映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

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THE WORDS 盗まれた人生

2013-05-27 | 映画 わ行
先日、ブラッドリー・クーパーがNHKの「アクターズ・スタジオ インタビュー」に出演しているのを見ました。
彼はアクターズ・スタジオの卒業生だったのですね。
学部長で司会のリプトンから「卒業生が成功して番組に出演することこそ待ち望んでいた瞬間」と
誇らしげに迎えられ、ロバート・デ・ニーロがこの番組に出演した際、在学中の若きクーパーが
演技について積極的に質問をしている映像も流されました。
学部長リプトンから、将来絶対に成功すると太鼓判を押されていたクーパー。
演技に真摯に取り組んできたエピソードが紹介され照れる姿に好感が持てました。
今やアカデミー賞にもノミネートされ、シリアスドラマもアクションも、コメディーもこなし、
2011年『ピープル』誌の「最もセクシーな男性」にも選ばれましたが、
ただのイケメ~ンではなく、努力の人でした。



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        THE WORDS   盗まれた人生

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 < ストーリー >
作家を目指すロリー。新婚旅行でパリに出かけ、立ち寄ったアンティークショップで
妻にブリーフケースをプレゼントされる。小説が認められず、生活の為に出版社でアルバイトを
始めるが、執筆ははかどらない。そんな時、件のブリーフケースの中に作者不明の原稿を発見する。
その作品の内容や文章に感嘆しパソコンで書き写す。たまたまそれを妻が目にし世に出すことを勧める。
許されないことだとわかっていながら、勤め先の編集者に見せ、強く出版を勧められる。
自作の小説として出版されるやベストセラーを記録して華々しい生活を謳歌するが、
ある日あの原稿を書いたという老人が訪ねて来て・・・。

   
      ブリーフケースの中にあった原稿を見つけるロリー

          
           盗作したロリーと本当の作者の老人(ジェレミー・アイアンズ)

入れ子になった3つの話が同時進行するというちょっと複雑な構造です。
中年作家ハモンドが読書会で自分の著書「THE WORDS」を読むという形で、上記<ストーリー>の
ロリーと老人を小説の中の主人公として読書会に来た女性に話して聞かせます。
彼は話すのは、
・ 売れない作家志望のロリーが偶然発見した小説を盗作し名声を博すも、自責の念にかられ
  葛藤し、妻との中もおかしくなってゆくというストーリー
・ カバンの中の小説「窓辺の涙」の作者であるという老人が、戦中戦後パリで過ごした若き日の
  甘いラブストーリーと、子供を亡くし妻との関係が壊れてゆくという切なく悲しいストーリー

それぞれのストーリーが独立した映画になりそうな三つの話を絡めて、
見応えがあるのですが、実はハモンドが自分の実体験をロリーとして書いているということが
分かり難く、最後に「そうだったのか~」という驚きが感じられなかったのが残念です。

      → 
          クーパー                  クエイド 
ブラッドリー・クーパーが年を取ってデニス・クエイドになるというところに
ビジュアル的に無理があるわぁ。
そして、ハモンドに絡む謎の美女が謎のままで、ハモンドに近づいた理由がよくわかりませんでした。

しかし、最後に、小説という形で自分の過去の罪をロリーの話と老人の話として告白するという設定は
非常に面白かったです 

ブラッドリー・クーパーの「リミットレス」も面白い設定のサスペンスでしたが
本作同様、あまり高評価は得られなかったようで・・・残念です。




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わたしを離さないで  NEVER LET ME GO

2012-03-13 | 映画 わ行
カズオ・イシグロ原作の「わたしを離さないで」を見ました。
原作を読んでいないし、公開時にもほとんど内容を見なかったので「臓器移植」の話らしい
というだけで、設定も何も知らずに見ました。

その結果、この子供たちの置かれた状況が今一つわからず非常に混乱しました。



  ***********************

   わたしを離さないで   NEVER LET ME GO

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 < ストーリー >  goo映画さんより
緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。
そこで学ぶキャシー、ルース、トミーの3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。
しかし、外界と完全に隔絶したこの施設にはいくつもの謎があり、“保護官”と呼ばれる先生のもとで
絵や詩の創作に励む子供たちには、帰るべき家がなかった。
18歳になって、校外の農場のコテージで共同生活を始める3人。
生まれて初めて社会の空気に触れる中、ルースとトミーは恋を育んでいく。そんな2人の傍にいながらも、
次第に孤立していくキャシー。複雑に絡み合ったそれぞれの感情が、3人の関係を微妙に変えていく。
やがて、彼らはコテージを出て離れ離れになるが、それぞれが逃れようのない過酷な運命を
まっとうしようとしていた。やがて再会を果たしたルース、トミーとかけがえのない絆を取り戻したキャシーは
ささやかな夢を手繰り寄せるため、ヘールシャムの秘密を確かめようとする。
だが、彼らに残された時間はあまりにも短かった……。


