映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ジェイン・オースティンに恋して  LOST IN AUSTIN

2010-04-29 | TVドラマ
オースティンの「PRIDE & PREJUDICE」は昔は「高慢と偏見」若しくは「自負と偏見」というタイトルでしたが最近は「プライドと偏見」になっているようですね。
PRIDE」を訳するのは難しいようです。


たまたま何か面白い番組がないかな~?とTVのチャンネルを変えていると、
ケーブルのLaLaTVで英国のコスチュームピース(時代劇)を放映してました。

えっ、これってジェーン・オースティンの「プライドと偏見」じゃない?
でもあの時代にそぐわない女の子が出てくるけど・・・?
っと番組表を確認すると「ジェーン・オースティンに恋して」という2008年の英国TVドラマであることが
わかりました。

    
      ミスター・ダーシー   現代娘アマンダ    ウィッカム

何と!
オースティンの大ファンである現代っ子アマンダが「プライドと偏見」の
エリザベス・ベネット(映画ではキーラ・ナイトレーが演じてました)と入れ替わり
物語の世界に入り込んだら・・・という面白い設定のドラマなんです。

先日アン・ハサウェイ主演のジェーン・オースティン 秘められた恋を見たばかりなので
俄然興味が湧きました。

物語の中に入り込むわけで、タイムトラベルともちょっと違います。
これがなかなか面白くって、番組表に印を付け、最終回までの4話を楽しく見終えました。
         
       ミスター・ダーシー  ミス・ビングリー  ミスター・ビングリー

「プライドと偏見」の登場人物に場違いな雰囲気の現代っ子アマンダが加わることで、
オースティンもビックリ!な展開となり、
登場人物の知られざる(オースティンも知らない)意外な一面が明らかになります。

どうしようもなく嫌な奴ウィッカムが実は結構頼りになる良い奴だったり、
タカビーなビングリーの妹に驚きの秘密があったり、
オースティンが知ったら倒れちゃうんじゃないの?というような
今風のエピソードに赤い糸がもつれにもつれ・・・
一体どういう結末になるのー
あと一話しかないのに・・・話は収束するの~?っとハラハラ・ドキドキ。

DVDが出たら、見逃した第1話の前半を見なくっちゃ~と意気込んでます。

「ブリジット・ジョーンズの日記」も「プライドと偏見」を下敷きに非常に面白いストーリーでしたが
こういうアプローチがあったのか~と、作り手の発想に脱帽です。

ミスター・ダーシーを演じた歴代の俳優は
 ローレンス・オリビエ(1940年「高慢と偏見」)
 コリン・ファース(1995年BBC制作のTVドラマ「高慢と偏見」)
 マシュー・マクファデン(2005年「プライドと偏見」)
 そして本作のエリオット・コーワン(2008年TVドラマ「オースティンに恋して」)

     
    コリン・ファース                 マシュー・マクファーデン  

ミスター・ダーシーを演じる人はみんな素敵~に見えてしまうのは何故なんでしょう?

本作ではミスター・ビングリーを演じるトム・マイソンも非常にハンサムさんです


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 ***** 見た 映画 *****

 4月27日 「昨日・今日・明日」DVD ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演

 4月28日 「理想の彼氏」DVD キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジャスティン・バーサ主演

        「母なる証明」DVD キム・ヘジャ、ウォン・ビン主演の韓国ドラマ 

★トルコ旅行 その④

2010-04-28 | トルコ旅行
「ナスルスヌズ?」
トルコ語で「お元気ですか?」ですが、日本語で書くと陽水みたいですね。
毎朝、ガイドさんの質問に「イイイム(元気です)」と答えました。
結局「ナスルスヌズ?」が覚えきれなくて、答えのみ(会話にならんがな)覚えました

      
       早朝、洞窟ホテルの部屋から外を望む

翌朝洞窟ホテルのレストランから外を見てビックリ!
おぉ~!沢山の、色とりどりのカラフルな気球が優雅に浮かんでおりました。
   
  洞窟ホテルのレストランの外展望テラスから撮りました
もっと沢山飛んでいたのに・・・この写真しか撮ってなかったです
前夜、ハマムのサウナでご一緒した別のツアーの日本人に聞いたところ、
気球ツアーは日本で予約してきたそうでトータル5時間ほどかかるとのこと。乗ってみたかったな~。

この日はカッパドキアの奇石群を堪能。自然が作り出した奇跡の造形です。
荒涼とした大地に広がる造形群。聞こえるのは風の音だけ。
 
      親子岩
  らくだ岩
        
                

そして岩をくり抜いて造られた住居跡。
キリスト教徒が迫害を逃れ隠れ住んだ住居と教会。
  
    
  
 洞窟教会の中を彩る壁画の数々  今でもこんなに鮮やか~!

カイマクル地下都市は5000人もの人が隠れ住んだ地下8階の巨大都市。
   
  「カイマクル」ってバザールか?とおバカなことを想像
現在は地下4階まで行くことができますが、まるで迷路のよう。一人で入ったら絶対迷う
巨大な円形の扉や、外気を取り入れる通気口。どうしてこんな凄いものが造れたんでしょう?

