映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

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夏の新作ドリンク2本

2011-07-30 | 飲み物・食べ物
スーパーで新作飲料見つけました

まずはキリンビバレッジの「生茶 The Sparkling」。
かなり力の入った新作らしく、ズラリと段になってピラミッド状にレイアウトされていました。
えっ、「生茶」ってお茶よね。それがスパークリング?
「ほんのりあまいゆずの香り」新芽の微発泡茶・・・? う~ん、イメージできない。
こりゃあ、買うっかないでしょう。
で、早速購入~。
ボトルは夏らしい爽やかな泡に包まれた葉っぱが
         

お味はっと・・・うん、ほんのり「ゆず」の香りと味の炭酸飲料です。
でも・・・お茶?の味はあまり感じられません。
味の強い物を食べて飲むと、ほとんど味がわからないつうか、普通のお茶でよくない?


お次はペプシの「カリビアン ゴールド」。

ぺプシさんは、毎年新しい味に挑戦するチャレンジャーです。
そのチャレンジャー精神は好きだけれど、お味の方は・・・が多いです。
昨年のアフリカをイメージした「バオバブ味」はそこそこオッケーでしたが、
その前の「アイスキューカンバー(キュウリ)」はいけません。
これをどうして商品化したかな~?
話題にはなりましたが、ゴーサインを出した人は何を狙ったのか理解に苦しみました。

他にも「しそ」「あずき」「モンブラン」「ブルーハワイ」なども販売していたんですね。
飲んでみたかったような、知らずに済んでよかったような。
でも見つけていたら、絶対買っていた気がします。
そんな私もチャレンジャー。

そして「カリビアン ゴールド」のお味は・・・甘ったるい薄いコーラです。
ボトルには「WHITE SAPOTE FLAVOR」と書いてあります。
SAPOTEって???
辞書によると、SAPODILLA とか MARMALADE TREE(マーマレードツリー?)ともいうらしく
「熱帯アメリカ産アカテツ科の常緑樹で樹液からチューインガムの原料チクルを採る」とありました。
そういえばチューインガムの香りと味がするー!
あっ!「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン  生命の泉」を意識しての発売でしょうか?


どちらも、「もう一本買うか?」と聞かれたら・・・、買わない。

最近「炭酸飲料」が身体に良いと人気があるとか。
でも、甘い糖分たっぷりのではなくて、味の無い「炭酸水」(「ペリエ」みたいなの)だそうです。

でも、新しい飲料が出たら、懲りずにまた買っちゃうんだなぁ~。
新作に挑戦し続けるペプシさん、来年も期待してます!



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 ***** 見た 映画 *****

 7月29日 「キングダム・オブ・ヘブン」DVD オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン主演
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サ~イクリング、ヤッホー!@湘南再び

2011-07-28 | サイクリング
ここんところ、映画館に行って見たい!っという映画の公開がありません。
夏休みだっていうのに・・・どうしたんでしょう?
つうか、夏休みだから・・・ですね。

そこで、今回は久々のサイクリングレポートです。
本日28日、曇り空のもと
いや、この季節曇り空じゃないとアウトドアは無理です。倒れます。
室内にいても熱中症になるっていうのに・・・。
そういう意味では、この天気は絶好のサイクリング日和でした。
雨が降っても、汗だくだから 関係ないね!っとばかりに元気に10:00に出発

サイクリングロードを走って湘南江ノ島に行くのはもう3回目なので無問題

         のどかな田園風景を横目で見ながらこぎこぎ
        
                鷺舞橋(サギマイバシ)名前も形も美しいです。
              
                     残念ながら本日は鷺に出会えず


                  ひまりものようなこれは何という植物でしょう?
      むくげです。

藤沢の遊行寺を通過。
 
       

そして、11時過ぎに江ノ電江ノ島駅到着です。 片道13kmほどで所要時間は1時間ちょい。

江ノ電の写真を撮る方々かと思ったら・・・
      
       何故か、駅の柵の上に付いている鳥のオブジェを接写しておられました。

 平日の曇り空の湘南の海は閑散としておりました。
 夏には海の家が並ぶんですね。前回11月に来た時には無かった海の家が海岸沿いにズラリ。
 今日はお客さんが少なくって、お店の人たちは手持ち無沙汰のようです。
          遠くに見えるのは江ノ島です。
     ポールの先にはカラスが。

やっぱり夏の海は日差しが欲しいところです。
海岸に座って本を読もうと思ったら・・・雨がポツポツ。
お昼を食べて、早々に引き上げました。


     鷺ではなくて、川鵜です。
帰りには、サイクリングロードで鶯のキレイな鳴き声も耳にしました。

14:00前に帰宅。
少々足に筋肉痛がありましたが、以前よりは軽いです。
このくらい距離が楽しむにはピッタリです。

でも、日頃からもうちょっと鍛えとかんとあかんねぇ


  
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マッドメン  MADMEN

2011-07-27 | TVドラマ
いま毎週楽しみに見ているアメリカTVドラマは、
NHKの「デスパレートな妻たち」、AXNの「HAWAII FIVE-0」「二キータ」そして本作「マッドメン」です。

現在「マッドメン」はシーズン2の半ばを放映中ですが、
知人にシーズン2・シーズン3のDVDを借り、週末一気に15話見てしまいました。
見始めたら止められない、止まらな~い。シーズン3の最終話は圧巻!でした。
シーズン1より、2→3と進むにつれて面白くなってます。

MADMENって・・・?
1960年代のアメリカ。
当時、広告代理店のオフィスがマディソンアヴェニューに集中していたことと、
高給取りで派手な様子から、広告マンを「マッドメン」と呼んだそうです。

「広告マン」という職業があることを知ったのは、やはりアメリカのTVドラマ「奥様は魔女」でした。
サマンサの夫ダーリンが広告代理店の重役で、様々な業種の顧客にプレゼンしていましたっけ。
「奥様は魔女」は1964年スタートなので、まさに「マッドメン」の時代設定と重なります。
60年代「広告マン」は憧れの職業だったってことでしょうか?

