映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

あなたを抱きしめる日まで  PHILOMENA

2014-03-29 | 映画 あ行
今年のアカデミー賞ノミネート作品は実話に基づいた作品が多いです。
キャプテン・フィリップス」しかり、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」しかり、「アメリカン・ハッスル」に、
それでも夜は明ける」、「ダラス・バイヤーズ・クラブ」に「ローン・サバイバー」。
本作も実話に基づく作品で、主演女優賞、作品賞はじめ4つの部門でノミネートされました。

「事実は小説より奇なり」。
やっぱり、事実に基づくストーリーには説得力があるということでしょう。


  ***********************

       あ な た を 抱 き し め る 日 ま で
                   PHILOMENA

   ***********************


 < ストーリー >
50年間心の奥に隠し続けてきたある秘密を、娘のジェーンに打ち明けたフィロミナ。
1952年、アイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、修道院に入れられる。
そこでは同じ境遇の10代の少女たちが、保護と引き換えに休みなくただ働きをさせられていた。
フィロミナは男の子を出産しアンソニーと名付けるが、会えるのは1日たった1時間のみ。
3歳になったアンソニーはフィロミナにことわりもなくアメリカへ養子に出される。
秘かに消息を探していた母のため、ジェーンはBBCの政府の広報担当をクビになった元ジャーナリストの
マーティンにアンソニーを探すよう頼む。愛する息子にひと目会いたいフィロミナと、ジャーナリストとして
再起をかけたマーティンは、アメリカに飛ぶ。果たしてアンソニーを探し当てることができるのか?

           
まだ3月末ですが、今年のベスト3に間違いなしの作品です。
アカデミー作品賞を獲った「それでも夜は明ける」に勝るとも劣らない。
私としてはこちらの方が、心揺さぶられました。

     修道院の中から外を臨む
                     
50年間心に秘めていた息子の行方を追う母と、手助けをする元ジャーナリストの旅。
そして「あなたを抱きしめる日まで」という日本語タイトルから感動の再会をイメージするかも
知れませんが、そんな予定調和の話ではないのです。

息子の行方を追う謎解きを軸に、
英国からアイルランド、アメリカへというロードムービーの要素もあり、
英国政界のスキャンダルやアメリカの政界話にも触れる。
次第に明らかになるカトリック教会の暗部を白日の下に晒すも、糾弾するというより「赦し」に触れ、
コミカルな会話で湿っぽくなることなく、爽やかなエンディングを迎えます。

     
        フィロミナとマーティンはアンソニーを探しにアメリカへ


  ***** ネタバレがあるので、未見の方はご注意ください *****


暗い過去を持ちながらも、明るくチャーミングで信仰心の篤いフィロミナ。
片や、スキャンダルに巻き込まれ政治の表舞台から転落し、神など信じないという失意のマーティン。
ロマンス小説好きのフィロミナとオックスフォード出身でロシア史専攻のエリートのマーティン。
全く異なる世界に生きてきたふたりの会話が笑いを誘う。
火事で資料を消失したと素気無い対応を押し通す修道院に従順なフィロミナと怒りを覚えるマーティン。
修道院の裏に手入れをされていない十代少女の墓を見つけ、意図的に資料が焼却されたことを知る。
養子に出した資料がなくても、アメリカ側には記録が残っており、アンソニーの行方が明らかになる。
50年思いを募らせていたが、核心に近づくに従って、「太ってないか?(アメリカだからって)」
「ホームレスや犯罪者ではないか?」と心ゆれるフィロミナ。

アンソニーがマイケルという名前で育てられ、レーガンとパパブッシュ政権で法律顧問として働いていた
ことを知る。
私が育てていたらこんな生活はさせてやれなかったと嬉しそうに言うフィロミナに、胸が痛い。
そして彼がゲイだったこと、数年前に亡くなっていたことも知る。

失意の中一度は帰国を考えるも、息子の人となり、それ以上に産みの母やアイルランドに思いを
抱いていたかを知りたくて、彼を知る人たちを訪ね、再度、アイルランドの修道院へ。
そして・・・やはり、これ以上は書かない方がいいと思います。
是非、映画をご覧になってください。

普通なら修道院の行為を糾弾し謝罪を求めると思うのですが・・・。
フィロミナは当時のシスターと対峙し、「赦す」というのです。
未婚の少女が妊娠することは罪であり、罰を受けるのは当然だと言うシスター。
私にはシスターの言い分は正義ではなく嫉妬に思え、神に仕える身でありながら罪深いなと。
哀しみを乗り越えたフィロミナこそが「赦し」を自分のものにした聖女に見えました。
「人を呪わば穴二つ」。恨みを抱えた心は救われない。赦すことで救われるのかなぁ。

