映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

モネ・ゲーム  GAMBIT

2013-05-31 | 映画 ま行
最近なかなか映画館に足を運べなくて・・・。
久々にコリン・ファースとアラン・リックマン、キャメロン・ディアス主演の本作を見てきました。
以前から楽しみにしていたのですが・・・

私、BBCのTVドラマ「高慢と偏見」を見て以来、コリン・ファースのファンなんです。
ファンだけど•••、いやファンだからこそ敢えて言います。
正直なところ、本作はコメディーなのに笑えなかった。
コリン・ファースもアラン・リックマンも、コメディーってタイプじゃないですよね。
コリンが出演しているから見た「聖トリニアンズ女学園」でも映画自体は面白かったのですが、
コリンのコメディはいま一つ。
アカデミー主演男優賞を受賞した(英国王のスピーチ)コリンにこんなこと言うのはなんですが、
笑えないのよ~。

キャメロン・ディアスも、テキサス訛りの陽気なカウガールって、
もうこういうキャラはそろそろ若手に譲った方がいいような。
スタンリー・トゥッチも、いま一つ実力を出せずに終わった感じ。

4人とも大好きな俳優さんたちなのですが、なんとも残念。
違うテイストの作品で再度共演してほしいです。


     ************************

             モ ネ ・ ゲ ー ム
                    G A M B I T

     ************************


 < ストーリー >
印象派の巨匠モネの代表作「積みわら」の連作には、消えた1枚が存在した。
英国の美術鑑定士ハリー(コリン・ファース)は、消息不明のこの名画を使って、
大富豪のライオネル・シャバンダー(アラン・リックマン)を騙し大金を騙し取る大掛かりな詐欺を企てる。
ライオネルをおびき寄せるため、テキサスのロデオ・クイーン(キャメロン・ディアス)を絵画の持ち主に
仕立て贋作を買わせようとするが、予想外の展開に・・・。


本作は1967年製作の「泥棒貴族」のリメイクなのですね。
詐欺師にマイケル・ケイン、ナイトクラブの踊り子にシャーリー・マックレーン、
引っかけられる中東の富豪にハーバート・ロム(「ピンク・パンサー」シリーズのドレフェス警部)。
  
                               左がハーバート・ロム@ピンク・パンサー
どうもこちらの方が面白そうな感じです。
見てみたい(昔TVで見たかも?)のですがDVD化されていないようです。


原題の「GANBIT」は「術策、仕掛け」。チェス用語でもあるようです。

この大仕掛けに、とぼけた日本のビジネスマンの一団が何度も登場するのですが…、
重要な役どころです。
そいうえば、ピカソの「ひまわり」をオークションで購入し「死んだら棺桶に入れて一緒に焼いてくれ」
なんて、トンでも発言で顰蹙を買った日本人の方いらっしゃいましたっけ。

日本の景気が良かったバブルの頃、映画の中で日本人を揶揄する描写が結構あって、
何だかなぁ~っと思いつつそれはそれで仕方がないのかなぁとは思いましたが、
今の経済状況なら、そういう対象になるのは日本人じゃなくて中国人なんじゃないのかなぁ?                       

1999年の「ノッティングヒルの恋人」の中でも、サヴォイホテルにきた日本人で笑いを取ってましたね。
本作でも、ロンドンで一番高級なホテルとしてサヴォイホテルが登場しますが、
あんなフロントや従業員って…サヴォイホテルの品位に関わらへんか~?


本作はアメリカでは未公開のようですね・・・なんで?


 にほんブログ村 映画ブログへ





 ***** 見た 映画 *****

 5月28日 「モネ・ゲーム」@TOHOシネマズ海老名

THE WORDS 盗まれた人生

2013-05-27 | 映画 わ行
先日、ブラッドリー・クーパーがNHKの「アクターズ・スタジオ インタビュー」に出演しているのを見ました。
彼はアクターズ・スタジオの卒業生だったのですね。
学部長で司会のリプトンから「卒業生が成功して番組に出演することこそ待ち望んでいた瞬間」と
誇らしげに迎えられ、ロバート・デ・ニーロがこの番組に出演した際、在学中の若きクーパーが
演技について積極的に質問をしている映像も流されました。
学部長リプトンから、将来絶対に成功すると太鼓判を押されていたクーパー。
演技に真摯に取り組んできたエピソードが紹介され照れる姿に好感が持てました。
今やアカデミー賞にもノミネートされ、シリアスドラマもアクションも、コメディーもこなし、
2011年『ピープル』誌の「最もセクシーな男性」にも選ばれましたが、
ただのイケメ~ンではなく、努力の人でした。