ダーリンの上司ラリー・テイトも「マッドメン」の主役ドンの上司ロジャーも白髪?シルバーグレーの髪
っていうのは単なる偶然?(ラリーは単なる白髪でしょう)


    ******************

          マッドメン
                   MADMEN

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シーズン3のパッケージ           主役 ドン・ドレイパー 

エミー賞やゴールデングローブ賞など、多数獲得している本作。
緊迫感溢れる音楽をバックに、摩天楼の窓に映る華やかなCMにスーツ姿の男のシルエットが落ちてくる
オープニングがとってもスタイリッシュです。
1960年代のニューヨーク。マディソン・アヴェニューにある大手広告代理店を舞台に、
そこで働く者たちを赤裸々に描くドラマです。
主役ドン・ドレイパーの過去にまつわるミステリアスな秘密の展開が気になるところです。

しかしまぁ、お酒と煙草の消費のすごいこと!
オフィスではテーブルに各種お酒が取り揃えられており、ことあるごとに一杯
家に帰っても、鞄を置いて帽子を脱いだらキッチンの棚からボトルを出して
「まだ9時半だぞ」と言いながらオフィスに着くなり朝からなんてことも。
こんなことで仕事になるんかい?と気になるところですが、みんな滅法強いんです。

煙草に関していうならば、老いも若きも、男性も女性も、まぁ~吸うなぁ
これまた、のべつ幕なしにスパスパモクモクヘビーチェインスモーカーばかり。
いまアメリカ人はあまりタバコを吸わないのに、俳優さんたち大丈夫?と心配になりますが
ニコチンもタールも入っていないニセ煙草です。

          
時代は1960年からスタートし、ケネディー大統領就任、キューバ危機、
シーズン3の12話ではケネディー暗殺(1963年)が取り上げられ、当時の人々の反応がうかがえます。
オフィスのレイアウトから車、家の家具・調度品、テレビに電化製品といったライフスタイル全般から、
男性はスーツに細いネクタイ、短い髪を整髪料で7:3かオールバックに整えソフト帽を被り、
女性はカラフルでドレッシーな服に、セットした髪型に強めのメイク、真珠のネックレスといったファッション、
また、人種問題(公民権運動やキング牧師の演説)、女性の社会進出、ゲイのカミングアウト、
郊外に住む一見幸せな家族の崩壊など、
当時のアメリカ社会の変遷がそのままストーリーに反映されています。

広告の顧客として聞きなれた企業名もいろいろ出ます。
広告代理店の創始者クーパー氏は何故か日本かぶれで自室を土足厳禁にし、鎧兜や障子をインテリアに
使っています。エンディングにビルボード1位を獲得した「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」も流れました。


知名度の低かった俳優陣ですが、それぞれピッタリの役どころ。
本作で一気に名を上げ、映画にも進出しています。
何ともセクシーなオフィスのお局ジョーン。
ジョーンを演じるのはクリスティーナ・ヘンドリクス。
身体にフィットするドレスの後姿はボン・キュ・ボ~ンで、まさにコカコーラの瓶のよう。
フェロモンムンムンの「歩くセクシー」ですが、会社のことを知り尽くした頼りになる女性です。

グレース・ケリーを彷彿とさせるドンの妻ベティ
ベティを演じるジャニュアリー・ジョーンズは「X-MEN ファースト・ジェネレーション」でミュータント演じてました。清楚な美しさです。

主役のドン・ドレイパーを演じるジョン・ハムは「特攻野郎Aチーム」の最後にチラリと出演。
やり手のビジネスマンにピッタリです。 


シーズン3の最終話のエンディングで流れた曲「シャダローバ」。
「シャダローバ(Shahdaroba)」は、「夢が破れて心が叫ぶときにつぶやく言葉。
未来は過去よりもずっといい。いつか永遠の愛を見つけるさ」という歌詞。
仕事も私生活でも、大きな転換を迎えるドン・ドレイパーの運命やいかに?
あぁ、ここで終るかなぁ~。
この先いったいどうなるのよ? 気になるなぁ。シーズン4が早く見たいもんです。


これから60年代後半に入り、ますます激動の時代を向かえる本作。
アメリカの風俗史を知る上でも興味深いドラマですよ。


*気になるところが2、3あります。
 ・新車を買って一家でピクニックに行ったとき、帰り支度をするのですが、ドンは飲み終わったピールの
  缶を遠くに投げ捨て、ブランケットを仕舞うベティは上に載っていた紙皿や紙コップなどを平気で
  そのままそこに捨てて帰るのです。あえてあの様子を描く意味は何なのでしょう?

 ・シーズン2でカリフォルニアに行ったドンはお金持ちだけれどちょっと得体の知れない人たちと
  関わりを持ちます。そのまま何も無かったようにシーズン3では全く登場しないのですが、
  何だったんでしょう? 今後のシーズンで出てくるのかしら?



