映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008-06-28 | 映画 あ行
おっと~、先行上映やったのね~
ブログ諸氏もすでに先行上映で鑑賞済みのご様子。

22日意気込んで、前々日にネットでTOHOシネマズ海老名の座席予約
雨にも負けず、映画館は人で溢れておりました。
久しぶりに満席の映画館!予約しておいてよかった~
満席って、やっぱり一体感があっていいなぁ~。
 
予想通り、幅広い年齢層、昔のインディーファンから、初めてみる若者までギッシリ!
期待に胸が膨らみます。

 TOHOシネマズ海老名のカフェでも、盛り上げる為にこんなセットが…
  


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   インディー・ジョーンズ   クリスタル・スカルの王国

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学生時代に、大阪梅田の映画館で友人と「インディー・ジョーンズ 失われたアーク」を見ました。
「アークって何だろう?」なんて会話をしながら、
初めてみるタイプの冒険活劇(古い?)に大興奮!
当時、入れ替え制じゃないのをいいことに、ぶっ通しで2回半見た事を覚えています。
コンピューターグラフィックスじゃないのに、頑張ってましたよね

最近では「ハムナプトラ」や「ナショナル・トレジャー」など、古代遺跡で大暴れ系が多い中、
やはり「インディー 失われたアーク」は元祖です。


 <ストーリー  チラシ参照>
1957年の冷戦時代を背景に、今回インディーが捜し求める秘宝とはクリスタルスカル
言い伝えによると、スカルは黄金に輝き死者たちに守られていた伝説のアマゾンの都市から盗まれた。
スカルを神殿に戻したものは神秘のパワーを得ることが出来る。
その伝説を信じるソ連軍のスパルコ(ケイト・ブランシェット)はインディーを捕え、
スカルの捜索を強要する。
スカルに秘められた謎とは?インディーは手に入れることが出来るのか?


クリスタルスカルは水晶でできた頭蓋骨。悪趣味~。
後頭部が長く伸びてて、なんだかちゃっちいな~、なんて思っていたいたけれど・・・、
なんと実際にクリスタルスカルなるものが存在するんですねぇ。
水晶髑髏といわれるものは世界中に十数個あるらしいが有名なのが大英博物館のもの。
キレイじゃない。(右写真)
   

アンデスの遺跡から発見されたというふれこみだったらしいけれど、
19世紀後半に作られたものだと判明。おいおい。
映画でも言ってましたが、「人智の及ぶものではない」な~んて
色んな憶測を呼ぶミステリアスなものですね~。


私も含め多くのインディーファンにとって、19年ぶり待望の続編!

映画も前回の3作目「最後の聖戦」から19年後の1957年の設定だそうな。
戦う相手は、ヒットラーのナチス・ドイツからフルシチョフのソビエトへ。

「アメリカン・グラフィティー」を思わせるオープニングから、
インディーシリーズ、ルーカス/スピルバーグ/ハリソン・フォードがらみのお楽しみカットがあちこちに・・・
まるでファミコンの隠れキャラやボーナスきのこを探すような楽しみが。
あっ、アークみっけ~。

仲良し3人組が旧交をあたため楽しんでいる感じですね~。
   

今回の映画、「面白かった?」と聞かれたら、「うん、面白かったよ」と答えるでしょうが、
「良かった?」と問われて「良かった」と言えるかどうかは、ある1点に懸かっています。

1作目と3作目は「ありえな~い」と思いながらも、一応旧約聖書の記述に基づいたストーリー、
2作目もインド奥地の魔宮が舞台で、ロマ~ンがありました。

今回は南米古代遺跡やナスカの地上絵までは良かったけれど・・・、一足飛びに、えぇ!?
クリスタル・スカルって、現在の技術を持ってしても作るのは難しい・・・てことは、
?!?!ってことなのね!?(ここまで書いたらわかっちゃうか?)





反転させてネタばれを隠す方法をまだ習得していないので 
申し訳ございません。


 ***** ネタばれ しちゃいます *****



エンディングはまるで「プレデター」じゃないかー?
そこは「触れてはならないサンクチュアリー(聖地)」・・・
その結末じゃあ、まるでB級映画だぜ。

「インディペンデンス・デイ」で、
最後に出てきた宇宙人と、宇宙人を撃退するのにコンピューターウイルスを使うと知った時に感じた
「こりゃアカン~」を思い出してしまいました。

何故か宇宙人というと必ずあの、誰もが思い浮かべるイメージ「タコ」か「グレイ」。
怖さを出すなら最後まで映像化しないか方がいいですね。
あのイメージと被った途端に、恐怖が消え笑いすら起こってしまう。
その点「マーズアタック」はコメディーだからバッチリOK!