 ************************

        THE WORDS   盗まれた人生

 ************************


 < ストーリー >
作家を目指すロリー。新婚旅行でパリに出かけ、立ち寄ったアンティークショップで
妻にブリーフケースをプレゼントされる。小説が認められず、生活の為に出版社でアルバイトを
始めるが、執筆ははかどらない。そんな時、件のブリーフケースの中に作者不明の原稿を発見する。
その作品の内容や文章に感嘆しパソコンで書き写す。たまたまそれを妻が目にし世に出すことを勧める。
許されないことだとわかっていながら、勤め先の編集者に見せ、強く出版を勧められる。
自作の小説として出版されるやベストセラーを記録して華々しい生活を謳歌するが、
ある日あの原稿を書いたという老人が訪ねて来て・・・。

   
      ブリーフケースの中にあった原稿を見つけるロリー

          
           盗作したロリーと本当の作者の老人(ジェレミー・アイアンズ)

入れ子になった3つの話が同時進行するというちょっと複雑な構造です。
中年作家ハモンドが読書会で自分の著書「THE WORDS」を読むという形で、上記<ストーリー>の
ロリーと老人を小説の中の主人公として読書会に来た女性に話して聞かせます。
彼は話すのは、
・ 売れない作家志望のロリーが偶然発見した小説を盗作し名声を博すも、自責の念にかられ
  葛藤し、妻との中もおかしくなってゆくというストーリー
・ カバンの中の小説「窓辺の涙」の作者であるという老人が、戦中戦後パリで過ごした若き日の
  甘いラブストーリーと、子供を亡くし妻との関係が壊れてゆくという切なく悲しいストーリー

それぞれのストーリーが独立した映画になりそうな三つの話を絡めて、
見応えがあるのですが、実はハモンドが自分の実体験をロリーとして書いているということが
分かり難く、最後に「そうだったのか~」という驚きが感じられなかったのが残念です。

      → 
          クーパー                  クエイド 
ブラッドリー・クーパーが年を取ってデニス・クエイドになるというところに
ビジュアル的に無理があるわぁ。
そして、ハモンドに絡む謎の美女が謎のままで、ハモンドに近づいた理由がよくわかりませんでした。

しかし、最後に、小説という形で自分の過去の罪をロリーの話と老人の話として告白するという設定は
非常に面白かったです 

ブラッドリー・クーパーの「リミットレス」も面白い設定のサスペンスでしたが
本作同様、あまり高評価は得られなかったようで・・・残念です。




 にほんブログ村 映画ブログへ


面白い大阪のお土産

2013-05-25 | 飲み物・食べ物
大阪滞在中はずっと実家だったので空港でお土産を買いました。
東京でも大阪でも、新しく美味しい新名物がどんどん登場するので何を買ってよいのやら?
だいたい、パッケージはご当地を意識しているけれど、中身地域の特産ってわけじゃないし。
大阪のお土産として、喜んでもらえるもの、楽しんでもらえるもの…っとくれば
やっぱり「笑い」を取るしかないかっと購入したのが「白ぬりの濃い人」です。
「恋人」じゃなくて「濃い人」って
実はこれ、(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシーの「大阪土産」ではなくて、
(株)ラナ エンターテインメントって会社の新しい「京都土産」で、抹茶クリームプチケーキです。

以前から「面白い恋人」に注目してきたわたくし。
 こちらをご覧ください→「大阪のお土産
             →「白い恋人 VS 面白い恋人
             →「恋人訴訟の顛末
空港でこのパッケージを発見して、即、購入決定!
思わず笑っちゃいますよね。
吉本興業が石屋製菓さんとの訴訟で和解したとはいえ、次々畳みかけるねぇ~。
まぁ、このパッケージと製品名なら「白い恋人」と間違えるってことはないですが。
お味のほどは・・・まだ食していないので、食べてからレポートします。