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愛の泉  1954

2011-07-20 | 映画 あ行
ローマを舞台にした1954年製作の古きよきアメリカのロマンティックラブストーリーです。

映画開始と共に流れる音楽
 Three coins in the fountain ~ フランク・シナトラの甘い声で流れるテーマ曲は、
あぁ、このメロディー!っと誰もが耳にしたことがあるポピュラーソングです。
youtubeの貼り付けに挑戦してみました



「愛の泉」、そうイタリアのトレビの泉です。
後ろ向きにコインを投げ入れたら又ローマに帰ってこられるという言い伝えのある、あの泉です。
この言い伝えに続きがあるの知ってました?
以前テレビの番組で見て驚きました。コインの枚数で意味が違うんですって 
枚だと大切な人と永遠に一緒にいることができ、枚になると恋人や夫・妻と別れることができる」
勢いで何枚も投げた人、いませんか? 3枚投げてしまったらもう1枚、4枚投げときましょう


                        

      愛  の   
         Three Coins in the Fountain

                          


 < ストーリー >
アメリカ娘3人がローマで同じアパートに住む。
アメリカ大使館で働くアニタは帰国を決め、代わりにやって来たのがマリア。
もう一人は15年ローマでアメリカ人作家シャドウェルの秘書をしているフランセス。
マリアは局長夫人主催のパーティで出会ったディノ公爵(ルイ・ジュールダン)に、
アニタは同じ局のイタリア人通訳ジォルジォ(ロッサノ・ブラッツイ)に、
フランセスはシャドウェルに恋をしている。三人の恋の行方は?


「ローマの休日」は1953年、「旅情 Summertime」は1955年、「終着駅」は1953年、本作は1954年。
そういえば50年代前半はイタリアを舞台にした映画が多いなぁ~、何でかなぁ?と調べて驚きました。

40年代後半から、アメリカ本国ではマッカーシー議員による共産主義者排斥運動「赤狩り」が
吹き荒れ、俳優や脚本家たちが公聴会で共産主義者の名前を言うよう強要され、拒否した場合は
映画界から追放されたりしたとんでもない時代。
そんなことから、国内の監視を逃れて外国での撮影が好まれたというじゃあぁ~りませんか。
また、当時イタリアの人件費が安く、イタリア側も映画で名所か紹介されることで観光産業が潤うという
両者にとってメリットがあったようです。
そんな事情があった上での映画だったんですね。いやぁ~、知らんかった~。
ラブストーリー@イタリアの裏に(そういえば、本作以外すべて切なく悲しいお別れストーリーですね)
政治がらみのキツーイ現実があったとは・・・。


本作中のトレビの泉やスペイン広場は、人影もまばら。
戦後9年ほどの当時、海外旅行などまだまだ少なかった時代です。
ロマンティックな映画を見てイタリアに行ってみた~い!と思ったのは私だけじゃぁないですよね。
数年前に実際行ってビックリですわ。
スペイン広場は階段に観光客がずらりと座り人を掻き分け階段を下り、
トレビの泉もごったがえして、水辺まで行くのに並びました。
待ちきれなくて遠くからコインを投げたらまるで初詣の神社状態・・・誰かの頭に当たりそう。
まぁ、イタリアを代表する超観光地、世界中から観光客が訪れるんやからしゃあないですね。


3人の恋の行方、昔のアメリカ恋愛映画だからハッピーエンドに決まっているんですが、
マリアの恋の獲得作戦には驚かされました。マメやなぁ~ちゅうか、そこまでやるかー。
相手の情報を調べあげ、「あらぁ、偶然ね。私もその料理が好きなのよ」くらいならご愛嬌だけれど、
「そんなに私に合わせてくれなくても・・・無理なさらないで」って、えぇ~・・・



私としては、
映画でイタリア観光ができ、
若い頃のロッサノ・ブラッツィ(「旅情」「南太平洋」など出演)が見られたから十分満足でございます。
                  





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ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡  Bottle Shock

2011-07-19 | 映画 は行
ワインは赤?白?どちらがお好きですか?
私は白の方が好きです。

以前NHKで放映したソムリエの世界大会決勝戦を見ました。
色を見て、匂いをかぎ、口に含んで発した言葉に驚きました。
やれチョコレートだ、かすかにピーチの味わいだとか、そして何年のどこそこ産とピタリと当てる姿に
プロの味覚、舌のセンサーと記憶力って凄いもんだなぁ~と感心しました。
しかし・・・ブドウが原料なのに、なんでチョコレートやピーチなんて入っていないものの味がするの?


「ワインといえばおフラ~ンス」という世間の常識を打ち破った“パリ・テイスティング事件”の実話を
もとしたストーリー。
1976年、英国人ワイン評論家がフランスのワイン専門家を集め、
米仏のワインを覆面でテイスティングする大会を開催、
ナパヴァレーのワインが優勝したことで、一躍カリフォルニアワインが脚光を浴び、
その後世界各国のワインが広く飲まれるようなるきっかけとなったそうです。