何度も書き直した末、最終的に採用した脚本が、『宇宙戦争』のデヴィッド・コープによる脚本だったって・・・。
そういえば、スピルバーグは「未知との遭遇」「E.T」や「A.I」、「宇宙戦争」などなど、
昔から宇宙ものがお好きだったのね。その流れか?


前半はネバダ州の「エリア51」と呼ばれる空軍基地で大暴れ
そこは1947年のロズウェル事件
(アメリカ政府がUFOと異星人の死体を回収したのではと憶測を呼んだ事件)など、
異星人に関する極秘情報が隠されているらしい。
って、まるで矢追純一氏出演の2時間スペシャル!
つなぎのジーンズをはいたおじさんが東北弁のアフレコ付きで
「おらぁ見たんだ~」ってシーンを思い出すのは私だけ?

ここで、壮絶な奪い合いをする強力な磁気を帯びたナゾの遺体はどうつながったのかしら?
クリスタル・スカルとの接点は???
エンドロールを見ながら「あれ、あの遺体はどうなったの?」

突然原爆実験用の作り物の街に着いたインディー。
鉛製の冷蔵庫で放射能を遮断、でもぶっ飛ばされた後、
出てきてきのこ雲みたらあかんでしょう?
ガイガーカウンターバリバリ鳴る中、数人に洗浄されている時、
二の腕プルプルしてましたよ。(人のことは言えんけど・・・)

インタビューで、ルーカス曰く「インディーはわれわれと同じ人間です」って、
いや~彼はすでに不死身、マクレーン刑事やランボー同様、軽~く人間を超えてます。



第1作、カレン・アレン扮するマリオン、少々太られたようですがまだまだお若いです。

ハリソンは以前「ハリウッド的殺人事件(見てませ~ん)」のキャンペーンで
来日したのをテレビで見て、愕然
すっかり老け込んで、ピアスがイタイ・・・「もう、インディーは無理やな~」だったのに、
スタローンやブルース・ウイルスが頑張っているのに触発されたんでしょうか?
随分努力の成果が出ている感じ、若返っておられます。

   

今回の悪役、ケイト・ブランシェットはロシア語訛りの練習なさったんですね。
エンドクレジットに目を凝らしていたら、「発音指導」ありました~。

ハリソン・フォードの年齢から察するに今回が最後だろうなぁ~と、
また、今回の相棒マットがインディーの帽子を最後に拾い上げそうになった所で
「やっぱりマットが受け継ぐんだ」と思ったら・・・
あらあら、インディーまだまだやる気かい?!

インディーランキング!
 ①失われたアーク
 ②最後の聖戦
 ③魔宮の伝説
 ④クリスタル・スカルの王国

やっぱり、期待が大きすぎたかしら?





  ***** 今週 見た 映画 *****

 6月22日 「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」

 6月22日~24日 「マイガール」DVD 韓国TVドラマ 全16話!
  3日で16話17時間超は、流石に疲れた
  Mさんに、面白いから見てねと言われ、お借りしたDVD8枚!
  手元にあると、気になって「止められない止まらない
   
   韓国TVドラマの王道、でも主人公が可愛くバイタリティがあり元気をもらいました。
  ファイティバシャ
 

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ジュノ JUNO

2008-06-21 | 映画 さ行
アカデミー賞複数ノミネート、最終的には脚本賞受賞の本作、前評判も良く
公開されたら見に行こう楽しみ~と思っていたのに・・・
いつの間に公開始まっていたの
というわけで、レディースデイに

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      ジュノ        JUNO

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主人公の名前「ジュノ」はローマ神話のジュピターの妻、光・誕生・女性・結婚の女神、
ギリシャ神話ならゼウスの妻ヘラということになる。
「堂々とした美人」な~んて意味もある。
ジュノを演じる21歳のエレン・ペイジは、美人じゃないけれどとってもキュートでチャーミング。

  <ストーリー>
パンクとホラー好き16歳の高校生ジュノは同級生のポーリーと
たった一度のセックスで予想外の妊娠してしまう。
一度は中絶を考えるも思いとどまり、
友人のリーと新聞で養子縁組を希望するリッチなカップル、マークとヴァネッサを見つける。
出産までの9ヶ月間、学校に通いつつ、様々な出来事を経験しつつ周りの人たちに支えられ出産。
生まれた子供は・・・。