フィロミナと過ごしたことで、マーティンも失脚の傷を癒すことができたようです。
明らかになった事実に驚愕しつつ、最後は涙でカタルシス~でした。
 
        
              マーティンとフィロミナ、ご本人です。

1996年までアイルランドのカトリック修道院で、未婚で妊娠した少女たちが家族から見捨てられ
保護という名のもと、罪の償いとして奴隷の如く洗濯等労働を強いられていたという。
出産時亡くなった少女も多く、子供たちはアメリカなどに有料で養子縁組されたそうです。

本作を見ると「オレンジと太陽」を思い出します。
共に遠い昔の話でないことに驚きを禁じ得ません。

息子アンソニー改めマイケル・ヘスのストーリーも映画になりそうです。

「紳士は金髪がお好き」でモンローにセックス・シンボルの座を奪われたジェーン・ラッセルも
この修道院で養子縁組したようです。

ジュデイ・デンチの演技が素晴らしいのは言うまでもありませんが、
マーティンを演じたスティーブ・クーガンも良かったです。「トロピック・サンダーナイト・ミュージアム」など
コメディー演技しか知らなかったので、驚きました。彼は、脚本・製作にも名前を連ねています。
髪を整えてスーツをビシッと着たら、カッコイイ~じゃない





 にほんブログ村 映画ブログへ






 ***** 見た 映画 *****

 3月25日 「あなたを抱きしめる日まで」 @横浜ブルク13

 3月26日 「ウォルト・ディズニーの約束」 @横浜ブルク13

 3月28日 「アナと雪の女王 2D字幕」 @TOHOシネマズ海老名
コメント   トラックバック (21)

新作スイーツ@横浜ポルタ

2014-03-25 | 飲み物・食べ物
先週、横浜の地下街ポルタに新しくできたスイーツを食しました。

「クロワッサンたい焼き」と「チュロ★スター」です。

「クロワッサンたい焼き」
               
 ポルタ入口のエスカレーターを降りてすぐ左。
 先週土曜日の「SmaSTATION! 1日500個以上売れるスイーツ特集」で紹介されていたのでビックリ。
 そんな人気店だったのか。なんとたこ焼きの「銀だこ」プロデュースだとか。
 確かに、店舗名は「銀のあん」でした。
 横浜ポルタ店は柱の後ろという残念なロケーションのせいか、行列はできていませんでした。
 誰も並んでいなかったので買ってみたのですが、買っているうちに次々並ぶ人ができました。
 誰もいないと並びにくいのかもですね。
               
 クロワッサン生地にあんこを入れ、たい焼き型で挟んだもの。生地表面にはザラメの砂糖付きです。
 一匹200円と、リーズナブルなお値段。その上、美味しかったです

「チュロ★スター」
           
  
 普通のチュロスに加え、南米スタイルのクリームinチュロス「チュロクレマ」が5種類(かな?)。
 ミルククリームの「ミルキー」を購入。美味しかったです。
  
 ホットチョコレートのディップを付けたり、アイスクリームと食べるサンデーもあるようですが
 チョコまでかけたら甘すぎるかな?っと自粛しました。
 チュロクレマは1本300円。う~ん、ちょっとお高いかな?

両方とも美味しいけれど…、食べ過ぎに注意しなくっちゃ~。




  にほんブログ村 映画ブログへ
コメント (2)

大阪で、こんなもの見つけました。

2014-03-24 | その他
先週木曜から、お彼岸のため実家に帰っていました。
当日は、朝から雨。
その上、最寄りの相鉄線が珍しく妥決まで早朝から終日スト決行宣言。
えっ…なんで今日するかなぁ~?!
雨の中、傘を差し、スーツケースを転がしながら15分ほど歩いてちょっと離れた別の駅へ。
乗り換えて横浜駅へ。
羽田空港まで25分ほどで行く京急バスに乗り込み、これで何とか間に合うなぁ~っと
ホッと安心して本を読んでいたのですが…あれ?バスが動いていない
あっちゃ~、朝の渋滞に引っかかっていたのでした。
え~、間に合わない!
飛行機って乗り遅れたらどうなんのー?
空港に到着した時には、すでに遅し
正規料金で買い直しか?(マイレージで購入していたのです)
新幹線で行くか?
っと、ズンッと落ち込みつつ取りあえずANAのカウンターへ。
ドキドキしながら順番を待っていると「空席があれば御取り直しいたします」っと
笑顔で対応してくださいました。
「窓側のお席は無いかもしれませんが…」の言葉に、
「そんな贅沢は言いません。乗せて頂ければ何処でも…機内の隅っこでも、席がなくても構いません」
っと即答! よかた~っと、1時間遅れの飛行機に乗せていただけました(窓側でした)。
朝からドタバタ、ドキドキで、精神的に疲れました。
(相鉄線は7時の時点でにスト解除になっていたらしいです。なんだよー!)