映画冒頭のメッセージ。
  1952年、医療技術の飛躍的な進歩により
  不治の病の治療が可能になった。
  1967年めでに、人間の寿命は100歳をこえた。
そして、映画の舞台は1978年。
ってことで、余計に混乱したようです。

もしこれが2015年とか、2020年ってことであれば架空の話として受け入れることができたのでしょうが、
1952年・・・飛躍的な進歩って「臓器移植」のことだと思い、
「不治の病の治癒」「100歳越え」ってあたりは見過ごしていました。
これだけの情報で「この子たち3人はどういう子供たちなのか?」ってわかりますか?
私が鈍いだけなのか・・・?

「goo映画さんのストーリー」は核心に触れることなくストーリーの概要について
書かれていて見事です。


台詞に出てくる
「介護人」「オリジナル」「提供」「だが機械ではない」「コンプリート」などの言葉。
子供たちが住む「寄宿学校ヘールシャム」に現れる「マダム」
子供たちが描いた絵を飾る「ギャラリー」
子供たちが集めている「コイン」
「コイン」で買う中古の品々
ワゴン車に書かれた「国立ドナープログラム」のロゴ
ポルノ雑誌で何かを探すキャシー
私たちはクズだと叫ぶルース

この子たちが「○○ー○」だということを知っていれば、腑に落ちるんだということを
2度見てわかりました。
1度目は、起こっていることはわかるけれど、何故この子たちはこんなに従順なんだろう?
他の映画ならロボットだって、「ブレードランナー」レプリカントだって、猿だって
反乱を起こしたり、失踪するのに・・・。
抵抗しない彼らの姿に違和感を覚えもやもや、コートの上から痒いところを掻いているような、
「何故この子たちはこんな理不尽なことを受け入れないといけないの?」っと
釈然としない気持ちを抱えたまま見終わりました。

そして、ネットで調べて彼らが○○ー○であることを知りました。そうなの~?!
小説では「最終的に明かされる」と書いてありましたが、どの時点でわかるのでしょう?


原題「Never let me go」はビリーがキャシーにプレゼントしたカセットテープの歌のタイトル。
ジュディー・ブリッジウォーターの アルバム「songs alter dark」のなかの曲ってことになってます。

最後のナレーションでキャシーが言う。
「いずれはみんなコンプリート(=死ぬ)するのに・・・」
○○ー○であろうが、人間であろうが、
いずれは老化し、死ぬ運命にあるということから何人も逃れることはできない。

彼らのような短い人生であろうが、100歳を超えようが、
みんな限られた時間を、限られた環境のなかで精一杯生きているということでしょうか?

100歳なんて長くは生きたくないけれど、30年ほどというのは短すぎる。

やっぱり・・・私、文学は苦手です。

 
     カズオ・イシグロの本               英国のポスター



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 ***** 見た 映画 *****

 3月12日 「わたしを離さないで」DVD

 3月13日 「愛する人 MOTHER AND CHILD 2009」DVD ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング主演
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わすれた恋のはじめかた  Love Happens

2010-11-24 | 映画 わ行
アーロン・エッカートとジェニファー・アニストン主演の上「わすれた恋のはじめかた」というタイトルなので
軽いラブコメディーかなと大して期待もせずレンタルしました。

オリジナル予告編では 「Sometimes when you least expect it・・・・」のあと、原題の「Love Happens」と
きます。 「思いがけない時に、恋が始まる」ってとこでしょうか。

タイトルから数ある似たような日本語タイトルのラブコメを思い出し、その上このメッセージ、
まだまだラブコメ臭がプンプンですが、本作は意外にも悲劇からの再生ドラマです。

今回ちょっと長いです


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          わすれたのはじめかた  Love  Happens