フォーク系のギター演奏音楽に合わせたオープニングの、
実写とクレヨン描きのようなアニメを融合した映像からほ~んわかとした雰囲気が漂う


16歳の高校生が妊娠?!って日本じゃ、家族・学校・教育委員会などを巻き込んで
風紀の乱れとかなんとか、かなり深刻で、感傷的なストーリーをイメージしてしまいます。

アメリカといえども州や地域、コミュニティーによって反応が違うであろうことは当然だけれど、
地域のよっては高校に託児所が併設されているような地域もあるらしいから、
日本よりは受け入れられ易いかもしれません。

昔、妊娠中のアメリカの友人パットに「つわりは大変じゃないか」と聞いたことががあります。
母親の体質を受け継ぐらしいと言う彼女に、「お母さんはどうだったの?」と問うた時、
「私は養女だから、実の両親は知らないの。」とサラッと言われ驚きました。
日本ではタブー視される、個人的でヘビーなことを、
あまりにあっけらかんと告げられ、「まずい事聞いちゃった…?!」と私の方がドギマギ
彼女の年齢を考えると、出生は1960年前後かと思われますが、
「実の両親は高校生だったらしくて、出産後養子縁組をして養父母に育てられたのよ。
良い家庭でよかったわ」という言葉に、文化の違いを強く感じました。

キリスト教等宗教的な背景もあるだろうけれど、やはり日本との意識の差は大きい。
産科の前でプラカードを持って「もう胎児には爪が生えている!」と
中絶反対を訴える中国系(?)の同級生、
狂信的になると「胎児の命を守る」と称して産婦人科医を殺害するグループだっているくらいだからねぇ。


  

妊娠検査キットで陽性が出たことから映画は始まる。

ジュノはちょっと風変わりでぶっきら棒、口は悪いがしっかり自分というものを待った女の子。
「ノーと言える子だと思っていた」と父が言うように、
どちらかといえば妊娠なんてしそうにないタイプ。
好奇心は強そうだが、浮かれたところはなく、パンクとホラーにめっぽう詳しい。
ツッパリ具合がなんともかわいい。

ジュノの「話しがあるの」と言う言葉に、「ドラッグ」か「退学」と聞く両親。
「妊娠」を打ち明けられ、驚くものの無理強いすることなく出産して養子に出すという
本人の意思を尊重する。
父・継母・友人のさり気ない協力具合いがイイ。
自分の子供を信じ、深く愛してなければ、こういう行動は取れないでしょう。
時々ぶつかることのある継母も、ジュノが馬鹿にされた時には烈火のごとく抗議する。
ジュノ本人も、家に帰ってこんなにホッとするなんてと感じるようになる。

里親希望のマークとバネッサは、ジェイソン・ベイトマンとジェニファー・ガーナー。
このお二人は「キングダム」でサウジアラビアに行き、テロと戦ったFBI捜査官じゃあないですか
  
ジェニファーは戦う女性かと思ったらさにあらず。今回別人のように清楚で美人です。
        

高級住宅街に住み、理想の里親に見えた二人だが、
一度土壇場で養子縁組をキャンセルされ精神的に少々不安定なバネッサと、
彼女に大人になってと言われしたい事を我慢しているマーク。
マークとジュノは共通の趣味である音楽とホラー映画を通して意気投合。
子供を強く希望するバネッサと、
ジュノとの関わりの中で本当に自分の求めるものは何かに気付き、気持ちが離れていくマーク。
しか~し、マークよ!16歳の小娘と友達になって人生を変える決断しちゃっていいのかよ?

脚本が女性ってことがあるかもしれないけれど、父親以外の男性はどうも情けない。
女性はやはり10ヶ月お腹で育み、苦痛に耐えることで母になる実感を持たざるをえないけれど、
男性は、まして養子では余程の覚悟がなければ難しいでしょう。

一方、継母もジュノもバネッサも、女は強~し。
16歳で好奇の目に耐えながら生んだジュノも、一人で育てる決心をしたバネッサも、逞しい

   

父親役は「スパイダーマン」シリーズでスパイダーマンを悪者に仕立てようとする
新聞編集長役のJ・K・シモンズ。
今回は、娘への愛をさり気なく表現するい~いお父ちゃんです。
「バツ1の僕が言うのもなんだか・・・」
と言いながら愛するっていう事はどういうことかを娘に話す父は素敵です。
この父の言葉で自分の気持ちに気付くジュノ。