そして、親せきから届いた荷物。それが今回の「こんなもの」です。
この季節、阪神地区では瀬戸内海で獲れる「いかなご」という小魚を煮た「いかなごの釘煮」というのが
春を告げる旬の味なんです。
朝採りのイカナゴを平釜で醤油やみりん、砂糖、生姜、山椒などで水分がなくなるまで煮込む佃煮のようなもので、各家庭でキロ単位で手作りする方が多いのです。
母も毎年作って送ってくれていたのですが、昨年からは年齢的にキツイと作っていません。
そりゃそうだわ。

今回、タイミングよく神戸に住む親せきから届いた釘煮をもらって帰ってきたのですが、
その段ボールを見てビックリ。
  

え~っ、「いかなごの釘煮」を送る専用の段ボール箱があるんや~!
この季節、如何に多くの方が自分でたくさん煮て、おすそ分けで送っているかという事ですよね?
昔から春の風物詩ですが、専用ダンボールが用意されているのは知りませんでした。
さすが関西やなぁ。
釘煮は生姜が効いていて「ご飯のお供に」「お酒のつまみに」とても美味しくいただいております。



にほんブログ村 映画ブログへ

コメント (2)

スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者 -若き仏師の物語ー

2014-03-18 | その他
先日、友人のNさんに誘っていただき、スーパー歌舞伎Ⅱに行ってきました。
Nさんには亀治郎さんの猿之助襲名披露公演にも連れて行っていただきました。
今回は初の「スーパー歌舞伎」@新橋演舞場です。
  
                               平日午前でもほぼ満席でした。
開場には観光バス3台が乗り付けられ、ツアーで来られた方もいらしたようです。
私たちは2階席の横の席で、花道も宙乗りもよく見えるお席でした。
2階席の向かい側なら、宙乗りの猿之助さんと蔵之介さんを間近に見ることができたのですが…残念。

スーパー歌舞伎って…?
三代目猿之助(現猿翁)さんが始められた、歌舞伎とは異なる演出による現代風歌舞伎のこと。
新作であること、宙乗りがあるってことも必須なのかな?
何せ、初ス―パー歌舞伎なので詳しいことはわかりません

そして、本作では歌舞伎界でない役者さんが3人出演しておられます。
ポスターの赤い装束を召した佐々木蔵之介さん、朝ドラ「純情きらり」や「のだめ」の福士誠司さん。
そして個性派俳優の浅野和之さんです。
     
    蔵之介さん            福士さん         浅野さん
暗い場内、幕が上がりまばゆい舞台に主要キャスト(12人?)が水色の裃で登場。
皆さんスーパー歌舞伎に賭ける意気込みを、ユーモアを交え和やかに、且つ格式高く述べられました。
蔵之介さん「初の歌舞伎で顔面蒼白」って…白塗りの顔でおっしゃって、爆笑でした。
1986年に三代目猿之助さんがスーパー歌舞伎をはじめられて以来皆勤賞という寿猿さんは齢83歳で
頑張って舞台を勤めておられるそうです。
今回、歌舞伎初出演の浅野さんが女形で狂言回し(歌舞伎で狂言というのもなんですが…)の祈祷師お婆の役で、冒頭の掴みから、ストーリーの解説、笑いどころを担当され客席を笑いの渦に巻き込みました

< ものがたり >
ある山間の村に十和(猿之助)という才能豊かな若い仏師がいた。しかし、村人たちの暮らしも
病床の母親も救えない仏教に苛立ちを募らせていた。十和の幼なじみの一馬(蔵之介)も、不作に苦しむ
村人たちを憂い、都に出て官吏になる道を選ぶ。都の役人との争いから、弟弟子伊吹が腕を切られ、
怒った十和は役人を殺めて村を出る。仏師を止め、盗賊の仲間となり仏像を壊して回っていた十和は、
ある日無名の仏師の彫った地蔵菩薩に目を奪われ、再び仏像を彫る決心をする。
下級役人になった一馬は盗賊退治を命じられ、別々の道を歩んでいた十和と一馬の道が、
再び交錯し、力を合わせて立ち向かうことになり…。

ストーリーも現代風の台詞もわかり易く、イヤホンガイドはありません。
間に2回(30分・20分)休憩を挟んだ3幕もので、トータルの上演時間は3時間半。
歌舞伎役者さんの声の出し方は独特で、やっぱりよく響きますねぇ。

歌舞伎の手法と新しい奇抜な演出で、それはそれは見応えがありました。
一体どうなっているのかしら?っと思わせる回り舞台やセリの使い方、
きらびやかな衣装に、鮮やかな照明。戸板を使って2階に上がったりの大立ち回り。
舞台全面をドライアイスの煙が覆ったり、度肝を向く大量の紙ふぶきが1階席に降り注ぐ。
不動明王に扮した右近さんが大仕掛けの炎の中から登場すると舞台が赤く染まりました。
そしてスーパー歌舞伎のお約束の宙乗りは、猿之助さんと蔵之介さんお二人で、朱雀門目指して
華麗に舞われました。
3幕目のスペクタクルは圧巻でした。