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 < ストーリー >
バーク(アーロン・エッカート)は自己啓発書のベストセラー作家。
2年前に事故で妻を亡くし、その立ち直りを売りに本を出版、講演の日々を送っているが、実は悲しみに
打ちひしがれていた。
そんなある日、セミナーのために訪れたホテルで花屋のエロイース(ジェニファー・アニストン)と出会う。
彼女は念願の花屋を開き仕事に打ち込んでいるが浮気症の恋人に裏切られ傷心中。
バークは何故か彼女が気になり・・・。

映画を見ていると各国の文化の違いが気になります。
本作でバークが行うセミナーやワークショップ。
アメリカや英国の映画ではこういうセミナーやグループセラピーが頻繁に登場します。

妻や夫を亡くした人が紹介される「配偶者を亡くした人を支援する会」「癌家族ネットワーク」「片親の会」、
「アル中の断酒会」、「麻薬をやめるサポートグループ」、「アバウト・ア・ボーイ」でヒュー・グラントが
恋人探しに行くのが「シングルマザーの会」。
そのどれもが車座になって一人ずつ自分の過去や辛い体験を話し、みんな拍手で暖かく迎え励ましあう。
乗り越えた経験者がサポーターとなって一人ずつサポートし、不安な時に支えるシステムです。
また予防医学?なのか、リッチな人たちは問題が大きくなる前に精神科医に悩み事を相談したり、
離婚前に夫婦でセラピーに通って関係修復に努めたりする。

本作で主人公が主催するのは、大切な人を亡くしたことで心に傷を持つ人たちのワークショップで「A-OKAY!」を合言葉に元気を取り戻そうと真剣に取り組みます。
彼が登場すると聴衆は合言葉で向かえ熱狂する。ジム・キャリー主演の「イエスマン」で、テレンス・スタンプ扮する「何でもYES!と応えよう」セミナーと同じでもう新興宗教の域に達している感じです。

何故アメリカや英国ではこういうセミナーが盛んなんでしょうか?
アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースが創始したカウンセリング手法で、カウンセラーは聞き役となり、
クライエントを無条件に受容し尊重することによって、自分自身を受容・尊重することを促すというものです。
以前ちょこっと学んだことがあるのですが、「自分の意見を差しはさまず、共感的に聴く」というので
クライアントが言った事を鸚鵡返しのように「あなたは~と思ったのですね」という風に話すというのに、
なんだかバカにされているようでしっくりこない気がして自分には合わないなぁと止めました。

こういうグループセラピーって、日本でも増えてきているのでしょうか?
専門家である医者に対してなら問題ないでしょうが、いくら同じ悩みを持つ人たちとはいえ
見ず知らずの人たちに自分の悩みをさらけ出すって・・・。
この壁を越えることができるかどうかが、この手法で立ち直れるかどうかの第一関門ですね。

経験者のアドバイスを聞き励ましあうのは有効だとは思うけれど、それは常日頃話し合うことで問題を解決
しようという下地のある西洋人だからできることで、ディスカッションに慣れておらず、思いをぶつけることを避け自分の中に抱え込むことの多い日本人は、恥をさらすより自分で何とか乗り越えようと考えるんじゃぁないでしょうか? だからこそ自殺者が多いのかもしれませんが・・・。

同じ文化圏の中国や韓国はこういうセラピーは一般的なのでしょうか?
西洋といっても文化の異なるロシアや東欧は?
韓国も旧ソ連や緯度の高い国々も自殺率は高いようですが・・・。
でも、個人主義である西洋人がグループで支えあうのに対し、和を持って尊しとなすはずの日本でこの手法がなかなか定着しないって、なんだか逆のような気がします。


 ***  ネタバレ部分は白抜きになります。間をドラッグしてお読みください ***


本作では、自信に溢れセミナー参加者を叱咤激励し立ち直るきっかけを与える主人公のバークこそが、
一番大きな傷を心の奥に仕舞い込み、人前では笑っていても、一人になるともがき苦しみお酒で紛らせる日々。
公には妻が運転中事故で死亡したとしているが、実は彼の運転で助手席にいた妻を死なせたという自責の念に苛まれ、妻の死を受け入れることができなかったのです。
「葬儀」は「死別の悲しみを癒すのに必要なプロセス。命の終わりを受け入れ故人の生を祝福するものだ」
「ものの見方を変えること」「大切なのは歩きだす勇気」など、セラピーで参加者に呼びかける言葉です。
しかしながら、他人には言えるけれど自分では実行できていないバーク。
妻の葬儀を欠席し、妻との約束を果たせず、妻の両親を避けている。妻のペットのオウムのロッキー。ケイジから飛び立てなかったロッキーは彼の姿そのものです。
エロイースと関わり、同じ悩みを抱えるセミナー参加者を立ち直らせる過程が彼にとってのセラピーとなり、
3年間避け続けてきたものと向き合うことになる。

