映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

いよいよ 旅の最終日 ・・・⑭

2012-09-29 | ヨーロッパ旅行
最終日は午後の飛行機でバルセロナからロンドンのヒースロー空港経由で成田です。
バルセロナから成田に帰りたかったのですが、マイレージを使って航空券を手配したので、
同じ路線の往復しか取れないのです  
飛行機に乗り遅れたらとんでもないことになってしまうので、最終日の観光は昼過ぎまで。

ブランド店が軒を連ねるグラシア通りに、ガウディが設計の「カサ・ミラ」と「カサ・バトリョ」が
一般公開されています。前日に見た4Dの映像は「カサ・バトリョ」のイメージということなので
そちらに行くことにしました。
恐竜のような怪物が降り立ったというイメージで造られた建物です。

結局バルセロナでの観光はすべてガウディ設計の建物巡りとなりました。
建物のみならず、バルセロナの道路の敷石も、ホテルのロビーにあった木製のベンチも
ガウディのデザインでした。
*小さな写真はクリックすると大きくなります。

   
        お洒落な街灯      ホテルの窓から見えた公園 渦巻きはガウディのデザイン?

では「カサ・バトリョ」の中を、下から順番にご案内いたしましょう。
ここも公的援助はなく、現在の所有者が文化財であるガウディ設計の家を保存する為一般公開の入場料
だけで運営しています。18.15ユーロとちょっとお高いですが、日本語音声ガイド付きで見応え十分です。
      
    エントランスの手すりは怪物の背骨をイメージ      暖炉です。
至るところ、柔らかいカーブの手になじむ木の感触が優しいです。
  
 二階のリビングに通じる扉。 扉の下の方には温度調節ができるように開閉の小窓があります。
 扉の上のステンドグラスの色は手前の部屋から見るのと向こうの部屋から見るので色が違います。
  
  扉を畳むとお広間になるリビング。大きな窓で見晴し良好。 バトリョ家が住んでいた時の写真。 
   
 リビングから見えるグレイシア通り。  建物の真ん中にある吹き抜けはブルーのタイル
この吹き抜けのタイルは上の階にいくほど濃いブルーに、窓も上階に行くほど小さくなります。
天窓から入る光の量を計算してそうなっているそうです。
サグラダ・ファミリアもそうですが、ガウディは光と空気を如何に自然に取り入れるかに
腐心した建築家です。窓の取っ手も指が自然にフィットするように工夫されているそうです。
   
 3階にはパティオがあります。広い空間にタイルのデザインが素敵。
     

   
                             風が通るよう工夫がされた廊下の壁 
   
  上の階からパティオを見下ろす。     マリー・クワントのようなポップなタイル こんなカワイイ窓   
  
    屋上の煙突。  飾りじゃなくて暖炉の排気口になってます。

明るいドーム型の部屋 吹き抜けの横にエレベーター、これもガイディデザイン  メイドさんの仕事部屋  
この家に住めたら毎日楽しいだろうなぁ~ と思わずにはいられませ~ん。
2日間、ガウディ建築を堪能し「ガウディーは天才や~!」と改めて敬服いたしました。

ランチはグラシア通りのバールで。
   
 1品1.75~2.50ユーロで、好きなものをチョイス、どれも非常に美味しい!
 右端のはボイルしたシラスの上にイクラがのってます。色んな味を楽しめるのがうれしいです

 
ランチの後は地下鉄でサンツ駅へ。そこから電車で約25分、バルセロナ空港駅へ。
この電車には障害者用の車いすで入れるトイレが付いてました。
また、車内でアコーディオンを抱えたおじさんが演奏をしてまわっていました。
  大勢の人が行き交うサンツ駅
駅の自販機で1.5ユーロほどで水を買ったら・・・1.5Lのボトルが転がり出ました
この値段なら350ccくらい?と思ったのに。ドデカいボトルを抱えて移動する羽目に。
下車したらすぐに空港入口かと思ったらまわりには何もなくバスが停車中で、皆さんバスにダッシュ
私も乗ったのですが、何とそこから無料のシャトルバスで15分ほど乗ってやっとターミナル到着。
ラッキーでしたこのバスを逃して次を待っていたら引きつっていたかも。

 

先週たまたまTVをつけたら日テレの「情報ライブ・ミヤネ屋」でバルセロナの特集を
しているじゃぁありませんか!思わず見入ってしまいました。
「ミヤネ屋」は予算が潤沢なのか、ディレクターがヘリコプターで空から街を観光していましたが
なんと!バルセロナって1辺131mの碁盤の目の区画になっていて真ん中にパティオがあり、
上から見るとカタカナのロがきれいに並んだようになっていたのです。
産業革命後人口増でこのように計画的に造られたとか。
グエル公園の高台から街を見下ろしても、街を歩いていても、全く気が付きませんでした。

もう二つ、耳よりの「ミヤネ屋」情報がありました。
  
ガウディ設計の世界遺産「カサ・ミラ」。こちらは今も普通に住んでいる方がいらっしゃるのですが、
そのお家賃、な、な、何と!月15万円だそうです。世界遺産なのに、このお値段!
100年前の家賃のままだとか。住んでみたいわぁ~。

二つ目の耳より情報は、誰もが一度は食べたことのある「チュッパチャプス」。
1958年バルセロナで誕生したキャンディーだったんですね。
そして、あのロゴをデザインしたのが・・・サルバドール・ダリなんですと!知らなかったわぁ~。

ブリティッシュエアでヒースロー空港経由で成田へ。
長いようで短かった、4ヶ国周遊の旅が終了しました。

旅行記もあと1回、番外編で終了です。






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宇宙人ポール  PAUL

2012-09-26 | 映画 あ行
DVDの発売を待ってました。
サイモン・ペグのファンなんです。
最近は「スター・トレック」や「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコール」など
ハリウッド大作にも出演しています。
しかし「ショーン・オブ・ザ・デッド」のおバカコメディーなんだけど何だかちょこっと感動ホラー、
「ホット・ファズ」のおバカコメディーだけどサスペンス、な感じが好きです。
本作は、おバカコメディーだけどちょこと感動SFファンタジーかな。



          *******************

              宇 宙 人 ポ ー ル    PAUL

          *******************

          