もう一つは「くいだおれ太郎」のカワイイパッケージ。
      
   中はバームクーヘンのクッキーです。味は2種類あって、なかなか美味しいです

大阪土産はこんな笑いを取るお土産ばかりではありません。
何せ「食いだおれ」ですから、正統派、伝統の上品で高級なお土産も沢山ございます。
「大阪=お笑い」という刷り込みが広まっているようなので念のため。
オモシロ土産はあくまで私のチョイスです。

自分用に買ったのは・・・
  
  懐かしの「満月ポン」と、千鳥屋さんのあんこじゃなくて求肥の鮎。好きなんです、求肥。

新しいところでは・・・
  
 野菜のチップスにホワイトチョコをコーティングしたお菓子です。ワインボトルのお皿に盛り付けました。
 ポテトやニンジンは定番ですが、ゴーヤにオクラ、いんげんに紫芋ってラインナップが新鮮です。
   
 パックージも本のようになっていてオシャレです。

そして、大阪名物といえばやっぱりこれは外せません。
    
泉州の水なす・・・お漬物です。美味し~い!のよ。  左はぬか漬けです。
美味しい水なすは、なかなか関東ではお目にかかれません。 

次回も笑えるお土産の発掘に努めま~す。

  

 にほんブログ村 映画ブログへ

   

@大阪

2013-05-24 | その他
日曜日から4日間、久しぶりに実家@大阪に帰ってきました。

貯まっていたマイルを使って、羽田から伊丹空港へ。
実質1時間、離陸して富士山が見えたらもう着陸態勢です。
     
      見事に富士山が見えました。歌の通り、頭を雲の上に出してました。
富士山を越えたあたりで頂いたホットコーヒー、ゆっくり飲む間もなくあわてて飲みほし回収~。

大阪伊丹空港は住宅地の中にあるので、着陸時はちょっとドキドキ。
ぐんぐん降下し、眼下に広がる建物や川、住宅や車がどんどん大きくなって大接近!
「このまま突っ込むなんてことないよね~?!」っとバカなことを思っていたら
振動もなく、緩やかに着陸~。 ホッ

高齢の両親がふたりで住む実家。
今回はご機嫌伺いとお掃除・断舎利に励みました。
何でも大事に捨てずに置いておく「捨てられネーゼ」世代です。
本棚や机の引き出しからは懐かしいものが一杯詰まっておりました。
スペースがあるから置いたままでもいいかなぁ~っと私も長年甘えてきた結果です。
高校・大学時代の教科書に参考書や文庫本・小説はもちろんのこと、
子供の頃読んだ児童文学書や小学校の教科書や文集まで。
姉と二人で片っ端からまとめました。
文集や写真など「恥ずかしいから見ないで~」っと騒ぎながらも読みふけったりして。
一人だと空しい作業も、二人だと「こんなんでました~!」っと楽しみながらどんどん片付きます。
そうこうする中、姉が「これ何やろ?」と出してきたのはビニール袋に入ったかたまり二つ。
開けてびっくり!!
映画のパンフレットやんか~! 
姉も私も、映画を見ては買っていたパンフレットが入っていたのです。
1995年の阪神淡路大震災で壁にひびが入り、そこから雨水が漏れ、濡れてしまった本や書類は
全て処分したよと母に言われ、諦めてたパンフレットです。
あるわ、あるわ!端っこが濡れて波打っているのも2冊ほどありましたが、他は問題なし。
とっくの昔に無いものと思っていたものが出てきてちょっと興奮しました。
  はまりました、ブルース・リー。
     チャップリン映画
         
            ディズニーのアニメと実写の映画です。
   スピルバーグ映画  
               「スター・ウォーズ」の1作目
   ナチスがらみのサスペンスは衝撃的
 
   アニメの「指輪物語」。第1話「続く」で終わったのに、続編の公開はありませんでした 
       ピンクパンサーシリーズ
    
    このシリーズ、好きでした。            「スクリーン」の恋愛映画特番
                              クラーク・ゲーブルファンなのです。
 
   「華麗なるギャツビー」               ホラー映画2作
ロバート・レッドフォードとミア・ファーロー
近々公開されるデカプリオの「ギャツビー」、楽しみにしています。