グループであれ、一対一であれ、
自分を批判せず受け入れてくれる人に、胸に渦巻く思いを言葉にして口から出すことが第一歩なんですね。
時間的・気持ち的に機が熟したときに、何も言わず受け止めてくれる人が大事ってことかな?

この映画、最初に見た時はそれほどいいとは思わなかったけれど、ストーリーを知った上でもう一度見てみると
なかなか上手くできていて、気持ちが落ちている時に見るとピッタリなセラピー映画だなぁと思いました。


二つばかり気になったこと

 ・大切な人を亡くした悲しみから抜け出せない状況を描くには、
水の中に沈んでいくという表現が使われるんですね。先日見たシングルマンにもありました。

 ・心を閉ざしたバークは、エスカレーターには乗れるけれどエレベーターには乗れず何段もの階段を歩いて
  登る。閉所恐怖症のような状態に一時的になるってことあるのでしょうか?




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 ***** 見た 映画 *****

 11月21日 「ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生」DVD
                        ジョン・マルコビッチ、コリン・ハンクス主演

 11月23日 「俺たちニュースキャスター Anchorman The Legend of Ron Burgundy」DVD
          ウィル・ファレル、クリスティーナ・アップルゲイト主演の超おバカムービー
          しか~し、カメオ出演でジャック・ブラック、ティム・ロビンス、ベン・スティラー他
           主役級俳優が多数出演しているのにビックリ!
           NG集には、何故か若かりしサリー・フィールドとバート・レイノルズの姿が!
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私がクマにキレた理由

2009-12-08 | 映画 わ行
まだまだお若い(25歳)のに、いつもセクシー系愛憎劇出演の多いスカーレット・ヨハンセン。
彼女主演のコミカルな映画ってことで見たかった本作。
やっとDVDが発売になったので、早速レンタルし鑑賞しました。
東京を舞台にした「ロスト・イン・トランスレーション」や、フェルメールの絵をもとに
作られた「真珠の耳飾りの少女」の時点で18歳か19歳だったって・・・何でこんなにお色気ムンムンなの?

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      私がクマにキレた理由  THE NANNY DIARIES

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               この絵文字は「クマ」じゃなくて「イヌ」だった・・・

 < ストーリー >
大学を卒業したもののゴールドマンサックスの面接で「あなたはどんな人物か?」と聞かれ、
答えられず、自分が何を目指しているかが見えないアニー。
公園で男の子を助けたことからニューヨークの高級住宅街に住む一家のベビーシッターをすることに。
仕事と浮気に忙しく、家庭を顧みない父親ミスターX(ポール・ジアマッティ)。
家事や育児を人任せにしチャリティーやエステに忙しく、人使いの荒い教育ママミセスX(ローラ・リニー)に
昼夜を問わずこき使われる。
愛情に飢えた息子グレイヤーは次第になつき、不憫に思うアニーはなかなか辞める決心が付かない。
そんなある日、ミスターXに言い寄られ、解雇される。
そこで、クマのぬいぐるみに監視カメラが仕込まれていることを知るアニーは……。

          

原作は、学生時代ベビーシッター経験のある二人の女性が書いた「THE NANNY DIARIES」で
ベストセラーになったようです。

主人公アニーが文化人類学専攻だったってことで、オープニングにマンハッタンで働く
ワーキングガールを文化人類学的に紹介、アメリカ自然史博物館の展示風にニューヨーカーを見せる
演出が面白い。

ニューヨークのアッパーイーストサイドに住むリッチな人種の日常生活なんて知る由もないけれど、
多少誇張されているとはいえこんな感じなのかしら?と興味深く主人公アニーと共に覗き見させてもらいました。

