11月17日の日経夕刊「プロムナード」の森絵都さんのコラム「犬と人間」を読んで、
映画「犬と猫と人間と」を書きかけのまま放ったらかしだったことを思い出しました。
近くの映画館で公開を見逃し、遠くまで自主上映会に行こうか行こまいか~?
決めかねていたら、日テレ朝の情報番組「スッキリ!」で、殺処分を減らすべく頑張っておられる
熊本市動物愛護センターの取り組み見ました。
なんという偶然 やっぱり見に行かなくっちゃ~と出かけました
犬 と 猫 と 人間 と
動物映画と親子ドラマに滅法弱い私です。
< ストーリー >
映画監督の飯田基晴氏は、稲葉恵子さんというおばあさんから
「大人も子供も、動物を大切に思ってもらえるような映画を作ってほしい」依頼される。
彼女は長年捨て猫たちの面倒を見てきたが、体力的に限界を感じていた。
いろいろと調べるうちにペット大国日本の現実が見え始める。
家族の一員として犬や猫を迎える家庭がある一方、捨てられ、殺処分される多くの犬や猫。
自治体の動物愛護センター、ボランティア団体、獣医さんや個人、グループの取り組みを通して、
小さい命の切なさと、不幸な命を生み出す人間のエゴを浮き彫りにしつつ、多くの犬猫たちと
懸命に救おうとする人間たちの姿を追う。
現在日本にいる犬と猫の数は、2683万頭、殺処分されるのは年間約31万頭、
全国で一日あたり1,000 匹近い犬猫が処分されているそうです・・・言葉を失います。
2010年4月1日時点での15歳未満の子どもの数は昨年より19万人減少し1694万人。
子供の数より犬・猫の数の方が多いって・・・これにも驚きました。
少子化と反比例しペットの飼育頭数は増加を続け、ペット市場規模はすでに2兆円に達しているそうです。
本映画のオフィシャルブロクはこちら
高校生の頃から我が家にはずっと犬がおりました。
当時、犬のえさは残り物の混ぜご飯で、外飼いが普通でした。犬は番犬としての役割を担っておりました。
実家を離れ、犬と関わることもなかったのに、11年前にひょんなことから飼うことになりました。
当時きれい好きだった私は、室内で飼うのはちょっと・・・と躊躇したのですが、わんこは来ました。
(今はもう「きれい好きって誰のこと?」と問われそうな状態です)
ミニチュア・ダックスじゃぁ外で番犬ちゅうのは荷が重過ぎますわね。
飼い始めて、ペット事情の変化に驚きました。
法で定められた狂犬病の予防注射以外に、3種5種だのワクチン、フィラリアの薬にノミ・ダニ駆除の薬、
餌も年齢、体質に合わせた各種ドッグフードにペット専用おやつなど、各種発売されています。
服を着せる、靴を履かせる、アクセサリーを付ける、誕生日にはケーキだ特別料理だ、
それどころか最近じゃぁ犬の七五三を祝う飼い主さんもいるとか
しか~し、わんこ(猫は飼ったことがないのでわかりません)はカワイイだけじゃぁござんせん。
室内犬はトイレの躾が必須です。また何でも口に入れるので手(口)が届くところに危険な物は置けません。
椅子に飛び乗ってロールキャベツを盗み食いしたうちのわんこは、後日爪楊枝を吐き出しました・・・
無事でよかった~
歯の生え変わり時は甘噛みされて手は傷だらけ、マウント行動にも手を焼きました。
日々の散歩、忙しさにかまけていると「かまって~」とばかりに嫌がらせもします。
ある本には「犬は家の中で自分の順位を一つでも上げようと虎視眈々と狙っている生き物です」と
書いてありました
こちらが飼い主であることをしっかり認識させないと侮られます。
小型犬でも歯を剥かれると怖いよー。ましてや大型犬となると…。
躾を誤るとトンでもない事になりますよ~。飼い主もわんこも不幸です。
またお金もかかります。
登録や注射に予防薬、餌の他に、医者にかかると保険(今はペット保険があります)がきかないので
治療費が高額になることもあります。
心癒されることも多いですが、食べることから下の世話まで、可愛いだけで飼い始めると後悔することになります。
一つの命を丸抱えで引き受ける覚悟が必要です。
飼い始める前に、最後まで面倒を見れるかどうか?じっくり検討してみましょう。
な~んて、私もそこまで考えて飼ったわけではありませんが、最後まで面倒を見てやらにゃぁと思ってます。
以前書いたかもしれませんが、うちのわんこはストラバイト膀胱炎持ち(今も処方食)で癲癇症も数年患いました。
いつくるかわからない癲癇発作に「とんでもないものを抱えちゃったもんだ・・・」とうろたえもしました。
でも命を引き受けた以上頑張るしかないですわ。痙攣してバタバタ転がり小刻みに震え続ける姿は辛かったです。
今では全快し健やか~、食事だけが楽しみのようですが、11歳を越えこれからは痴呆症が心配です。
ペットショップにいる子犬は大体生後2ヶ月くらいのカワイイ盛りです。
しかし売れ残ったらセール価格になり、店の隅に追いやられ、小さなケージの中で大きな身体を持て余している姿を見ると、この子はこの後どうなるんだろうと胸が痛くなります。
無理な掛け合わせで先天性の障害を持つ子もいるようです。
人気の犬種を大量生産し、無責任に買い、飼えなくなったら捨てるといういまのシステムは何とかならないものでしょうか?