カッパドキアでは、実際に今も洞窟に住むお宅を訪問させていただきました。
お昼は洞窟レストランで。

そして立ち寄ったトルコ絨毯のお店。
  
  実演する少女    ネイティブより早口で立て板に水のごとくギャグを挟み日本語で解説するおじさん

所狭しと敷き詰められたすんばらしい絨毯の数々、目の保養させていただきました。

夕方、ぐるりと塀で囲まれた昔の要塞都市に寄りました。
        
暗くなる前にキャラバンがこの中に入り、夜は扉を閉め外からの侵入・攻撃に備えたそうです。

この日泊ったコンヤのホテルの回転ドア。
メヴラーナ教の舞は旋回しながら無我の境地を目指し、神との合一を目指す禅のようなもの

      回転ドアなんかに使って、バチあたらへんかしら?



★ トルコのトイレ事情 ★
旅行者、特に女性にとってトイレ事情は切実な問題です。
エジプトでは(2年前)どこに行っても有料で「流れましたか?」「鍵は閉まりますか?」「ペーパーはありますか?」というのがトイレでの合言葉でした。(改善されていたらすみません)
10数年前のトルコは、ほとんど同じ状況だったそうですが、今は全く心配ありません。
寄った所はほとんど無料で、水洗で、100%綺麗なトイレットペーパーとセンサー付きの
手を拭くペーパー完備(手をかざすと適量がスルスル出てきます)でした。
あるレストランでは、アクリル樹脂に綺麗な花を閉じ込めた便座に、ツアー仲間で「綺麗ねー」と
歓声が上がりました。
ペーパーも、ほとんど花やクローバー、スワンなどの型押し模様付です
      


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第9地区

2010-04-27 | 映画 た行
先週、デカプリオの「シャッターアイランド」を見ようか、アカデミー賞ノミネートの「第9地区」にしようかと
悩んだ末、デカプリオを選んだ私・・・。そりゃ、しゃーないよね。
ところが、「『第9地区』なかなか良いよ~」とのお薦めに従い見てきました。
水曜日の午後、公開から随分経っているの空いてるかなぁ~とネット予約せずに行ったら・・・大~誤算。
8割くらい埋まりました。まだまだ人気です。


   *********************

        第9地区   NINE DISTRICT

   *********************

 < ストーリー >
1982年、南アフリカ、ヨハネスブルク上空に突如現れた宇宙船。
船内にいた宇宙難民の異星人は第9地区で暮らし、人間と共同生活を始める。
28年後、地区のスラム化や人間との争いにより、地区の管理・監視機関MNUにより
専用居住地区第10地区への移住計画が始まる。
立ち退き同意書を得るため第9地区を訪れたMNU社員ヴィカスは、謎の液体を浴び身体に変化が現れる。

      
この映画、ハリウッドで作ったものだったら、なかなか面白いB級SF映画で終ったんじゃぁないでしょうか?
ところが、南アを舞台にした、南ア監督による、南ア俳優出演にタイトルが「第9地区」とくりゃあ、
俄然政治色を帯びメッセージ性に富む作品として、アカデミー賞ノミネートまで行っちゃった~って気がします。
南アでは1966年「集団地域法」によりケープタウンの「第6地区」を白人のみが居む地域に指定し、
黒人を追い出したとか。

今までエイリアンものといえば、必ず壮絶な戦いを経て人類の勝利!ってな筋書きだったのに・・・。
本作はニュース映像などを盛り込んだドキュメンタリータッチで始まり、
早々にあっさりとエイリアンの姿を見せ(今までは最期まで姿を隠すパターンが多かったです)、
人類との間に起こるトラブルや、主人公の身に起こる意表を突いた展開に、
主人公が操る異星人の兵器ロボット(?)での壮絶バトル。
主人公ヴィカスは、人の良さそうな普通の市民だったのに・・・、体の変化と共に次第に戦う顔つきに変わり、
心の葛藤や苦悩を滲ませます。
そんな彼を、会社もならず者集団も利益のためだけに手に入れよう奪い合う。
「人間同士の欲望剥き出しの醜い姿」VS「親子愛・友情溢れる自己犠牲のエイリアン」って構図が
何とも皮肉~でした。

隔離政策などの差別問題を臭わせ、生き残りをかけた激しい戦い、
主人公とエイリアン親子とのヒューマンな心の交流と何だかとってもてんこ盛りで最期まで飽きさせません

         
異星人を「prawn」って呼んでましたが、私には細めの仮面ライダーに見えました。エビやないやろ~?
「prawn」は「shrimp シュリンプ」より大きく「lobster ロブスター」より小さい海老。
西洋人は異星人というと
頭足類(タコ)、甲殻類(「プレデター」はカニみたい)や昆虫をイメージするみたいですが、
日本じゃ昆虫イメージの仮面ライダーはヒーローやで~

一見SF娯楽作品と見せかけ観客動員を増やし、政治・社会問題を盛り込むって
巧みな手法やねぇ。

ヒットしなかったニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演の『インベージョン』も
元は何度もリメイクされている『ボディースナッチャー 恐怖の街』で、SFと見せかけつつ
夫々の時代に忍び寄る社会風刺を織り込んでいたようですが、それが曖昧だと
単なる陳腐なB級SFで終ってしまうようですね。

まさか3年後・・・って続編はないですよね?