16歳での妊娠を認めるわけではないけれど、絶対あかんと思うけれど、
この10ヶ月で好奇の視線に耐え、思いもよらない経験を通して大きく成長した姿に、
胸がホンワカあったか~くなりました。


母国語である日本の高校生言葉もついていけないんだから、英語なら尚のこと。
若者のスラングが満載とか・・・
わかればもっと楽しめるでしょうが、ネイティブじゃあないんだから已む無しですね。     
パンクやフォーク音楽も詳しかったらもっとずっと楽しめただろうになぁ~。
変なアレンジのカーペンターズしかわからんかった

それにしても、日本で買ってきたアニメ「高校生妊婦ユキ」って、なんじゃらほい?
どう見たってアメコミでしょう?



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 ***** 今週 見た 映画 *****

 6月15日 「インベージョン THE INVASION」DVD 二コール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演
        「アーネスト式プロポーズ」DVD コリン・ファース、リース・ウィーザースプン、ジュディー・デンチ主演

 6月16日 「ランボー3 怒りのアフガン」DVD 言わずと知れたスタローン主演

 6月17日 「生きる」DVD 黒澤明監督、志村喬主演

        「栄光への脱出 EXODUS」 ポール・ニューマン主演

 6月18日 「ジュノ JUNO」@TOHOシネマズ海老名

めがね

2008-06-14 | 映画 ま行
何故か今まで見逃していた荻上直子監督の「めがね」。
今週はジュリー・クリスティー主演の「アウェイ・フロム・ハー」で書くはずが、
レンタルDVDで「めがね」を見て、こちらを先行することに決定!


あなたは海派?山派
なんて質問が昔よくあったように思います。
青い空、青い海に白い砂浜、波の音・・・私は絶対、海派です。

あなたは都会派?田舎派?
これもよくある質問です。
う~ん、10分毎に電車が来る所にしか住んだことがないから何とも言えないけれど・・・

老後はひなびた海の側で暮らした~い!



?????????*********

           め   が       

*******!!!!!!!!!!!


もたいまさこと小林聡美といえば、やはり深夜テレビ番組「やっぱり猫が好き」。
三谷幸喜らの脚本で、室井滋を加えての三姉妹ドタバタシチュエーションコメディーが思い出される。
何ということはない日常のストーリーだったと記憶しているが、
記憶に残る、不思議な雰囲気を持つ番組だった。

<ストーリー> 
早春のある日。
タエコ(小林聡美)がある海辺の町の空港に降り立つ。
頼りない地図を手に、トランクを引きずって、歩いてたどり着いたのは民宿ハマダ。
       

登場するのは、
春に現れ海辺でカキ氷作り、梅雨に入ると何処へともなく去っていくサクラ(もたいまさこ)。
民宿の主人ユージ(光石研)と、わんこのコージ(ケン)。
ハマダによく現れる高校生物教師のハルナ(市川実日子)。
タエコを追って来た青年・ヨモギ(加瀬亮)。
ドラマチックなことがあるわけでもなく、ゆう~ったりと時間が流れる。
全員がめがね着用。ちなみに私もです。

   
マイめがねです。度付きサングラスとTPOで使い分けている度数の違う近眼めがねです。
右へ行くほど使用頻度が高いです。


観光場所を問うタエコさんに、
「ここにはそんな場所はありませんよ。たそがれないのに、一体何をしにここに来たのですか?」
と不思議そうな顔の面々。

退屈を持て余し気味のタエコさん。
早朝、目覚めたタエコさんの足元で正座し、にこやかに朝の挨拶をするサクラさんにビックリ!
「…無理」と一言、ハマダを出て行くタエコさん。
もう一軒の民宿「マリンパレス」に行くも、
汗を流して畑を耕し収穫を食すというコミューンのような民宿に、即刻退去。
トランクを引きずり、体力尽きて座り込むタエコさんの前に、三輪自転車で登場するサクラさん。
無言で手荷物だけで荷台に座り、サクラさんのこぐ三輪車でハマダへ。

「たそがれる」にも才能が、こつがあるというコージさん。
ハマダで出される食事が美味しそう
前作「かもめ食堂」でも、おにぎりや鮭の塩焼き、シナモンロールのなんと美味しそうなこと
こういう昔ながらの料理はホッとします。

