映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

第83回 アカデミー賞!

2011-02-28 | その他
第83回アカデミー賞発表です。

昨日見た「英国王のスピーチ」が作品賞、脚本賞、主演男優賞受賞です。

始めてコリン・ファースを見たのはBBC制作のTV番組「高慢と偏見」のNHKBS放送でした。
            ステキでしょう?
それ以来ずっと応援してきたのですが・・・。

俳優としてはちょっと地味で控え目、あまり笑顔を見せないファース。
「イングリッシュ・ペイシャント」では妻を、
「恋に落ちたシェイクスピア」では婚約者を奪われるという残念な役どころ。
「高慢と偏見」を下敷きにした「ブリジット・ジョーンズの日記」ではまたまたMr.ダーシーを、
「真珠の耳飾りの少女」でフェルメールを、
「ラブ・アクチュアリー」「マンマ・ミーア!」など出演するも、なんだかやっぱり地味目。
           
           このレニーのコメディアンヌぶりには勝てません。

そんなファース、
昨年「シングルマン」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、ゴールデングローブ主演男優賞受賞、
そして今年「英国王のスピーチ」でアカデミー賞連続ノミネート、ゴールデングローブ主演男優賞連続受賞!
そしてそして、やっとアカデミー賞主演男優賞受賞です。

良かったねぇ~。
ジョージ6世・・・やっぱり地味だけれど、ファースにピッタリの苦悩する役どころでした。

影ながらひっそり応援してきたファンとして、嬉しいかぎりです

「英国王のスピーチ」は近々アップします。



主演女優賞受賞のナタリー・ポートマン出演の「ブラック・スワン」に
助演男女優賞受賞の「ザ・ファイター」。
やっぱり賞にノミネートされている作品は発表前に見たいもんです。
見てないからなんとも・・・ねぇ。



にほんブログ村 映画ブログへ

 
 ***** 見た 映画 *****

 2月27日 「英国王のスピーチ」@109横浜MM
コメント (6)   トラックバック (15)

ヒア アフター  HEREAFTER

2011-02-26 | 映画 は行
先日ある集まりで突然「神や死後の世界の存在を信じますか?」という質問を受けました。
う~ん、唐突にヘビーな質問でちょっとビックリ。
元々占いなども信じないし、迂闊に聞いて行動を左右されたくない私。
スピリチュアル系には懐疑的です。
全ての事象は科学で証明できるとは言わないけれど、科学の力を信じています。
死後の世界は・・・死んだら「おしまい」。

外国人に「あなたの宗教は?」と聞かれた時、初詣は神社へ行きお葬式は寺という仏教・神道混ぜ混ぜで
取り立てて宗教を意識していない多くの日本人の一人として「無神論者(atheist)」なのかなぁ?と
答えていましたが、ある時「agnostic」という言葉を教えていただきました。
英和辞書では「不可知論者」などと何のこっちゃ~?ようわからん哲学用語の訳が書いてありますが、
英語の定義では「someone who believes that people cannot know whether God exists or not」
つまり「神がいるかどうかは人智を超えたことだと思っている人」「神を否定もしなければ肯定もしない人」
という意味です。
これが私の意識にぴったんこ それ以来「agnostic」と答えることにしています。


     
インドネシアで起きた津波を髣髴とさせる冒頭のシーン。CGでしょうが、迫力あります。
阪神淡路大震災、新燃岳の噴火、ニュージーランドの地震など、自然のエネルギーの前で人は非力やなぁ。



   **********************

         ヒア アフター  HEREAFTER   

   ********************** 



 < ストーリー >
フランス人ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、恋人と休暇で訪れていた
東南アジアで津波に遭遇。九死に一生を得るがその時に見た不思議な光景が忘れられずうわの空。
仕事が手につかず休暇を取って自分で調べ始める。
サンフランシスコでは、かつて霊能者として活躍したが霊視に疲れたジョージ(マット・デイモン)は
能力を隠して工場で働き、イタリア料理教室に通う。
ロンドンで暮らすマーカスは、突然の交通事故で双子の兄を亡くし、麻薬中毒の母が施設に収容された為
里親に預けられるが硬く心を閉ざし兄の面影を追う。
そんな3人が引き寄せられるようにロンドンのブックフェアで偶然出会い・・・。

  
       臨死体験をしたフランス人マリー
         
                                死者との会話に疲れたジョージ
              
         何かと頼りにしていた双子の兄(左)を亡くしたマーカス

衝撃の体験をしたマリーが本を書くことで癒されていくことや、
頼りにしていた兄を亡くし母とも引き離されたマーカスがジョージに会い兄のメッセージを聞くことで
癒されるのは理解できるのですが・・・、ジョージはマリーに何を求めたのでしょう?

特殊能力を持つが故に誰とも普通の関係を結べないつらさ・孤独を抱えるジョージと、
周りの人たちから理解されず孤独を感じているマリー。
共に同じ思いを抱えていると感じたってことでしょうか?