いやぁ~楽しい!面白い!
スーパー歌舞伎初体験でしたが、、他の演目も見たい!と思いました。
    
        ロビーにもスーツ姿で飛ぶ猿之助さんのお姿が by ソルマック

休憩時間には友人Nさんお奨めのアイス最中を頂きました(¥300)。一口齧ってしまって
     
お土産に金精軒の「生信玄餅」を購入。きなこと黒蜜で食します。
なんでも、はなまるマーケットに猿之助さんが出演した時のおめざだそうです。 

  
ロビーにあったガチャポン2種です。右の方を試してみました。(¥300)
中身は・・・
  
バンダイ提供の歌舞伎ハンカチチーフです。
「義経千本桜」など6種類あり、私のは「菅原伝授手習鑑」の松王丸というもののようです。

次は新しくなった歌舞伎座に行ってみたいです。
前の歌舞伎座の中のショップ、人形焼きの隣で印伝の財布を売っているというカオスな感じが
面白く好きだったのですが、新しくなっても以前のショップは入っているのかしら?




   にほんブログ村 映画ブログへ
コメント (2)

それでも夜は明ける  12 YEARS A SLAVE

2014-03-16 | 映画 さ行
先日発表されたアカデミー賞で作品賞を獲得
英国のスティーブ・マックィーン(往年の俳優さんと同姓同名です)監督は、アカデミー作品賞を獲得した
初の黒人監督になりました。
本作は、主人公ソロモン・ノーサップ氏ご本人の回顧録をもとにした真実の物語だそうです。

3月4日、アカデミー発表の翌日、ニューヨーク・タイムズ紙は訂正文を載せました。
「1853年1月20日の記事で見出し、および本文でソロモン・ノーサップ氏の名字を間違えました」
というものです。      (○ Northup… ×Northrop/Northrup)

12年の奴隷生活から解放された後、彼の12年の奴隷生活を「今までにない、正真正銘、真実の記事」
として載せたにもかかわらず、間違いました…と書いてありました。
アカデミー賞の発表を受け、あるツイッターユーザーがニューヨーク・タイムズのアーカイブで
1853年の記事を見てスペル間違いに気付き、つぶやいたことで間違いがわかったという事でした。
160年前の記事をアーカイブとして閲覧できるようにしているのもすごいし、
160年前の記事の間違いを今、訂正として載せたってのもすごいですね 
  



    ***********************

           そ れ で も 夜 は 明 け る 
              12 YEARS A SLAVE

     **********************


 < ストーリー >
1841年、ニューヨーク州サラトガでヴァイオリン奏者として生計をたてるソロモン・ノーサップ。
妻と子供と過ごす自由な黒人だ。ある日、二人組の男たちから周遊公演への参加の誘いを受ける。
酒に酔わされ朦朧とした意識の中、騙され、奴隷として南部の綿農園へ送られるということを知る。
白人農園主の非道な仕打ちに虐げられながらも、何とか家族の元へ戻るという希望を失わないソロモン。
12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会い…。


絶対泣いてしまうと、ハンカチを準備し鑑賞に臨んだのですが、意外なことに涙が流れませんでした。
激しく心を動かされたのですが、あまりにも理不尽な暴力の描写に、感傷的になれなかったというか…、
感傷的に涙なんて流したら申し訳ないというような意識が働いたのかもしれません。

まず最初に疑問に思ったのは、北部の「自由黒人」というひとたち。
1997年公開の「アミスタッド」の中に元奴隷の自由黒人の新聞記者が登場し、当時そんな人がいたのかと
驚いたことを覚えています。本作のソロモンも「自由黒人」の一人でしたが、そもそもどういう経緯で
「自由黒人」という人たちが存在したのか? 差別を受けることはなかったのか?
彼はヴァイオリニストで、1853年の記事によると彼の両親も自由黒人だったようです。
ググってみましたが、自由黒人の経緯に付いて触れているものをみつけることはできず、
気になるところです。
      
    ソロモン カンバーバッチ演じる信心深い農園主  ダノ演じる監督官
              
            ファスベンダー演じる冷酷な農園主  女奴隷パッツィー
名前も変えられ、読み書きができることも隠し、理不尽な暴力にひたすら耐え続ける12年。
奴隷商人、信心深い農園主、冷酷な農園主、非道な奴隷監督官、嫉妬深い農園主の妻、
若い黒人女奴隷、渡りの労働者らとの関わりの中で描かれる暴力が痛い。
こういう描写は、昔から奴隷を描くドラマや映画で見てきましたが、主人公が木に吊るされ
つま先立ちで耐えているシーンで、他の奴隷たちが何も無かったの如くいつも通りに過ごし、
子供たちが傍で楽しそうに遊んでいるシーンは衝撃的でした。
人種・民族は現在に至っても根の深い問題です。
異質なものを見下したり、排斥したりするのは、育った環境の中で無意識に身に付いてしまった
ものなので、それに気付き、意識を変えるのは難しいですね。
以前アップしたインド映画「マイ・ネーム・イズ・ハーン」で「世の中には2種類の人がいる。
良いことをする人と悪い人をする人。違いはそれだけ」という母の教えがありましたが、
本作を見ながら、その言葉を思い出しました。