次第にハマダに馴染み、「たそがれる」タエコさん。
携帯も通じない、何もないけど何かがある。
数日後、タエコさんを先生と呼ぶヨモギが後を追ってくる。
ゆ~たり、なんともキレイなコバルト色の海。

編み物をしたり、釣りをしたり、オセロをしたり、マンドリンを弾いたり・・・。

どこから来たのか、何故来たのか、仕事は何かなど、誰も何も気にしない。
仲良しだけれどべたべたせず、かといってよそよそしいわけでもなく、
近すぎず遠すぎず、皆さんの距離感が心地よい。
毎朝サクラさん指揮のもと、海岸で行われるメルシー体操。
    
サンキューでもダンケでもグラツェでもなく「メルシー」。なんとなく脱力系~。

さらりとした台詞の中に、心にじわじわと染み込む言葉がぽろりぽろり。
「迷ってみるのも旅の醍醐味」
「大切なのは焦らないこと・・・焦らなければ、そのうちきっと」
「梅はその日の難のがれ」(朝ごはんには梅干食べよう。)

ヨモギが暗誦するドイツ語の詩、字幕がなかったら意味わからないじゃな~い?
・・・ということで、字幕ちょっとご紹介。
  何が自由か知っている  /  道はまっすぐ歩きなさい、
  深い海には近づかないで /  そんなあなたの言葉を置いてきた
  月はどんな道にも光をそそぐ /  暗闇に泳ぐ魚たちは宝石のよう
  偶然ニンゲンと呼ばれてここにいる私
  何を恐れていたのか /  何と戦ってきたのか
  そろそろ持ちきれなくなった荷物をおろす頃
  もっとチカラを /  やさしくなるためのチカラを
  何が自由か知っている
こんなこと言っていたんですね。
これも、心にじわじわですねぇ。


何も語られないけれど、タエコさんはどうも傷心を抱えてここにやって来たようです。
ここに来る前、「地球なんかなくなればいい」と思っていたと、サクラさんに話すタエコさん。

トランクを捨て、
ハマダの食事を食べ、
きれいに網目のそろった糸をほどき、
メルシー体操をし、
サクラさんのかき氷を食べ、
「たそがれる」ことに慣れていく中で、抱えていた荷物を降ろし、チカラを蓄え、本来の自分を取り戻したのでしょうか。
ずっとモノトーンだったタエコさんの服は、マリンパレスから戻った時はグリーンに。
服やめがねは、最後には赤いものに変わっている。

ここを去る途中、タエコさんがめがねを飛ばし、そのめがねを吊り上げたのはユージさん。
1年が経ち、赤いマフラーをなびかせて登場するサクラさんを
ユージさん、ハルナさんと共に迎えるタエコさんは、
かつてのユージさんのようにここに住み着いたってことでしょうか?

大貫妙子のエンディングの歌、そしてバックに写る4人のショットアルバムみたいでいいねぇ。

大地も人も愛しく、すべてがここにある、
そして自由に生きている、わたしがここにいる

エンディングの大貫妙子の音楽が流れると、訳もなく涙が流れて止まりませんでした。
感動というのとは違う、何か別の感情が作用した感じ、初めての経験でした。

どうも周りから悩みなどないノー天気なやつと思われている節があるのですが、
私にもいろいろ悩むことはあるんだぜい。
そんな私の心のさざ波が、平らに凪ぐような感じを覚えました。
昨今「癒し」という言葉はあまりにも使われすぎて、使うのがためらわれます。
いわゆる「カタルシス(魂の浄化)」ってやつでしょうか?

やっぱり、老後はひなびた海だなぁ~。
サクラさん、こないかなぁ~?


犬のコージがいい味出してます・・・
子犬におっぱいやってるってことは女の子?なのにこの名前?本名はケン?
うちの近所には女の子で「ダイゴロウ」、略して「ダイゴ」がいますから
女の子でも「コージ」や「ケン」くらいありかもね?