映画の中で、臨死体験をしたマリーが、
「みんないつかは死を迎えるのに、どうして死後の世界に関心を示さないの?」というようなことを
言っていました。
臨死体験で生と死の狭間を垣間見たら死後の世界について考えずにはおられないのかもしれないけれど、
どうしたって死後の世界は謎のまま、一遍死んで戻ってきてレポートするっちゅう訳にはいかないし・・・ね。
人は生れ落ちた時から死に向けてのカウントダウンをしているようなもんだけど、そんなこと意識しない
からこそ毎日を送れるってもんです。 
死後どうなるかなんて誰にもわからないし、わからなくても、わからないからいいんじゃない?
詮無いことはそっとしといて、今を一所懸命生きましょう。

タイトルの「ヒア アフター hereafter」には「来世」と「この後、以後」の二つの意味があるようです。
「来世」を垣間見た話をしながら、来世ではなく「これから先」前向きに生きていこうというメッセージ
でしょうか?

「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」 by 一休さん
生まれ変われるもんならば・・・鳥になりたいって、来世のこと考えとるやんか~?っとツッコミが入りそう


イーストウッド監督作としては「チェンジリング」や「グラン・トリノ」のようにガツーン
「やられた~」感がなく物足りない気がしましたが、
見終わった後、優しい穏やかな気持ちになれる映画でした。


あのクッキング教室はユニーク!
あんな感じで料理を学べたら楽しそうです。
日々視覚に頼り過ぎなので、目隠しをして舌だけで味わうって難しいですよね。
でも、ちょっとエロティックな感じでした


毎回思うことだけれど、イーストウッドの作る音楽は映画の雰囲気にピッタリと合っていていいねぇ~。
出しゃばらず、邪魔にならず・・・ただ、数時間経ったらもう旋律を思い出せないのは私だけですか?
(「グラン・トリノ」大丈夫。今でも覚えてます



にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画 *****

 2月23日 「ヒア アフター」@TOHOシネマズ海老名

 2月25日 「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」DVD
コメント (2)   トラックバック (36)

トスカーナの贋作 Copie Conforme

2011-02-22 | 映画 た行
フランス女優ジュリエット・ビノシュが2010年カンヌ国際映画祭で主演女優賞に輝いた作品です。
彼女の横に寄り添うロマンスグレーのダンディーなお方は・・・、イタリア人俳優なのか?と思ったら
な、何と!高名な英国人バリトンオペラ歌手のウィリアム・シメルだそうです。映画初出演だそうな

日本語の題名には「トスカーナの」が付いていますが原題はフランス語で「Copie Conforme」
英語のタイトルは「Certified Copy」法律用語のようで「謄本」。
「贋作」というと「fake」で騙すために作ったような響きがありますが、原本を写したと認定されたもの
ということのようです。


  **********************

      トスカーナの贋作  Copie Conforme

 **********************




             
    なんとも美しい、 絵に描いたようなトスカーナの写真(我が家のカレンダーの写真です)

 < ストーリー >
イタリア、南トスカーナの町で、本の出版講演会で「本物と贋作」について語るジェームズ(ウィリアム・シメル)。そこに息子連れのフランス人女性(ジュリエット・ビノシュ)が来るが連絡先を残し中座する。
公演の後、帰国までの時間に女が経営するギャラリーを訪れたジェームズは「9時までなら」と
彼女の車でドライブに出かけ、芸術について議論を交わす。
立ち寄ったカフェで夫婦と間違われたことをきっかけに、ゲームのように長年連れ添った夫婦を演じ始める
二人。 初めは順調に進んでいったが・・・。


見ていくうちに、「あれ?夫婦を装っているだけだよね?」「本当は夫婦だったって話じゃないよね?」
とキツネにつままれた気分。
ジェームズ同様、見ている観客もすっかりビノシュ演じる彼女(名前は出てなかったような?)のペースに
巻き込まれ、本物の夫婦なのか、夫婦を装った偽夫婦なのか混乱。
              公演中のジェームズ
冒頭講演会でジェームズが話す「本物と贋作」「芸術におけるコピーの意味」の話が、
実はこの二人のゲームと被り、「本物より美しい偽物(だったかなぁ?)」を髣髴とさせる。
ジェームズの講演内容、断片しか記憶に無くって・・・哲学的な深い話だったのでちゃんと知りたいなぁ。

映画のチラシにあるキャッチコピー『偽りの夫婦は結婚の聖地で愛の迷路を彷徨』。
まさにそんな感じです 
「迷路」というか「アリ地獄」に入り込んで出られましぇ~ん

ジェームズ大丈夫か~? ゲームを続けてええのんか~? 目を覚ませ~!
時間つぶしにどこかでお茶でもしながら読者の質問に答えようとしただけだったんじゃぁないの?
しかし途中から明らかに彼女はおかしいぞ。
ヒステリックに夫への不満をぶちまけ、ジェームズをなじる彼女。 普通引くでしょ?
またまた老夫婦に夫婦だと間違われ、円満の秘訣なんてアドバイスまで受けちゃって・・・。
カップルの聖地ルチニャーノに彼を連れて行った彼女の意図は・・・誘惑か?