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 ***** 見た 映画 *****
  
 4月23日 「亡命  OUTSIDE THE GREAT WALL」@有楽町

 4月25日 「湖のほとりで」DVD イタリア映画 

アリス イン ワンダーランド

2010-04-23 | 映画 あ行
本作は絶対見るぞーっと、初めて前売り券なるものを買いました。
前売りを買うと¥1300で、いろんな特典が付くんですね。
7種類のストラップから一つ選べます。赤の女王をゲット!

でも・・・前売りを買うとネットで座席確保ができず、当日行って窓口で席を確保しなくっちゃぁならないんですね。
本作のような人気作品は早めに行かないと席を確保できませ~ん
もう前売りはや~めた。

                            

         アリス イン ワンダーランド

                          

 
  < ストーリー >
不思議の国の冒険から13年後。19歳に成長したアリスはプロポーズされる。
返事に窮しているところに白ウサギが現れ、とっさにウサギを追いかけ穴に落ちたアリスは、
再び不思議の世界へ迷い込む。
そこは赤の女王に支配された世界で、皆は救世主アリスが来ることを心待ちにしていた。

「アリス」ってこんな話だったかなぁ~?
思い起こせば、ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」を読んだ記憶は・・・ない?
私のイメージするアリスは、やっぱりディズニーのアニメや子供向けに易しく書かれた童話、
それを基に映画化されたアリスやテニエルの挿絵です。
ウサギを追いかけて穴に落ち、ハチャメチャな不思議の国で翻弄され、トランプの兵士に追い詰められ
目が覚め、あらら~夢だったのねってお話です。

予測のつかない展開と登場するキャラクター、なぞなぞや言葉遊びにナンセンスな会話、
心踊るストーリーにディズニーやテニエル、ラッカムのカワイイ絵ときたら、嫌いな人はいてません。

ところが・・・、アリスとティム・バートン、ジョニデのコラボで期待が大きすぎたのかなぁ?
はい、期待が大きすぎました。
不思議の国のハチャメチャなお話が、予想に反してすっかり冒険成長物語になってました

大体この映画はどのあたりの年齢層をターゲットに作られたんでしょう?
中年のおばちゃんがターゲットでないことは確かですが・・・、
子供? 若者層? それともジョニデファンの幅広~い女性層?

冒険を通して主人公が成長していく話は、児童文学のみならずロールプレーイングゲームでも王道です。
「ロード・オブ・ザ・リング」に「ハリー・ポッター」、「桃太郎」や「一寸法師」もざくっと
分類すれば(し過ぎ?)概ね同じ冒険成長物語。
本作も、すっかり同じパターンです。

これなら何も「アリス」じゃなく、全く新しい少女の冒険譚にしても良かったんじゃぁないでしょうか?
ずっ~と眉間にしわを寄せ、深刻な面持ちで救世主に祭り上げられ鎧を身につけドラゴンもどきと
バトルを繰りひろげるアリス。
        これが戦士?!アリス
そんなアリスに不思議の国の存亡を賭け、シリアスにサポートする狂ってないマッドハッター。
なんだか「不思議の国の運命は、一人の少女に委ねられた!」ってお決まりの宣伝文句みたいで、
「ハリー・ポッター」や「ナルニア物語」「バイオハザード」を思い出しました。

  
   可愛すぎるチェシャ猫          赤の女王の隣に座る三月うさぎ
「アリス」に登場するキャラクターが個性たっぷりで魅力的なのはわかるのですが・・・
私のイメージするアリスと、戦うアリスはどうも相容れなかったのです。
中国ビジネスに乗り出すアリスの未来は帝国主義の先兵ですか?

そんな中、飛びぬけて強烈に個性を発揮していたのは赤の女王演じるヘレナ・ボナム・カーター
    VS  
               この二人は姉妹です。 アン・ハサウェイ、お人形みたい~!
CG処理で頭をでかくしていたらしいですが、完全にアリスを食ってます。
マッド(mad)じゃないマッドハッター演じるジョニデも、ぶち切れ度で完全に押され気味。

そ~んなわけで、
ティム・バートン版「アリスの戦い@ワンダーランド」とか
          「不思議の国の騎士」
          「立ち上がれ!アリス」(どこかの新党みたい)なんてタイトルはいかが?

つまらなかった訳じゃないんです。私の勝手な期待が大きすぎただけです

★本作鑑賞後立ち寄ったユニクロで、アリスのコラボ商品としてレギンスやバッグ、シャツ発売中。
ダークブルーのこのバッグも・・・なんでこんなデザインなん?もっとカワイイのできそうなのに・・・。



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 ***** 見た 映画 *****

 4月21日 「第9地区」@TOHOシネマズ海老名

★トルコ旅行 その③

2010-04-20 | トルコ旅行
メルハバ!(トルコ語で「こんにちは!」です)

実際に旅行である場所に行くと、なんだか妙にその国の情報やニュースに目が留まるようになります。
10日間の溜まった新聞に目を通していると、日本政府観光局の資料からとして
「2008年外国人訪問者数」ランキングが目に留まりました。
日本は第28位、アジアでも6位とタイやマカオの後塵を拝しているそうです。
ベスト3ってどこだと思いますか?(答えは一番最後に載せておきます)
そんな中、トルコは堂々の第8位!です。
やっぱり観光立国なんですね。4月からがシーズンということで、あちこちで化粧直しが
行われ、大きな街では植え込みに季節の色とりどりの花が植えられていました。
10年前にトルコに行った友人に聞いたところ、この10年でかなり旅行者にやさしく整備されたようです。