そして、こんなものも。
        
昔、大阪梅田に「大毎地下劇場」という2本立ての映画館があって(今は…ないよね?)、会員に
上映スケジュールの載った冊子が送られてきたのです。今はネットで調べられるからね。
この冊子をちゃんとファイリングしていた律儀な私。昔はちゃんとしてたのねー。

私にとっては宝の山。
段ボール一つにまとめて、次回自宅に送る予定です。
今度は自宅の断舎離も、頑張るぞー!
パンフレットの場所を確保しとかなければ…



 にほんブログ村 映画ブログへ



 ***** 見た 映画 *****

 5月24日 「THE WORDS 盗まれた人生」 DVD ブラッドリー・クーパー主演

                      

リンカーン

2013-05-18 | 映画 ら行
楽しみにしていたスピルバーグ監督による「リンカーン」。
早く見たいと思いながら、連休中にも時間が取れず、休み明けにようやく鑑賞。
早くいかないと終わっちゃうんじゃない?と危惧しつつ、
公開から随分経っていたので席は空いているんじゃないかな~?と映画館に足を運びましたが、
意外にもほぼ満席だったのでした。

アメリカの歴史ってざっくりしか知らなくて…本作に登場する人物について知識があれば
もっと楽しめただろうなと残念です。
アメリカ人は自国の歴史のハイライト、最も人気の高い大統領のストーリーってことで
予備知識はバッチリでしょうから、評価は高いでしょうね。



   ***********************

         リ ン カ ー ン

   ***********************


 < ストーリー >
リンカーンが大統領に再選された1865年、南北戦争は4年目に突入した。
奴隷制度を葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという
強い決意を持つリンカーン。憲法修正には議席の3分の2の票が必要であるが20票足りない。
そこで票を獲得するための議会工作に乗り出すリンカーン。
果たして20票を集め、修正第13条を可決することができるのか?

          

声をかくす人」「リンカーン/秘密の書」とリンカーンや南北戦争がらみの映画が続いた後、
いよいよリンカーンの実像に迫るという本作が、ダニエル・デイ=ルイスのアカデミー主演男優賞受賞
というおまけ…いえ、金看板付きで満を持しての公開でした。

伝記や歴史の授業で学んだリンカーンって、有名な演説と共に非の打ちどころのない立志伝中人、
その上、戦争終結直後に劇場で暗殺され非業の死を遂げた偉人という揺るぎないイメージがあって、
人となりや家庭人としての姿が想像できない感じ。
本作では息子の従軍を巡って、妻メアリーとの葛藤も描かれます。

妻メアリーを演じるサリー・フィールド

そもそも、南北戦争が起こった理由って何だったのでしょう?
一般的には「奴隷解放をめぐる南北の対立」という人道的美談色が強いけれど…本当にそうなのかな?
勿論、奴隷解放も一つの要因ではあるでしょうが、そのためだけに62万人もの犠牲者を出すまでの
激しい戦いをするでしょうか? 
やはり自由貿易か保護貿易かという南北の産業構造の違いによる対立(TPPの議論と被る?)と
南部連合の独立による国家分裂の危機というのが一番大きな原因なのでしょうね。
 
      

本作では合衆国憲法修正第13条(公式に奴隷制を廃止し、奴隷制の禁止を継続すること)に
焦点を当てているので、どうしても奴隷解放こそが南北戦争の主因という印象を与えてしまいます。
そこにちょっと異議をはさみたくなりました。
それというのも先日NHKで放映された「オリバー・ストーンが語る もう一つのアメリカ史」の
第2回「ルーズベルト、トルーマン、ウォレス」第3回「原爆投下」を見たからです。
「原爆投下」の真の目的はスターリン率いるソ連への牽制だったという事実。
よく言われる「戦争を早期に終結させ多くの命を救う為」だったという理由が表向きという
ことはわかっていたけれど、正式な戦争終結前に連合国同士の間で アメリカ ソ連 の
前哨戦として、ソ連にアメリカの核兵器の威力を見せるために原爆が投下されたというのは
少なからずショックでした。(はい、私はナイーブです)
トルーマンでなくウォレスが大統領になっていれば・・・。
自明の事ではありますが、歴史はその時の為政者の都合で書き換えられるということを
再確認しました。遠い過去のことではなく自分が生まれるちょっと前のことなのに・・・。
そんなショックを引きずっていたので、62万人もの人が犠牲となった南北戦争の歴史も
何が本当なのかしら?と考えこんでなかなか筆が進まなかったのです。
(見てから10日も経ってしまいました。)