ウォール街で働くワーカホリックな夫。妻に隠れて浮気中。
ファッションとエステ、ボランティアやチャリティに勤しむ妻。
ディオールのヘビ革のコートって・・・。どうもアニマル系がお好きみたい。
ベビーシッターだかナニーに育てられ、いずれ全寮制の私立校に入る子どもたち。
アニーは、そんな彼らを人類学のフィールドワークをするように観察し、
将来を決めるまでの社会勉強のような気持でナニーを引き受ける。

ナニーを引き受け、傘で空を飛ぶシーンはメリー・ポピンズを思い出します。
でも、英国のナニーは知識豊富な専門職として確立しているようで、アメリカ映画に出てくる
外国語訛りの移民労働者で搾取され不安定な労働環境におかれているのとは違いますね。


物質的には満たされているけれど、愛情に飢えている子ども。
愛情以外のすべてを与え、育児放棄の母親。
アニーならずとも「ええかげんにせんかい!」と、この奥様にキレたくなる。
しかし、浮気夫の愛情をつなぎ止めるのに必死な姿は痛々しい。

誰もがうらやむ憧れのリッチな家族が、実は機能不全で崩壊寸前という実情。
フィールドワークはどこへやら、息子グレイヤーに「どこにも行かないで」とすがられすっかり
一家のペースに巻き込まれ辞められないアニー。そしてタイトル通り、キレます。
そしてこのフィールドワークから「お金があっても人生は楽じゃない」と悟り、自分の行きたい道を進みます。

明石家さんまやないけれど「幸せ~って何だぁっけ、何だぁっけ?」

お色気を封印し、年相応のコメディータッチのスカーレット・ヨハンセンもなかなか良かったけど・・・
やっぱりセクシー系の方が迫力ありです。


そういえば、先日インドのブッ飛び事件のニュースをTVで見ました。
IT企業に勤める共働き夫婦が、日中赤ちゃんをベビーシッターに預けていたが、
そのシッターが子どもを物乞いの詐欺集団にレンタルしてたっていうのです。
たまたま早く帰宅したら、シッターが家で一人でくつろいでいて、子どもがいない。
問い詰めたら雇い主の子どもを有料で貸し出していたことが発覚! 
子どもはぼろ服に着替えさせられ、騒がないように薬で意識朦朧だったとか。
物乞いをするには子連れの方が実入りがいいらしいって、恐ろしい~。
この夫婦は、こんな国にはいたくないと国外脱出を計画中とのことでした。

セレブママたちの子育てセミナーの内容は「ありえん!」だったけれど、
やっぱり、ぬいぐるみにビデオを仕込んで監視せんと、とんでもないことになることがあるんですねぇ。




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 ***** 見た 映画 *****

 12月 3日「私がクマにキレた理由」DVD
 
 12月 4日「幸せになるための恋のレシピ ensemble, c'est tout」DVD オドレイ・トゥトゥ主演

       「GHOSTS OF GIRLFRIENDS PAST」DVD マシュー・マコノヒー主演
          マシュー老けたねぇ。もうラブコメはキツイかも? 
         ↓
          
                                ↑
 12月 7日「幸せのセラピー」DVD アーロン・エッカート主演
        映画館で見たら暴れちゃうよレベルの映画・・・アーロン、こんな映画に出ていいの?
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私の中のあなた  MY SISTER'S KEEPER

2009-10-16 | 映画 わ行
遡ることウン十年前。小学校1・2年同じクラスだったケンちゃんは、理科好きで探究心が強く
運動場で走り回る他の男の子達とちょっと違う雰囲気の子でした。
ある日体育の時間、青白い顔をして「しんどい」と言って見学、学校を休むようになり、
白血病という病気で入院したと知らされました。初めて聞く病名でした。
その後、気になりつつも月日は流れ、5年生の時一度だけ学校に帰って来ました。
スリムで、目の大きかったケンちゃんは薬の作用で別人のようなまん丸なお顔になっていました。
言葉を交わしたかどうか・・・記憶に無いのですが、あの体育の時間と再開した時の情景を
何故か今でもはっきりと覚えています。
それから間もなく、ケンちゃんは亡くなりました。

漫画やテレビドラマで不治の病で亡くなる話は嫌いです。
最初から見るものを泣かせようという意図のある話は嫌いです。
人前で泣くのは嫌いです。
でも残念ながら涙腺が・・・ゆるいんです。


                                      

        私の中のあなた  MY SISTER'S KEEPER

                                           

