映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

2009年を振り返って

2009-12-31 | その他
2009年の大晦日となりました。
1年の経過が年々早く感じられる気がします。
今年は、全く恐ろしいほど年末・新年感がありませ~ん。
掃除や片付けに終われ、今年も後30分ほど。何とか間に合いました。

今年も一年を振り返り、見た映画の中から印象に残った作品を10本選んでみました。

今年は映画館で45本、DVD他で118本、計163本(うち日本映画は17本)の映画を鑑賞。

その中から印象に残る10本です。順位ではなく公開順です。

 今年劇場公開された私の好きな映画10本 

 ・「レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで

 ・「チェンジリング

 ・「ベンジャミン・バトンの数奇な運命
 
 ・「イエスマン ”YES”は人生のパスワード」            

 ・「フロスト×ニクソン

 ・「グラン・トリノ

 ・「レスラー

 ・「ココ・シャネル

 ・「マイケル・ジャクソン THIS IS IT

 ・「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式

 今年DVD等で見た私の好きな映画  

 ・「ラースと、その彼女

 ・「マルタのやさしい刺繍」…スイスのお祖母ちゃんたちの第二の人生物語

 ・「モンテーニュ通りのカフェ

 ・「モナリザ・スマイル…ジュリア・ロバーツ、キルスティン・ダンスト他
                 1950年代、女子大を舞台に教師と学生の葛藤

 ・「ダウト~あるカトリック学校で~」…メリル・ストリープ、エイミー・アダムス主演

 ・「シリアの花嫁」…イスラエルに住むシリア人一家。
           シリアに嫁がせる娘をめぐり揺れ動く家族の物語

 ・「ゴッド・イン・ニューヨーク」…ニューヨークの留置場で人種・民族・宗教の違う
                      8人の男+2人の本音バトル


あ~、今年もあと2分、カウントダウンが始まるよ~
 


今年1年お付き合いいただき、ありがとうございました

来年もよろしくお願いいたします

  良いお年をお迎えください  



にほんブログ村 映画ブログへ

アバター  AVATAR

2009-12-30 | 映画 あ行
先週土曜日の26日、海老名TOHOシネマズにて「アバター」を見てきました。
今年最後の劇場鑑賞です。
年末の大掃除や何やかやが気になって・・・映画に行ってる場合やない
TOHOシネマズで上映前に流れる「秘密結社、鷹の爪団」の鑑賞心得が新しくなっていて面白かったです。

海老名という場所がら厚木や座間基地が近いので外国人の方が結構いらっしゃいました。
おそらく基地内の映画館では3Dの設備がないんじゃぁなかろうか?
真後ろの席に、本編スタート直後に入った日本人女性連れのお兄さん。
ぼそぼそ話すは席は蹴るは、マナーの悪さを鷹の爪団の総統にお仕置きしてもらいたかったです
遅れてきたから「鷹の爪鑑賞マナー」見てなかったんだねぇ。

  *******************

      アバター   AVATAR   

  *******************

「アバター」って元はサンスクリット語で化身を意味するとか。
yahooでは、自分のそっくりさん(アバター)を作って写真代わりに載せている方いらっしゃいますよね。
規定のパーツから選ぶわりに、なかなか似ている気がします。

「バック・トゥー・ザ・ヒューチャー」「フォレスト・ガンプ」などで人気を博したロバート・ゼメキス
片や「ターミネーター」「エイリアン」「タイタニック」でこれまた大ヒットを飛ばしてきたジェームズ・キャメロン
ヒットメーカーのお二人が、別々のシステムを自ら開発し3Dに取り組み先駆者たらんと競い合っているって、
面白いですね。ゼメキスはひたすらアニメ3Dを撮り続け、キャメロンはもう3Dしか撮らないと宣言。
ここに「アリス」「コララインとボタンの魔女」でティム・バートンも参戦~。
3Dが熱いです
予告編でも、次々と3D作品が紹介され、映画新時代の幕開けを実感しました。
そのうちUSJやディズニーランドのアトラクションのような体験型エンターテインメントになるんでしょうか?

ゼメキスが「クリスマスキャロル」で使ったのが「パフォーマンス・キャプチャー」。
片や、キャメロンは「パフォーマンス・キャプチャー」に「エモーション・キャプチャー」をプラス、
実際に演じる俳優の豊かな表情まで再現できると、違いを強調しておられるようです。

 < ストーリー >
戦闘での負傷により下半身不随となった元海兵隊員のジェイクは、亡くなった双子の兄の代わりに、
彼方の星パンドラで「アバター・プロジェクト」への参加を余儀なくされる。
パンドラ先住民ナヴィ族と人類のDNAを組み合わせた「アバター」と、人間の意識を機械よって同期させる
実験だ。「アバター」で自由に動ける身体を獲得したジェイクの任務はパンドラの希少鉱物の採取だ。
先住民ナヴィ族の仲間になるべく試練に耐えるうち、自然と共生する文化・生活に次第に魅せられ、
族長の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と心を通わせる。
やがて敵対する人間とナヴィ族との間で葛藤し、ナヴィの文明を救う戦いに身を投じるが・・・。