とは言いつつも、見応えのある映画でした。
本作のハイライトはリンカーン派の議会工作と下院での票決です。手に汗握ります
賛成・反対の狭間で揺れる議員たち。「裏切り者!」の罵声と対立側の拍手。
「3分の2」と「過半数」って大きな違いがありますよね。
今まさに日本の国会も憲法96条を「3分の2」から「過半数」の改正で揺れています。
「3分の2」という数字は党を超えての賛同がなければ成立しないですものね。
過半数だと、党議拘束をかければ与党で可決しちゃいますよね。


1865年1月31日の採決で119対56で13条は可決され、順次各州が批准しましたが、
最終的にケンタッキー州が批准したのが1976年、ミシシッピー州に至っては1995年って!
リンカーンが可決の為に行った秘策以上にビックリな事実です。
アメリカって・・・不思議な国です。

共和党と民主党の支持基盤が今とは逆になっているのも不思議です。いつからよ?



「スター・ゲイト」のジェームス・スペイダーが共和党議員役で出演していたことに全く気付きませんでした。
TVドラマ「ボストン・リーガル」ですっかり太ってしまっているのは知っていたけれど、
全く気付かないほどっ・・・




 にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画・TVドラマ *****

 5月13日 「ドクター・フー シーズン4 ①」ヒカリTV

 5月15日 「ドクター・フー シーズン1 ①~④」ヒカリTV

 5月16日 「桃さんのしあわせ」 DVD 香港映画 アンディ―・ラウ主演

        「思秋期」 DVD 英国映画

恋するローマ、元カレ元カノ

2013-05-13 | 映画 あ行
以前アップしたフランス映画「理想の出産」で主人公バルバラが母親とお茶するシーンで
使っていたのは南部鉄瓶。
本作では、妻を事故で亡くした男と妻の友人が話をするシーンでテーブルにのっていたのは
日本の急須です。
ちょっと前まで、映画の中で日本がらみのシーンといえば寿司バーに行くということが多かったですが、
家でお茶を飲むというごく日常的な場面で日本の物が小道具として使われるようになってきたのですね。
カラフルな南部鉄瓶が海外で人気と聞いたことがありますが、フランスの家庭で
お茶を入れるのに普通に使われるほど浸透しているのでしょうか?
フランスではお弁当箱も人気があるらしいですから、そのうちランチのシーンで弁当箱が登場するかも?

DVDパッケージに「イタリア版 ラブ・アクチュアリー」とあるように、
何組かのカップルが交錯するラブストーリーです。


  *********************
 
    恋 す る ロ ー マ、元カレ 元カノ

  **********************



 < ストーリー >
離婚後、独身生活を謳歌する大学教授セルジュは元妻の事故死の報を受け娘2人を引き取る。
パーティの最中、ゲストの前で激しいケンカを繰り広げる熟年夫婦ルカとロレダーナ。
離婚調停の場で、子供の養育権を押し付け合う夫婦。
挙式予定の教会で神父となった元カレに再会し、動揺する花嫁エリザ。
彼女の転勤によりパリとオーストラリアに離れ離れとなり不安になるマルクとジュリア。
付き合っている彼女の元カレに別れるよう執拗にストーカーされるパオロ。
それぞれのカップルに訪れる波乱の事態に、一体彼らはどうするの?


イタリア映画、結構好きです。
ラテン系のノリに関西人の血が騒ぐのかも?