 < ストーリー >
  
11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)は、白血病を患う姉・ケイトを救うドナー目的で
遺伝子操作によって生まれてきた。臍帯血に始まり、5歳のころから血液や骨髄を提供してきた。
ケイトの病状は一進一退、病状の悪化により両親は腎臓移植を決意する。
アナは腎臓提供を拒否する為、勝訴率91%の有名弁護士(アレック・ボールドウィン)に助けを求め
両親を訴える。
ケイトを最優先し、弁護士のキャリアを捨てアナに提供を迫る母親サラ(キャメロン・ディアス)。
優しく家族を見守る消防士の父親、放っておかれる寂しさから夜遊びに走る兄。
アナが訴訟を起こした理由と訴訟の行方は果たして・・・?

       
                アナ     ケイト    ジェシー  

泣くのがわかっていたにもかかわらず、何んでこの映画を見たのでしょうか?
「アナの決断の裏には驚くべき真実が隠されていた」という解説に、
一体どんな驚くべき真実が隠されているのか知りたくなったのでした。
ハンカチとティッシュをスタンバイ、準備万端で臨みました。そして・・・勿論泣いたのでした

でもこれって、感動というのではなく、健気に病気と闘う10代の少女が死ぬことへの
やり切れなさと悲しさでした。
そして、「科学の進歩は罪作りやなぁ~」と思わずにはいられませんでした。

「大きな声では言えないけれど、助ける方法が無いわけではない。
遺伝子操作でドナーになれる子どもが作れます。臍帯血は有効です」という医者の言葉。
こんなこと聞いたら、藁にもすがる思いの両親はそれに賭けるしかないやんか~。
誰しも助けたい一心でもう一人子どもをつくるよ。
その結果、新たな問題が起き、家族崩壊の危機を迎えることになるなんて・・・。
なす術がなかったら諦めざるをえなかったものを・・・。

科学の進歩に倫理や法律が付いていっていないちゅうのは困ったもんや。

アナの本心はどうなんやろう?大好きな姉を助ける為に臓器提供者として生まれたこと、
次から次ぎへと提供し続けることを強いられることに抵抗は無かったの?
下に子どもが産まれたら、上の子が嫉妬して赤ちゃん返りをするなんてのはよくある事だし、
兄弟間って自分より他の兄弟の方が大事にされているって嫉妬や葛藤はよくあることなのに・・・。

母サラの何とかしてケイトを助けたいという気持はわかるけど、そのためにもう一人の健康体の娘の
身体にメスを入れることに躊躇は無いのんか?
助けるのも助けられるのも、二人とも自分の娘やよ。
「あなたが拒否したらお姉ちゃんは死んじゃうんだよ。それでもいいの?」って・・・
11歳の子どもに言って、ひっぱたけるかぁ? 酷やで。これは脅迫やで~。
私がアナなら間違いなくいじけます。グレてやる。
世の中には、いくら頑張っても何ともならない不条理なことってあるんだよね。

訴訟大国のアメリカとはいえ、訴えた後双方一緒に同じ家で生活できるんかなぁ?
めっちゃくちゃ気まずいよ。

そんな疑問や、親戚の叔父さん叔母さんの「直ると思えば直る」なんていうデリカシーの無い
励まし?の言葉に、涙を流しはしたけれど、いま一つのりきれないものを感じたのは私だけですか?

       
       映画館のポスター         家族写真のコラージュ
  
「私の中のあなた」ってホラーみたいなこのタイトル、原作翻訳本のタイトルが
「わたしのなかのあなた」なのをそのまま漢字にしたものです。
原作とは結末が違うということで興味が湧き、ちょっと調べてみました。

原作ではアナは13歳、映画と同じ理由で訴訟を起こし裁判で勝訴するも、交通事故にあい死亡。
アナの腎臓はケイトに、他の臓器は他の臓器待ちの患者に移植され、助かったケイトはダンス教師になる。
ケイトはアナが自分の身代わりになったと感じ、腎臓移植の傷跡を見るたびアナと共にいると感じる。
だから、このタイトル「わたしのなかの、あなた」になるわけやね。
因みに兄のジェシーはお酒に麻薬、窃盗、放火と非行に走るが、父との関わりで立ち直り
警察官になるようです。

映画には驚くほどの真実はなく、原作の結末に驚きました。

アナ役のアビゲイル・ブレスリンやキャメロン・ディアスが注目されるけれど、
ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァの眉そり・丸坊主での体当たり演技の方に目を奪われました。