今やスーパーでも、フランス、イタリア、ドイツに加え、チリ、南アフリカ、オーストラリア産の
ワインがずらりと並び、スクリューキャップも増えてきました。
スクリューキャップは安物ワインなの?と思っていたのですが、さにあらず。
品質管理の上では、コルクでは完璧に酸化を防げずコルク臭が付くなど、問題があるようです。
レストランなどで飲む場合ちょっとだけ入れて味を確認するって、かっこつけてるだけの儀式かと
思っていたのですが、コルクによる汚染は5%~10%あるって、カッコつけじゃなかったんですね。
ただ、テイスティングでそれを見分けられる知識と舌がないと・・・無理~。
「高級ワインはコルクキャップ」というのも「ワインといえばおフラ~ンス」というのと同じ、
思い込みのようです。



                         

     ボ ト ル ・ ド リ ー ム
                カリフォルニアワインの奇跡

                          


 < ストーリー >
1976年、パリのワイン評論家のスパリエ(アラン・リックマン)は、米仏の代表的ワインを集め、
フランスで覆面テイスティング大会を行うことを企画し、良質ワインを求めカリフォルニア州の
ナパバレーを訪れた。
そこでシャトー・モンテレーナを経営するジム(ビル・プルマン)親子ら醸造家に出会う。
ジムは息子ボー(クリス・パイン)に手を焼きながらも、最高のワインを作るため日々奮闘していたが、
経営状態は極めて厳しかった。
覆面テイスティングで並み居る専門家を唸らせるのはどこのワインなのか?


ナパバレーのワイナリーに行ったことがあります。
メルシャンワインの方とご一緒したのですが、残念ながら「シャトー・モンテレーナ」には
行っていません。
今以上にワインの味などわかっちゃあいませんでしたが、「ロバート・モンダビ」「ベリンジャー」
「スターリン」などのワイナリーを回り、テースティングさせてもらいました。
    
 ロバート・モンダビはよく見かけます。
 イトーヨーカドーでラベルの写真を撮ってきましたが、以前のラベルと絵が違います。 
本作に出てくるようにナパバレーはそれは素晴らしいところでした。


元々弁護士だったジムは、打ち捨てられていたブドウ畑とワイナリーを購入し、ワイン造りを復活させた方。
全財産をワイン造りにつぎ込み、フランスワインに勝る物を作り上げたってスゴイですね。

「水をもらえず苦しんだブドウは良いワインになる。
水と肥料をたっぷりもらったブドウからはまずくて退屈なワインしかできない」って台詞、
含蓄のある言葉です。「艱難汝を玉にす」ですね。


日経夕刊「あすへの話題」にドイツ文学者の池内紀氏が「ゲンパツとワイン」というコラムを
書いておられました。
フランスでは原子力発電所所在地とワインの産地が重なるそうです。
ブドウは穀物も野菜も育たないような不毛の土地を好み、やせた土地ほど良いブドウが実る。
万が一原発事故が起きても影響が及ぶのは嗜好品のワインのみだからということですが、
ワイン製造者はその状況をよしとしているんでしょうか?
全エネルギーの80%を原子力が担い、ドイツやイタリアに輸出しているフランス。
まぁ、フランスで地震って聞いたことないから問題ないんでしょうかね?



映画ポスターの右上、ブロンドロングヘアーの男性は息子ボーを演じているクリス・パイン。
スタートレックで若き日のカーク船長を演じていたアクション系俳優さんです。
父を悩ませるチャラ男転じて、後半は父を助けてフランスへ。 ボサボサ長髪、似合わな~い。

ワイナリーで働くメキシコ系労働者のグスタボのワインにかける情熱もスゴイです。
実在の人物で、念願の自分のワイナリーを持たれたそうです 


この「フランスワインカリフォルニアワイン」の経緯はアカデミー・ドュ・ヴァンさんのコラムに詳しく出ています。




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 ***** 観た 映画 *****

 7月16日 「ウォッチメン」 DVD

 7月17日 「ルイーズに訪れた恋は・・・ ps」DVD ローラ・リニー主演
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隠された日記 母たち、娘たち  MERES ET FILLES/HIDDEN DIARY

2011-07-16 | 映画 か行
母・娘3世代のドラマだと思って見ていたら・・・最後にサスペンスだったのだと気付きました 

     *********************

         隠された日記  母たち、娘たち

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      医者の母マルティーヌ    失踪した祖母ルイーズ      娘オドレイ

 < ストーリー >
カナダで働くキャリアウーマンのオドレイ(マリナ・ハンズ)がフランスの実家に帰省する。
実は、恋人ではない男性の子供を妊娠し、仕事を犠牲にしたくないという思いと母になることへの不安で、
出産するかどうか悩んでいた。
マルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、家で開業する医師、父はメガネ店を営んでいる。
父は優しく迎えてくれたが、オドレイ昔から母とはぎこちなく心を開くことができない。
カナダの仕事の準備の為、オドレイは近くの海辺に佇む今は空き家の亡き祖父の家で過ごすことにする。
ある日、キッチンで1冊の古い日記を見つける。50年前、突然姿を消した祖母ルイーズのものだった。
そこには料理のレシピとともに、子供たちへの深い愛と秘めた想いが綴られていた。


女同士ってなかなか厄介ですよ~。
娘は大人になれば、結構醒めた目で母親を見ていて、公然と批判するようになりますからね。


三世代の真ん中、ドヌーブ演じるマルティーヌは台詞は少ないけれど、ストーリーの要となる人物です。

ルイーズ・・・1950年代、女性が社会で働くことが難しい時代。
        仕立て屋の夫と二人の子供。夫が作るモダンな服を着て家事に勤しむが、
        才能を生かして外に出て働きたい・学びたいと悩み行動を起こそうとするが、
        夫の理解が得られず、家を出ようとする。自立後、子供を迎えたいと思っている。  