キャメロン監督はインタビューで、
「ナヴィの設定には、“人間のより高尚な部分、もしくは、人々がこうでありたいとあこがれるような人間”
を表わし、逆に人類には、“善良な人々もいるとはいえ、世界を破壊し、荒廃とした未来へと自分自身を
追い込む、おろかな一面を象徴している」と語っておられます。

ふ~む、大航海時代のヨーロッパ人、帝国主義時代の列強諸国、
ベトナム戦争やイラク・アフガニスタンを攻撃するアメリカと被ります。
「先制攻撃」なんて当時何度も聴いた言葉も出ていたし・・・

映画を見ていた時、色んな映画が頭をよぎりました。
文明の衝突、自然との共生に環境破壊、圧倒的武力での一方的な攻撃、敵対する二つの間で揺れ動く姿など、「ポカホンタス」や「ダンス・ウィズ・ウルブス」、ジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」や「もののけ姫」、
マフィアに潜入する捜査官を描いたジョニー・デップの「フェイク」など。
これって、単独で異文化に触れ、その中に身を置くとおこる王道のストーリー展開なんでしょうか?
下半身不随で車椅子となったジェイクが、アバターの姿を借りて自由に動き回るという設定は上手いなぁ~。
思うようにならない身体と、地を駆け空を飛ぶ自由さを行き来するうち、
海兵隊の上官命令絶対という思考パターンを解き放ち、自然と共生するナヴィの生き方に共感し反旗を翻す
という過程は説得力がありました。
でも、終り方が・・・
いっそのことキャメロン監督代表作「タイタニック」のような終り方でジェイクを
「ナディの救世主、伝説のヒーロー」として語り伝えるって風にして欲しかったなぁ。

映像は迫力ありました~
序盤の実写シーンは奥行きが感じられ、すぐ側で見ているようで、3Dキターーーって感じ。
でもずっと見てると目って慣れてきちゃうのかな?徐々に目が3Dに慣れた気もしましたが・・・、
バトルシーンは迫力満点~
ナヴィにも色んな部族がいて、全部族に加え最後は動物まで「みんなで力を合わせれば」って
アンパンマンスピリット?で傍若無人な外敵をア~ンパ~ンチ!なのでした。
先進工業国に住む人間にはナヴィ族の台詞は耳が痛~い。
ナヴィ的自然との共生とかロハスな生活って理想だけれど、一回便利な生活になれると難しいなぁ~。


パンドラ」って星の名前は意味深ですね。
あらゆる災いを封じ込めた「パンドラの箱」。箱を開けると不幸が飛び出し、急いで蓋をして希望だけが
残ったというギリシャ神話。
災いの後人間が去り、残ったナヴィが希望ってことだったのでしょうか。

   
  ノーメイクのゾーイさん   アバターのゾーイさん
ネイティリ役のゾーイ・サルダナさんは全編「アバター」姿のみ。見ただけではどなたかわからない状態。
でも、武術に乗馬にアーチェリー、シルク・ド・ソレイユのトレーナーをつけ特訓までなさったとか。
「クリスマス・キャロル」で7役こなしたジム・キャリーといい、演じても自分と認識されないかもって、
役者さんとしてはどうなんでしょう?
でもやっぱりキャメロン監督の理想とする女性像は、戦う強い人なんですね~。

3Dメガネに関していえば、
今回の方が「クリスマス・キャロル」の時より重かったけれど、フィット感はありました。
私の近眼用のメガネとうまく一体化して滑り落ちることはなかったけれど、重くて鼻にくっきりと
跡が付いてしまいました。メガネ無しで鑑賞出来るようになれば嬉しいな~


にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画 *****

 12月24日 「ゴッド・イン・ニューヨーク」DVD

 12月26日 「アバター」@TOHOシネマズ海老名

2009年興行収入トップ20!

2009-12-26 | その他
先日2008年12月から2009年11月までに公開された作品を対象に、日経エンターテインメント調べの
興行収入トップ20の記事が先週日経夕刊のシネマ最前線に出ました。(もっと早くアップするつもりが・・・)

   2009年 日本の興業収入トップ20 

 ① ROOKIES ー卒業ー           ¥85億  東宝
 ② ハリーポッターと謎のプリンス      80億  ワーナー・ブラザーズ
 ③ おくりびと                  62億  松竹
 ④ レッドクリフ PartⅡ            55億  東宝東和、エイベックス
 ⑤ ポケットモンスター ダイアモンド・パール   46億  東宝
 ⑥ 20世紀少年・最終章・ぼくらの旗   45億  東宝
 ⑦ マイケル・ジャクソン THIS IS IT    44億  ソニーピクチャーズ
 ⑧ ウォーリー                 40億  ディズニースタジオ
 ⑨ アマルフィー 女神の報酬        37億  東宝
 ⑨ エヴァンゲリオン 新劇場版:破     37億  クロックワークス
 ⑪ 名探偵コナン 漆黒の追跡者      35億  東宝
 ⑪ ごくせん THE MOVIE           35億  東宝
 ⑪ 2012                   35億  ソニーピクチャーズ
 ⑭ 天使と悪魔                 33億  ソニーピクチャーズ
 ⑭ ターミネーター4              33億  ソニーピクチャーズ
 ⑯ 余命1ヶ月の花嫁             32億  東宝
 ⑰ 20世紀少年・第2章・最後の希望   30億  東宝
 ⑰ ヤッターマン                30億  松竹・日活     
 ⑰ クローズZEROⅡ              30億  東宝     
 ⑰ 沈まぬ太陽                30億  東宝