敏腕弁護士の飼い犬ジャッジは「seizure(発作)dog」と呼ばれる介助犬で、
飼い主の態度や臭いでてんかん発作が起こるのを察知し知らせるように訓練されたわんこです。
以前、糖尿病患者の鼻の下をなめて血糖値異常を察知し飼い主の命を救ったビーグル犬を
テレビで見ましたが、てんかん発作を前もって知らせる犬もいるんですね。
動物の能力はスゴイ!
因みに、うちのわんこは一時期てんかん持ち(過去形)でしたが、私に察知能力は無く発作のたびに慌てましたが、全ての薬や注射を止めたところ発作はなくなり元気です。


カサヴェテス監督の作品では、2002年デンゼル・ワシントン主演でアメリカの保険制度に
一石を投ずる映画「ジョンQ」が良かったです。
こちらは息子を助ける為、父親が自らの命を賭け社会に訴えるドラマでした。



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 ***** 見た 映画 *****

 10月13日 「私の中のあなた」@109シネマズMM横浜

 10月14日 「マジェスティック」DVD ジム・キャリー主演の社会派ドラマ
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ワールド・オブ・ライズ   BODY OF LIES

2008-12-28 | 映画 わ行
今の世の中グーグルアースやストリートビューを使えば、私達のような一般人でも
世界中の場所をかなり詳細に見ることが出来ます。
フィクションである映画の中で個人を特定するくらいの精度ってことは
本物の諜報活動をやっているCIAのような組織は、どの程度まで情報を得ることができるんでしょう?
空恐ろしい気がします。



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      ワールド・オブ・ライズ   BODY OF LIES

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何だか、アラブ=イスラム教徒=テロリストみたいなイメージないですか?

そもそもアラブ人の定義って御存知ですか?
アラブ人とは、「アラビア語」を第一言語として話す人で、人種を指すわけではないそうです。
イランはペルシャ語を、トルコはトルコ語を話すのでアラブ人にはなりません。
映画の中でアラビア語の得意な主人公フェリスのことをジョークでアラブ人と言ってました。

アラブ人の大多数はイスラム教徒ですが、クリスチャンも数百万人、ユダヤ教徒も数千人いるそうです。
因みに「アラブ世界」とは、中東と北アフリカの22カ国を指します。

「中東」とはエジプト東部からペルシャ湾に及ぶ地域のアラブ諸国とイスラエル、トルコが入り、
トルコはときに中東、ときにヨーロッパの一部とみなされるそうです。

世界には推定12億のイスラム教徒がおり、イスラム教徒人口が多い国順は、
インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、インド、トルコ、イラン、エジプト、
ナイジェリア、中国。 上位9カ国中「アラブ」はエジプトのみ。
「アラブ人」のほとんどがイスラム教徒だけれど、
イスラム教徒のほとんど、12億のうち少なくとも8億は「アラブ人」ではないということにビックリです。

刷り込まれた「アラブ」「イスラム」のイメージが強く、
知っているようで如何にしらないか、間違ったイメージに踊らされている気がします。


 < ストーリー >
ロジャー・フェリス(レオナルド・デカプリオ)はCIAの現地工作員。
死と隣り合わせの彼に任務の命令を下すのは、遠く離れたアメリカの安全な場所にいる
ベテラン局員エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)。
時には子供の世話をしながら、ときにはジャンクフードを食べながら。
彼らの目的は、欧米各地でテロを起こす爆破テロ組織のリーダーアル・サリームを捕まえること。
ヨルダン情報局のハニの協力を仰ぎ、反目し合いながらも協力し、
架空のテロ組織をでっち上げ、サリームをおびき出そうと試みるが……。
フェリス、エド、ハニ、夫々の駆け引き、嘘と信頼が交錯する。
テロのリーダーを捕まえるのは、いったい誰なのか…?