美しいトスカーナの風景の中で繰り広げられているのは、
果たしてラブ・ストーリーなのか?
はたまた「ミザリー」のようなホラーへ移行していくのか?  意味深です。

         このときは可憐なビノシュ
最後のシーンのビノシュは妖艶だったなぁ~。



先日見たジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」同様、西洋の女性は激しいねぇ。
            
突然キレておでこに青筋立てて怒鳴りまくる。
一体どこに地雷があったのか?
彼女たちのキレるきっかけや仲直りポイントが、女だけれど日本人の私にはわからんなぁ。う~ん





にほんブログ村 映画ブログへ



 ***** 見た 映画 *****

 2月20日 「食べて、祈って、恋をして」DVD ジュリア・ロバーツ主演

 2月21日 「トスカーナの贋作」@横浜ジャック&ベティ

 2月22日 「デート&ナイト DATE NIGHT」DVD スティーブ・カレル、ティナ・フェイ主演
         ハチャメチャコメディー
         マーク・ウゥールバーグ、レイ・リオッタ、ジェームズ・フロンコも登場!
コメント   トラックバック (8)

バービーとケン、バレンタインデイに復縁!

2011-02-16 | その他
昨年末、銀座松屋で開催された「バービー展」でバービーの恋愛遍歴?みたいな設定があることに
「へぇ~」っと驚きましたが、その後驚くべき展開が・・・、
いやマテル社の驚くべきマーケッティングというべきか・・・

50歳になったケンが「フェイスブック」や「ツイッター」を駆使して「バービーのを取り戻すために戦う」と
宣言し頑張っているという記事を最近見たのですが、とうとう元カノバービーを取り戻したそうです。


      SNSに登録したケンの夫々のページ 

  < バービーとケン、ロマンスの歩み > 
二人は1961年春、コマーシャルキャンペーンで初めて出会った。
60年代から90年代までは順風満帆。
ところが2004年のバレンタインデーに突然別れると発表。(何があったの?!)
その後バービーはオーストラリア人サーファーのブレインと付き合う。
「『トイ・ストーリー3』のセットで共演者として再会し、お互いに恋しく思っていたことや一緒にいると
楽しいことに気付き、撮影後、時を経て互いに相性が最高にいいってことに気付いたんだと思います」と
マテル社のマーケッティング担当者は語ってます。

そして・・・
バービーのフェイスブックのステイタス欄(独身、既婚、恋人募集中みたいな欄です)が
バレンタインデーに「 In a Relationship 交際中」に変わったそうです。

そうか・・・『トイ・ストーリー3』での再開がきっかけか・・・って、
人形の仮想恋愛ストーリーをここまで作り上げるってスゴイ!

まぁ皆さんそんな過程をワイワイと楽しんでいるんでしょうね

香山リカちゃん(精神科医ではなくて人形のリカちゃん)はそんな恋話は無いのかなぁ?

リカちゃんにもスゴイ設定があったのね →気になる方はWikiのリカちゃん

人形・・・恐るべし。
フェイスブックやツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)は
チュニジアやエジプトの民衆蜂起だけじゃなくて恋愛事情も変えるかも?


にほんブログ村 映画ブログへ
コメント (2)

ウォール・ストリート MONEY NEVER SLEEPS

2011-02-15 | 映画 あ行
前作のおさらいをしていざ続編!
続編って、前作の出来が良いと期待が膨らみ過ぎ、がっかりなんてことが間々ありますが・・・、
最後までまぁまぁ面白く鑑賞。
しかし、
ゲッコーも年をとったというか、
屈辱の刑期を務め上げ丸くなったというか、
やっぱり父親は娘にぁ弱いなぁっていうか、前作に比べるとかなりソフトな印象です。
  
 娘ウィニーと                       瞳の先に何を見る?
       

    * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

         WALL STREET  MONEY NEVER SLEEPS

    * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

     Is greed good?  強欲は善か?

 < ストーリー >
インサイダー取引で逮捕され収監されたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が刑期を終えて
出所したが迎えに来るものはいない。娘ウィニーは強欲で家庭を省みなかった父を毛嫌いしていた。
ウィ二ーの婚約者ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)はウォール街で一旗揚げようとしている野心家の青年だ。
師と仰ぐ経営者は自殺、会社は破綻。裏には金融界の黒幕ブレトン(ジョシュ・ブローリン)の陰謀があった
ことを知り、ゲッコーに近づき復讐を図るが、復活を目論むゲッコーに利用され・・・。

              
               左からジェイコブ、 ブレトン、 ゲッコー

前作は世界的株価暴落となったブラックマンデーの年、
今回はリーマンショックでによる金融危機の後という絶妙なタイミングで公開された本作。
サブプライムローンなんて素人が考えてもいずれ破綻するようなスキームを、こういう人たちが
巧みに作り、儲けて、さっさと売り逃げたり、逃げ遅れたり~。
何度こういうことをやったら学習するんでしょう?
欲望」はあらゆる分野でより豊かで快適な生活を希求する原動力にもなるけれど諸刃の剣、
度を越すと身を滅ぼします。
「お金は怪物」儲け話のある所に吸い寄せられるのねぇ。
年末ジャンボ¥3000で夢を買うくらいの欲はかわいいもんね 当たらんかったし