当時、彼のような境遇に陥った人は少なからずいたのではないでしょうか?
ソロモンが12年を耐え抜き家族のもとに帰れたのは、鋼の肉体と家族に会いたいという強い思いが
あったればこそ。しかし、無念のうちに命を落とした大勢の人たち、パッツィーをはじめ、
救われることのなかった生まれながら奴隷の人たちを思うと、胸が痛い。

ソロモンが救い出され家族の元へ帰ったのは南北戦争の数年前。
戦争中、彼の心中は如何に?

アメリカの歴史の暗部を描く本作。監督をはじめ、主要出演者が非アメリカ人なのは何故?

本作でプロデューサーも務めているブラッド・ピット。
ちょこっとしか登場しませんが、めっちゃいい役やんか。おいしいとこ持っていったねぇ~。
              
 

               

 にほんブログ村 映画ブログへ





 ***** 見た 映画 *****

 3月13日 「泥棒は幸せのはじまり IDENTITY THIEF」DVD ジェイソン・ベイトマン主演のコメディ
コメント   トラックバック (25)

Canon EOSのコマーシャル

2014-03-13 | その他
昨日、アカデミー賞作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」を見てきました。
本編が始まる前、予告編の前に流れたコマーシャルを見てアッ!っと驚きました。

CannonのカメラEOSのコマーシャル、今までもテレビで見たような気がしたのですが…
大スクリーンで見て、
行ってきたばかりのモロッコの世界遺産「アイト・バン・ハドゥ」の景色じゃないですか!?

そして、カメラを手に、迷路のような褐色の遺跡を歩き、シャッターを押すのは…
妻夫木聰クン
ブッキー(妻夫木くんのことですよ)、いつモロッコ行ったのよ~?っと、
思わずつっこみを入れてしまいました。

 
Cannon EOS ←ここをクリックするとyoutubeに飛びます。

  ブッキーのインタビュー ←こちらも飛びます。 

行ったことのある場所が登場すると何だか嬉しくって・・・思わずしてしまいました


(注)私、Cannonさんの回し者ではございませ~ん。
  因みに、私のデジカメはCASIOです。最近はもっぱらiphoneで撮っています。


 私がiphoneで撮った、アイト・バン・ハドゥの光と影

  

 

  

  

どうでしょう~?



「それでも夜は明ける」は次回します。
コメント

噂のふたり  The Children's Hour 1961

2014-03-12 | 映画 あ行
偽りなき者」を見て、本作を思い出しました。

ウイリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘップバーンとシャーリー・マクレーンの主演の白黒映画です。
原作は1934年に書かれたリリアン・ヘルマンの「子供の時間」。数年前に見ました。
主演の二人から都会的ロマンティックなラブストーリーをイメージしてしまいがちですが、
予想もしていなかったストーリー展開に、非常に驚いたのを覚えています。
偽りなき者」では、少女クララにルーカスを貶める意図はなく、思い込みで罪なき人に暴力を振るい、
それを正義とする集団心理の恐ろしさを感じましたが、本作では叱られた腹いせに先生を貶めようという
少女メアリーの明らかな意図が見られ、大人の偏見よりも、無垢な子供の残酷さに怖さを感じました。



       ******************

             噂 の ふ た り
                The Children's Hour

       ********************

 < ストーリー >
17歳の頃から仲良しのカレン(オードリー)とマーサ(シャーリー)は寄宿制の女学校を経営している。
事業が軌道に乗ったのでカレンは婚約者ジョーとの結婚を決意する。何もかも順調に進んでいた時
マーサの叔母の心無い言葉と、態度を咎められた寄宿生メアリーの嘘によって、ふたりは同性愛の噂を
立てられる。噂を耳にした保護者達が子供たちを引き上げ生徒はいなくなり、
街の人たちから白い目で見られるようになる。
一人の少女の心無い発言で、三人の人生の歯車が狂い、悲劇を迎えることになる。

             
60年代に女性の同性愛を描いていることに加えて、主演がヘップバーンということにも驚きました。
いや、このテーマでリリアン・ヘルマンが原作を書いたのが1934年というのに、もっと驚きます。
ヘップバーンは同年「ティファニーで朝食を」も撮っています。

少女メアリーは先生に叱責されたことに腹を立て、先生を困らせてやろうと嘘をつく。
事が大きくなると、保身のために嘘を重ね、同級生の弱みを握って巧みに操り脅迫し、
周りの多くの大人たちをすっかり信じ込ませるメアリーの狡猾さ。
まさかこんな少女がそんな嘘などつけるはずがないという大人達の思い込み。
モノクロの映像とカメラワークが、どんどん悪い方向へと加速度的に展開する状況に畳み掛け、
カレンとマーサをじりじりと追い詰める。