数年前エジプトのルクソールでテロがあり、日本人を含む観光客が亡くなった事件を覚えていらっしゃいますか?
あの後日本の外務省はエジプトへの渡航を禁止すると共に、トルコへの渡航も禁止したそうです。
その上、エジプトは半年で解除されたのに、何故かトルコは1年間渡航禁止。
「私、一年間仕事ありませんでした」とガイドさんは少々御立腹でした。


 トルコ3日目は首都アンカラへ。
ここには「トルコの父」ケマル・アタテュルクの眠る廟があります。

 廟を背にアンカラの市街を望む
              
          ライオン像の後ろ、木と木の間には警備の兵士が立っています
大理石の参道にはライオンの像が並び、隣接する博物館にはトルコ共和国建国までの
アタテュルク戦いの足跡の絵やジオラマや彼の私物に各国から贈られた品々が展示されています。
日本の宮家から送られた刀もありました。
 
 気さくに写真撮影にも応じてくれます    警備兵の交代シーンに遭遇

アンカラ市内にある「アナトリア文明博物館」に行きたかったのですがコースに入っておらず…残念。
史上初めて鉄器を使用し栄華を極めた後滅びてしまったヒッタイト帝国はこの近くにあったそうです。
先週、偶然にもBS日テレで「失われた世界 ヒッタイト帝国の謎」を見ました。
ヒッタイト帝国は近隣諸国を制圧し残るはエジプトのみ。
当時のエジプト王は、なんと!アブシンベル神殿を建造したかのラムセス二世。
エジプトではラムセス二世の勝利を壁画に刻んでいる(見たような気がします)のですが、
実際はヒッタイトの勝利であったことやヒッタイトとエジプトが平和協定を結んだことが
近年ヒッタイトの遺跡から出土した楔形文字の粘土板に刻まれていたそうです。ロマンや~

アンカラ市内はこんな感じ。ガラス張りの高層ビルもありました。
陶器会社のCM
   羊とヤギの像
 トルコは子羊の皮製品(薄くて軽くて丈夫)やウールやシルクのストールも有名です。
ヨーロッパの有名ブランドの革製品の多くはトルコで作っているそうです。
ブランドのタグが付くだけで、値段は2~3倍になるとか



 午後は一路、カッパドキアへ。
ここでは洞窟ホテルに泊まりました。
洞窟といっても近代的仕様なっていて、今回泊まったホテルの中で一番設備が良かったです。
このホテルで「ハマム」体験。ハマムはトルコの伝統的なお風呂です。
日本でむかし言われていたトルコ風呂とは違いますよ。
      
     写真は撮れなかったのでガイドブックからのイメージ映像です。
まずサウナに入ってから、大理石の台の上で、垢すり、大量の泡で全身マッサージ、
その後シャンプーをしてもらってジャグジーつきプールに入るコースです。
若いおねえさんが担当してくれましたが、顔に泡はかかるは、ザブ~ンと頭からお湯をかけるは…
でも、肩こり症の私は非常に気持ち良かったです~満足。

次回は荒涼とした奇石群が広がるカッパドキアと古都コンヤです。



世界各国・地域への外国人訪問者数ランキング(2008年)
  1位  フランス
  2位  アメリカ
  3位  スペイン
  4位  中国
  5位  イタリア
  6位  英国
  7位  ウクライナ
  8位  トルコ
  9位  ドイツ
 10位 ロシア でした。



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 ***** 見た 映画 *****

 4月19日 「アリス・イン・ワンダーランド」@TOHOシネマズ海老名

ジェーン・オースティン 秘められた恋

2010-04-19 | 映画 さ行
「ジェーン・オースティン」の小説はどうしてこんなに愛されているのでしょう?
彼女の作品の多くがドラマ化・映画化、再映画化されているのは勿論のこと、
「高慢(プライド)と偏見」を基に「ブリジット・ジョーンズの日記」が作られ、
映画「ジェーン・オースティンの読書会」や「ロスト イン オースティン」なるTVドラマまである。
かく言う私は、BBC制作のTVドラマに魅せられコリン・ファース演じるミスター・ダーシーのファン
いえ、ミスター・ダーシー演じるコリン・ファースのファンになり、
「プライドと偏見」でミスター・ダーシーを演じたマシュー・マクファディンのファンになったのです。
めっちゃ、オースティンにはまってるやんか!


                            

     ジェーン・オースティン 秘められた恋
             BECOMING JANE

                              
 
 < ストーリー >
作家になるまでを、トム・ルフロイとの恋をからめて描く若き日のジェーン・オースティン。

トーマス・L・ルフロイ(1776-1869)はアイルランドの高等法院で首席裁判官まで務めた実在のお方です。
オースティンが姉のカッサンドラに送った手紙や、ルフロイが甥に語った話や、
ルフロイの長女の名前がジェーンだったことなどから、二人の関係が取りざたされ
論争が続いているようです。
そして二人が恋人同士だったなら・・・という立場で書かれた本を映画化したものです。
実際、ジェーンとルフロイが『高慢(プライド)と偏見』のエリザベスとダーシーのモデルでは?
という考えもあるようです。