< ストーリー >
SFコミックオタクの英国人、イラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)とSF作家のクライヴ
(ニック・フロスト)はアメリカで開催されるコミコンに参加するためアメリカにやって来た。
キャンピングカーでUFOの聖地巡り中、ネバダ州の「エリア51」付近を通過したところ、
宇宙人のポールに遭遇。60年間政府の施設に拘束されていたがいよいよ解剖されることになり
逃げ出したのだという。仲間に連絡を取り、故郷に帰る手助けをしてほしいと頼まれた二人は
引き受けることにするのだが、追手が迫り・・・。

       

「未知との遭遇」や「E.T.」へのオマージュ? リスペクト?なコメディーです。
ポールを追いかける捜査官ゾイルにジェイソン・ベイトマン。
そして捜査官ゾイルに音声で指示を与える上司で最後に登場するのがシ○ニー・ウィー○ーってのは
やっぱりSF映画繋がりなんでしょうか?
昔のSFコミックに詳しかったらもっともっと笑えるんだろうなぁ~。

60年間アメリカ政府に拘束され、すっかりアメリカ人ぽくなった宇宙人ポール。
英国人2人との珍道中が笑えます。
ジョーク飛ばし、二人をからかい、途中から「宇宙人」ということを忘れてしまいそうでした。

立ち寄ったトレーラーキャンプで出会うのは、如何にもアメリカの田舎にいそうな
コチコチのキリスト教原理主義者の父と娘。
左目に障害のあった娘は宇宙人ポールの奇跡で目が見えるようになる。ミラク~ル!
この奇跡で娘はすっかり変貌、その脱洗脳の過程がおかしいのですが、これってキリスト教の神から
新たな神に宗旨替えしただけなのかも?
そういえば「目から鱗」語源、「新約聖書」に出てくるパウロの英語読みは「ポール」じゃないですか!
        参照 → 「 ローマ帝国に挑んだ男 パウロ


地球を離れる前にポールが会いたがった女性のエピソードが「ジュマンジ」とデジャブでした。

アメリカ文化をリスペクトしつつコケにする、英国人のユーモアあふれる映画です





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 ***** 見た 映画 *****

 9月26日 「テイク・シェルター」DVD

バルセロ~ナ@スペイン 初日・・・⑬

2012-09-23 | ヨーロッパ旅行
いよいよ旅の最終目的地、バルセロナへ。

夜行列車の入出国は簡単でした。
いや、簡単すぎて出国時に何やら質問されるのでは?と心配しました。
乗車時に、パスポートと列車のチケットを車掌さんに渡すだけ。
下車する前、部屋に持ってきてくれましたが、ハンコは無くスペイン語とフランス語で書かれた
小さな紙がはってあるだけ。 大丈夫なの?・・・(大丈夫でした)

地下鉄でホテルに行き荷物を置いて徒歩で「サグラダファミリア」へ。
途中、ユニークで素敵な建物があちらにも、こちらにも。
     

    
      見えた~!  現在も建設進行中~と一目でわかるクレーン。
  
   いやいやデカい!        磔刑のキリストの下、正面の柱 直線的でモダンです。

中に入ると・・・英国やフランスで見てきた教会や大聖堂とは違って、
壮大な建物なのですがステンドグラスの窓から差し込む光が柔らかく、明るいのです。
1882年着工、完成予定はガウディ没後100周年の2026年だとか。あと14年ですね。
森をイメージした聖堂、巨大な柱はまるで大木のようです。
イヤホンガイドで解説を聞きながら順番に回りました。
    

     
 青、緑、赤、オレンジ、黄などのステンドグラスは海や自然や命をイメージしたもの。
 透明のガラスがはめ込まれた窓があるので明るいのです。
    
  外壁の彫刻 キリストの右手にちょうど鳩が止まりました。
  正面のモダンで直線的な彫刻と違って、こちらは柔らかい曲線で刻まれています。
    
  扉には各国の言語で刻まれた文字。日本語で「われらの父」の文字が読めます。 
 エレベーターに乗って塔の上に昇りました。
   
   上からみたバルセロナの景色
     
  下りはらせんの階段を使います。目が回る~。         ↑ ここを降りてきました。
     
 ステンドグラス越しの光が柔らかく床を照らします。   地下には礼拝所があります。
礼拝所には入れませんが、地下に工房やサグラダファミリアの歴史を知る資料などが展示されています。

教会横のコーナーでアントニオ・ガウディの資料を展示していました。
幼い頃から自然の中で過ごし、植物や動物など自然界の法則(フィボナッチ数やハニカム構造など)から
多くを学び、模型を作って設計に生かしたことなど、わかりやすく解説されていて非常に面白かったです。

お昼は、「スペイン」とくれば「パエリア」というわけで、サグラダファミリア近くの食堂で。
レストランじゃなくてあくまで食堂です。WiFiが使えました。
            
  サラミやイベリコ豚ののったサラダ   魚介類のパエリア  美味しかったです。   

午後は「グエル公園」へ。街が一望できる高台にあり、こちらもガウディの作品群です。
地下鉄を降りて、坂道をどんどん上ります。所々エスカレーターがあります。
 
             公園の上からサグラダファミリアが見えます。遠くには地中海。 
  
 てっぺんには石造りの十字架。       ユニークな回廊 
ここで日本人のパフォーマーがギターを抱えて歌っておりました。オリジナルの曲をスペイン語?で
歌っていたのですが、洋楽風にアレンジした「北国の春」や「与作」も歌っておりました。
バルセロナで演歌を聞くことになろうとは  なかなかいいお声でしたよ

 
    サグラダファミリアの聖堂を彷彿             階段の上にトカゲの噴水
   
   ガウディが一時住んだ家。 現在はお土産物屋さんと記念館になっています。

帰る途中、土産物屋さんが立ち並ぶ中、アップルストアのような店を発見。
ここではガウディー関連のグッズのほか、4Dのアトラクションが体験できます。
ガウディが活躍したしたバルセロナの街並み、ガウディーのイメージした建築物を奥行きのある3D映像
に加え風や霧が感じられる迫力の4D体験でした。
新しくできたばかりのようで、体験後ipadを持ったお兄さんにアンケート協力を求められました。
   


     
     サグラダファミリアで買ったモザイクカップとペンダント

かわいい手足の形状から私は「イモリ」だと思っているのですが・・・「ヤモリ」ですか?
はたまた「サンショウウオ」?