噂が噂を呼び、周りのふたりを見る冷たく・汚らわしいものを見るような目に曝される中、
カレンは、この人だけはと信じていた婚約者ジョーの口から思わず出た疑いの一言に絶望し、
マーサは、カレンへの思いがあったか?と自分自身の心に疑いを持ちはじめ、心揺れる。

子供はけっして天使などではなく、時には残酷な悪魔にもなり得る。
自分の嘘を正当化する為、平気で嘘を重ね、クラスメートを脅迫し追い詰める少女の憎々しい演技が
実に上手くて恐ろしい。


「ベンハ―」などアカデミー監督賞を3回受賞、ノミネート回数は12回に上るというワイラー監督。
歴史スペクタクルからロマンス、コメディー、スリラー、社会派ドラマと、幅広いジャンルの作品を
世に送り出した監督は、40年代後半ハリウッドに吹き荒れた「赤狩り」に最後まで抵抗した方だとか。
同性愛者としてコミュニティーから排斥された本作のふたりは、
「赤」のレッテルを張られ共産主義者として映画業界から追放された方たちの隠喩でしょうか?





  にほんブログ村 映画ブログへ



   ***** 見た 映画 *****

 3月11日 「それでも夜は明ける」 @TOHOシネマズ海老名
コメント

偽りなき者  (デ)JAGTEN / (英) THE HUNT

2014-03-10 | 映画 あ行
「007 カジノロワイアル」で悪役ル・シッフルを演じたマッツ・ミケルセン主演のデンマーク映画です。
ミケルセンはカンヌ映画祭で主演男優賞を受賞、またアカデミー外国語映画賞にノミネートされた
作品です。
予告編でどういうストーリーかわかっていたので、
テーマの重さにちょっと躊躇しDVDでの鑑賞になりました。

1961年オードリー・ヘップバーン、シャーリー・マクレーン主演の「噂のふたり」を思い出しました。
  (次回します)


     ***************************

         偽  り な き  者
                 JAGTEN / THE HUNT

     ***************************


 < ストーリー >
ルーカスは妻と離婚、一人息子を引き取りたいが叶わず、一人暮らしで幼稚園で働いている。
親友の娘クララの作り話を聞いた園長の通報で、変質者のレッテルを貼られ、仕事も信用も失う。
身の潔白を説明しようとするが、幼いクララが嘘をつくはずがないと話を聞いてもらえず、
周囲から向けられる憎悪と敵意が増していく中、自らの無実を訴え続けるが……。

        クララ
父の友人で幼稚園の優しいルーカス先生に好意を抱くクララは、プレゼントを受け取ってもらえなかった
ことで、小さな嘘をつく。
それを聞いた女性園長は狼狽え、ルーカスの話を聞くことなく専門家の判断を仰ぎ、
直ちに性的虐待を働いた変質者として彼を解雇する。
事件は父兄や町の人たちに瞬く間に伝わり、仕事も友人も失なったルーカスは人々の憎悪の標的となる。「子供は嘘をつかない」という固定観念に、無実を訴えても信じてはもらえない。

性的犯罪に向ける社会の目は厳しい。
父を心配してやってきた息子や可愛がっていた飼い犬にまで暴力が及び、
意を決してクリスマスのミサに町人たちが集まる教会に出かけてゆくルーカス。
        

いやぁ~怖いわぁ。
もし突然身に覚えのない嫌疑が自分にかかり、ルーカスのような境遇になったら?
「それでもボクはやってない」のような冤罪事件も現実に耳にするし、
最近では他人のパソコンを乗っ取って世間を騒がす事件もありました。
誰にでも起こりうることとなんですよね。



 * ネタバレあります *

        
息子や息子の名づけ親になってくれた友人の支えとで、なんとか嫌疑が晴れ、
元通りの生活に戻り、息子の成人を祝う会の後、森で狩猟をしている時、
何者かによってルーカスは銃で狙われるのです。
幸い弾は外れ、犯人は走り去り、誰だったのかはわからず仕舞い。
この結末には驚きました。
デンマーク語はわからないので何とも言えませんが、英語の題名は「The Hunt」。
「狩猟」「狩り」とも取れるし「捜索」や「追跡」って意味もありますね。
何とも意味深で、この映画のタイトルとしてピッタリです。

事件が落着しても、依然としてルーカスがやったに違いないと思い続けている人がいて、
彼を抹殺することが正義だと信じている。
一度性犯罪者のレッテルを貼られるとそれを払拭するのは難しい。

無垢に見える子供の悪意、
思い込みから無実の人間に憎悪をむき出しにし、これこそが正義と信じ暴力に走る集団心理の怖さ
を描き、ホラー並みに怖かったです。





  にほんブログ村 映画ブログへ



   ***** 見た 映画 *****

 3月10日 「ヒステリア」 DVD 19世紀英国で発明されたバイブレーターを巡るラブストーリー
                    マギー・ギレンホール、ヒュー・ダンシ―主演  
コメント (2)   トラックバック (5)