     

原題は「BODY OF LIES」
「BODY」っていろんな意味があるのですね。
誰もが知ってる、ナイスバディ!の「体」や「本体」の他に、
「組織・機関」、果ては「死体」という意味まで。

この題名は「一連の嘘」とか「嘘だらけの組織CIA」「嘘の果てに」といった意味でしょうか。

キャッチコピーは、「誰も信じるな!」「みんなを騙せ!」


だいたい、クロウ演じるエドは全くもって傲慢な奴。
ハイテクを駆使する「未来人」たる我々には、ローテクの彼らを理解できないとかなんとか・・・
めっちゃ上から目線です。
今やたった一人で、遠く離れたところから、
コンピューターを駆使して偽テロ集団を作り上げたりすることもできるんですね。
恐ろしや~。
そんなものに巻き込まれて知らないうちにテロリストにされたあの方、気の毒すぎます。

でも、「現場に足を運ばなくても、衛星からの映像ですべてお見通しさ~」なのかと思ったら、
土煙で煙幕張られたらお手上げってなんともお粗末。
やっぱりハイテクに胡坐をかいたらあきません。結構脆弱よ~。
最後はローテク、アナログ、人と人との信頼関係を侮ったらいかんぜよ!ってことですか。

色んな国の思惑や、テロ組織同士の派閥、同じ組織内での考え方の相違などが複雑に絡み合って、
「敵の敵は味方」みたいな単純理論はなりたたないねぇ。
嘘と嘘、嘘と真実が入り乱れ、み~んな疑心暗鬼です。

唯一の真実は、看護婦アイーシャとの恋、ってこんな大変な時に何してんのよ!
映画だから、デカプリオだから、恋愛話でほっと一息かもしれないけっどー・・・
彼女がウイークポイントとして巻き込まれるのはお約束。
やり手の工作員ならこんなことはせえへんよ。
アイーシャを演じるイランの女優さんは、気品があってと~ってもお美しい!


世界各国(日本はいない?)に
スパイとか、秘密工作、諜報活動に従事している方々がいらっしゃると思いますが、
一体何が彼らをあんな危険な仕事に駆り立てるのか?
文武両道、インテリのうえ体力・腕力にも自信アリって、他の分野でも大成功できるだろうに・・・
国家のため?世界を救うため?
作戦が成功しても、功績を公にできず、ことによっちゃぁ拷問のうえ野垂れ死にって事もあるのに・・・。
テログループに捕らえられ、あんな経験をしたら間違いなくPTSDでしょうが?
日本のために日夜暗躍する日本人工作員、・・・は、いないよなぁ~。


レオナルド・デカプリオは「ブラッド・ダイアモンド」以降良くなりましたねぇ~。
童顔だったのに、貫禄が出てきて、後10年位したら悪役のボスなんかもいいんじゃな~い。

        
ラッセル・クロウは20キロ体重を増やしたとか。
以前タバコ会社の内幕を暴いた「インサイダー」でも体重増に挑んだように記憶しています。
今回は安全な所から、子供の世話をしながら食べながら、無茶な指令を出すメタボな上司。
現場で起こっていることや命がけの現地工作員のことなんかお構いなしのふてぶてしい役どころ。
お似合いです。
しかし、あれで「ヘアアーティスト」や「コスチューム担当者」はいらんでしょう?

ヨルダン情報局のボス、ハ二を演じるマーク・ストロングはダンディーでクール!

テロリストのリーダー、サリームを演じるのはイスラエル俳優アロン・アブトゥブール。
イスラエル人でイスラムのテロリストを演じることに葛藤はなかったのでしょうか?


オランダでの無差別テロで犠牲になる通行人アジアン観光客夫婦。
エンドロールでわざわざ「Japanese Tourist」になってたけど、
どうみたって風貌も名前も日本人じゃあないぞ!
Japaneseと特定する意味がわから~ん!

今、こうしている時にも、世界のどこかでテロ行為を阻止する為に
こんな風に戦っている人たちがいるのかなぁと思うと・・・複雑な気分です。



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 ***** 今週 見た 映画 *****

12月19日 「さようなら。いつかわかること」DVD

12月22日 「ワールド・オブ・ライズ」@109シネマズMM横浜

12月23日 「フォグ・オブ・ウォー マクナマラ元国防長官の告白」DVD

12月24日 「Sweet Rain 死神の精度」DVD 金城武、小西真奈美主演

12月25日 「ベガスの恋に勝つルール」DVD キャメロン・ディアズ主演

12月26日 「ブルースとロイド OUT OF CONTROL」DVD マシ・オカ主演
         「ゲット・スマート」の秘密兵器担当二人のスピンオフコメディー

12月27日 「タクシデルミア TAXIDERMIA ある剥製師の遺言」DVD ハンガリー映画
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