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 ***** 見た 映画 *****

 9月 23日 「宇宙人ポール」DVD サイモン・ペグ、ニック・フロスト主演

最強のふたり  INTOUCHABLES

2012-09-21 | 映画 さ行
話題のフランス映画です。
2011年にフランスで最大のヒットとなり、
東京国際映画祭のコンペティション部門で東京サクラグランプリと最優秀男優賞を受賞
セザール賞で8部門がノミネートされ、主演男優賞を受賞 というだけあって人気が高く、
平日なのにネットでチケットを取らずふらっと出かけたら、前列2列しか空いてませんでした
已む無く2列目で鑑賞。
次々流されるアクション系の予告編を見ただけで首と目が疲れました 

ここまで書いて原題の「INTOUCHABLE」って英語の「UNTOUCHABLE」と同じ意味かなぁなんて
思いながら筆が進まず、2週間も経ってしまいました
そんな中、今朝NHKで一瞬写ったニュース映像に「INTOUCHABLES 2」の文字を見つけました。
えっ、「最強のふたり」の原題に「2」が付いている?!どういうこと?
NHKのニュースというのは、
ネットに流された米国の映像の中に預言者モハンマドを侮辱する描写があるとしてイスラム教の国々で
抗議の嵐が吹き荒れる中、フランスの雑誌「シャルリー・エブド」がムハンマドの風刺画を水曜日に載せる
ということで、政府やフランスのイスラム団体が冷静に対応するよう呼びかけているというものでした。
こんなことしたら火に油を注ぐようなもんやないかー、収まるもんも収まらへんな~とため息をつきつつ、
ググってみたら問題の風刺画が出ていました。

車いすに座ったムハンマドを、帽子を被りもみあげクルクルのおじさんが押している絵で、本作の続編を
もじった絵であることは明らかです。右のおじさんはユダヤ教徒?なのかキリスト教徒なのか?
フランスで大ヒットということで誰もが知るこの映画。相容れない二つの宗教界が映画のように
歩み寄り友情を築ければ…という意味を込めているのでしょうか?
だとすれば悪くないんじゃない~という気になりますが、偶像崇拝禁止のイスラム教徒にとって
ムハンマドを漫画にしてしまうだけで許されない冒涜行為ということですね。
吹き出しの文字の意味は私にはわかりません。報道によると「笑い飛ばそう」という見出しが付いているとあるので、そういうことなのかな。

moquerが「笑い飛ばす」という意味のようですが・・・。

そこで原題の意味をもう一度考えてみました。
そもそもケヴィン・コスナー主演の「アンタッチャブル THE UNTOUCHABLES」。
「禁酒法時代のシカゴを舞台に、正義のためにギャングのボス アル・カポネを逮捕しようとする
アメリカ財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」の戦いの日々を描く」とあるように、
捜査官チームを指しているとずっと思っていたのですが、UNTOUCHABLESとあるように
複数形ということはギャングのアル・カポネの方をも指しているということなのじゃないでしょうか?
辞書を見ると、untouchableって「いかなる手段によっても負かしたり、処罰したりできない強い立場にある」という意味なので、賄賂や恐喝にもゆるぎない捜査チームと社会ののけ者たるギャング両方を指しているのかなぁ?と思った次第です。
インドのカースト制度の最下層を指す言葉でもあるようです。

本作の原題も「INTOUCHABLES」と複数形。
車椅子の大富豪と介護者のふたりの状況を考えると「普通なら出会うことのないふたり」
「住む世界の違うふたり」という意味だと解釈すると「最強の」というより腑に落ちる気がしますが…
どうでしょう?  (フランス語のお得意な方、ご教授お願いします。)


   
   *************************

         最 強 の ふ た り    INTOUCHABLES
   
   *************************



 < ストーリー >
パラグライダーの事故で首から下が麻痺し、車椅子生活を送る大富豪のフィリップ。
介護者募集の面接にやってきたスラム出身の黒人青年ドリスだが、働く気はなく「不採用」証明書3枚で
支給される失業手当が目当てだった。しかし、並み居る有資格の候補者を退け、周囲の反対をよそに
フィリップはドリスを選ぶ。
フィリップを障害者扱いせず、陽気でマイペースなドリスに、周囲の人々も心を開き・・・。


実話に基づくストーリーというのに少なからず驚きました。
この映画、非常に好きなストーリーで、友人にも薦めてまわっているのですが、
ちょっと書くのが躊躇われました。

「障がい者と盗みの前科のある黒人青年が心を通わせるストーリー」といってしまうと、
拙い文章では自分の感動をうまく伝えることができないのではないか? 誤解を招くことにならないか?
最近は「障がい者」で「害」の字は使っちゃいけないんだろうか?とかいろいろ慮ってしまって、
途中で止めてしまったのです。事故で障がいをおったというフィリップを、どうしても
「お気の毒に」と思ってしまう。

この感情って、映画の中で介護者募集の面接にきた応募者たちがフィリップに対して抱いていた感情と
同じじゃないか?と思いました。
そんな中、「不採用通知」が欲しくてやってきたドリスにはフィリップを慮る気持ちなど
これっぽっちもなく、障がいがあっても全く遠慮しないドリスに好感を持ったということなのでしょう。
今まで会ったことのないタイプということで興味を持ったということもあったかもしれません。

一方のドリスは複雑な家庭環境の中、問題を起こし母を悲しませている弱みがあり、
まっとうな職にありつけ今までかかわったことのないリッチな生活に興味深々。

スポーツカーに乗り、ハンググライダーをやっていたという活動的なフィリップにとって
身体が動かずあらゆることに人の手を借りて屋敷の中で過ごすというのは想像を超えた苦痛でしょう。

ある日、誰も乗らないカバーを掛けたスポーツカーに気付いたドリスは、フィリップを乗せて疾走します。
そこでかかる音楽がアース・ウインド&ファイヤー。懐かしい~。
アース・ウインド&ファイヤーの曲って元気が出ますよね
昔のTVドラマ「アリー・マイ・ラブ」の中で落ち込んだアリーが精神科医のセラピーを受け
ここ一番勝負の時には頭の中で鐘を鳴らして、気持ちが高揚する曲をテーマ曲として鳴らせとの
アドバイスを受けます。そこで選んだ曲がバリー・ホワイトの「You're The First, The Last, My Everything 」。
アース・ウインド&ファイヤーの「セプテンバー」も気分をあげるテーマ曲にピッタリです。
フィリップは久々に、車で疾走し風を感じる快感を思い出す。