20本中、日本映画が13本。昨年同様、洋画の不振がはっきりと伺えます。

ベスト10で私が見たのは
  「おくりびと」「レッドクリフ PartⅡ」「THIS IS IT」3本。
ベスト20で見たのは「天使と悪魔」「沈まぬ太陽」を加えた5本です。

う~ん、1位は「ROOKIES-卒業」か。どう見たってみんな高校生には見えんかったけど・・・。
日テレ強し!
しかし、昨年一位の「崖の上のポニョ」は興行収入100億円越え。
史上最高の興行収入を記録した「千と千尋の神隠し」の304億円(トンでもない記録!)には
遠く及びませんね。今後こんな超ヒットはあるんだろうか?

昨年のベスト10で私が見たのはたったの1本
今年も世間の流れを読まずに映画をチョイスしていたようです
映画会社の興行収入シェアでは35%越えで東宝が一位!7年連続首位の座を守っているそうです。

先日、「男たちの大和」が持っていた東映の公開初日興行収入記録を4億円突破で塗り替えた
「ONE PIECE ワンピース ストロングワールド」は11月までの公開作品ということで
2010年度のランキングに入ることでしょう。


一方、アメリカでは・・・
   2009年 アメリカ興行収入トップ20 

 ① トランスフォーマー・リベンジ      $4.2億  パラマウント
 ② ハリー・ポッターと謎のプリンス           ワーナーブラザーズ
 ③ カールじいさんの空飛ぶ家              ディズニースタジオ
 ④ ハングオーバー                   ワーナーブラザーズ
 ⑤ スター・トレック                  パラマウント
 ⑥ ニュームーン トワイライト・サーガ         サミット
 ⑦ モンスターVSエイリアン               パラマウント
 ⑧ アイス・エイジ3                  20世紀フォックス
 ⑨ ウルヴァリン X-MEN ZERO              20世紀フォックス
 ⑩ ナイトミュージアム2                20世紀フォックス
 ⑪ あなたは私の婿になる                ディズニースタジオ
 ⑫ ワイルドスピード MAX                ユニバーサル
 ⑬ G・I ジョー                   パラマウント
 ⑭ 2012                      ソニーピクチャーズ
 ⑮ グラン・トリノ                   ワーナーブラザーズ
 ⑯ モール☆コップ                   ソニーピクチャーズ
 ⑰ 96時間                      20世紀フォックス
 ⑱ マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと    20世紀フォックス
 ⑲ 天使と悪魔                     ソニーピクチャーズ
 ⑳ ターミネーター4                  ワーナーブラザーズ
 
アメリカのトップ10では「スター・トレック」「ナイトミュージアム2」の2本、       
ベスト20では「G・I ジョー」「グラン・トリノ」「マーリー」「天使と悪魔」を加えた6本です。

1位に「トランスフォーマー/リベンジ」ってのが意外です
私が今年一番良かったと思っている「グラン・トリノ」は日本では圏外、アメリカで15位にランクインです。
「スタートレック」がなかなか健闘してますねぇ。
最後に泣かされた「マーリー」もアメリカでは人気が高かったんですね。
しか~し、アメリカでマイケルの「THIS IS IT」が入っていないってどういうこと?!
公開期間が短かったからかしら?

皆さんはベスト20のうち、何本ご覧になったでしょうか?




にほんブログ村 映画ブログへ

冬眠?

2009-12-24 | その他
爬虫類が苦手な方は、ここでスルーしてください。

天皇誕生日の昨日、
水曜日(レディースデイ)で「アバター」公開初日!・・・見に行きたい!気持を抑え
庭の草むしりに勤しみました。
毎夏、蚊に食われながら、汗水たらして頑張るのですが、今年も完全防備で臨んだところ、
唯一隠し切れない顔を攻撃され、凹されました
腫れるは熱をもつは、かゆいやら痛いやらで(外に出れない~)、庭は放置・・・。
夏の終わりから秋にかけては、ぺんぺん草は生い茂りジャングル状態。
蚊が出なくなったら・・・枯れたら・・・見ないように、見ないように・・・

流石にこのまま新年を迎えるわけにはいかんやろ~。
でも~、新年だからって「お天道さまが西から上るわけじゃなし・・・」とかなんとか、
「あ~、大掃除なんていやだなぁ」と思いつつ、まず庭から、やっと重い腰を上げました。

それにしても年々、年末・新年感覚が薄れてます。
今年は特に、ありえないくらい、いえ自分でも怖いくらい年末感がありません。
温暖化で暖かいからか?年令からくるものなのか?

気温は低いけれど、陽が当たって草むしり日和!結構汗かきましたよー。

夢中になっていると何か変なもの発見!
これ、何だかわかりますか?
  