オースティンが生きた時代(1775-1817)、娘は財産を相続することができず
男の子が産まれなければすべて親戚筋の男子に横取り(?)されていたのですね
オースティンが本を出版するにあたっても、実名を出せず「A LADY ある女性」としたとか。
女王の時代に繁栄した国なのに、女性の地位の何と低かったこと。
オースティンの小説で知ったことですが、「世継ぎがいなければお家断絶」の日本と同様
いえ、日本は娘に婿養子を取れたけれど、英国では相続する男性に取り入って妻に迎えてもらうか
財産を取られるのを指をくわえて見ているしかなかったようです。
女性には「結婚」しか道がなく、独り者は肩身が狭く自活の道などない時代、
貧しい男性も逆玉で金持ち娘を妻にして、両親や兄弟一族の金銭的安定を確保する。
会話の中心は家柄・財産と結婚、そしてゴシップ。
話題のほとんどがそれで、ちょっと引いてしまうほどですが、この先どうなるの~?
やめられない止まらない。カッパえびせん状態。
一生を独身で通したオースティンの小説は、そんな中流社会を舞台にした婚活騒ぎを、
ちょっと引いた醒めた目で皮肉を込めて書かれたものかもしれません。
文学的なことはようわかりませんが、英語における自由間接話法(?)の発達に大きく貢献した
ことでも高く評価されているそうです。

          
独身だったオースティンということで、秘められた恋は実らなかったわけですが、だからこそ
彼女は自分の小説をハッピーエンドにしたという筋立てです。
究極の選択を迫られるジェーンとルフロイ、見ているうちにいい年をした中年のおばちゃんの私までもが
胸を締め付けられるほど感情移入してしまいました

アン・ハサウェイもジェームズ・マカヴォイもうまいなぁ~。
マカヴォイって静止画でハンサムってタイプじゃぁないと私は思っていますが、
動画になると俄然魅力的になる方です。


*追記
現在ケーブルのLaLaTVで放映中の英国TVドラマ「ロスト イン オースティン」。
#1を見逃して、#2#3を見ましたが、これがなかなか面白いです。
オースティン好きの現代女性が「高慢と偏見」のエリザベスと入れ替わり、原作ストーリーがどんどん変わって
しまいます。
どういった結末になるのか?楽しみです


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シャッター アイランド

2010-04-18 | 映画 さ行
う~ん、この映画どうなんでしょう?

「史上最高のオープニング興収を記録!!」
「アカデミー賞コンビが新たにおくる、究極の謎解き映画!」
「この映画は、全てがおもしろい。」
「”閉ざされた島”の謎解きに参加せよ!!」
「最期の謎解きが解けた時、本当の驚きが待っている!」
「”超”日本語吹き替版で映像に集中せよ!」
「二度見キャンペーン実施中!」
などのコピーがおどり、
「あなたの脳を信じてはいけない」として、東大の脳研究者池谷裕二氏の
『脳は自分の都合の良い方に解釈します。この映画はあなたの「脳」を裏切り、活性化させてくれます。』
のメッセージ。
その前に「横線は平行です」だの「横線の長さは同じです」だのの錯視映像を見せる。

・・・こうまで言われちゃぁ、もともと素直な(?)私でも
「見せられていることは真実ではないんだね?」という構えた姿勢で臨むよねぇ。

   ******************

          シャッター アイランド

   ******************

 < ストーリー >
閉ざされた島で起きた女性の疾走事件を解明すべく送り込まれた二人の男。
厳しい監視体制の下、煙のように消えた女性はどこに?

って、ストーリーもざっくりと書いときましょう。

そんなにすごい謎じゃぁなかったよん。
疑いながら見てたら・・・そういうことかな? っで、やっぱりそういうことでした。

素直に、何の疑いもなく見ていたら、おそらく最期には驚きをもって見終えることが出来たんじゃないの?

私にはマックス・フォン・シドーがお元気で、今も現役で役者さんをしておられることの方が
大きな驚きでした。
登場された時、「あれ?似てるけれど???えっ~まさか・・・」
エンドロールでお名前を発見し、「今おいくつ???」
撮影中は81歳ですね。
         

人はあまりに悲惨なもの、恐ろしいこと、深い悲しみに遭遇すると、
心が折れて現実から逃避し、精神を病んでしまうんですね。

謎解きでなく、そちらに重きが置かれれば、デカプリオの迫真の演技と相まって深い映画になったんじゃぁないかなぁ?

以前にも同じような作りのジョニー・デップやブルース・ウイリスの映画があったけれど・・・
(題名書いたら、謎がわかっちゃう)
本作は集客のために行った戦略に足を引っ張られ残念です。
デカプリオは良かったのに・・・
   

村上春樹氏みたいに、書店に並ぶまで一切情報を出さないって手法の方が
ミステリー作品にはいいんじゃないでしょうか?
     が 興味と怖さ をかき立てます。


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 ***** 見た 映画 *****

 4月15日 「アリス イン ミラーランド」DVD ケイト・ベッキンセール主演

 4月16日 「ジェイン・オースティン 秘められた恋」DVD アン・ハサウェイ主演

ナイン  NINE

2010-04-15 | 映画 な行
予告編やTVCMで見た迫力の「イタリアーノ!」と豪華女優陣に惹かれ見て来ました。
まぁまぁ、アカデミー賞受賞者が6人も出演!なんと贅沢な出演者ですこと。