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***** 今週 見た 映画 *****

 6月 9日 「メトロに乗って」TV 浅田次郎原作、堤真一、大沢たかお主演

 6月10日 「アウェイ・フロム・ハー AWAY FROM HER」 @銀座テアトルシネマ  

 6月11日 「めがね」 DVD
       
 6月13日 「サイドカーに犬」DVD 竹内結子主演

        「恋とスフレと娘とわたし BCAUSE I SAID SO」DVD ダイアン・キートン主演



幸せになるための27のドレス

2008-06-08 | 映画 さ行
以前記事を書いた「グレイズアナトミー」イジー役のキャサリン・ハイグルと
魔法にかけられて」の王子様マーズデン主演のラブコメディーとくりゃ、見逃すわけには参りません。
早速、先行上映(5月28日)へGO

予想を通り、予告編で読めてしまったストーリー通りの楽しい映画でした
海老名TOHOシネマズレディーズデイ先行上映は、ほぼ満席。
勿論90%が女性、5%が若いカップル、5%がその他という構成でした。

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   幸せになるための27のドレス    27DRESSES

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 *<ストーリー>* 
ニューヨークのアウトドア・ブランドの社長秘書ジェーンは
友人たちの「花嫁介添い人」として多忙な日々を送っている。

結婚式の取材担当記者ケビンは、そんな彼女をネタに記事を書こうとジェーンに近づく。

   

ある日、彼女が思いを寄せる社長ジョージと海外から戻った妹のテスが
こともあろうに恋に落ち、婚約する。
ショックを隠しきれないジェーンだが、涙をこらえ介添い人として式の準備に奔走する。
ところが、亡き母のドレスを着て結婚することを夢見る彼女だが、
そのドレスを父が妹テスにあげてしまう。
そんな彼女を励ますケビンにお互い好意を持ち始めたのだが、
彼女をネタにしたケビンの記事「万年花嫁介添い人」が載った新聞が発行されてしまう。

ついに、自分の幸せのために一歩踏み出そうとするジェーン。
27着のドレスを捨て、妹の婚約パーティーでとんでもないことを・・・

結末は、見てのお楽しみ~、でもだいたいの展開は予想が付きます。


洋の東西を問わず、結婚式は文化の宝庫、面白い習慣がありますね~。
花嫁には「花嫁介添え人 bridesmaid」、
花婿には「新郎付添い人 best man/bridesman/groomsman」
どちらも同数でお揃いのドレス/スーツ、友人もしくは兄弟姉妹が勤めるようです。
ジェーンのように、
色々と取り仕切る「介添い人の中の介添い人」は「maid of honor 名誉介添い人」と呼ぶんですね~。

 http://www.bridesmaid101.com/ なんてピンクで縁取られたサイトもあって、
結婚式の準備や介添い人のドレス、心得え、チェック項目、スピーチに
バチュラレットパーティー(結婚前の大騒ぎ)などなど情報満載です。


映画は期待以上・・・ってことはないけれど、
「裏切られた~、お金返せ~」ってこともなく、
見終わった後、楽しくなる映画でした。

キャサリン・ハイグルは「グレイズ・アナトミー」の時と何か違う?う~ん…
そう、髪の色だ~

  

「グレイズ・アナトミー」で元気印・元モデルのイジーはブロンド、
今回はブルネット?というかダークブラウンです。
一方、
・わがまま
・裏表あり
・絶~対、女の友達いないよな~、でも男性にはもてるのね
という三拍子そろった典型的嫌な女の妹テスは、金髪です。
これって、偶然?一種のブロンド信仰っつうか、思い込み?

この映画で、主役のハイグルにいま一つパンチがないのは、
我慢して自分の気持ちを抑える主人公ジェーンの性格もあるだろうけれど、
やっぱり彼女は、ブロンドで、元気一杯キャラの方が輝くんじゃないのかな~?


ディズニーの王子様マーズデンはチャーミング。
ハッピーエンドでよかった、よかった。
やっぱり歌もお上手ね             笑顔が
  

一方、上司ジョージ役のエドワード・バーンズは最近どうしちゃったんでしょう?
主演+監督なんてやってたのに・・・
今回も、「ホリディ」でも、めっちゃチョイ役じゃないですか?

最後に気になるのは、やっぱり介添い人のドレスです
「丈をつめたら着られるから」なんて式の度に言っていたけれど
本当のところ、どうすんの
他じゃあやっぱり着れないし
かといって捨てるのもなぁ~ リフォーム?
御存知の方、教えてくださ~い。

     



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 ***** 今週 見た 映画 *****

 6月 3日 「ボビー」 DVD ロバート・ケネディーの暗殺された日@アンバサダーホテル

        「This is BOSSA NOVA」DVD ボサノヴァの歴史

        「タロットカード殺人事件 SCOOP」DVD 
           ウッディ・アレン、スカーレット・ヨハンセン、ヒュー・ジャックマンのサスペンスコメディー
  
 6月 4日 「ラスベガスをぶっつぶせ 21」TOHO海老名