ブリーダーを登録・資格制にして年間の出産犬数を制限するとか、
保健所やシェルターに保護(保健所では数日後に殺処分)された子を積極的に引き取るとか(まずはこの子たちです)、
飼う前に、「飼い主心得え講座」の3ヶ月受講を義務化するとか。いかがでしょう?
テレビで見た熊本市動物愛護センターでは殺処分ゼロを目指して里親を探し、かなり成果が出ていました
犬や猫のみならず、世界中から様々な動物が輸入(密輸入も?)され、手に余るとこっそり野に放たれる。
川にワニって・・・危険だし、外来生物を野に放つのは生態系にもよくないぞー。
捨てられた動物を保護し新しい飼い主を探す保健所の取り組みやボランティアの方々の活動
(頭が下がります)のそばから、次々と保健所に持ち込まれる犬や猫
殺処分までケージを移動する命のカウントダウンや、捨てられ人間不信になった犬を見ると・・・
自主映画会を開いたホールの横で、わんこの譲渡会をやっていました。
そこにいた犬はゴールデンリトリーバー、ボルゾイなどの大型犬からミニチュアダックスなどの小型犬まで、
ほとんど純血種。ということは捨てられたわんこたちということです。
この子達はどうしてここに?と伺いたかったのですが・・・見ただけでウルウル状態なのに
話を聞いたら間違いなく涙がこぼれそうで、ぐっとこらえて小額ですが募金をして帰りました。
私の力では1匹が限界です
もし、万が一、又わんこを飼うことになったら、保健所などに収容された子をと思いますが・・・
残念ながら、もうそんな体力も気力もないなぁ~。
俺には~おまえが最後のわんこ~
一時ニュースやワイドショーを賑わし有名になった「がけっぷち犬」も映画に登場。
譲渡会でこの犬だけに人気が集まる光景に、なんだかなぁ~・・・。
映画「犬と猫と人間と」を書きかけのまま放ったらかしだったことを思い出しました。
近くの映画館で公開を見逃し、遠くまで自主上映会に行こうか行こまいか~?
決めかねていたら、日テレ朝の情報番組「スッキリ!」で、殺処分を減らすべく頑張っておられる
熊本市動物愛護センターの取り組み見ました。
なんという偶然 やっぱり見に行かなくっちゃ~と出かけました
犬 と 猫 と 人間 と
動物映画と親子ドラマに滅法弱い私です。
< ストーリー >
映画監督の飯田基晴氏は、稲葉恵子さんというおばあさんから
「大人も子供も、動物を大切に思ってもらえるような映画を作ってほしい」依頼される。
彼女は長年捨て猫たちの面倒を見てきたが、体力的に限界を感じていた。
いろいろと調べるうちにペット大国日本の現実が見え始める。
家族の一員として犬や猫を迎える家庭がある一方、捨てられ、殺処分される多くの犬や猫。
自治体の動物愛護センター、ボランティア団体、獣医さんや個人、グループの取り組みを通して、
小さい命の切なさと、不幸な命を生み出す人間のエゴを浮き彫りにしつつ、多くの犬猫たちと
懸命に救おうとする人間たちの姿を追う。
現在日本にいる犬と猫の数は、2683万頭、殺処分されるのは年間約31万頭、
全国で一日あたり1,000 匹近い犬猫が処分されているそうです・・・言葉を失います。
2010年4月1日時点での15歳未満の子どもの数は昨年より19万人減少し1694万人。
子供の数より犬・猫の数の方が多いって・・・これにも驚きました。
少子化と反比例しペットの飼育頭数は増加を続け、ペット市場規模はすでに2兆円に達しているそうです。
本映画のオフィシャルブロクはこちら
高校生の頃から我が家にはずっと犬がおりました。
当時、犬のえさは残り物の混ぜご飯で、外飼いが普通でした。犬は番犬としての役割を担っておりました。
実家を離れ、犬と関わることもなかったのに、11年前にひょんなことから飼うことになりました。
当時きれい好きだった私は、室内で飼うのはちょっと・・・と躊躇したのですが、わんこは来ました。
(今はもう「きれい好きって誰のこと?」と問われそうな状態です)
ミニチュア・ダックスじゃぁ外で番犬ちゅうのは荷が重過ぎますわね。
飼い始めて、ペット事情の変化に驚きました。
法で定められた狂犬病の予防注射以外に、3種5種だのワクチン、フィラリアの薬にノミ・ダニ駆除の薬、
餌も年齢、体質に合わせた各種ドッグフードにペット専用おやつなど、各種発売されています。