そう、冬眠中のとかげ発見! 死んでるのかな?と尻尾をつんつんしたら、手が動きました。
丸まっててかわいいんだ~。
かなり緩慢な動き。夏場なら私が掴めるはずないよね。
深い眠りに入っているところを無理やり起こされ迷惑顔。
いや、起こすつもりはなかったんよ ごめんよ~。
と葉っぱをかけて、踏まないように目印を置き、草むしり草むしりっと。
  
   目印、この下にとかげちゃん      ポリバケツの下にもいました

このとかげ、夏には鮮やかなブルーで、背中に数本線が入って綺麗です。
直径8ミリほどの卵も見つけたことがあります。

そのまま、40Lの透明袋3袋分、気が付いたら3時間経過。
隣の空き地から押し寄せるツタや名前のわからない蔓系植物には手を焼きました。
すごい生命力!見習わなくっちゃ~と変なところで感心。

ぺんぺん草の種?が袖口に、肩に、ズボンに・・・チクチク痛いんだこれが。
   
                       椿も例年になく沢山花をつけて・・・
ぽったらかされた庭にも命の営みがあるんやねぇ~。
下手に手をかけず、そのままほっぽって置いた方がとかげやミミズにはありがたかったかも???

ママチャリで頑張った時には出なかった翌日の筋肉痛が、草むしりで出るなんて・・・




にほんブログ村 映画ブログへ


 ***** 見た 映画 *****

 12月24日 「モナリザスマイル」DVD ジュリア・ロバーツ、キルスティン・ダンスト主演

ジュリー&ジュリア  Julie and Julia

2009-12-21 | 映画 さ行
ちょっと古い話ですんませ~ん。
「TOHOシネマズの日」って毎月14日は1000円で映画が見れるこのサービス、前々から知ってはいたけど、
うまく予定が合わず、今月初めて利用させていただきました。
         
「コルテオ」見るのに交通費かけて東京さ行くなら、ついでに映画も見るべ~ってことで調べたら、
TOHOシネマズ川崎で本作上映中じゃあ、あ~りませんか!(チャーリー浜のちょっと古いネタです
っていうより、メリル・ストリープやエイミー・アダムズ出演、「ユー・ガット・メール」や「めぐり逢えたら」など
女性好みの作品でヒットを飛ばすノーラ・エフロン監督なのに、
なんでこんなに公開館が少ないんでしょう?
私のテリトリーである横浜や海老名ではやってないのは何でやのん
謎だ~。

兎にも角にも、そんな訳で休みを取って、川崎で映画を見て原宿で「コルテオ」と、はしごしました。

*************************


      ジュリー アンド ジュリア    JULIEJULIA

*************************


 < ストーリー >  シネマトゥデイさんより
1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。
そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、
やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)は
ジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。

食べることの好きな二人の女性が、時空を越えてシンクロします。
外交官というより大使館職員の夫の赴任について行ったパリで料理という天職に出会ったジュリア。

片や50年後のニューヨーク、市の苦情係のジュリーは30歳を前に人生の立て直しを図るため
ジュリアの料理本に挑戦。本格派フランス料理に挑戦しブログに経過をアップする。

食べることって基本ですよねぇ。美味しいもんを食べれたらしあわせ~です。
料理はするし下手じゃあない(自己申告)けれど、料理が日々の務めとして義務化している私は、
こんな風に料理を楽しめないなぁ~。
日本でも、料理やキャラ弁、片付けや収納など、家事のカリスマ主婦、カリスマブロガーで
世に出る女性も沢山おられますが、こういう分野に才能のない私は、ただただ素晴らしいなぁ~と
感心するばかりです。
毎日のことだから楽しんでやれればいいんだけれど・・・食に対する想像力と冒険心が足らへんなぁ。

      家庭でこれを調理するって・・・
                                    ジュリーは笑顔だ 
身長185cmの大女で、独特の高い声と明るく大らかなジュリアは、旦那さんの愛情に支えられ
一からはじめ、フランス料理の道を邁進。
「食べることが好きだったからできた」って、やっぱり食材に好き嫌いのある人(私です)は料理には向いてないんですねぇ。牛や豚は食べるけど、鹿だの鳩だのワニだの馴染みのない肉に挑戦したいという意欲がありません。食には保守的です。

バターが料理の決め手、入れれば入れるほど美味しくなるって、そんなに・・・太るよ!
間違いなく美味しいけど・・・間違いなく太るよ。 これはアカンやろ~。
天真爛漫なジュリアだけれど、子どもができなかったってことで悲しい思いを抱いていたという描写は
切なかったです。
前フランス大統領シラクがフィンランドの料理を英国みたいに不味いと両国の料理をバカにしたって
エピソードがありましたが、この映画では、ろくなもん食ってないとアメリカ人をバカにしてます

一方のジュリーは、仕事で苦情を聞くというストレスに日々晒されながら、狭いキッチンで大奮闘。
仕事にフランス料理にブログ書きを365日続けるって、とんでもない挑戦です。
材料の買出しや洗い物・後片付けもあるし・・・。
お母さんから時おりかかる電話の会話で、世間の反応が変わっていくのがわかるっていう趣向は面白い。
ブログ読者からの反応がどんどん増え、アクセス数トップに躍り出るジュリー。