出所する時渡されたゲッコーの携帯電話が時代の流れを感じさせます。
「殺人でも5年が相場なのに、8年も食らっちまった」という刑務所暮らしから
「金よりも大事なのは時間だ」と言うゲッコー。説得力あります。

Mr.インサイダーと紹介された大学での講演会で、
ユーモアを交え、皮肉たっぷりにアメリカ金融業界の強欲ぶりを説き金融危機の訪れを予言する
スピーチに、観客と共に拍手しそうになりました
「君たちは『忍者世代』だ。収入なし、仕事なし、財産なし No income, no job, no assets.」 座布団3枚!
「以前『強欲は善だ』と言ったが、今や強欲は『善』というだけでなく『合法だ』」
「アメリカの富の40%を稼ぎ出しているのは金融業界だ。何も生産しない。一部の人間だけが
利益を取り、危機が起こっても誰も責任を取らない。やつらは大量破壊兵器だ」などなど 

経済に疎いのでようわかりませんが、FRB連邦準備制度理事会だか、なんだか?
会社を救ったり潰したりするのってあんな話し合いで決まるんですか?!
公的資金の投入=社会主義って・・・医療保険改革でもすぐに理由として挙げられる社会主義。
どうしてこういう反応になるのかなぁ?
実体ではなく風評や意図的なリークによる駆け引き、誰がどういう見解を発表しただので、
上がったり暴落したり過敏に反応するマーケット。
この業界に長いこといたら神経すり減るねぇ~。

一方、ジェイコブは師と仰ぐ社長の自殺にリベンジを誓う。
ここで、ゲッコーの娘ウィニーを挟んで、二人の男は共に金融業界への復讐でお互いを利用することになる。
しかし、父を憎んでいたウィニーが、父と同業のジェイコブに魅かれるかなぁ?
同業者を恋人にするってところが納得いきません。 でもそうでもしないと話は繋がらないか・・・。

娘ウィニーはネットのライター、
ジェイコブの投資先はエコエネルギービジネス、
資金を出すのは中国人投資家って、今の時代を反映してますねぇ。

資金集め?パーティーでのセレブ奥様達の装いと煌びやかなアクセサリー
特にイヤリングがスゴイわねぇ~。 こんな世界が・・・、っとそこに登場するバド!
前作でゲッコーにそそのかされ違法なインサイダーに手を染め、底なしの深淵を覗き危うく落ちそうになるも
ゲッコーを売り、自らも逮捕されたバド(チャーリー・シーン)。
刑期を終え真っ当な人生を歩んでいるかと思えば・・・あかん
ノー天気な顔をして美女に囲まれヘラヘラ。飛行機会社を・・・ 学ばなかったんだね。 

金融界の重鎮で出演のイーライ・ウォラック。
ホリディ」にも出演していましたが、95歳って!
前回の「RED」のアーネスト・ボーグナインより年上ですよ  すごいなぁ~。

ジェイコブの母で登場のスーザン・サランドン。
看護婦を辞めて濡れ手で粟の不動産仲介業になるも、バブルが弾けて・・・。
彼女を描いたってことはストーン監督の強いメッセージを感じます。

ジェイコブの師を演じるフランク・ランジュラ。
昔「ドラキュラ」でスリムなハンサムさんだったのに・・・恰幅の良いダンディーさんではある。


前作は実の父とゲッコーの間で「欲か倫理か」で揺れ動き追い詰められるバドを描いていたけれど
本作はジェイコブとウィリー、ゲッコーと娘、ジェイコブと母という家族愛に流れたエンディングで
後半いま一つ迫力に欠けたかなぁ。
だいたいジェイコブは何の仕事をしているの?

みんなの笑顔が映し出される中、最後にシャボン玉が空に舞って・・・
次なるバブルはエコビジネス?を思わせますが、これはストーン監督からの警告でしょうか?
 そうそう、ストーン監督がヒッチコックのように2回登場。
 監督のお顔のアップは止めてサムネイルサイズにしておこう。

人間の強欲は果てしなく・・・。夏のジャンボも買おうかな~っと


今日からスタバのコーヒーが値上げだとか。
コーヒーや小麦粉など食料品の値上げは、気候変動や災害による不作や新興国の消費拡大などと
言われているけれど、投資の行き場をなくしたお金が先物相場などに流れ込み価格に影響を与えている
って見方もあるらしい。
やっぱり「MONEY NEVER SLEEPS お金は怪物」?