バツイチのセルジュを演じる役者さん。
どこかで見たと思ったら「人生、ここにあり!」で主役を務めたクラウディオ・ビジオさんでした。

登場する6組のカップル。
それぞれのエピソードが進行する中、
友人だったり、親子だったりとエピソードをまたいで繋がりがあるのです。
他人の状況には冷静にアドバイスできるのに、自分のことには少々…いや、かなりパニック~!!
修復は無理でしょ?と思った夫婦がすっかり仲直りしたり、
長年の誤解が解け癒されたり、
恋多き女性に振り回される男性2人の思わぬ結末などなど。

大喧嘩をして思いの丈をぶちまけるのはやっぱりイタリアかな~?という気がしますが、
「雨降って地固まる」。波乱の後にはハッピー!エンディング
気を揉んであれこれ悩むより、行動を起こして思いを伝えた方がうまくいくよねっと
思わせてくれる楽しいラブコメでした。




 にほんブログ村 映画ブログへ





 ***** 見た 映画 *****

 5月12日 「ダークマン 1990」光TV  サム・ライミ監督、リーアム・ニーソン主演
          まるでアメコミの様なサム・ライミ原案の科学者による復讐劇
          リーアム・ニーソンが若くてハンサム~。 

ゴスフォード・パーク 2001

2013-05-11 | 映画 か行
ひかりTVの見放題で鑑賞しました。
アカデミー脚本賞受賞作ということも知らず、出演俳優も知らずに見始めたのですが、
英国を代表する俳優さんが次々登場し「あらまぁ~」「若~い!」などと驚きました。

登場人物が多くて少々まごつきましたが、郊外のお屋敷「ゴスフォード・パーク」を舞台に、
貴族たちとその使用人たちの複雑な人間関係を描くミステリーで、
1930年代の英国の階級社会ってこんなんだったんだぁ~っと、これまた驚かされる面白い作品でした。



  ***********************

        ゴ ス フ ォ ー ド ・ パ ー ク

  ***********************


 < ストーリー >
1932年の秋、イギリス郊外の屋敷「ゴスフォード・パーク」で週末のハンティング・パーティが
開かれる。ホストはゴスフォード・パークの主サー・ウィリアム・マッコードルとその夫人シルヴィア。
ゲストはシルヴィアの叔母トレンサム伯爵夫人、二人の妹ルイーザとラヴィニアおよびその夫たち、
サー・ウィリアムの又従弟にあたる俳優ノヴェロやアメリカ人の友人ワイズマンなど。
主人やゲストは上の階で表向きは穏やかに歓談しつつ腹の探り合い。
使用人たちは階下で晩餐の準備に忙しく立ち働いている。
そんな中、主人サー・ウィリアムが何者かに殺される。警察による捜査が進む中、
トレンサム伯爵夫人の召使いメアリーはあることに気づき・・・。


上の階と下の階。
上流階級と使用人たち。
賓客の使用人たちは、階下ではご主人様の名前で呼ばれる。
上の階上ではお金を巡るドロドロとした腹の探り合いや複雑な恋愛模様が渦巻き、
階下の使用人は自分たちをこき使う主人達のゴシップに余念がない。

当時の英国の階級社会が丹念に描かれつつ、
アガサ・クリスティーの如き謎説きミステリーの要素が相まって
最後まで飽きさせません。
そして階級社会での驚きの事実と共に、殺人の動機と犯人が明らかになる。
見応えあります。


        
      ポスターも上の階と下の階(使用人たち)に分かれているのね。      
出演者は、
上の階、ポスター左から
 マギー・スミス(「ハリー・ポッター」のマクゴナガル先生)、
 ジェレミー・ノーサム(「ザ・インターネット」「抱擁」)、
 一人とんでマイケル・ガンボン (「ハリー・ポッター」のランブルドア校長)
 クリスティン・スコット・トーマス(「イングリッシュ・ペイシャント」「サラの鍵」)
 
下の階、
 二人目はエミリー・ワトソン(「戦火の馬」「オレンジと太陽」)
 クライブ・オーエン(「クローサー」「インサイドマン」)
 ヘレン・ミレン(言わずと知れた女王様「クイーン」)
 ライアン・フィリップ(「父親たちの星条旗」「リンカーン弁護士」)…アメリカ人です。
 ケリー・マグドナルド(「ノー・カントリー」「アンナ・カレーニナ」)
 
12年前の映画ですものね・・・皆さんお若いです。





 にほんブログ村 映画ブログへ





 ***** 見た 映画 *****

 5月 8日 「リンカーン」 @TOHOシネマズ海老名

みんなで一緒に暮らしたら 

2013-05-09 | 映画 ま行
予告編を見てちょっと興味をひかれたのですが見逃してしまった作品です。
二組の夫婦と親友の男性、年老いた男女5人がそれぞれ問題を抱えながらも、共同生活を始める
というストーリー。