                   

         ナイン    NINE

                    

イタリア人監督フェディリコ・フェリーニの1963年の映画「81/2(はっかにぶんのいち)」。
タイトルだけは知っていましたが見たことはありません。
本作は「81/2」をもとに、ブロードウェイでミュージカル舞台劇にしたものを映画化したものです。
昔から「81/2 はっかにぶんいいち」って変なタイトル~と気にはなっておりましたが
今回調べてみました。

フェリーニが81/2とつけたのは、
その作品の前に6本の長編と2本の短編、そしてもう一本共同監督作品があったからだそうです。
そして「81/2」をもとに、1982年から800回近く上演されトニー賞獲得したブロードウェイの
舞台「ナイン」の題名は、81/2に音楽を加え、その分として1/2を加えて9ということのようです。

 < ストーリー >
1964年映画監督グイドは、新作「イタリア」の制作に行き詰まり、スタッフ・リリーのすすめで
海沿いのホテルで休暇をとることにした。そこに妻ルイザを呼び寄せたが、突然愛人カルラが押しかけ
挙句の果てにカルラは自殺未遂を起こす。そんなグイドに愛想を尽かし、ルイザはグイドのもとを去る。
グイドは撮影を中止し、二年後・・・。
 
  
   登場する女優陣は左から
    主演女優(ニコール・キッドマン)、9歳の監督の記憶に残る娼婦(ファーギー)
    奔放な愛人(ペネロペ・クルス)そしてマエストロと呼ばれる監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)

    献身的な妻(マリオン・コティヤール)、衣装デザイナー(ジュディ・デンチ)
    雑誌記者(ケイト・ハドソン)、母親(ソフィア・ローレン) 
          


自分でアイデアを出し作品を仕上げる創造的な仕事って、想像するだに壮絶なる「生みの苦しみ」を
伴うものなのでしょうね。
かのフェリーニも、本作のグイド同様、全く脚本ができていないのに記者会見だ何だと追い詰められ
にっちもさっちも・・・ええぃ!と開き直ってそんな自分の姿を描いたのが81/2だったのでしょうか?

まぁ、ミュージカルなので、見所はやはり豪華出演者の歌と踊りでしょうか。
皆さん芸達者で、ご自分で歌って踊って、ジュディ・デンチが歌うなんて・・・以外でした。
ペネロペ・・・お色気ムンムン。あのダンスは、ちょっとやりすぎじゃぁないでしょうか?
マリオン・コティアールはアカデミー賞受賞のピアフ役実証済みだし、ケイト・ハドソンもお上手なので驚きでした。

ダニエル・デイ・ルイスは・・・この役はやっぱり母性本能をくすぐるイタリア男にやってもらいたい。
でもマストロヤンニ以来イタリア男優で思いつく人がいませ~ん。

当初、スペイン俳優ハビエル・バルデムだったそうですが、ラテン系だけれど濃過ぎー。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズはキッドマン演じる主演女優役の話があったとか。
このお二人が出演していたら、もっと危ない感じになったでしょうね。

ケイト・ハドソンの「Cinema Italiano」とファーギーの「Be Italian」の2曲が頭の中で流れてます

それでは、イタリア人っぽく、「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!
                    「食べて、歌って、愛して!」

最初の方にクラウディア・カルディナーレに似た方がちょこっとでていませんでした?

  
 3月半ばから新宿K's chinemaで「祝フェリーニ生誕90年!」開催していたのですね。
 やっぱりイタリア男といえばマストロヤンニ?
 個人的にはロッサノ・ブラツィ(「旅情」や「南太平洋」に出演)が好き


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 ***** 見た 映画 *****

 4月13日 「シャッター・アイランド」@TOHOシネマズ スカラ座

      「キャタピラー」@有楽町  寺島しのぶさんがベルリン映画祭で主演女優賞獲得した作品  

マイレージ・マイライフ  UP IN THE AIR

2010-04-13 | 映画 ま行
元々筆不精な私は、ブランクができると書き出すのにどうも時間がかかるようです
久しぶりに映画館に足を運び、本作と「NINE」をハシゴ
書きたいことはあれこれ頭に浮かぶのに、なかなか書き出せませんでした
う~ぅ、がんば

乗り物好きの私は、飛行機から陸地を眺めるのが好きです。
蛇行した川や湖、荒涼とした陸地やうっそうとした森林、ハイウェイを流れるヘッドライト流れに街の灯、
見ていてあきません。

原題「UP IN THE AIR」は「飛行機で空を飛ぶ」というのと「宙ぶらりんの状態」をかけて
主人公ライアンの状態をよく表していますね。


                                  

     マイレージ・マイライフ       UP IN THE AIR 

                                    
 
 < ストーリー >
解雇宣告を仕事とするライアン(ジョージ・クルーニー)は、飛行機で年間322日各地を飛び回る毎日。
マイレージは貯まる一方で、1000万マイル獲得を目標に会員特典を使って颯爽と
軽やかに機上の人となる。
ところが、新入女性社員ナタリーの提案でコスト削減のためネットで解雇を言い渡し出張を無くす
という命令が下り・・・。


空港というのは不思議な空間です。
規模の大小はあれど、どこの国の空港も生活感がなく独特の匂いや雰囲気があります。
働く人は別ですが、旅行に行く人、帰ってきた人、見送りの人、迎えの人が一瞬交錯する非日常の場です。

そこを日常として、アメリカ国内を飛び回り、解雇通告を生業とするライアン。
しかし、通告にうろたえる人たちへの配慮を欠かさない思いやりのある人でもあります。
「何故子供たちはスポーツ選手に憧れるのか?夢を追い続けているからだ」の台詞には納得!
一方で「あなたの鞄の中身は何ですか?」と尋ね、人や物とのしがらみから自由になれと説くライアン。
彼は何故このような人との関わりを持たないライフスタイルを選ぶに至ったのでしょう?
深く係わることは自分を失くしてしまいそうで怖かったのかも?