オドレイ・・・現代に生きるキャリアウーマン。カナダで仕事をしているが、未婚で妊娠。
        子供を産むことでキャリアをダメにしたくないと悩んでいる。

マルティーヌ・・・二人の中間に位置し、娘の立場から母親をみて、母の立場から娘と関わる。
 子供時代に母の突然の失踪を経験し、捨てられたという思い・恨みを抱えている。
 しかし「女といえど職業を持ち自立なさい」という母の言葉を胸に刻み医者となった。
 そんな体験から、母親として娘オドレイとうまく関わることができない。
 

約50年、ここ3世代で、女性の労働環境ってこんなにも変わったのですね。
「モナリザスマイル」や「レボリューショナリー ロード」を見た時に、
アメリカでも半世紀前の女性はこんなに閉鎖的な社会で悩み苦しんでいたんだなぁと驚きましたが、
フランスでも事情は似たようなものだったのですねぇ。

この世代に女性たちの苦しみからウーマンリブ運動が起こり、彼女たちの頑張りによって
今の若い女性たちが結婚後も出産後も働くことを当然のこととして社会で活躍できるようになったのだと
感慨深いものがあります。

そんな時代の流れを背景に、オドレイがキッチンで偶然祖母の日記を見つけたことから、
過去に封印されたままの祖母にまつわる謎が次第に明らかになってゆきます。

少々思わせ振りではありますが、最後はあっと驚く事実が明らかに。
まさに、アメリカTVドラマ「コールドケース」のようなストーリーです。

時代の変遷を感じつつ、謎解きのサスペンスドラマ。
でもこの結末・・・悲しすぎます。
この謎を明らかにしたことでマルティーヌの心は果たして晴れるのかなぁ?



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 ***** 見た 映画 *****

 7月13日 「ビンテージ・ラブ 弟が連れてきた彼女」DVD

       「ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡」DVD 

 7月15日 「愛の泉」DVD 1954年作品 ローマが舞台のクラシックラブストーリー 
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THE ダイエット

2011-07-12 | ドキュメンタリー
経済学ドキュメンタリー「ヤバイ経済学」「幸せの経済学」に続いて、もう1本。
本作は映画監督関口祐加さんの半年に亘る体当たり・赤裸々ダイエット挑戦ドキュメンタリーです。
いやぁ~、ここまで私生活を曝しちゃっていいのかな?


  ******************

           THE   ダ イ エ ッ ト

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「ダイエット」と「英語学習」はよく似てます。
本屋の棚にずらりと並ぶハウツー「ダイエット本」と「英語学習本」。
次から次へと新しいメソッド、と「これ1冊で」という何とも魅力的な、怪しいキャッチコピー。
次々新たな本が出るってことは、つまりどれも決定打じゃないってことです。
どちらも短時間でなんとかしたいけれど、王道なんて無いのよね。
時間をかけて地道な努力を重ねなければ・・・。
わかっちゃいるけど、ついつい楽な方に流れちゃうんだぁ~・・・そして
何回これを繰り返しているんでしょう
 

 < ストーリー >
子供のころから太っていた関口さんは食べることが大好き。
23歳でオーストラリアに渡り、現地男性と結婚し維一児をもうけるも離婚。
食べ続けた挙句、体重は90キロの大台に。育ち盛りの息子と一緒に走ることもままならず、
今度こそ!っと気合を入れて6ヶ月のダイエットを決意する。
食べることを止められない関口さんは精神科医のセラピーを受けるが、親との関係が肥満に影響していると
診断され…。

     
関口さんは横浜出身。帰国時の映像には伊勢佐木町などがでていてちょっと嬉しい。

ダイエットが「運動量を増やして、食べる量を減らす」、摂取と消費のバランスだってことくらい誰でも知ってるのよ。重々知りながら、だらだらし、甘い誘惑に負けて実行できないってことで、
自己嫌悪に陥るのよねぇ。

関口さんはあらゆるダイエットに挑戦し、リバウンドで体重増を繰り返してきた。
「今度こそ」っとジム通い、ジョギングに加え、今回は専門家の意見を仰ぐことに。

そこで登場するのが精神科医の先生です。このカウンセリングが興味深い。
克服できない食への欲望の源が、生育歴やなおざりにしてきた父や母との関係にあるとし、
過去に向き合い、「生きる意味」まで掘り下げます。
「たかがダイエット」ではなく、人生そのもの、アイデンティティーを見つめ直す奥深いものになっていきます。

最終的に16kgを落とし、精神的にもスッキリ軽く健康的になられたようにお見受けしました 



人生を振り返るほどでなくても、
  ・ストレスやフラストレーションは溜めず心健やかに。
  ・あまりにもストイックな食事制限は長続きしないし反動がくる。
  ・地道な運動を続ける。
この3点が大事ってことでしょうか。 やっぱり王道なんて、ないんよね~。


そうそう、美容整形医の門も叩くのですが、この先生は以外にもというか良心的で、
「脂肪吸引は手術に半日、取れるのはせいぜい4kg、心身ともにハードで身体の回復に3ヶ月かかります。
 4kg落とす程度ならもっと楽な方法があるでしょう」とやんわり諭すのです。
先生、商売あがったりやない?


今年の目標「ダウンサイズィング~」の私としては、3kg落としたい! 