ここからふたりは経験したことのないそれぞれの世界の扉を開け、色んなことに挑戦していきます。
クラシック音楽を愛し美術に造詣が深いフィリップから多くを学ぶドリス。
フィリップもドリスから学び、活動的だったかつての自分を取り戻していく。
変わっていくのはふたりだけでなく、お屋敷で働く人たちも影響を受けどんどん陽気になっていく

後半、恋にも目覚めるフィリップ。そこで一肌、いや二肌脱ぐドリス。ええ奴ちゃなぁ~
そう、基本的にドリスは心根の良い奴なんです。
ドリスに出会うことが無ければ出会うことが無かったであろう女性との出会いを得て
立ち直るフィリップ。

そしてその後、突然訪れるフィリップとドリスの別れ。
でも、悲しい別れではなくドリスの自立ということになっていくようです。

歳も趣味も性格も、澄む世界も何もかもまったく違う2人だからこそのケミストリー。
しっとりとした人情ものというより、さらっと、軽快にコメディタッチで描かれ、
最後にグッとくる素敵な映画、お勧めです。

ドリスを演じるオマール・シーがいいね
この方、コメディアンでもあるのですね、やっぱり。
この映画の成功は彼の存在によるところが大きいですね。


最後に、元気を出すテーマ曲「SEPTEMBER」を張っておきます。
この映像を見て、インド映画「ロボット」のメタリックな感じを思い出しました。










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 ***** 見た映画 *****

 9月16日 「ムーラン・ルージュ」DVD ニコール・キッドマン、イアン・マクレガー主演

       「昼下がり、ローマの恋」DVD ロバート・デ二ーロ、モニカ・ベルッチ主演 オムニバス3話

 9月17日 「サルトルトヴォーヴォワール 哲学と愛」DVD 

 9月18日 「キリング・フィールズ 失踪地帯」DVD 
          サム・ワーシントン、クロエ・モレッツ、ジェフリー・ディーン・モーガン主演

おフラ~ンス 3日目・そしてバルセロナへ・・・⑫

2012-09-17 | ヨーロッパ旅行
この日がフランス最終日。
前日はツアーで5:30起き、朝食抜きで集合場所へ行ったので、この日はゆっくり目に起き、
ホテルを朝食を取って、余裕を持った観光を心がけました。

まず午前中は土曜日・日曜日開催の蚤の市へ。
アンティーク系のお店が多く治安もいいということで、メトロでヴァンヴの蚤の市へ。
     
          

日用雑貨から本、レコード、衣類に靴、時計にアクセサリー、家具から調度品や美術品など。
一体誰が買うの?売れると思ってる?と聞きたくなるようなガラクタから、手頃な品、
どこから持ってきたの?と聞きたくなるような出土品(ひょっとして歴史的発見があるかも?)、
高価な装身具や美術品まで、歩道の両側に延々とお店が並んでます。

値段を聞いたり、雑談をしたりしながら、結局何も買わずに雰囲気を楽しみました。
やっぱり良いものを見分けられる目を持ってないと、掘り出し物は買えないです。

パリに来たらやっぱりカフェでランチしたいよね~と、サン・ジェルマン・デ・プレの「カフェ・ドゥ・マゴ」へ。
サルトルやダリといった文学者や芸術家が常連だったという歴史的カフェだとか。
  
 サン・ジェルマン・デ・プレ    
  
ガスパッチョ、カプレーゼにサンドウィッチ、美味しい~! 蝶ネクタイに白黒制服姿のギャルソンだぁ~。
本日のお薦め「ガスパッチョ」に付いてきたシャーベット?ソルベ?のようなもの(写真の左隅にあります)。
どうやって食べるのか?よくわからないまま交互に食べましたが、大変美味しゅうございました。
隣の席は「予約席」。常連なのか、お婆さんが馴れた仕草で一人でお座りになって、目が合うとにっこり。
会話できれば楽しかったでしょうに…。私たちが席を立ったときフランス語で何やら声をかけられました。
近くの席の年配女性が「気を付けて、フランスの旅を楽しんでね」という意味よと英語に訳してくれました。
お二人に「メルシー」 

午後はシテ島にあるローマ・カトリック大聖堂「ノートルダム大聖堂」へ。
初日、右も左もわからないまま乗ったバスツアーのスタート地点のすぐ近くだったんです。
ツアーのルートが反対方向だったので、気が付きませんでしたって、迂闊にもほどがある 

  
        西正面から             南の側面から
       
                              内部のステンドグラス
      
         西正面 入口の扉

ノートルダム大聖堂は来年2013年が850周年で、今年の12月12日から1年間コンサートなどのイベントが
催されるようで、募金箱が設置されていました。ちょこっと、気持ちですからちょこっと貢献。
大聖堂を一周して北側の塔の登り口へ。正面左北側の道沿いに並んで順番を待ちます。
塔は狭い階段を上がって行くのですが、一方通行のため、人数制限をしているので長蛇の列。
  
40分ほど待ちましたが、すぐ側でこんなパフォーマンスが。 塔のガーゴイルのポーズがかわいい。
塔の上からはパリの街が一望できます。風が強く、フェンスが無いと飛ばされそうでした。
  
   遠くにエッフェル塔が見えました。
      
       ノートルダムの鐘                 セーヌ河
     
塔の上のガーゴイル(gargoyle)。日本でいう鬼門封じの魔除けみたいなものなのかと思っていたのですが、怪物などをかたどった彫刻の「雨どい」だそうです。
「えっ、雨どい?」と言いたくなるようなこのおどろおどろしさ。でも何だか魅かれます。

観光を終えホテルに戻る途中、セーヌ川沿いの道路にこんなものを見つけました。
ずらっと並んだ電気自動車、充電中です。

パリでの観光を終え、13区のオーステルリッツ駅発国際夜行列車に乗ってバルセロナに向かいました。
TGVに乗ってみたいなぁとか、飛行機にしようかとも考えたのですが、時間の短縮にもなるし、
夜行列車の旅にも魅かれました。
ホテル代+交通費+夕食+朝食を考えれば、こっちの方が断然お安いです。
シャワー付き個室寝台車両で、チケット料金に食堂車でのディナーと朝食料金が含まれています。
        