合理的なアメリカならネットで解雇なんてとっくの昔にやっているのかと思ってました。
しかし、解雇勧告代行業が成り立つほど・・・そんなに需要があるんでしょうか?失業率10%、怖いなぁ。
以前、解雇を逆恨みし元の職場で銃を乱射なんてアメリカの事件をニュースで耳にしましたが、
それでしがらみの無い別会社の第三者にという流れでしょうか?

そんなライアンの前に二人の女性が登場します。
都合の合う時だけ逢うドライな関係のキャリアウーマンのアレックスと、
ネットを駆使し効率のみを考える頭でっかちの現代っ子ナタリー。
ネットで解雇を提案しながら、別れ話をメールで受け取ったと泣くナイーブさには驚きました。
「Dear John letter」って別れ話を切り出す手紙は女性からだったのは過去のものなんでしょうか?
         

結婚式当日、マリッジブルーに陥る妹の婚約者を説得する中(説得が上手いんだ!)
自分にとって大切なものに気付き行動を起こすライアン。
やっと絆を持とうとしたのに・・・「あなたは現実からの避難場所」って、アレックスそりゃないぜ。

女はやっぱり現実的、夢を抱くロマンチストは男性なんでしょうか?

しがらみの無い気楽だけれどちょっぴり寂しさもある生活を選ぶのか、
面倒なこともあるけれど係わりあう生活を選ぶのか?
幸せってどっち??? お互い、所詮はないものねだりかなぁ~。

深刻になりがちなストーリーですが、随所に散りばめられたジョークがとってもいいです

・ヒルトンホテルとアメリカン航空、ハーツレンタルは存在感ありました。CM効果大。

・解雇通告したあと、必ず渡していたあのマニュアル。あなたの未来が入ってますって・・・
あの中身が知りた~い。どんな提案があるんでしょう?

・マイレージ1000万マイルクラブって本当にあるんでしょうか?!

しか~し、アメリカ人は啓発セミナーとかマニュアルが好きやね~。


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  ***** 見た 映画 *****

 4月 6日 「題名の無い子守唄」 BSTV

 4月 7日 「マイレージ・マイライフ」@TOHOシネマズ海老名

        「ナイン」@TOHOシネマズ海老名  

★トルコ旅行 その②

2010-04-06 | トルコ旅行
ギュナイドゥン!
トルコ語で「おはよう」です。

トルコ2日目はイスタンブールヨーロッパ側からアジア側へ。
日本の石川島播磨工業(IHI)が建設した第二ボスフォラス大橋を渡って、アジア側へぬけ、
約395kmバスで約5時間半、世界遺産の町「「サフランボル」」へ向かいました。
 
オスマントルコ様式の築200年以上の木造民家が軒を連ね、1994年に世界遺産に登録された
サフランの名産地です。

通りの向こうには公共のお風呂    丘の上から町を望む


古い建物を改装したペンションのようなホテル             ホテルの廊下
   
   路地の角を間違え、迷子に! こっちだよと親切に教えてくれました。
 
      
   手作りの土産物屋さん                  色とりどりのお菓子が並ぶ
 モスクの入り口 
  
家の扉にはノックする場所が二つ。女性用(白丸)と男性用(黄丸)。    フルーツたっぷりのチャイ(紅茶)
音を聞き分け、男性客の場合、女性はベールで顔を隠したそうです。


 
 ★ トルコと日本の関係 ★
トルコは親日と行く前から耳にしておりました。そこには120年前の出来事が・・・。
以前、テレビや新聞で見聞きしておりましたが、トルコが親日になったこの事件を御存知ですか?
今回ツアーガイドのセンギュルさん(トルコ語でバラだそうです)から改めて伺いました。

1890年9月16日、スルタンの命を受け訪日したオスマントルコの軍艦エルトゥールル号が
帰国途中和歌山沖で難破、和歌山の人たちが救助し、海軍2隻で届けた話です。
ガイドさんによると、子供から老人までこの話を知らないトルコ人はいないそうで、
いまも感謝の気持を忘れていないとのことです
そして、1985年3月17日イラン・イラク戦争でイランに取り残された日本人を助ける為
トルコ航空が特別機を出して救助に向かってくれたのは、エルトゥールル号の恩に答えるものであった
という話や、以前ツアーでガイドした日本人の中にこのトルコ航空機で救助された人がいたこと、
トヨタがトルコで工場を建設した際、トルコ政府が無償で土地を提供した話等々。
 詳しくはこちらをご覧下さい。
  ウィキぺディア
 こちらも、詳しい話を載せていらっしゃいます。
  絵物語 エルトゥールル号の遭難
  トルコと日本の関係
 