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幸せの経済学  The Economics of Happiness

2011-07-10 | ドキュメンタリー
前回の「ヤバイ経済学」と続けて見たもう一本の経済学映画です。
こちらは真面目に(「ヤバイ経済学」が不真面目と言っているわけではないですよ)真っ向から
世界経済の来し方行く末に提言を投げかけています。

幸せってなんだっけ?」と聞かれて・・・○○ですと明確に答えられる人はなかなかいないでしょう。

今年5月発表されたOECDの幸福度調査では、11の項目別に数値化し「よりよい暮らし指標」を
出しています。日本は34か国中19位、トップ3はオーストラリア、カナダ、スウェーデン。
日本は「安全」は1位 「教育」は4位ですが、
「生活満足度」「ワークライフバランス」の評価が低いです。
職場まで長時間満員電車に揺られ、残業があたりまえという現実を踏まえれば
ワークライフバランスの悪さは已むなしかな。
「生活満足度」が低いって、満足するかしないかは主観的なものだからねぇ。
情報量の多寡も「満足度」に影響するでしょう。他所の情報を知らないほうが幸せってこともある。

ブータン王国の国民が考えるワークライフバランスは「8時間働き、8時間余暇を楽しみ、8時間寝る」
だそうで、「労働時間を増やせば収入は増えるかもしれないが、ストレスは増し、楽しみは減る。
それで幸せですか?」って・・・う~ん、痛いなぁ。

しかし、どの位「幸せ」かって・・・人に決めてもらうものじゃないし、他と比べて競うってこと自体
おかしなことだけれど、○○よりはマシってことで安心するのかなぁ?



     ************************

          幸せの経済学  Economics of happiness

     ************************

映画の中である学者が紹介するエピソード。
アメリカの世論調査で「幸福」と答えた人の割合は、1956年をピークに徐々に下がっている。
当時に比べ、物は3倍に増え、物質的な豊かさは十分に満たされているはずなのに、
人びとの幸福感は年々減少を続けていると。

1956年とは、プレスリーの「ハート・ブレイク・ホテル」がヒット、「80日間世界一周」「王様と私」「十戒」
「戦争と平和」「愛情物語」「道」などがアカデミー各賞を獲得した年です。
ヘップバーン、ユル・ブリンナー、C・へストン、バーグマンらが活躍した良き時代。
因みに、大統領はドワイト・アイゼンハワーで、ケネディの登場前です。

日本の幸福のピークはいつだったのでしょう?バブルが弾ける直前でしょうか?

          ラダックの少女
ヒマラヤの辺境ラダックは30年前まで外国人立入禁止地域として外界と隔絶された環境の中、
自然と共存する豊かなコミュニティーを築いていた。
そこに押し寄せた西洋の消費文化の波。彼らの生活は一変し、消費文化に翻弄される。

本作の監督ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんや映画に登場する思想家や環境活動家たちは
「物質的な豊かさ=幸せ」という定義が崩れ去った今、
「グローバルリゼーションが環境危機経済危機、ひいては人々の心の危機をも生み出している」と説く。
そんな「グローバル化では人は幸せにはなれない」とし、ローカリゼーションこそが
自然環境を守り、人々の地域コミュニティーの繋がりこそが人々を幸せにする答えだと主張しています。

GNH(国民総幸福量)なる指標を政策に役立てているブータンでは、
4人に1人が貧困なのに、2005年の国勢調査で97%が「幸せ」と答えている。
首都には職のない若者も少なからずいるけれど、物乞いやホームレスは一切いない。
貧しい人がいればみんなで助け合い、家庭・学校・職場で人と人の絆を大事にしているそうです。


そんな中、「農的生活と文化」と題した千葉大学名誉教授の古在豊樹氏の日経夕刊コラムを読みました。
映画「幸せの経済学」のメッセージが650字ほどのコラムで見事に説得力を持って語られているのです。
でも、この映画を見ていたからこそ少々難しい内容をすんなりと受け入れることができたように思います。

私が下手に纏めるより原文を読んでいただく方がよいのですが・・・・ざっくり言うと、
「文化」は農業に根ざしたローカルな風土を反映し、
  「文明」は世界標準の科学と社会制度をグローバルに発展させたもの。
  20世紀後半は「文明」が「文化」より優位な時代だった。
  しかし今、グローバル文明の行き過ぎに疑問を持ち、ローカルな文化の価値を再発見する動きがある。
  「文明」は人間主義的、「文化」は自然主義的な側面を有し、自然主義は共生・持続性を重視する。
  21世紀に望まれるのは、「自然主義的な文化」と「人間主義的な文明」の統合を目指す社会の構築だ。
  文化基盤を支えてきた農村人口が世界的に減少する中、
  市民の農的な生活が21世紀の文化の基盤を支える大きな力となるだろう。 ここまで引用。
(古在先生、纏めがざっくりで・・・真意が伝わらなかったらすみません
そして、3・11以降に特に切実に感じると結んでおられます。

3・11以降、地域の繋がり、人と人との繋がり、そして自然エネルギーが大事だなぁと感じる今日この頃、
「農的な生活=ローカリゼーション」と解釈していいんじゃぁないでしょうか。

幸せってなんだろうなぁ?と今一度、考えるきっかけになる映画です。


便利なもの、楽なものは環境に悪い。美味しいものは身体に悪い。このジレンマをなんとしよう?