  たまたま写ってました、映画のシーンのよう。  セグウェイで構内をお仕事中。載ってみたいな~。
         
 駅構内を銃を持った兵士が巡回中。ちょっとビックリ!     国際夜行列車 エリプソス                        
  個室のシャワー。バスタオルにフェイスタオル、洗面セットにペットボトルの水も付いてました。
      
            
  前菜 (ヴィシソワーズ、ニョッキ)     メイン (ツナのステーキ、鳩のロースト)
        
 デザート (プリン、チーズ盛り合わせ)       朝食
ディナーは前菜・メイン・デザート、それぞれ5~6種類の中から選べ、ワインなど飲み物も付きます。
メニューはスペイン語と英語。デザートにチーズ盛り合わせ(まんまチーズ)が来たのには驚きました。
隣に座ったスペイン人の親子、可愛らしい8歳の女の子連れで、パリのディズニーランドに行ってきた帰り
とのことでした。

夜10時にオーステルリッツ駅を出て、翌朝8:20にバルセロナのフランサ駅到着です。
       


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巨大な「やかん」出現!@桜木町

2012-09-16 | その他
本日所用の為、横浜桜木町へ。
駅前に、巨大な「やかん」が出現し、人だかりができていました。

     
                             ランドマークタワーとやかんとカップヌードル

 よ~く見ると、9月18日はカップヌードルバースデーの文字。
カップヌードルの誕生日フェスティバルだったんです 
子供向けのアトラクションなどがいくつかあり、賑わってました。

そして「あと5分でやかんから湯気が上がります」のアナウンス 
毎時ピッタリに湯気が出るようです。
 
     
             

湯気を見届けて桜木町を後にしました。

18日が誕生日ってことは、このイベントは18日まで続くんでしょうね?

因みに、ここから歩いて10分ほどのところに「カップヌードル ミュージアム」があり、
人気の観光スポットのようです。
(私は前を通っただけで、行ったことはありません)


* おまけ *
「カップヌードル ミュージアム」から赤レンガ倉庫に行く途中「JICA 横浜国際センター」があります。
無料で入れる「海外移住資料館」があり、南米やハワイへ移住した方々の資料の展示があります。
歴史の一端を知るうえで貴重な興味深い展示です。ドキュメンタリーの上映などもあるようですよ。
「港が見えるレストラン Port Terrace Cafe」では、珍しい各国料理が食べられ、海外のビールも飲めます。

その先には海上保安庁の「海上保安資料館」があり、10年ほど前衝撃的だった北朝鮮の不審船が
展示されています。

どちらも宣伝活動などしておらず、横浜に住む人も知らないことが多いです。
斯く言う私も、このような施設があることを知人に教えてもらうまで、全く知りませんでした。
「カップヌードルミュージアム」や赤レンガ倉庫、コスモワールドやワールドポータースなど
多くの人が訪れる観光地にあるのに・・・・知名度が低いのは残念です。
こちらにも、足を延ばしてみてください。





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「美の巨人 サモトラケのニケ」

2012-09-15 | その他
今日のテレビ東京「美の巨人」のテーマは「サモトラケのニケ」。
おう!先日ルーブル美術館で見てきたばかりじゃないの~。
これは見なくては。


ルーブルで見た時「へぇ、船の上に乗ってたんだ。知らなかったわ」とは思いましたが
この番組で失われた両腕、両足、左の翼の復元にまつわる話を知り、
動かぬ彫刻がある一瞬を切り取った動きのある生き生きした女神像であることを知りました。

ロードス島で作成し、サモトラケ島に運ばれた勝利の女神ニケ。
右の翼から左の翼を修復。
鳥が着地するときの翼と似ていることから、ニケは船に着地する姿であろうと推測。
少し残る両腕の向きから、右腕を上にあげ、左腕は下している。
後に発見された右手はに残された親指と薬指から手は挨拶をするように何も持たず広げた状態。
そして勝利の女神は勝利をもたらすのではなく、勝利を伝える女神なのだと。

そこからニケの姿は、ガレー船に勝利を告げに舞い降り、着地する瞬間の姿を捕えたもので、
右足のつま先が船に着き、左足は未だ宙に浮いている。
勝利の歓喜の声を受け、右手を挙げた姿なのだそうです。

戦の勝利と共に平和をもたらす、神々しく躍動感溢れる姿だったのですね 
美しいわぁ~!


ナイキはニケ(NIKE)の英語読み。ええ名前つけたねぇ~



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プロメテウス

2012-09-14 | 映画 は行
「プロメテウス」は、ギリシア神話に登場する神の名前。
「先見の明を持つ者」の意味で、「水と泥から人間を創造した」とか
「天の火を盗んで人間に与えた罰としてゼウスによって岩に鎖で繋がれ、毎日大鷲に肝臓を食われ
ヘラクレスに救われるまで苦しみ続けた」ってことらしいです。

主演のふたりと、「人類の起源」を追い求めるストーリーってことしか知らず、
そろそろ公開が終了してしまいそうなので見てきました。
3Dで見たいところでしたが、時間の関係で2Dでの鑑賞です。

オープニングにガイ・ピアースの名前があったのでいつ登場するのかな?と思っていたら・・・
「ひょっとしてこの人?」…ずっと特殊メイクって、彼じゃなくてもよくないか?
というより、あの役でいいのか、ガイ・ピアース?!