時代を超えて、二人の女性が夫の愛に支えられ、料理を通して世に出る実話に基づく洒落たストーリーです。  どちらの旦那さんも優しいんだこれが~。

ジュリアの旦那さんがマッカーシーの赤狩りに巻き込まれ面倒な立場になるって描写がありましたが、
戦争中、ジュリアは背が高すぎて婦人陸軍局や海軍に入れなかったため「戦略情報局(後のCIA)」に
秘書として入局。セイロン(現スリランカ)や中国に赴任という映画からは想像できない
キャリアをお持ちでした。


まぁ、出てくる料理の美味しそうなこと。みなさん食べる食べる。
やっぱり料理は目で見て舌で味わって楽しまんとね。
アメリカ人や英国人は「生きるために食べる」けど、フランス人や日本人は「食べることを楽しむ」民族やね。
隣に座った女性が、やおら鞄からサンドウィッチを出して食べはりました・・・ あ~ん、匂いが~。
丁度お昼時。匂いに刺激され、私のお腹も鳴りましたがなグー。


ジュリアの夫役のスタンリー・トゥッチは前から気になる不思議な存在感のある俳優さんです。
「Shall we dance?」での怪演、「プラダを着た悪魔」ではゲイの役、最近TVドラマERにも
登場しましたが、とてもセクシーでチャーミングです。
禿げててもセクシーな俳優さんとして、私の中ではショーン・コネリーに次ぐ存在です。
               

・ジュリアのキッチンは1961年旦那さんのデザインで彼女が使い勝手を考慮アレンジし腕を振るった場所で、
人気を博したテレビの料理番組もここから放送され、2002年スミソニアンの国立アメリカ歴史博物館に
移設展示されてます。スミソニアンのホームページで彼女のキッチンツアーができますよ。

・ジュリーの
「The Julie/Julia Project -Nobody here but us servantless American cooks」というブログを拝見。
2002年8月25日から11月29日までしか見れませんでしたが、意外にも写真はなく、
料理の内容、作った感想、食べた感想などが綴られていました。


ジュリアはジュリーのブログがあまりお気に召さなかった様だってことで終わってますが、
本作にも出てくるダン・エイクロイドのパロディー(親指を切って大騒ぎ)は大層お好きだったようで
パーティーで友人に見せていたとか。
本当にお気に召さなかったのかなぁ?



にほんブログ村 映画ブログへ


表参道のイルミネーション

2009-12-16 | その他
「コルテオ」を見た帰り、10数年ぶりに復活した表参道のイルミネーションを見ようと
東京メトロ表参道駅まで歩きました。

 昼間、歩道橋の上から

           
                  ライトアップされるとこんな感じ

通りの両側にある有名店のクリスマスイルミネーションも素敵でした。

  

         
            おフランスの有名パティシエのお店

                

 なかなか原宿まで出る機会がないので、すっかりおのぼりさん状態。
 携帯を片手に写真を取りながら、上ばかり見てキョロキョロしてしまいました

コルテオ  Corteo

2009-12-16 | その他
行ってきました~!
シルク・ドゥ・ソレイユ 夢のスーパーサーカス「コルテオ」@原宿
14日16時30分からの公演でした。

代々木体育館の隣にできた縞々のテント。てっぺんにはカナダの国旗が翻っていました。
            ダイハツ提供

シルク・ド・ソレイユ(太陽のサーカス)は1984年設立。
カナダ、モントリオールに拠点を置く、エンターテインメント集団です。
日本では1992年から様々なツアーショーを展開、前々から一度見てみたいとおもっていましたが、
17年目にして、始めて見ることが出来ました。

「コルテオ Corteo」はイタリア語で「行列」を意味するそうです。

      
円形劇場を横断する細長いステージ。
客席はステージを挟んで両側です。
天使が舞う幻想的な絵画が施された薄いカーテン越しに照明があてられ、
シャンデリアが下がって天使が舞い降り、パフォーマンスが始まります。
細長いステージを、行列が通ります。
ある男性が亡くなり、みんなに見送られ天に召されるまでといったストーリーになっています。
   出し物は 
           です。
 30分の休憩を挟んで1時間ずつ、はらはらドキドキ手に汗握って、目を凝らしているうちに
楽しい時間はあっという間に終ってしまいました。

途切れることなく次から次へと繰り出されるパフォーマンス。
あるところに目を奪われている間に、舞台装置が変わり、
天井や床中央の穴から、現れたり消えたり、舞台が回転したり。
シャンデリアで宙に釣られながらの演技やベッドを使ったトランポリン。
輪っかによる5人の技、ジャグリングに、綱渡りに、ブランコのない空中ブランコやロープを使った舞。
シーソーの跳躍技に、大勢の鉄棒を使った体操技。
みなさん軽々と、事も無げにヒョイヒョイっと行われますが、その柔軟性と跳躍力は呆気にとられます。
上腕二頭筋や腹筋の割れは、遠くから見ていてもはっきりくっきりわかるほどのスーパーサイヤ人状態。

そんな中、団長さんのクリアな口笛によるクラシックの音。
燭台を手に、逆さまのままゆっくりとロープと下を歩くピエロさん。
動と静、笑いと静寂・緊張がバランスよく、不思議な雰囲気を醸しながら、西洋のサーカスのテイストが
感じられ、
時おり天井からふわふわ、スルーと降りて来る天使は、クリスマスツリーのオーナメントのようでした。