服を着せる、靴を履かせる、アクセサリーを付ける、誕生日にはケーキだ特別料理だ、
それどころか最近じゃぁ犬の七五三を祝う飼い主さんもいるとか
しか~し、わんこ(猫は飼ったことがないのでわかりません)はカワイイだけじゃぁござんせん。
室内犬はトイレの躾が必須です。また何でも口に入れるので手(口)が届くところに危険な物は置けません。
椅子に飛び乗ってロールキャベツを盗み食いしたうちのわんこは、後日爪楊枝を吐き出しました・・・
無事でよかった~
歯の生え変わり時は甘噛みされて手は傷だらけ、マウント行動にも手を焼きました。
日々の散歩、忙しさにかまけていると「かまって~」とばかりに嫌がらせもします。
ある本には「犬は家の中で自分の順位を一つでも上げようと虎視眈々と狙っている生き物です」と
書いてありました
こちらが飼い主であることをしっかり認識させないと侮られます。
小型犬でも歯を剥かれると怖いよー。ましてや大型犬となると…。
躾を誤るとトンでもない事になりますよ~。飼い主もわんこも不幸です。
またお金もかかります。
登録や注射に予防薬、餌の他に、医者にかかると保険(今はペット保険があります)がきかないので
治療費が高額になることもあります。
心癒されることも多いですが、食べることから下の世話まで、可愛いだけで飼い始めると後悔することになります。
一つの命を丸抱えで引き受ける覚悟が必要です。
飼い始める前に、最後まで面倒を見れるかどうか?じっくり検討してみましょう。
な~んて、私もそこまで考えて飼ったわけではありませんが、最後まで面倒を見てやらにゃぁと思ってます。
以前書いたかもしれませんが、うちのわんこはストラバイト膀胱炎持ち(今も処方食)で癲癇症も数年患いました。
いつくるかわからない癲癇発作に「とんでもないものを抱えちゃったもんだ・・・」とうろたえもしました。
でも命を引き受けた以上頑張るしかないですわ。痙攣してバタバタ転がり小刻みに震え続ける姿は辛かったです。
今では全快し健やか~、食事だけが楽しみのようですが、11歳を越えこれからは痴呆症が心配です。
ペットショップにいる子犬は大体生後2ヶ月くらいのカワイイ盛りです。
しかし売れ残ったらセール価格になり、店の隅に追いやられ、小さなケージの中で大きな身体を持て余している姿を見ると、この子はこの後どうなるんだろうと胸が痛くなります。
無理な掛け合わせで先天性の障害を持つ子もいるようです。
人気の犬種を大量生産し、無責任に買い、飼えなくなったら捨てるといういまのシステムは何とかならないものでしょうか?
ブリーダーを登録・資格制にして年間の出産犬数を制限するとか、
保健所やシェルターに保護(保健所では数日後に殺処分)された子を積極的に引き取るとか(まずはこの子たちです)、
飼う前に、「飼い主心得え講座」の3ヶ月受講を義務化するとか。いかがでしょう?
テレビで見た熊本市動物愛護センターでは殺処分ゼロを目指して里親を探し、かなり成果が出ていました
犬や猫のみならず、世界中から様々な動物が輸入(密輸入も?)され、手に余るとこっそり野に放たれる。
川にワニって・・・危険だし、外来生物を野に放つのは生態系にもよくないぞー。
捨てられた動物を保護し新しい飼い主を探す保健所の取り組みやボランティアの方々の活動
(頭が下がります)のそばから、次々と保健所に持ち込まれる犬や猫
殺処分までケージを移動する命のカウントダウンや、捨てられ人間不信になった犬を見ると・・・
自主映画会を開いたホールの横で、わんこの譲渡会をやっていました。
そこにいた犬はゴールデンリトリーバー、ボルゾイなどの大型犬からミニチュアダックスなどの小型犬まで、
ほとんど純血種。ということは捨てられたわんこたちということです。
この子達はどうしてここに?と伺いたかったのですが・・・見ただけでウルウル状態なのに
話を聞いたら間違いなく涙がこぼれそうで、ぐっとこらえて小額ですが募金をして帰りました。
私の力では1匹が限界です
もし、万が一、又わんこを飼うことになったら、保健所などに収容された子をと思いますが・・・
残念ながら、もうそんな体力も気力もないなぁ~。
俺には~おまえが最後のわんこ~
一時ニュースやワイドショーを賑わし有名になった「がけっぷち犬」も映画に登場。
譲渡会でこの犬だけに人気が集まる光景に、なんだかなぁ~・・・。