にほんブログ村 映画ブログへ
コメント   トラックバック (23)

RED

2011-02-13 | 映画 ら行
タイトルの「RED」、「赤」?じゃなくて・・・
「Retired Extremely Dangerous  引退したとんでもなく危険な人物」だって
確かに、この人たち・・・かなり危ない!
年をとってもまだまだ若いもんには負けません。

入場者はほぼ8割。ど真ん中の後ろよりの席だったので私の周りはびっしり埋まりました。
私の右隣に座ったオバサマお二人。
予告編が始まる直前までかなり大きめの声でマシンガントーク。
映画が始まったらおしゃべりはしないよね?と思ったら・・・開始10分で大きないびき。えっ、マジ?!
ところがその後最初のアクション!家が一軒壊れるほどの銃撃戦で、流石に寝てはおられなかったようで
以降はちゃんと最後まで鑑賞した模様。
エンドロールが始まるやいなや・・・トーク再開、いや全開。
第一声は「やっぱり映画はこういうスカッとするのでないとねぇ」と、かなり堪能されたご様子。
その後テレビで見たCIAがらみの実話から、何故かホットな「相撲八百長事件」(何んでここで相撲?)まで、
エンドロールの間中、いや終った後も歩きながらずっと・・・


    ******************

         etired xtremely angerous

     ******************  

 

 < ストーリー >
元CIAの腕利きフランク(ブルース・ウィリス)は引退後一人静かな日々を過ごし、年金発給担当の
サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と電話でおしゃべりを楽しんでいる。
サラはロマンス小説に夢中で、ヒーローの登場を夢見ながら平凡な日々を送っている。
フランクはある夜突然何者かの襲撃を受け、サラを連れ老人ホームにいる元同僚ジョー
(モーガン・フリーマン)を訪ねる。 殺された新聞記者のメモからCIA絡みの暗殺計画を知り、
元同僚マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)、元 MI6諜報部員のヴィクトリア(ヘレン・ミレン)ら、
引退した仲間と共に暗殺計画の黒幕に迫る。


    
このメンバーからシリアスなストーリーかと思ったら・・・コミック原作の痛快アクション映画でした。
出演者達が「まだまだ若いもんには負けないぞ」ばかりに楽しんで演じている感じ。
「クイーン」ヘレン・ミレンはマシンガンをぶっ放しまくり「快感~」かな?

冒頭、引退したのに肉体トレーニングを欠かさないフランクの日常生活。
スパイさんたちは引退してもこういう地道な訓練を続けるんでしょうか?ってのは冗談ですが、
2007年の「ダイ・ハード4.0」でのアクションといい、ブルース・ウィリスは鍛えてるね。

   
フランクは若い娘サラ(と思ったら、演じるメアリー=ルイーズ・パーカーって46歳なのね)との
ロマンスあり。「共に危機を乗り越えた男女というのは恋に落ちやすいけれど、長続きしない」って
「スピード2」でサンドラ・ブロックが言っていたけれど、フランクとサラの今後は大丈夫か?

ヘレン・ミレン演じる英国諜報員ヴィクトリアとソ連スパイとの秘めたロマンス
ジョン・マルコヴィッチのコミカルな切れっぷり。
久々のリチャード・ドレイフィス、超々懐かしのアーネスト・ボーグナインって94歳!お元気です。
              
 ドレィフィス「未知との遭遇」の頃           若かりし頃のボーグナイン 


年齢のことばかりで申し訳ないですけれど・・・
ブルース・ウィリス(55)といいシルベスター・スタローン(64)といい、70年代80年代に活躍した
アクションスターは、時の流れにチャレンジ!というか、肉体の限界に挑戦!というか、
いつまでアクション界で頑張れるのか?
任期満了でカリフォルニア知事を退任した63歳のシュワルツネッガーもアクション界に参戦でしょうか?
「エクスペンダブルズ」には3人で出演してたんですね。

鍛えれば時の流れに逆らえるって、心強いことではあります。


若手CIAエージェントを演じるカール・アーバン・・・どこかで見たような・・・、
「スタートレック」のDr.マッコイ?! カッコよすぎて同一人物ってわからんかったよ。
       


お隣に座ったおばさまじゃぁないけれど、「あ~面白かった~」と気持ちよく映画館をあとにしました。



そういえば、ウォーレン・ベイティ主演の映画で、
ロシア革命を舞台にした3時間超えの「REDs」ってのがありました。
間に休憩が入った長~い映画だったという記憶しか残ってません。


にほんブログ村 映画ブログへ



 ***** 見た 映画 *****

 2月 5日 「フローズンリバー」DVD

 2月 9日 「ウォール・ストリート」@TOHOシネマズ海老名

       「RED」@TOHOシネマズ海老名

      先月TOHOシネマズ海老名に行ったときお昼ご飯をたべた映画館横のカフェ。
      1月いっぱいで閉店していました。 ちょっと、さみしい。   
 
 2月10日 「パッション THE MOTHER」DVD ダニエル・クレイグ出演

 2月11日 「告白」DVD 湊かなえ原作 松たか子、木村佳乃出演

       「セレブ・ウォーズ ニューヨークの恋に勝つルール 
         HOW TO LOSE FRIENDS & ALIENATE PEOPLE」DVD
  サイモン・ペグ、キルスティン・ダンスト、ジェフ・ブリッジス出演のコメディー
        面白かったのに、何んでこんなどうしようもない日本語タイトル付けるのかな?
        売ろうと思ってないんじゃない?  
         