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ヤバイ経済学  FREAKONOMICS

2011-07-08 | ドキュメンタリー
まずは、この日本語タイトル。
「ヤバイ」って言葉、ちょっと前まで使うのをはばかられる言葉でしたよね?(私って、古い?)
最近は「それって、ヤバクな~い?」とか「素晴らしい」の意味で「まじ、ヤバイよ」などという表現を
頻繁に耳にするようになりましたね。
そんな「ヤバイ」を冠したタイトルに、「目からウロコのエンタメ経済ムービー」や
「人生にちょっと役立つ、非常識」なんて説明が付いてます。

原題はFREAKONOMICS。「経済学 ECONOMICS」の前に付いた「FREAK」は、
「常識はずれ」とか「気まぐれ」「変種」「~狂」なんて意味があります。
「常識はずれの経済学」じゃぁ、インパクトに欠けるかぁ~?


                      


        ヤ バ イ 経 済 学

                     


 < ストーリー > 
経済学者スティーブン・レヴィットがジャーナリストのダブナーの”常識の裏側にあるホント”を
解説したベストセラー「ヤバイ経済学」のエピソードを映像化。
物事の因果関係を解明するにあたって、大切なのはインセンティブ成功報酬、やりがいだと、
独自の5つの面白い理論を展開・解説します。

 ①自分の家をなかなか売らない不動産屋さんが、他人の家だとすぐに売るわけ。
 ②名前で子供の人生が決まる?!
 ③大相撲の八百長問題は経済理論で証明できる?!
 ④ニューヨークで90年代犯罪が激減したのはジュリアーニ市長の手腕ではなくまさかの理由が!
 ⑤褒美を与えれば高校生の成績を伸ばすことができる?!

 
           

ふむふむ。 え~~?! そうかなぁ~? などなど、説得力があるような?無いような? 
でも、どれもなかなか面白い。

やっぱり、日本人としてはここに”相撲の八百長”が入っているのに注目せざるをえませんわね。
昨年から八百長事件で揺れに揺れたた角界。
彼に言わせれば、”八百長アリ”は角界の仕組みと勝敗データから明らかだということです。
理論に加えて、曙、小錦や元小結板井、週刊誌記者のインタビュー、時津風部屋暴行死亡事件なども
入っていて、他の話題とはトーンが違います。
この本が書かれたのが2006年、死亡事件が2007年、そして八百長による本場所中止が今年の2011年。
そして映画の製作が2010年。もう1年後だったら、もっと突っ込んだ展開になったかも?
八百長疑惑に一応の結論が出たってことで今月から本場所が始まりましたが、どう見たって関与した
力士があれだけとは思えませんわねぇ。

「ヤバイ経済学」のヒットで「超ヤバイ経済学」も出版されたお二人。
久しぶりに買った雑誌「クーリエ・ジャポン」に”悪ガキ教授”の「もっとヤバイ経済学」を
連載中じゃぁないですか。

もっともっと「オモシロ経済学」を紹介してもらいたいもんで~す 

監督には「スーパー・サイズ・ミー」「オサマ・ビン・ラディンを探せ」「30デイズ」など
体当たりドキュメンタリーのモーガン・スパーロックも参加しているんですね。
どの話題を監督したんでしょうね?


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 ***** 見た 映画 *****

 7月 4日 「隠された日記 母たち、娘たち」DVD カトリーヌ・ドヌーブ主演

 7月 6日 「幸せの経済学」@横浜ジャック&ベティ

       「ヤバイ経済学」@横浜ジャック&ベティ

 7月 8日 「THE ダイエット」DVD 関口祐加監督のダイエットドキュメンタリー  
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ビューティフル BIUTIFUL

2011-07-03 | 映画 は行
第63回カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞・外国語映画賞ノミネートの、
2010年メキシコ映画です。

日経夕刊「シネマ万華鏡」で黒澤明の「生きる」へのオマージュと紹介されていたので見ることに。
の数・・・いくつだったか、忘れました

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          ビューティフル  BIUTIFUL

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 < ストーリー >
スペイン・バルセロナ。
大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバルは、離婚した躁鬱病の妻を支えながら、
2人の幼い子供たちと暮らしている。生活のために、あらゆる仕事を請け負い、ときには麻薬取引、
中国人移民への不法労働の手配やセネガル人の路上販売に手心を加えるよう警察官に賄賂を渡したりと、
非合法な闇の仕事を生業にしている。ある日、末期の前立腺癌と診断され余命2ヶ月と宣告される。
誰にも打ち明けず、死の恐怖と闘いながら、子供たちのために懸命にお金を残そうとするが・・・。


ここはどこ? スペイン? バルセロナ?
スペインに行ったことがないのでよくわかりませんが、「それでも恋するバルセロナ」で感じた
陽光溢れる観光地~のイメージは全くなく、同じ場所とは思えない雰囲気です。

セネガル人の不法入国者が路上で偽ブランド品を売り、中国人不法労働者が狭い部屋に閉じ込められ
長時間労働を強いられている。それでも、自国にいるよりお金が稼げるこの場所にいる方がいいという。

何年か前、イタリアのピサの斜塔へ行ったとき、バス停から斜塔入り口までの沿道に
アフリカ系の露天商がずらりと並び、アフリカの民芸品やD&Gの偽ベルトなどを売っていて
「ここはどこ? イタリアよね?」と不思議な気がしたのを思い出しました。
チュニジアの民衆蜂起でイタリア領の島にフランスへ行こうとするチュニジア人が溢れているとか。
働く場とより良い賃金を求めて、国境を越え世界中から人が流入するヨーロッパ。