かつ、て反戦運動の闘士だったり、
レオタード姿でエクササイズビデオ「ワークアウト」で大ヒットを飛ばしたジェーン・フォンダが、
75歳の今もスリムなお身体を保っているのに驚きました。
お腹、ぺったんこだもんね~

いくら仲良し5人組とはいえ、一緒に住むとなると・・・難しい。



  *************************

    み ん な で 一 緒 に 暮 ら し た ら  

  *************************


 < ストーリー >
アルベールとジャンヌ(ジェーン・フォンダ)夫婦、ジャンとアニー(J・チャップリン)夫婦、
そして一人暮らしのクロードの5人は40年来の友情で結ばれた仲間たち。
アルベールは初期の認知症、ジャンヌは病気が思わしくなく余命を宣告されている。
ジャンとアニーは喧嘩ばかりで、アニーは孫の為に庭にプールを作ると言い出す。
独身のクロードは今も若い女性に夢中で、趣味の写真撮影も女性のヌードばかり。
そんな時、クロードが心臓発作で入院。一人暮らしを心配する息子に老人ホームへ入れられる。
こんなところに置いておけないと、4人はクロードを救出し共同生活を始めるが・・・。

    
年老いて、一人になったら?
認知症の連れ合いを残して自分が先に逝くことになったら?
TVドラマ「グレイズ・アナトミー」や「アウェイ・フロム・ハー」のように
認知症になった妻や夫が自分を認識してくれず、施設の認知症患者と恋に落ちて楽しそうにしていたら?
年老いてからそんなの、辛すぎるよね~

ちょっと身につまされる内容もありますが、そこはそれ、コメディータッチで湿っぽくはならないですし、
あっと驚くクロードを巡るジャンヌとアニーの関係にもビックリですが、やっぱりおフラ~ンス。
昔の話でもう時効でしょう~という感じですが、いやぁこの事実を知った後も
共同生活を続けられるって、ありえないんじゃないのかな?
     
自分の余命が短いと知ったジャンヌは、認知症の症状が出てきた夫を一人残すことを
心配し、共同生活を働きかける。
年寄りばかりでなく、犬の散歩係として雇ったドイツ人青年ディルクが民俗学を専攻していると知り
自分たちの共同生活をリサーチしてはと、共同生活に誘いこむ。
         
みんなが元気でいるうちはいいけれど・・・、
誰かが、寝たきりで介護が必要になったり、認知症になったりしたら・・・現実には無理だよね~。

ジャンヌは認知症の夫アルベールのために共同生活をお膳立てしたんだろうけれど、
彼女亡き後の共同生活はどうなっていくのかなぁ?
ドラマだけれど・・・心配せずにはいられませんわ。




  にほんブログ村 映画ブログへ
 



 ***** 見た 映画 *****

 5月 8日 「リンカーン」 @TOHOシネマズ海老名

5月8日は・・・・ゴーヤの日

2013-05-08 | その他
今日は何の日?・・・・ゴーヤの日だそうです 

TOKYO・FMラジオを聞いていたら、聞き覚えのある「鷹の爪団」のヨシダ君の声で
「5月8日はゴーヤの日!ゴーヤをたくさん植えましょう」の呼びかけCMが流れました。

「この味が『いいね』と君が言ったから、5月8日はゴーヤ記念日」という訳ではなく
平成9年(1997年)に沖縄県とJA沖縄経済連が、ゴーヤを広めてもっと食べてもらおうと
制定したそうです。
5と8でゴーヤ、という語呂合わせですね。

ここ数年、環境省では、夏のCO2削減・節電対策として、
『グリーンカーテンプロジェクト』と題して、ゴーヤーやアサガオなどの
つる性植物を育てて作る「グリーンカーテン」を推進しています。
本日5月8日のゴーヤの日を皮切りに、各地でグリーンカーテンを呼びかける
キックオフイベントが催されるそうです。
やっぱりアサガオより、食べられるゴーヤがいいですよね 
そして、5と8をひっくり返した8月5日までキャンペーンは続くようです。