期待に違わぬ内容で、
最後は亡くなって背中に羽根をつけた男性が自転車に乗って天に召されるのを見送りました。

こういうショーを見ると、仁侠映画を見た後肩をいからして歩くお兄さんのように、
「私にも跳べるかも?」とか「ワイヤーで降りる天使役なら?」な~んて、年甲斐もなく
とんでもなく危ない勘違いに陥りそうになります。
今回チケットを取って誘ってくれたMさんは、かなりその気になっていたので、
昨日の夜は絶対ベッドでジャンプしただろうなぁ~、な~んて、想像してしまいました

東京ディズニーリーゾート内の「ZED」も見てみたいもんです。
帰りは、表参道の11年ぶりのイルミネーションを見ながら、東京メトロ表参道駅まで歩いてみました。



にほんブログ村 映画ブログへ



 ***** 見た 映画 *****

 12月13日 ブライダル・ウォーズ」DVD アン・ハサウェイ、ケイト・ハドソン主演

 12月14日 「ジュリー&ジュリア」@TOHOシネマズ川崎

 12月15日 「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」DVD 
             アメリカ人の身体はとうもろこしでできている!?

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式  DEATH AT A FUNERAL

2009-12-13 | 映画 は行
JR横浜駅から京浜急行で3駅目、黄金町下車徒歩5分にある映画館「ジャック&ベティ」で
「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」を見てきました。 
     
         夕暮れ時 ジャック&ベティの外観  

友人のNさんから「六本木で面白い映画を見てきたよ。12月に横浜にもくるよ」と教えていただき、
土曜日は15時からの一回上映なので、いつになく時間に余裕を持って出かけました。
ロビーでNさんご夫婦にバッタリ遭遇
「面白い映画だったので、妻にも見せたくって来ちゃったよ」って、なんて優しいご主人なんでしょう。

  **************************


       ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
                       DEATH AT A FUNERAL

  **************************

 < ストーリー >
ハウエルズ家の主人の葬儀に、家族や親族、故人の友人たちが集まる。
皆を迎える長男ダニエル(マシュー・マクファディン)は、妻ジェーンに新居の準備をせっつかれる中、
小説家として成功を収めNYに住む弟ロバートの弔辞を参列者の誰もが期待していることに気分を害していた。
ダニエルの従妹マーサと婚約者サイモンは、マーサの父親に気に入られようと緊張気味。
ドラッグの転売で小遣い稼ぎをしている薬学部に通うマーサの弟トロイ、頑固者のアルフィー叔父さんや
ダニエルの友人で心配症の汗っかきハワード、マーサに付きまとうジャスティンらが参列する。
そんな中、サイモンがドラッグを安定剤と間違え服用し、ダニエルとロバートは葬儀代の支払いで言い争う。
参列者の中の見知らぬ小男ピーターがダニエルに話があると近づいてきて・・・。

    
    人物相関図               気の弱いダニエルと妻ジェーン

のっけから別人の棺おけが運び込まれ、このお葬式が波乱含みであることを臭わせる。
いやぁ~、メチャクチャ面白~い!!!
この映画、なんで単館上映なんでしょう? もったいないなぁ~!
誰もが知ってる有名俳優さんは出ていませんが、あっ見たことあるっていう俳優さんが
結構出演しておられます。
主演のダニエルは「プライドと偏見」でキーラ・ナイトレーと共演、ミスター・ダーシーを演じた
マシュー・マクファディンです。この映画を見て私の中のミスター・ダーシー像は
コリン・ファースからマシュー・マクファディンに変わってしまいました
フロスト×ニクソン」でも違う一面を披露しておられました。
本作では、弟にコンプレックスのあるちょっと気の弱い長男役です。

お葬式で次から次に起こる椿事。
お葬式という笑いと一番遠いところにある状況で、全員が真面目に、大真面目に参列しているんだけれど、
どんどんおかしなことになって、見ているこちらは爆笑の連続です。
人が真面目にやっていることって、第三者の立場から見るとかなり滑稽ですね。
笑いの鍵は、安定剤のケースに入ったドラッグと、原題「葬式での死」にあります。
            
故人の秘密が明らかになったことから思いもよらない展開に、「えっー、どうなるの~?!」ってところで、
頼りなかったダニエルのカンペなしぶっつけ本番の弔辞に、胸があつ~くなりました。
この弔辞の台詞がいいんだわ~。
可笑しくって大笑いした後にジ~ンとくる、又見てみたい映画でした。

な・の・に・・・観客はたった20人ほど
ハリウッドのコメディーにいま一つ乗れなくっても、この映画は絶対笑えますよ

「ジャック&ベティ」では12月25日まで公開です。お近くの方は是非!