主人公ウスバルはふたりの子供を抱え、闇の世界で生きる男。
余命2ヶ月と診断され子供たちの行く末を思う。
  
        
元妻が躁鬱症を患っていること、
ウスバルには死者と交信する霊能力?があり時々そちらの仕事をするってことが前半わかって
いなかったので、「この母親は何なの?」「これは仕事なの?」と少々理解に苦しみました。

子供を託すには無理のある元妻を受け入れ、
友人のセネガル人は強制送還され、彼の残された妻子を引き取り、
仕事を斡旋している中国人たちに良かれと格安のストーブを差し入れる。
余命2ヶ月と宣告され、善行を積むも裏目に出る。

「生きる」では下水工事と公園作りに残る日々を捧げ、精一杯生き達成したことで見ているこちらも
「いやぁ~良かった」とカタルシスを味わうことができたけれど・・・、
本作のウスバルはもがき苦しむ2ヶ月を送り、残された子供たちもどうなるのやら・・・。

ただ、誰しも幸せを求めて一所懸命生きているけれど上手くいかず「思うを残して死ぬ者は苦しむ」。
これこそが現実なんだろうなぁと、ちょっと救われない気がします。

タイトルの「BIUTIFUL」は娘に英語のスペルを聞かれたウスバルが「BEAUTIFUL」を間違って
教えた綴りそのものです。
彼の生き方を象徴しているかのようなタイトル、痛いなぁ~。

「バベル」もそうでしたが、この監督さんの映画は後味が悪く重いけれど、
その重いストーリーが結構後を引くなぁ。


*中国人のおじさん二人がゲイである必然性はあるのかな? わからん。


ところで、スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演で「生きる」のリメイクって話はどうなったの?




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127時間

2011-07-02 | 映画 は行
ジェームズ・フランコって整ったお顔立ちなのに、「スパイダーマン」のハリー以外で私が見たのは
変な役どころばかり 
今回はほぼ一人芝居で、アカデミ―主演男優賞ノミネート
残念ながら賞は「英国王のスピーチ」のコリン・ファースに。

ノミネートに加え、今年のアカデミー賞ではアン・ハサウェイと共に司会を務め、
舞台裏を楽しそうにツイッターで呟いていたのはいいんだけれど、マリリン・モンローに扮してみたり、
結構おふざけ好きの面白い人なんでしょうかね?


  ********************

          1  2  7  時  間

  ******************

 < ストーリー >
誰にも行き先を告げず、ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンに一人で出かけたアーロン。
車から自転車に乗り換え、その後は徒歩で目的地を目指したが、落石に右手を挟まれ身動きが
取れなくなる。何とか脱出しようともがく中、死と直面しながら人生を振り返るアーロン。
限界の時を迎え、厳しい決断をする。

実話に基く映画で、エンディングにはご本人の映像も映し出されます。

アメリカの圧倒させられるような大自然の中、思いも寄らぬ悲劇に見舞われ、
絶望的な状況の中で、限られた水と食料、限られた道具で生き残るための孤独な戦いに挑む。


冒頭のスクリーンを三分割して世界各地の都会の喧騒が映し出されたあとに、荒涼たるキャニオンの
映像を見ると、同じ地球上でこんなにもかけ離れた場所が共存することに不思議な気がします。
都会の喧騒に生きる者として、アーロンが週末にいそいそと出かけていく理由がわかる気がします。


         

20年以上前、オンボロ車でデスバレーに行ったとき、インディアンの崩れた遺跡のそばで車を降り
360度地平線、見わたすかぎり人っ子一人いない状況を経験しました。
聞こえるのはヒューという乾いた風の音だけ。背中にゾクッとする恐怖を感じました。
携帯もカーナビなんかも無い時代、デスバレーの入り口で「ガソリンやラジエターの水を
しっかり確認しましょう。こんなことにならないように、ここから先、自分の命は自分で守りましょう」
というガイコツの絵が描かれたパンフレットもらい、
この車で大丈夫か? もしエンジントラブルでも起こったら・・・っと、
小心者の私はビビリました。無事に車の行き交う道路に出て、ホッとしたもんです。


幼い頃から父の手ほどきを受けて慣れているからって・・・誰にも行き先を告げず、一人で行くって
怖くないの~?
ほらぁ~、言わんこっちゃない
何が起こるかわからへんねんからぁ・・・と、デスバレーでのことを思い出しました。

大自然の上空から、彼が挟まれた狭い岩の割れ目にカメラがズンズンと寄っていくカメラワーク。
人間の小ささを思い知ります。

手を挟まれて身動きできない5日間。
焦り、パニック、冷静になって考えろと自らを諭し、過去を振り返リ反省、諦め、生への執着
という彼の心の変化に立会い、自分ならどうなるだろう?と考えました。
アーロンみたいなサバイバル知識はゼロなので泣き叫んで終わりかも?
見ているだけでも目を背けてしまう彼のあの決断と気力。

サバイバル知識の有無や元々の体力など、条件はあるとはいえ、
生き残る者と諦めてしまう者、この違いはどこにあるのでしょう?
未来へのビジョンを描けるかどうかなのかな?

                


壮絶な決断の後、あの場所から脱出し、助けを求め気力を振り絞って進むアーロンの姿に
「生きたい」という凄まじい力強さを感じました。




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 ***** 見た 映画 *****

 6月29日 「127時間」@横浜ブルク13

        「ビューティフル」@109シネマズMM横浜 






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