コメント   トラックバック (18)

ウオール街  Wall Street 1987

2011-02-08 | 映画 あ行
1987年制作の「ウォール街」の続編「ウォール・ストリート」が封切られました。
新作を見に行く前に、数年前に書いた前作の感想で復習です。
予告編を見たけれど・・・、マイケル・ダグラス老けたたなぁ~。
前作の、まぁ~精悍だったこと! 23年も経ったら、しゃぁないなぁ。


        ************** 

            ウ ォ ー ル 街

        **************


        

「ウオール街」は、史上最大規模の世界的株価暴落となったブラックマンデーの年に
タイミングよく公開されたオリバー・ストーンの社会派ドラマで、株の仲買人だったストーンの
父親に捧げた映画です。

20年以上前の映画だというのに、今見ても全く違和感を感じない。
それどころか、日々大手企業の合併・買収が報じられる昨今、今年公開しても
抵抗なく受け入れられるのではないか。
チャーリー・シーン演じる主人公バド・フォックスは金持ちになることを夢見る証券マン。
彼が師と仰ぎ、目標とする大物ゴードン・ゲッコーをマイケル・ダグラスがクールに演じ、
実の父のマーティン・シーンが映画の中でも父親を演じている。バドはこの二人の間で揺れ動く。

いくら稼いでも満足せず、絵画や美女・豪邸を勲章とし、ひたすら金と欲に邁進するゲッコー。
「この国の半分の富を1%の金持ちが所有している。株と不動産投資による利益が利益を生む。
俺は何も生産しない。所有するだけだ」と説く。
「欲は善だ。欲が社会を動かしている」
「自由市場ではゼロサムゲームだ。儲かる奴がいれば、損をするやつがいる」と言い放ち、
手段を選ばずのし上がる道へとバドを導く。バドに昔の自分の姿を重ね合わせている。

一方実の父は、
「自分を誇れる人間になれ」
「俺は財布の厚みで人の成功を測ったりはしない」
「他人のものを売ったり買ったりして利ざやで儲けるのでなく、人生をかけて何かを生産しろ」
っと真っ当な道を説く。

ここで問われるのは、グローバルな弱肉強食の自由市場経済の中での企業の合併・買収の功罪だ。
現状に安住していた経営者を覚醒させ、企業の再編を促すという効果と、自己の利益のみを優先し
実体経済を撹乱させるようなマネーゲームを赦してよいのかという事だろう。

             この映画も、もう20年前なのね・・・

1990年公開、ラブロマンスとして大ヒットした「プリティウーマン」のなかでリチャード・ギア演ずる
エドワードも企業買収で名を馳せた実業家で、ゲッコー同様会社を買収してはバラバラに解体し
売り飛ばして利益を得る。
マイケル・ダグラスと比べるとリチャード・ギアは甘すぎだ。
実際ゲッコー役の候補にあがっていたようだがパンチに欠ける。やはりロマンス向けですね。
ジュリア・ロバーツ扮するヴィヴィアンに「何も造ったり建てたりしないの?車を盗んで部品を
売るようなものね」と言われ「でも法は守っているよ」と答えたものの、最後に「良心の呵責」から
会社の存続と支援を申し出る。
バドも最後にゲッコーを裏切り、父親の意思を継ぐべく会社の存続に奔走する。

世間を騒がした一連の「ライブドア事件」以来「会社は一体誰のものか?」ということを耳にする。
株主のものなのか、経営者のものなのか、はたまた従業員のものなのか?
2つの映画からすると、80年代はどうも「実際に何も作ってはいない株主が勝手に会社を
売り買いするべきではない。多くの家族の生活がかかっている」というスタンスのようだ。

1980年代以降現在に至るまで、アメリカも二つの価値観の狭間で揺れてはいるようだが、
どうもマネーゲーム先行のようだ。それを支えるのは、軍事力・資源力を含む圧倒的な国力だが、
果たして日本はどうなっていくのか?

もの作りかマネーゲームか?マネーゲームだけでは実体がなく経済は成り立たない。
まるで「卵が先か、鶏が先か?」と問われているような気がする。
「もの作り」を国是とする日本としては、実体経済を大切にして欲しいところだが、グローバルな、
異種競技格闘戦K―1のように何でも有りの御時勢ではそういう訳にはいかないのか・・・。

バドがインサイダー取引の罪で逮捕されるとき、もう一人のメンターである先輩仲買人から
言葉をかけられる。「底なしの深淵を覗いても、覗き返す者はない。人はそこに己の真の姿を見る。
その結果深淵に落ちずにすむ」ニーチェをもじって、ゲッコーのような怪物にはなるなという戒めか。