そういえば、私の姉MASAKOちゃんは数年前からゴーヤを育て、
夏にはゴーヤカーテンで涼を、ゴーヤ料理で食をエンジョイしているそうです。
ゴーヤって、熟れたまほっておくとどうなるか?ご存知ですか?
何と! とっても綺麗なオレンジになるのです。
熟れたら食べれないと姉は言っておりましたが、ジュースにすると美味しいと
ブログで知り合ったkazooさんに教えて頂きました。
ちょっとググってみると・・・真っ赤になった種の周りのゼリー状の部分は
ゴーヤからは想像できないような甘みがあるそうです。

ちょっとゴーヤを栽培してみたくなりましたか?
今から植えれば夏にはいろいろ楽しめそう。
みんなでゴーヤを植えましょう!

「この味を『試してみたい』と思ったから、5月8日はゴーヤを植える日」
どうでしょう?


          






  にほんブログ村 映画ブログへ
 

グレイズ・アナトミー シーズン8 祭り~!

2013-05-03 | TVドラマ
ゴールデンウィークの後半が始まりました。
今年の特徴は「高・近・短」だそうで、近場でちょっぴり贅沢に楽しむといのが主流のようです。

27日、近場の観光地の混雑ぶり(東京ディズニーランドのアトラクションは4時間待ち!)をTVで見て、
スカイツリーも、
30周年に沸く東京ディズニーランドも、
六本木も渋谷も、
展覧会も温泉も断念し、
家でまったりTVドラマ「グレイズ・アナトーミー シーズン8」祭り~やってます。

いやぁ~、シーズン8は流石に話のネタが尽きたんじゃないの?と
つまんなくなっていないか危惧したのですが、なかなかどうして、見始めたら止まらない!
どうなるのよ!この後?っと、全24話、一気に見てしまいました。

シーズン8は、
医者としての公私のけじめ、
パートナーを亡くす悲しみ、
親子や夫婦間の葛藤、
認知症の妻を介護する辛さなど、
患者のドラマと夫々の医者のドラマが交錯し唸らせます。
一人前の外科医になるのは如何に大変か、
睡眠時間やプライベートの時間を削って、先を争って(時には同僚を出し抜いて)手術に入り
技術を身に付けようと切磋琢磨する姿や精神力・体力には毎回圧倒されます。
精神的にも肉体的にもタフじゃないと医者は務まらんねぇ。

今まで、とんでもない大事故や銃撃事件など、視聴者をハラハラさせてきた本作。
シーズン8は医者として一人立ちできるかどうかの外科医認定試験を控え、
なかなか落ち着いた展開ね~と思っていたのに、最終の24話でまさかの飛行機墜落事故。
この事故で誰がドラマを去ることになるのか?シーズン9が気になるーーーー!
こういう終わり方は…毎度のことながら、たまらんわぁ~

医療ドラマと法廷もの、警察・監察医ものって所謂「テッパン」です。
間違いなく面白い!
病院や法廷は生々しい人間ドラマが繰り広げられるから。

そして、日本人とアメリカ人の感性はやっぱり違うなぁと毎シーズン感じます。
彼らは自分の気持ちに正直で、周りを慮って我慢したり、感情に流されることが少ないです。
正面切って思いのたけをぶつけ合い、相手の気持ちを咀嚼し尊重する。
エネルギーのいることだけれど、嵐をくぐり抜け理解し合うことができたなら、
固い友情や愛情で結びつくことができる気がします。

シーズン1を見たのは2008年の連休でした。
シーズン6は2011年の5月でした。

このドラマ、一体シーズンいくつまで続くのかしら?





にほんブログ村 映画ブログへ
 



 ***** 見た 映画 *****
 4月28日 「みんなで一緒に暮らしたら ET SI ON VIVAIT TOUS ENSEMBLE?」 DVD
          ジェーン・フォンダ、ジェラルディン・チャップリン主演のフランス映画

 4月29日 「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.1」DVD

       「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.2」DVD

 4月30日 「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.3、4、5」DVD

 5月 1日 「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.6、7」DVD

 5月 2日 「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.8」DVD

 5月 3日 「グレイズ・アナトミー シーズン8 vol.9、10、11、12」DVD