マイ・ネーム・イズ・ハーン  My Name is Khan 2010

2014-03-08 | インド映画
昨年来インド映画にはまっています。
ほとんどの映画が3時間弱の長さで、歌と踊り(群舞)が3回ぐらい入るのがお約束になっています。
「キング・オブ・ボリウッド」と言われるシャー・ルク・カーンの主演作を4本見た流れで
彼の2010年の主演作「マイ・ネーム・イズ・ハーン」にたどり着きました。
WOWWOWで放送されたようなのですが、非常に評判がよかったのでDVDを購入してみました。
本作は歌を踊りを封印し、差別や偏見、人種・宗教間の対立を描く異色のインド映画です。
最後の30分は涙があふれました。


   ****************************

           マ イ ・ ネ ー ム ・ イ ズ ・ ハ ー ン

   ****************************       

           

 < ストーリー >
リズワン・ハーンはインド人でイスラム教徒。幼い頃から他の子供と違うことで苦労してきた。
母の死後、アメリカにいる弟を頼って渡米し、サンフランシスコで生活を始める。弟の妻が彼の様子をみて
アスペルガー症候群であることに気が付く。ある日、化粧品を売り込みに行った美容室で、同じインド人で
ヒンズー教徒のシングルマザー、マンディラに出会い、やがて宗教の違いを乗り越えて結婚する。
マンディラと彼女の息子サミールと3人で仲良く暮らしていたが、アメリカ同時多発テロ事件以降、
イスラム教徒に対する強烈な差別や偏見が始まり、状況が一変する。サミールは、ハーンという
イスラム教徒の姓を名乗ることで激しい差別やイジメを受け、命を落とす。
子供を失い絶望したマンディラは自分がイスラム教徒のハーンと結婚したことでサミールが死んで
しまったと激しくハーンを責めたてる。愛するサミールを失い、妻から激しく罵倒されたハーンは、
妻の言った一言から「ある決意」を胸にアメリカ大統領に会い、あることを伝えるために一人旅に出る。


アスペルガーのリズワンは黄色を嫌がり、大きな音に敏感です。
人との距離を上手くとることができず、周りの空気を読むことができません。
しかし、非常に純粋で、優しく、高い知性を備えています。

自閉症やアスペルガーといった障がいを持った子供が社会に受け入れられるのは大変です。
そんなリズワンを優しく、わかり易い言葉で導く母。
世の中には2種類の人間がいる。良いことをする人悪いことをする人。違いはそれだけ。
他に違いはないんだよ」
っと。
「フォレスト・ガンプ」の母がガンプに教えた言葉のように、シンプルでわかり易く、本質を突いてます。
良いことをする人か? 悪いことをする人か?
国も人種も宗教も貧富も関係ないという教え、それを胸にシンプルに、真っ直ぐに生きるリズワン。

ストーリーは、
インドでの子供時代。
母亡き後、アメリカに渡り、理解あるマンディラと結婚し3人で家庭を築く幸せな日々。
        
                        
911同時多発テロ後、イスラム教徒という事で白い目で見られ、それを理由にサミールを亡くし、
ある決意を胸に家を出るまで。
大統領に直接メッセージを伝えるため、苦難の旅を続け、思いを遂げるまで。
の4つのパートで構成されています。

911以降、アメリカに住むイスラム教徒の方々がどれほど大変な思いをしたかは想像に難くありません。
名前を変える人、髭を剃る人、スカーフを被るのをやめた人、目立たずひっそりと暮らす人。
一部の過激派の行動で多くの罪なき人たちが社会から疎外され、時に暴力を受ける。
題名の「My name is Khan.」の後には「I'm not a terrorist. テロリストではありません」という言葉が続くのです。

911後もイスラム教徒であることを隠すことなく真っ直ぐなリズワンに、旅で出会った人たちは
次第に心を動かされ、彼の旅はクライマックスへ。最後の30分は涙でボロボロになってしまいました。
ちょっと出き過ぎという見方もあるようですが、リズワンのひた向きさに心打たれました。
母の教えはシンプルですが、それゆえ力強く、説得力がありました。
私たちはあれこれ考えすぎて事を複雑にしてしまいがちですが、
良いことをする人か?悪いことをする人か?というシンプルな物差しこそが、
偏見や固定観念という曇りを取り去る究極の尺度なのかもしれません。

ハリケーン・カトリーナ(別の名前になっていましたが)やオバマ大統領誕生など、当時の社会情勢を
盛り込んだなかなかの感動作です。
いつもは恋愛ドラマやアクション、歌と踊りで魅せるシャー・ルク・カーンですが、難しい役どころを
しっかりと好演しています。