    ************************

          プ ロ メ テ ウ ス  Prometheus

    ************************



 < ストーリー >
「人類はどこから来たのか?」
2089年、地球上の古代遺跡から答えを導き出す重大なヒントを発見した科学者チームが
宇宙船プロメテウス号に乗り込んである惑星へと向かう。2093年、ある惑星にたどり着いた彼らは、
そこに巨大な建造物を発見し調査を始める。ところが思いもよらない事態が次々と起こり、
乗組員の命に危機が迫る。


冒頭の大自然にシーンやコンピューターの立体画像に「やっぱり3Dが良かったかな」と思ったのですが、
途中から「エイリアン」とシンクロし2Dでよかったと思った次第です。グロいんだもの。

     
 エンジニア(創造主)を探す科学者エリザベス     アンドロイドのデヴィッド  

     
 ミッションのスポンサー、ウィランド社の重役    リドリー・スコット監督       

リドリー・スコット監督は「人類の誕生には外的要因(人類のルーツが宇宙の彼方にある)があった」
と信じ、進化論には異を唱えておられる方のようです。
そこで「創造主」、本作での表現は「エンジニア」を探す宇宙ロードムービーが生まれたんですね。

私は進化論を信じているので、創造主とか外的要因というものには懐疑的です。
人類誕生外的要因説に基づく映画で思い出すのは「スター・ゲイト」。
こちらは、ピラミッドこそが宇宙人・創造主の地球基地であるとして、古代文明と絡めた
ユニークで面白いストーリーでした TVシリーズにもなってましたね。

本作の前半では、どのような展開になるのか?どのような結論に至るのか?に興味津々だったのですが
途中から、一人生き残った戦う女性とアンドロイドというストーリーの流れや宇宙人のキャラ、
プロジェクトスポンサーで高齢の会社社長が密かに乗船して宇宙人に会いに来た理由や
クルーの足を引っ張るアンドロイドの行動の目的など、これはどういうこと?という疑問が
残るところも「エイリアン」と丸被り。

と、ここで思い出したのが以前読んだ内田樹氏の本「映画の構造分析」の中、
分析の一例としして書かれた「エイリアン」の章です。
この本を読んだ時「え~、裏にこんな物語が込められていたのー!
「新しい時代のフェミニスト的主題・戦う女性」しか感じなかったなぁと驚かされました。

読み返してみると(10数ページ)、本作はほとんど「エイリアン」と同じです。
今や地球の運命を託されてしまう戦うヒロインは童話の世界にも登場するほどよくある展開だし、
妊娠と出産の暗喩という『体内の異物』というのも「エイリアン」以降、いろんな映画にも
登場しているので、今では共にあまりインパクトはありません。
内田氏の分析(言葉が難しいので…)を平たく言いかえると
「戦うヒロインの冒険譚と、「体内の異物」という中世ヨーロッパ各地の怪奇譚、
そこにヒロインの足を引っ張るような性的要因が加わって厚みのある和音を奏でている」
つまり、物語が複合的で面白い、ということになるんでしょうか。

両作ともアンドロイド(去勢の象徴)が登場し、プロジェクトを推進している会社は別の目的を隠し、
アンドロイドが不可解な行動を取り、畳み掛ける戦いの後、危機一発でヒロインが脱出する。
内田氏はこの「なんだか納得のいかないもの」こそが隠れたメッセージを読み解く鍵で、
激しいバトルの中で見過ごしてしまいがちだと仰っています。

やっぱり、本作は1979年「エイリアン」第一作をつくったリドリー・スコット監督が33年の時を経て
原点回帰をなさったということでしょうね。


西洋の宇宙人といえば必ず「軟体系」か「甲殻系」。
日本人やアジア人がイメージする宇宙人って・・・どんなものでしょう?
西洋のは自分のイメージとは違うなぁと思いながらも、
すでに「軟体系・甲殻系」が刷り込まれてるー! 



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おフラ~ンス2日目 モン・サン・ミッシェルの後はルーブルへ・・・⑪

2012-09-12 | ヨーロッパ旅行
モンサンミッシェルツアーから戻って、パリのパレロワイアル広場に着いたのは20:20頃。
同じツアーの方から水曜日と金曜日、ルーブル美術館が21:30まで開いていて、
学生は無料、大人は10ユーロと聞き、行ってみることに。
ルーブル美術館はパレロワイアル広場のすぐお隣なんです。

時間がないので絶対見たいものだけを目指してダッシュ
  
                     20: 30でも明るいし、大勢の人が押し寄せてます。

3つのエリアに分かれていて、広すぎてわかり難~い
1階と書いてあるのに・・・階段がある。昇ったら2階じゃないの?と不平を言いつつ・・・。
 
                                 「目には目を、歯には歯を」のハムラビ法典! 
     
        ミロのヴィーナス             サモトラケのニケ…勝利の女神
    
  ダ・ビンチの岩窟の聖母子とヨハネ 他3点

そしてやっぱり!これは外せません。モナ・リザは別のお部屋で、密やかに微笑んでおりました。
           
昔、京都市立美術館で見たのですが…凄い人で良く見えなかった記憶があります。
今回は真ん前でご対面~。

ルーブルって写真禁止のマークがあったのですが、皆さんバシャバシャ撮り放題。
あちこちにいる職員の方も注意する様子は全く無く、
「モナ・リザ」の場所を聞くと、ひょうきんな職員さんが気さくに教えてくださいました。
「後15分で閉館です」のアナウンスの中、見たい作品をダッシュで回りました。


  ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」。 大きい作品なのに驚きました。

しかしながら、もっとドデカイのがこちら。
世界史の教科書に出ていた「ナポレオン1世の戴冠式」です。 どど~~ん!
           これ、何号ですかね?
 
    
以前、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで見た、だまし絵4点。

朝5:30起きでホテルに戻ったら22時過ぎ。
何とも長~い、充実した1日でした。



***** 見た映画 *****

 9月11日 「 プロメテウス 」 @TOHOシネマズ海老名




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おフラ~ンス 2日目「モン・サン・ミッシェルツアー」・・・⑩

2012-09-10 | ヨーロッパ旅行
早朝集合、遅れては大変と、昨夜遅かったにもかかわらず目覚ましが鳴る前に起床。
ホテルから集合場所が近いので、このツアーを選択。歩いて15分ほどでした。

パレロワイアル広場はルーブル美術館の隣です。
集合時間が過ぎても2グループが現れず。待つのかしら?と思ったのですが・・・。
長い行程をこなすギリギリのスケジュールってことで、注意書き通り10分過ぎたところで出発です

パリからモン・サン・ミッシェルまでは東京ー名古屋位の距離があるとか
そ、そんなに遠いのね・・・。 バスで往復するんだよね・・・。ふぅ~。
個人で行くのは大変だろうと、今回の旅で唯一ツアーに参加です。

ノルマンディー地方はパリに比べて寒く、天気が変わりやすく雨もよく降るそうです。
知らなかった
傘も合羽もホテルに置いて、上着も持たず薄い7分袖で来た私。
「今日の天気予報は雨です」という添乗員さんの言葉に青くなりました。
幸い、パラパラ程度で傘無し、上着無しでのりきれました

行きには途中でノルマンディー地方の小さな村「ラブイユ」でトイレ休憩です。
    
  バイキングが住み着いたとか、時計台の風見鶏は鶏じゃなくて船です。

5時間かけて昼頃、モン・サン・ミッシェル到着!
              