こういう国との友好関係をこそ大事にせんといか~ん!
この話は日本でも義務教育の教科書に載せるべきだ~!と胸が篤くなったところ・・・
ガイドさんの口調が少々変わりました。
どうも2006年1月小泉首相がトルコを訪問した際のスピーチに腹を立てているようでした。
ネットで調べても大歓迎を受け首相も件のトルコ航空の機長と対面し礼を述べ、友好を深めたとなっていますが・・・
「わたし、このみみではっきりききました。にほん、トルコよりヨーロッパだいじしてきました」みたいな事を・・・
小泉さんは何を言うたんや?! ガイドさんにちゃんと聞いておくんだった・・・
そして、彼女は「最近トルコの首相は韓国とインドを訪問しました。ゴメンナサイ」と肩をすくめました。
あららぁ~・・・韓国電力公社とトルコ国営電力会社が「原発事業協力の共同宣言」に署名したって
ニュースが出てるやないですか

現地ではボスポラス海峡を横断する地下鉄トンネル工事を大成建設が協力してやっているという
手と手をつなぐエコマークみたいな看板を目にし、ガイドさんからも紹介されましたが、
帰国後新聞を読んでいたら30日付けで「トルコ海峡トンネル接合 大成建設施工」の記事を見つけました。
2013年10月完成を目指すとか。ガイドさんは予定より遅れていると言っていましたが
海底トンネルが繋がってよかった!よかった!



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★トルコ旅行 その①

2010-04-01 | トルコ旅行
19日の更新以降、長らくお休みしておりました

実は21日より、念願の「魅惑のトルコ周遊10日間」の旅に出ておりました。
何故トルコ?と不思議に思われるかもしれません。
遺跡や大自然の造形物を訪れるのが好きなのです。
2年前、エジプトでピラミッドやアブシンベル神殿等を訪れて以来、次はトルコと決めていました。
トルコには、自然が造り出したもの、人間が造った物を含め9つの世界遺産があるのです。
残りの人生でもう一度行くことはおそらくないだろうと、5つの世界遺産、9都市を巡る
ちょっと欲張りな10日間の旅をチョイス。
アレキサンダー大王が歩んだ道、ギリシャ・ローマ時代の都市、東ローマ(ビザンチン)帝国の首都、
オスマントルコ帝国の首都、まさに東西文化衝突の十字路です。ロマンやわぁ~。

旅行を決めたのは2月の始め。
いつもギリギリに申し込み・前日パッキングと何事も追い詰められないとできないタイプですが、
今回はスーツケースを開けて荷作りから楽しもうと計画しましたが・・・やはり前日パッキング。アカン~。

まだ御記憶の方も多いとは思いますが、
関東地方では21日未明から大雨・雷・強風で電車は止まる、飛行機欠航、道路も通行止めなど
とんでもないことになってました。なんでまた、よりによってこんな日に・・・
早朝からテレビやネットを睨みつつ、バスで行くか電車で行くか気を揉みました。
幸い、昼集合の午後便ということで、電車の遅れも無く無事成田着。
「阪急トラピックス」さんのツアーで、中高年の御夫婦、子供と母、お一人参加など総勢26名でした。
トルコ航空直行便で12時間40分飛んでイスタンブールへ。

行きの機内ではちょっとハイな気分で映画を3本鑑賞。
最新作や昔の映画、TVシリーズなどなかなかのラインナップでした。
レネー・ゼルヴィガーの「MY ONE AND ONLY」、アレクシス・ブレデルの「Post Grad」
リッキー・ジャーヴェイスの「The Invension of Lying」、3本とも2009年日本未公開作品です。
「The Invension of Lying」は本音しか話せない人類の中で一人だけ嘘をつける男の話で面白かったです。

ここで★トルコ共和国の豆知識をば。
面積は日本の2倍。人口は7200万人。首都はアンカラ。
言語はトルコ語。日本語と同じ「ウラル・アルタイ言語」に属し文法は似ているそうです。
国民の大部分はイスラム教徒、ギリシャ正教徒、ユダヤ教徒もいます。
時差は7時間ですが、滞在中夏時間に変わり6時間になりました。
日本の東北地方と緯度が同じだから寒いよ~なんて聞いていたのに・・・
朝晩は冷え込みますが、日中は連日20℃ちかく日差しもきつかったです。
北は黒海、南は地中海、西はエーゲ海に面し、ブルガリア、ギリシア、東でグルジア、アルメニア、
イラン、イラク、シリアと接してます。

夜8時にイスタンブール着後、トルコリラ(TL)に両替しホテルへ。
1TLは約60円で、お札と硬貨がございます。
     
 あちゃ、使い切ったので手元にはこれしか・・・50クルシュ(0.5TL)です。
 トルコ共和国建国の父ケマル・アタテュルクのお顔です。
 「アタ」はトルコ語で父、「テュルク」はトルコ、トルコの父ケマルです。

では次回から実質8日間トルコの旅について、映画の合間を縫ってレポートいたしま~す。

  
    イスタンブールのホテルの周りは遺跡だらけ 
       
      チューリップはトルコ原産。4月2日からチューリップ祭りが始まるそうです。
  トルコの観光シーズンは4月からだそうで、観光客を迎える準備があちこちで進んでいました。
  これから満開になったら美しいでしょうね~。  




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