それにしても、連行されるとき大の男が泣くかねえ?深淵のふちで引き返した安堵感なのか?
実際にインサイダーで捕まった元祖カリスマ主婦のマーサ・スチュワートは泣いてなどいなかったぞ。
立派に刑期を務め上げ、見事に復活、カリスマ主婦は健在だ。

ちなみに、ゲッコーにランチに誘われたバドは「タルタルステーキ」を薦められる。
           
メニューに出ていないー今風に言うなら「裏メニュー(It's off the menu.)」ということで、
ゲッコーの大物振りを示すシーンかと思ったら、さにあらず。
「タルタルステーキ」は精力剤ということで、セクシュアルなものをイメージさせるらしい。
本当に???と思ったら、実際その日の夜、ゲッコーはバドにお色気ムンムンなその筋の女性を
差し向けたのだ。
こんなことを聞くと、これから「タルタルステーキ」を注文するにはちょっと勇気がいるかもね。



これを書いたのは4~5年前。
「ライブドアVSニッポン放送」の進展が連日ニュースで報道されていた頃でした。
随分硬い文体だったんだと改めて実感。最近はすっかり軟派な文章になっています。

では明日、「ウォール・ストリート」を見てきます。
出所したゲッコーはどんな勝負をかけるのか?
ゲッコーは刑期を務め上げ出てくるんだけれど、バドはその後真っ当な人生を送っているのかしら?
         




にほんブログ村 映画ブログへ
コメント

しあわせの雨傘

2011-02-05 | 映画 さ行
冒頭、三本ラインの赤のジャージに身を包み、カーラーを巻いた髪にネット姿のドヌーブが
楽しそうにジョギングです 
全編、ノスタルジックな70年代の雰囲気で、フランス~、フランス、おフラン~ス
私の好きなタイプのフランス映画です。
カンヌ映画祭で賞を取ったりする映画は難しくって・・・。


                      

             しあわせの雨傘  Potiche

                       


 < ストーリー >
スザンヌは詩作を趣味に、朝のジョギングを日課とする優雅でノー天気なブルジョワ主婦。
婿養子の夫ロベールは傘工場の社長で「妻は美しく着飾って夫の言うことをきいていればいい」という
横暴な亭主関白。秘書のナデーシュは愛人だ。
ある日、待遇改善を求める従業員たちとの揉め事など、心労で発作を起こし倒れるロベール。
急遽、代わりに工場を運営することになったスザンヌは持ち前の機転と明るさで従業員と話し合い
父の家族的な経営方針にのっとり和解し、傾きかけた工場を軌道に乗せる。
生きがいを見つけ張り切るスザンヌだが、元気になった夫が復帰し・・・。

           
          中の4人が家族。両脇の二人は夫々の愛人。

仕事もしなくていい、家事も家政婦がするからしなくていい、着飾って綺麗にしていればいいって、
まぁ何とも羨ましいご身分のブルジョア主婦スザンヌ。
しかし、何もするなって・・・辛いかも?
原題の「potishe」は公式サイトによると、「贅沢で高価だが実用性のない壺や花瓶」
転じて「美しいが夫の陰に隠れ自分のアイデンティティーを持たない妻」を軽蔑的に形容する言葉だそうです。
そういえば、映画の中でスザンヌのことを何度も「飾り壺」と言ってました。キツイなぁ~。
娘のジョエル曰く、「私はママみたいにはならないわ」って・・・母の人生全否定やないの?
こんなこと娘に言われたら母は辛いなぁ。

ついでに英語では、
金や権力のある男性が迎える若くて美人の妻のことを「trophy wife トロフィーワイフ」、
若い男と付き合おうとする女性を「cougar クーガー」と呼び、
若い男と付き合うために中年女性がする整形を「cougar lift クーガーリフト」と言うそうです 


映画の時代設定である60年代後半から70年代のフランスは、学生、労働者、革新的市民層を中心とする
反ドゴール体制運動「五月革命」が起こり、労組が賃上げなどの待遇改善を要求して工場はストライキに突入、大学でもストに突入など、政府の危機に直面し軍隊を出動させて鎮圧するという熱い時代だったのですね。

そんなこんなで、傘工場でもストライキ。
夫に代わって組合と直談判、市長に掛け合い円満解決~。
息子も娘も母をサポートし傘工場で働くことになる。ハッピーハッピーかと思ったら・・・
夫、復活~。ずっと休んでくれればいいのに・・・。

一度働く歓び、必要とされている実感、自分の力を試し自信をつけた妻は、もはや「飾り壺」の地位に
甘んずることなどできません。
ここから、彼女の自立を賭けた戦いが始まる。

といっても、そこはそれフランス映画。
色鮮やかな雨傘やスザンヌの素敵な衣装、ドヌーブとドパルデューの歌と踊りで華を添えながら、
(ドヌーブは「ロシュフォールの恋人たち」でも歌って踊ってましたね)
息子の出生の秘密
息子の結婚
娘の家庭の事情
昔の恋の再燃
などを絡め、驚きの彼女の転身へと話は進みます。

ただのお飾り妻かと思ったら、フランス女性はなかなかしたたか。
あちらこちらでさらっとアバンチュール 、旦那の浮気に負けてません。二人ともお盛んではある。
夫を尻目に、見事に自立を勝ち取ります。
夫の愛人である秘書の女性が、すっかりスザンヌ信奉者に変わっているのが面白い。

女性には痛快なストーリーだけれど、男性はどうお感じになるんでしょうか?