   手前のドライブイン?からバスに乗って島の近くまで、そこからは歩きです。

島に行く前に、レストランでモン・サン・ミッシェル名物のオムレツを食しました。
       
ニンジンとビーツのサラダ    ふわふわオムレツ   アイスをのせたアップルパイ  
 
いよいよ、モン・サン・ミッシェルへ。
よくもまぁこんなところに、こんな凄いものを造りましたねぇ~!
 
    製作過程の模型が置いてありました。

世界遺産である「モン・サン・ミッシュエル」は「聖ミカエルの山」の意味で湾に浮かぶ小島です。

708年、司教オベールが夢の中で「この岩山に聖堂を建てよ」という大天使ミカエルもお告げを聞き
3度目のお告げで「早う建てんかい!」と、おでこに指を突っ込まれ、礼拝堂を造ったのが始まりだとか。
  
  大天使ミカエル       ミカエルがオベールのおでこに指を突っ込んでいるレリーフ 
                   大天使、無茶すんなぁ~。このレリーフもデカイです。

修道院から始まって、100年戦争では英国軍を撃退する要塞となり、フランス革命後は監獄に。
その後再び修道院となり、現在観光地ではありますが修道士さんがいらっしゃるようです。
        
             ガラガラと下りてくる要塞っぽい門
   
  狭い参道の両脇にはお店がビッシリ       各お店の看板がレトロで個性的  
   
 下から修道院を仰ぐ。鐘が鳴りました。   60㎝ほどの狭い通路を通って修道院を目指す。

 
   修道院付属協会                  回廊と庭園
 
      食堂                   騎士の間

潮によって孤島となるこの地に、迷路のような通路と上へ上へと建てられた修道院。
天井高く、柱も太く、想像以上に各部屋が広いのです。
一体、何処からあれだけの資材を運び揚げ、あれだけの建物を造ったんでしょう?
信仰の力は凄いです。
 
 帰りは参道を下ったのですが、参道の下り口に教会があり、ジャンヌ・ダルクの像がありました。
      100年戦争の救世主ですもんね。

現地で3時間半ほど過ごし、一気にパリまで戻りました
トイレ休憩のサービスエリアでこんなものを見つけました。
  
分かりますか? ポケモンとキティちゃんのガチャポンです。フランスでも人気?
そして・・・見事な虹を見ました。虹なんて見たの、何年振りでしょう?
    

バスからフランスの田舎の風景を堪能しました。
パリの郊外は畑や牧草地が広がり、至る所で牛や馬に羊がの~んびりと座って草を食んでました。
流石、食料自給率100%越えだな~と実感。 

パリのパレロワイアル広場に着いたのは20:20頃。
予定より10分早い到着でした

まだまだこの日は終わりではありません。
この後、ルーブル美術館へ



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白雪姫と鏡の女王  MIRROR, MIRROR

2012-09-05 | 映画 さ行
赤ずきん」を見た時に童話の実写が人気のようでと「白雪姫」映画2本をご紹介したのですが、
先に封切られた「スノー・ホワイト」タイミングを逃して未見です。
見てないので何とも…でも、この時書いたように「ジュリアよりシャーリーズの方が怖そう」は
間違いなそうです。



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            白 雪 姫  鏡 の 女 王   MIRROR, MIRROR 

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                  あれ?公開の日にちが違う。  

  < ストーリー >
幼いころに国王であった父が帰らぬ人となり、継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に
閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。ある日、女王の舞踏会に忍び込み、
そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と出会い恋に落ちる。しかし、財政難解消を狙う女王は、
邪魔者白雪姫を森で殺害するよう家来に命じる。森で強盗を働く7人の小人と出会った白雪姫は、
彼らと生活を共にしながら剣術や知識を習得する。
重税に苦しむ民を助け、国と愛する王子を取り戻そうと、白雪姫は女王に戦いを挑む。


        

悪役に初挑戦!のジュリア・ロバーツ演じる継母のキャッチフレーズは
「金と愛のためならなんでもやる!」
「毒舌たっぷりでお腹真っ黒な”現代版”女王」って事ですが・・・
邪悪なイメージが全くなく、陽気でわがまま、容色の衰えが気になる美人のおねえさんって感じ。
全然怖くないのよ~。
いつものジュリアのま~んま。
シャーリーズは予告編だけでも邪悪な感じ全開。
同じ童話を映画化したとはいえ、映画の雰囲気が全く違うからねぇ。
こちらはコメディタッチで童話チック。
でも…グリム童話って本当は怖いのよね?

白雪姫を演じるリリー・コリンズはとてもキュートです。
しあわせの隠れ場所」でサンドラ・ブロックの娘コリンズ役を演じ、かわいい~と思った女優さんです。
フィル・コリンズの娘って・・・似てない。

ちょっとドジなハンサム王子様を演じるのはアーミー・ハマー。
ソーシャル・ネットワーク」ではザッカーバーグを訴える双子、
J・エドガー」ではフーバーのパートナーを演じるなど、注目の正統派イケメンです。

女王の側近ブライトンを演じるネイサン・レインがうまい!


白雪姫のキャラを可愛く現代風にアクティブにし、笑いも取りつつ、CGを駆使。
カラフルで豪華絢爛な衣装にうっとりさせられるエンターテインメント~です。

この豪華な衣装は今年の初めに亡くなった石岡瑛子さんだったんですね。
ブロードウェイの舞台「スパイダーマン」の衣装を精力的に取り組んでおられるお姿を
以前NHKのドキュメンタリーで拝見しました。本作が遺作だったとは・・・。
現在銀座で「衣装展」開催中~。この豪華な衣装、生で見てみた~い。





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 ***** 見た 映画 *****

 9月 4日 「最強のふたり」 @TOHOシネマズ海老名

ドーバー渡って、おフラ~ンスへ ・・・⑨

2012-09-03 | ヨーロッパ旅行
パリへは、今回もユーロースターを使いました。
朝早く出たのに、一部地下鉄がまだ動いておらず、出発30分前のギリギリでSt.パンクラス駅に到着
チェックインの列が長くて間に合うか気を揉みました
様々な国から来ている人たち、日本人のように順番を守って譲り合うなんてありません。
ちょっとの隙間でもグイグイ入ってきます 
遠慮なんてしていたら間に合わないので、日頃の慎み?は捨てました