「スーパー・サイズ・ミー」で有名になったモーガン・スパーロック監督のドキュメンタリー「30 DAYS」で、
白人のクリスチャンの青年がイスラム社会で30日を過ごすエピソードはとても興味深く、
「イスラム=過激=怖い」という誤った刷り込みを正し、普通のイスラム教徒の日常を知る
面白い試みでした。(* 他のエピソードも面白かったですよ。)






  にほんブログ村 映画ブログへ






 ***** 見た 映画 *****

 3月5日 「マイ・ネーム・イズ・ハーン」 DVD
コメント (2)

LIFE!   The Secret Life of Walter Mitty

2014-03-03 | 映画 ら行
3月19日から公開の本作、久々に試写会に当選し六本木の試写室で見てきました。

ネットや携帯電話の普及に伴い、私たちの生活は驚くほど変わってしまいました。
そんな時代の流れの中で、新しく台頭する産業がある一方、衰退していく産業があって、
なんだかちょっと寂しさを感じます。
1998年公開の「ユーブ・ガット・メール」では大型ブックチェーンストアの台頭で、
古くから地域の人たちに親しまれた街の小さな児童書書店が廃業に追い込まれる話でした。
それからほんの10年ほどで、アマゾンなどネット書店の台頭で、規模の大小にかかわらず街の書店が
急激に減りました。私が住む地域でも次々と本屋さんが閉店、隣町にあった頼みの大型書店までもが
閉店し、クリーニングの取次店や家電量販店、果てはパチンコ屋さんに変わってしまいました。
そして今や電子ブックの時代となり、紙の本の存続が危ぶまれます。

携帯電話のカメラ機能が高くなり、旅行に行くにもデジカメを持たなくなってしまいました。
かつて大判の写真雑誌LIFEといえば時代を活写するシンボルのような雑誌だったのに…。
1936年創刊後、テレビに押され1972年に一時休刊、78年からは月刊誌となり休刊、復刊を繰り返し
2007年4月号を最後に休刊。いまはGoogleでアーカイブ検索ができるようです。


     **************************

          L I F E !  
                    The Secret Life of Walter Mitty

    ***************************


本作はジェームズ・サーバーという方の短編小説で、1947年ダニー・ケイ主演で「虹を掴む男」という
タイトルで映画化されています。


 < ストーリー >
雑誌LIFEの写真管理部に16年席を置くウォルター・ミッティは地味で単調、平凡な日々を送っていた。
時々現実逃避の突飛な空想ばかりしている。ある日、LIFEがオンライン版に切り替わることになり、
大幅人員削減が始まる。最終号の編集に取り掛かる中、表紙を飾る写真がないことに気づくウォルター。
大事な写真を求めてカメラマンのショーンを探す波乱万丈の旅に出る決心をする。

   
                  ウォルター空想中~。後ろには新しい経営陣が・・・。

チラシに「STOP DREAMING START LIVING  空想するのを止めて、一歩踏み出せ」のコピーが
ありました。
若かりし頃、モヒカン刈りにし、スケートボードの大会で優勝、海外へ旅に出ようと準備をしていた時、
父の急死で家族を支えるために夢をあきらめたウォルター。
真面目に働き、変わりばえのない日々の繰り返しの中で、同じ会社で働くシェリルに恋心を抱くも
空想するばかりで、出会い系ネットe-ハーモニー経由でコンタクトを取ろうとするが上手くいかない。
廃刊騒動のなか、最終号向けにカメラマンから送られてきた表紙用のネガを求め、
グリーンランドからアイスランド、アフガニスタンへと命がけの旅を通して、
写真のネガの如くモノクロだった彼の人生がカラフルになり、忘れていた情熱を取り戻す。
この旅が奇想天外で、面白くってワクワクします。
   
「LIFE」のモットーは、
“To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, draw closer, to find each other,
  and to feel. That is the purpose of life.”なのですって。
「危険なことがあるかもしれないが、世界を見よ。近くによって、隠れている物に目を向けよ。出会うこと、感じること。 それこそが人生の目的だ」みたいな意味でしょうか? 素敵なモットーやないですか。
“quintessence of life”…「人生の真髄」なんて言葉も出てきます。
ちょっとクサい? いえいえ、あちこちギャグが効いていて、押しつけがましくなく笑いながら人生について考えさせられます。
そして見終わった後、何か新しいことに挑戦しようかなぁ~なんて気持ちにさせてくれる映画です。


オープニングやエンドロール、現実シーンに入り込む空想のCGシーン、凝ってます
アイスランドやアジアの山岳地の大自然の映像が何とも美しいです。
伝説のカメラマンを演じるのはショーン・ペン。
         
やっとカメラマンに出会えたシーンで、カメラを構えて待ち続けた動物の写真を撮ろうとしないカメラマンに
理由を聞くウォルター。ここでのショーンの台詞がいいんだわぁ~。(映画を見てチェックしてください)

ベン・スティラーの映画、やっぱり好きだわぁ~。




  にほんブログ村 映画ブログへ

コメント (2)   トラックバック (34)