
イジー役のキャサリン・へイグルは近々公開の「幸せになるための27のドレス 27 DRESSES」で、
「魔法にかけられて」の王子役ジェームズ・マーズデンと競演、ラブコメの女王になる日も近いかも。
    
インターン仲間のジョージ、ナチと呼ばれる厳しい上司ベイリーも好きなキャラです。

一体続きはどうなるのか?シーズン3のDVD発売が待たれます。
WOWWOWはシーズン4放映ですって!残念。

 
時々見る「BONES」は解剖といっても検死autopsyです。
これも面白い!
あぁ、やっぱりアメリカTVドラマは止められませんなぁ~。

  
  ***** 今週 見た 映画 *****

 5月 4日 グレイズ・アナトミーシーズン2 ⑭⑮⑯⑰ 

 5月 5日 グレイズ・アナトミーシーズン2 ⑱⑲⑳21、22 

 5月 6日 グレイズ・アナトミーシーズン2 23、24、25、26

 5月 9日 「ハリウッドランド」DVD スーパーマン俳優の死をめぐるサスペンス

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大いなる陰謀

2008-05-03 | 映画 あ行
何のために立ち上がり、
何のために戦い、
何のために生き、
何のために死ぬのか?
という何とも勇ましいキャッチフレーズ。
こういうの、アメリカ人は好きやね~。

J・F・ケネディーの有名な言葉を思い出しました。
「祖国があなたのために何ができるかを問うより、
     あなたが祖国のために何を行うことができるか問うてほしい。
Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country.」

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  大いなる陰謀  LIONS FOR LAMBS

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タイトルの「LIONS FOR LAMBS」については、
映画の中で、レッドフォード扮する大学教授が学生たちに話してましたが、
ウィキペディアで調べてみると・・・
第一次世界大戦時フランス北部のソンムの戦いで、
勇敢な兵士たちを無駄に死なせたイギリス軍司令部への嘲笑をこめたドイツ人の詩
「このような愚鈍な羊たちに率いられた勇敢なライオンのような兵士たちを見たことがない」
からきているとありました。

こういう勇敢な兵士を称え、愚鈍な司令官を嘲笑する表現っていろいろあるんですね。
クリミア戦争時は、ロシア人がイギリス軍を
「lions led on by a**e* 愚か者に率いられたライオンだ」と言っているという記事が、
普仏戦争では、フランス軍に対し
「lions led by donkeys ロバに率いられたライオン」という表現が使われたらしいです。

いずれにせよ、愚かな司令官に率いられた兵士たちは哀れです。
常に、前線で戦う勇敢な兵士たちはライオンに例えられるんですね~。

もっとたどればアレキサンダー大王の
「私は羊に率いられたライオンの軍を恐れはしない。
恐れるのはライオンに率いられた羊の群れだ」というのもあるそうです。
司令官がしっかりしている軍は強いということですね、やっぱり。

阪神タイガースの「ベンチがアホやから・・・」発言、な~んてのもありましたねぇ~。


映画は、予想に反してシーン4つの舞台劇のようでした。
ベトナム帰還兵である大学教授の部屋で、教授とやる気を失くしてしまった若い学生の会話。
大学教授と志願兵となるふたりの学生との会話の回想。
上院議員の部屋での野心あふれる議員と、女性ジャーナリストの会話。
それに、アフガニスタンの山岳地帯に取り残されたふたりの若い志願兵士。
    

トム・クルーズ演じる共和党上院議員は、
巻き返しを図るためアフガニスタンでの戦闘を画策し、
世論を味方につけようとマスコミを利用しようとする。
    

まさにタイトルの羊、アホなベンチ?
戦場から遠く離れた安全な場所で画策する彼にとって、戦場で戦い、亡くなる兵士たちは
人格の無い駒でしかない。
織田裕二ならずとも「事件は会議室で起きてるんじゃない!」なんて叫びたくなるよなぁ~。

上院議員に情報をリークされるジャーナリストを演じるのはメリル・ストリープ。
911以降、国策に迎合しイラク戦争の泥沼を阻止できなかった自責の念を引きずり、
M&Aの果て、記事の内容よりも数字がすべての会社の中で、
ジャーナリストとしてのモラルとのジレンマに悩んでいる。
今回の上院議員からの話も、スクープなのか、利用されているだけなのか
が読みきれず葛藤するも、首をちらつかせられ涙を呑む。

  

レッドフォード教授は、ケネディーよろしく国の為に何ができるかを学生に問いかけ、
結果、黒人とヒスパニックの二人の優秀で真っ直ぐな学生が軍に入隊。
今さら止めても遅いよ~、教授。
  

今のアメリカは徴兵しなくても兵士を集めることが出来るそうです。
経済的に追い詰められた貧困層から、
高い給料(命賭けるんだからあたりまえやん)や大学の授業料免除、
グリーンカードが手に入る等々の甘い言葉で軍に送り込まれる。
志願した二人も、帰還すれば大学院の授業料の心配は無いと言ってましたっけ。
帰還すればって・・・。
        

自分の指導で二人を戦場に送り込むことになっちゃったのに、
勉強意欲を無くし遊んでいる白人の学生に対し
「自分に直接関わりが無ければ無関心でいいのか?」と詰め寄る教授。

レッドフォードはこの学生への問いかけを、観客にも問いかけていたのでしょうね。
にっちもさっちもどうしようもないアメリカの現状をあぶり出しておりました。


最後のシーン、
テレビでタレントのおバカなゴシップネタを伝える画面の下に、
アフガンでの作戦成功を伝えるブレイキングニュースの文字が小さく流れる。
ゴシップの方がメインなんだ~。
これまた皮肉で悲しい現実でしょうか?

ここまで現状を描いて映画で問いかけちゃうところに、自由の国アメリカの懐の深さを感じます。

日本のベンチは・・・どないですか?


字幕で内容をすべて理解するには、あまりにもみなさんしゃべりすぎ~。
正直、ついていけてませ~ん。
情報が多すぎて、今ひとつ理解し切れてない感が残ってます。

白人学生を演じているアンドリュー・ガーフィールドが上手いです。




***** 今週 見た 映画 *****

 4月25日 グレイズ・アナトミー シーズン1 ⑥⑦⑧⑨ DVD
 
 4月26日 大いなる陰謀 

 4月28日 グレイズ・アナトミー シーズン2 ①②③④ DVD

 4月29日 グレイズ・アナトミー シーズン2 ⑤⑥⑦ DVD

 5月 1日 グレイズ・アナトミー シーズン2 ⑧⑨⑩ DVD

 5月 2日 グレイズ・アナトミー シーズン2 ⑪⑫⑬ DVD

 
  
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