ユーロスターの料金は新幹線のように距離で一律の料金ではなく、日にちと時間によって変わります。
同じ区間でも同じ日でも、時間によって違うんです。
そして25歳以下はユース(youths)で少しお安いです。

今回は「スタンダード・プレミア」チケットを取ったので朝食がでました。
チケット購入時、ユダヤ教徒のコーシャ、イスラム教徒のハラール、ベジタリアンなど食事の希望を聞く
欄があり、へぇ~っと感心しました。
       
         普通の食事はこんな感じ。 ヨーグルトがアイスのようで美味しかったです。

パリ北駅に到着です。
  

地下鉄に乗ってピラミッド駅近くのホテルまで行く途中、地下鉄通路でこんなパフォーマンスを見ました。
      
     パリの路上演奏はクラシック系が多かったです もっと聞いていたかった。

  
ロンドンと比べてパリはだだっ広いな~という感想です。道幅が広く、なんたら広場もばかデカい!
予備知識もないし、建物もよく似ている(ように見えました)、これでは地下鉄・徒歩観光は無理っと、
現地バスツアーに乗ることに。観光スポットをぐるっと回ってイヤホン解説を聞くことができます。
これで何とか状況を把握して、エッフェル塔で下車。
      
                               真下でパチリ

この日は「ムーラン・ルージュ」のディナーショウを予約しておいたので早めに戻って準備です。
「ムーラン・ルージュ」は「赤い風車」という意味で、1889年(日本は明治時代)にできたそうです。
「ジーンズやTシャツはご遠慮ください」ってことなのでワンピースに着替えました。
でも…中国人団体観光の皆さんは全く意に介してないご様子でした。

1日2回公演で、7時からのディナー付きと11時からショウのみのもの。
11時からだとホテルに戻るのは午前2時ということなのでディナー付きを選択。
7時から前菜・メイン・デザートに2人に1本シャンパン付きです。お味はガイドさんから期待するな
と言われましたがそこそこ美味しかったですよ。ただ食事に2時間は長~い。
800席満席状態で食事をサーブし片付けるにはこの位の時間は必要なのかもしれませんが・・・。
中での撮影は禁止なので、ショウの前と後の様子を。
  
    6:40頃到着。すでに列ができてました。       11:30 帰る人とこれから見る人でごった返す   

席は舞台に向かって左側、ダンサーさんの通る通路(張り出しというのかな?)の前で、
衣装の長い羽根が頭に当たるようなところでした
2時間のショウは期待通り見応えのあるものでした。
次々着替えて登場し、歌って踊るスタイル抜群のダンサーさんたち。
水槽で蛇を掴むは、男性二人のアクロバットあり、観客を巻き込んでのコミックショーあり。
勿論フレンチカンカンもありましたよ。
トップレスでも全然いやらしさはなく、鍛え上げた身体と踊りは美しかったです。
  
   パンフレットを買いまいした。          パンフより
       
                 店の内部…パンフより                      
      
        パンフより 美人だ~!             パンフより   

ニコール・キッドマン主演の「ムーラン・ルージュ」未見なので、見てみようと思います。

ホテルに戻ったのは0時をまわっておりました。
翌日は6:50パレ・ロワイアル広場集合で「モンサンミッシェル1日観光ツアー」なので、即就寝 






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デンジャラス・ラン  Safe House

2012-09-01 | 映画 た行
映画館で予告編を見て気になっていた本作、JALの飛行機の中で鑑賞しました。
画面が小さいのが残念ですが、アクション・バトル満載で最後まで惹きつけられました。

デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズ主演です。
前半、白髪交じりの長めの髪に髭で登場したデンゼルを見て「老けたなぁ~」なんて思ったのですが、
髭を剃って髪を短くした途端「まだまだ、精悍だー!何と鋭い目線!」役者よのぉ~。

     
                
スカーレット・ヨハンソンの元夫ライアンは、なんとな~く頼りない風貌ですが、
追い詰められるにつれ、徐々に表情が引き締まり必死の形相に!(状況が状況ですものね) 
あなたは私の婿になる」でサンドラ姐さんに振り回されるちょっと気弱な年下の彼を演じ
「この人意外に上手いなぁ~」っと思ったのですが、本作でも
「グリーン・ランタン」見てみるかなぁ~。

そして、ヴェラ・ファーミガ。  
この方いろんな映画に出ていらっしゃって、よくお見かけします。
マイレージ・マイライフ」「エスター」「縞模様のパジャマの少年」「約束の葡萄畑」「ミッション: 8ミニッツ」
など、ちょっとミステリアスなクールビューティーです。
本作では味方なのか?敵なのか?ミステリアスなCIA幹部職員を演じてます。


   ***********************

       デ ン ジ ャ ラ ス ・ ラ ン  Safe Home

   ***********************



 < ストーリー >
大した事件の起こらないCIAの南アの隠れ家を管理している新米CIA工作員のマット(ライアン)は
上司にパリ勤務を申し出たが音沙汰なしで苛立ちを感じている。
そんな時、南アの米国領事館に一人の男が出頭。彼はCIAで屈指の腕を持つ伝説の工作員だったが、
敵国に機密情報を流したとして国際指名手配を受けているトビン・フロスト(デンゼル)。
彼が隠れ家に移送された途端、何者かが隠れ家を襲撃し、生存者はマットとフロストのみ。
敵の正体も事情もわからないまま、別の隠れ家にフロストを連行する命を受けたマットは
四面楚歌の中、逃走を繰り広げる。


繰り返し追ってくるのは正体不明の敵。
同行するのはで言葉巧みに心理戦で追い詰めようとする伝説の元工作員。
信頼していた上司たちも、誰が味方か黒幕なのかがわからない。
退屈な日々から一転!まさに孤軍奮闘です。

( 老獪な元工作員  新人工作員 )   謎の敵
カーアクションに、息詰まるバトル。
そこに不思議な友情?が生まれ怒涛の結末へ


飛行機で3本目にこんな激しいアクション映画を見たので、目がゴワゴワでしたわ。

原題の「Safe House」は「隠れ家・アジト」のことですね。





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