帰りは伊勢佐木モールを通って、JR関内へ。
 
昔は賑やかだったそうですが、今は「みなとみらい」や横浜駅周辺に押され気味です。
昔からの老舗や新しい店舗、ちょっと妖しげなお店や出店などが渾然一体となって、
外国語も聞こえてくるユニークな雰囲気を醸し出した通りです。

伊勢佐木町といえば、ハスキー・セクシーボイス青江三奈さんの「伊勢佐木町ブルース」。
通りには看板と石碑があり、「伊勢佐木町ブルース」が流れていました。
  



にほんブログ村 映画ブログへ


 ***** 見た 映画 *****

 12月12日 「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」@ジャック&ベティ

幸せになるための恋のレシピ  ensemble, c'est tout

2009-12-11 | 映画 さ行
オドレィ・トゥトゥ主演のフランス映画っていうと、やっぱり「アメリ」をイメージしてしまいますが、
こちらはそれほどおとぎ話っぽくありません。

フランス映画とアメリカ映画って、背負っている文化が違うとこうも雰囲気が変わるのは何なんでしょうか?

おそらくキャサリン・ゼタ=ジョーンズの「幸せのレシピ」を意識したタイトルなんでしょうが、
メインキャラの男性が料理人だからってこのタイトルは如何なもんでしょうか???

原題は「一緒に、それがすべて」みたいな意味でしょうか?

  **************************

     幸せになるための恋のレシピ ENSEMBLE, C'EST TOU

  **************************


 < ストーリー >
ビル清掃のアルバイトをしながら画家を目指し、寒い屋根裏部屋に暮らす女性カミーユ。
ある日、アパートで貴族出身のフィリベールと出会う。
その後ひどい風邪で苦しんでいたところを助けられ、彼の高級アパートで看病され、誘われるまま同居する。
もう一人の同居人、コックのフランクは女性の同居に反対する。
入院中の祖母の面倒を見ながら一日中忙しく働くフランクは、日々苛立ち、違う女性を連れ込み
大音量で音楽をかける。ぶつかる二人だったが次第に打ち解けてゆく。
フランクの祖母ポレットが施設に預けられていることを知ったカミーユは、引き取ろうと提案し・・・。

         

フランス映画は難解な、後味の悪いものもありますが、
モンテーニュ通りのカフェ」や「ぼくの大切なともだち」「地上5センチの恋心」といった、
洒落た心がほんわかする雰囲気が好きなんです。

冒頭バサバサのロングヘアで暗~い雰囲気のカミーユや、荒れた感じのフランクに
「ありゃー、はずれ?」かとも思いましたが、徐々に好きなフランス映画の雰囲気に

吃音で引っ込み思案なフィリベール、
(パリの豪華アパルトマンは広~い! 実家でのお食事シーンもさすが貴族!)
祖母の面倒と仕事の両立に疲れ、荒れるフランク、
母と確執があり拒食気味のカミーユ(めっちゃ細~い)、
面倒なことを抱え孤独に暮らしていた三人が、共同生活をするうちに影響しあい、優しい気持を取り戻し
前向きに生き生きし始める。

男二人に女一人で同居って・・・、ややこしい三角関係になりそうで少々はらはらしたけれど、
そんなドロドロにはならず、見ているこちらも優しい気持ちになれる、ほんわか~ストーリーです。
そういう意味では、やっぱりおとぎ話っぽいかも?

フランクのお祖母ちゃんの存在が、三人の結束を強めましたね。

フランクを演じるギヨーム・カネは、笑顔がやさしい人・・・う~ん、誰かに似ている。
オドレィ・トトゥは華奢でキュート、ショートヘアがお似合いでした



にほんブログ村 映画ブログへ

私がクマにキレた理由

2009-12-08 | 映画 わ行
まだまだお若い(25歳)のに、いつもセクシー系愛憎劇出演の多いスカーレット・ヨハンセン。
彼女主演のコミカルな映画ってことで見たかった本作。
やっとDVDが発売になったので、早速レンタルし鑑賞しました。
東京を舞台にした「ロスト・イン・トランスレーション」や、フェルメールの絵をもとに
作られた「真珠の耳飾りの少女」の時点で18歳か19歳だったって・・・何でこんなにお色気ムンムンなの?

 ********************

      私がクマにキレた理由  THE NANNY DIARIES

 ********************
               この絵文字は「クマ」じゃなくて「イヌ」だった・・・

 < ストーリー >
大学を卒業したもののゴールドマンサックスの面接で「あなたはどんな人物か?」と聞かれ、
答えられず、自分が何を目指しているかが見えないアニー。
公園で男の子を助けたことからニューヨークの高級住宅街に住む一家のベビーシッターをすることに。
仕事と浮気に忙しく、家庭を顧みない父親ミスターX(ポール・ジアマッティ)。
家事や育児を人任せにしチャリティーやエステに忙しく、人使いの荒い教育ママミセスX(ローラ・リニー)に
昼夜を問わずこき使われる。
愛情に飢えた息子グレイヤーは次第になつき、不憫に思うアニーはなかなか辞める決心が付かない。
そんなある日、ミスターXに言い寄られ、解雇される。
そこで、クマのぬいぐるみに監視カメラが仕込まれていることを知るアニーは……。

          

原作は、学生時代ベビーシッター経験のある二人の女性が書いた「THE NANNY DIARIES」で
ベストセラーになったようです。

主人公アニーが文化人類学専攻だったってことで、オープニングにマンハッタンで働く
ワーキングガールを文化人類学的に紹介、アメリカ自然史博物館の展示風にニューヨーカーを見せる
演出が面白い。

ニューヨークのアッパーイーストサイドに住むリッチな人種の日常生活なんて知る由もないけれど、
多少誇張されているとはいえこんな感じなのかしら?と興味深く主人公アニーと共に覗き見させてもらいました。

ウォール街で働くワーカホリックな夫。妻に隠れて浮気中。
ファッションとエステ、ボランティアやチャリティに勤しむ妻。
ディオールのヘビ革のコートって・・・。どうもアニマル系がお好きみたい。
ベビーシッターだかナニーに育てられ、いずれ全寮制の私立校に入る子どもたち。
アニーは、そんな彼らを人類学のフィールドワークをするように観察し、
将来を決めるまでの社会勉強のような気持でナニーを引き受ける。

ナニーを引き受け、傘で空を飛ぶシーンはメリー・ポピンズを思い出します。
でも、英国のナニーは知識豊富な専門職として確立しているようで、アメリカ映画に出てくる
外国語訛りの移民労働者で搾取され不安定な労働環境におかれているのとは違いますね。


物質的には満たされているけれど、愛情に飢えている子ども。
愛情以外のすべてを与え、育児放棄の母親。
アニーならずとも「ええかげんにせんかい!」と、この奥様にキレたくなる。
しかし、浮気夫の愛情をつなぎ止めるのに必死な姿は痛々しい。

誰もがうらやむ憧れのリッチな家族が、実は機能不全で崩壊寸前という実情。
フィールドワークはどこへやら、息子グレイヤーに「どこにも行かないで」とすがられすっかり
一家のペースに巻き込まれ辞められないアニー。そしてタイトル通り、キレます。
そしてこのフィールドワークから「お金があっても人生は楽じゃない」と悟り、自分の行きたい道を進みます。

明石家さんまやないけれど「幸せ~って何だぁっけ、何だぁっけ?」

お色気を封印し、年相応のコメディータッチのスカーレット・ヨハンセンもなかなか良かったけど・・・
やっぱりセクシー系の方が迫力ありです。


そういえば、先日インドのブッ飛び事件のニュースをTVで見ました。
IT企業に勤める共働き夫婦が、日中赤ちゃんをベビーシッターに預けていたが、
そのシッターが子どもを物乞いの詐欺集団にレンタルしてたっていうのです。
たまたま早く帰宅したら、シッターが家で一人でくつろいでいて、子どもがいない。
問い詰めたら雇い主の子どもを有料で貸し出していたことが発覚! 
子どもはぼろ服に着替えさせられ、騒がないように薬で意識朦朧だったとか。
物乞いをするには子連れの方が実入りがいいらしいって、恐ろしい~。
この夫婦は、こんな国にはいたくないと国外脱出を計画中とのことでした。

セレブママたちの子育てセミナーの内容は「ありえん!」だったけれど、
やっぱり、ぬいぐるみにビデオを仕込んで監視せんと、とんでもないことになることがあるんですねぇ。




にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画 *****

 12月 3日「私がクマにキレた理由」DVD
 
 12月 4日「幸せになるための恋のレシピ ensemble, c'est tout」DVD オドレイ・トゥトゥ主演

       「GHOSTS OF GIRLFRIENDS PAST」DVD マシュー・マコノヒー主演
          マシュー老けたねぇ。もうラブコメはキツイかも? 
         ↓
          
                                ↑
 12月 7日「幸せのセラピー」DVD アーロン・エッカート主演
        映画館で見たら暴れちゃうよレベルの映画・・・アーロン、こんな映画に出ていいの?

エッシャー展@横浜そごう

2009-12-02 | 展覧会
終了してしまった展覧会ネタですみません

横浜そごうで10月から開催されていた「エッシャー展」。
開催前に、そごう内の美容院でカットした時頂いたチケットがあったことをすっかり忘れ、
チケットは財布の中で眠っておりました
最終日前日に、滑り込みセーフなんとか間に合いました。

数年前渋谷のBunkamuraで開催された「エッシャー展」も見たのですが、エッシャーは何度見ても面白いです。

            
            ご本人の自画像

数学が得意だったわけではないというエッシャーが、手書きでここまで独創的な世界を創り上げた
っていうところに驚嘆します。

今なら、数学が得意なら、数式を入力してパソコンで簡単に(?)できてしまうのでしょうか?

イタリアで数年過ごしたこと、
イスラムのモザイク文様に出会ったこと
お兄さんが結晶学者だったことが、独創的な作品を生み出す大きな転機になったそうです。

スペインのアルハンブラ宮殿で建築よりモザイク文様に魅せられ、通いつめて洗練された模様の
スケッチに励んだとか。
イスラム建築物のアラベスク文様の色彩と図柄、その無限の広がりには魅せられます~

鑑賞後図録を買おうかと思いましたが、お高かったので、こちらのスペシャルプイライスの本を購入。
図録があの値段で、こちらがこの値段?・・・ ラッキー
          


今回の展示品で私のお気に入りは

       
  購入した本にはデッサンが付いてました  室内のテーブルと外の景色が一体化
  タイトル「上と下」 

エッシャーの父親は、明治時代お雇い外国人として来日した土木技術者だそうで、
大阪の淀川治水工事に携ったと知り、高校の体育で毎年冬に淀川べりを走らされたことを
思い出しました。


にほんブログ村 映画ブログへ