      チラシの石川三千花さんのイラスト

オゾン監督の「リッキー」で、リッキーの父親役で出演していたスペイン人俳優が、
こちらにもチョイ役で登場しますよ。




にほんブログ村 映画ブログへ
コメント (2)   トラックバック (6)

人生万歳!  Whatever works

2011-02-04 | 映画 さ行
内容はあまり覚えていないのですが、ウッディ・アレンの初期の映画は好きでした。
いつの頃からかサスペンス仕立てのドタバタっぽいものになって、ご本人がちょっとどもりながら気弱に
とぼけて話す姿に興味を引かれなくなりました。

前作の、それでも恋するバルセロナ同様、本作もアレン本人は監督業に専念、出演していません。

代わってニューヨークに住むユダヤ人という役どころを演じるのは、ラリー・デビッド。
本作の攻撃的な偏屈親父はアレンのキャラとは相容れない気がします。
アレンが演じていたら・・・この映画は好きにならなかったかも?


    ***********************

       人 生 万 歳!  Whatever works

***********************


  < ストーリー >
ボリスはかつてノーベル賞候補もなった天才物理学者。ある日人生の無意味を感じ自殺を図るが
一命を取り留める。しかし妻と離婚し、教授の職もなげうって、一人古アパートで暮らし、
友人達とカフェで会話し子供にチェスを教える日々。
ある日ひょんなことから家出娘のメロディが転がり込み、共同生活を始める。
1年が過ぎ、年齢差を乗り越えて二人は結婚。そこにメロディの母親や父親が次々現れて・・・・。

               偏屈ボリス
主人公ボリスは自意識過剰で気難しい偏屈オヤジ。
自信たっぷりに自説を押し通し他人の言うことを聞かず、子供といえども容赦なし。
時として友人達をも引かせる偏屈な語り口。
でもこの人が言うと、あまりイヤミに聞こえずクスッと笑ってしまいます。
演じるラリー・デビッドの個性なのか? ボリスと話をしたら面白いだろうなぁって気がします。

一方、メロディは南部の裕福の家庭に育ち、母親に連れられ美人コンテスト巡りをしていた無垢な田舎娘。

            
二人は出会い、問われるままにボリスはメロディに知識を授け、教師と生徒のような関係になる。
メロディにとってボリスは尊敬する師、彼の言葉を素直に彼女なりに解釈し受け入れる。
まるで「マイ・フェア・レディ」(「ピグマリオン」)のニューヨーク現代版。
中学・高校の女生徒が男性教師に憧れるようなもんでしょうか。
数年経って振り返れば、何故好きだったか?解せないけれど・・・知らない世界・知識の海に
目を開かせてくれる男性に、尊敬の念から魅かれることって思春期の女の子にはあります。
そういえば高校の頃、数学のK先生に憧れたなぁ 遠い思い出・・・。

最初は困ったなんて文句を言っていたボリスも、素直に話を聞いてくれる若くかわいいメロディを
まんざらでもなく思うのは当然の成り行きです。
でも結婚って・・・。

本作に出てくる人はみ~んな、
それまでの人生のルートから離れ、思いもよらなかった方向に歩み出す。
貞節な南部の妻の典型だったメロディの母は、ぶっ飛びのアーティストに。
マッチョで浮気な南部男の典型だった父は・・・え、え~っ(どうなったかはご自分で確かめて下さいね)

一つの偶然の出会いが、周りの人たちを巻き込んで夫々の人生を変えてゆく。
来るものは拒まず、去るものは追わず時の流れに身を任せ~
生まれる時から人生なんて偶然の繰り返し。できるだけ楽しまなくっちゃ。
人生「Whatever works」何でもありなんだよ。
セラヴィ C'est la vie.それも人生。

これは齢75を越えたウディ・アレンがたどり着いた、肩の力の抜けた人生訓なんでしょうか?
美空ひばりやないけれど、「人生って、不思議~なもので~すね」がテーマ曲になりそうな
ストーリーです。

何でもかんでもあり~でハッピーエンディングちゅうのがちょっとクリシェ(Cliche)?かな。
「クリシェ」は映画の中でボリスが何度か使う言葉で、メロディも使うようになるのですが、
フランス語で「陳腐な表現、決まり文句」だとか。
クリシェだけども会話が面白くって、DVDが出たらまた見てじっくり台詞を噛み締めたい映画でした。


そうそう、メロディがユニクロに買い物に行くシーンがありました。
ニューヨークでも定着してるのかしら?


にほんブログ村 映画ブログへ




 ***** 見た 映画 *****

 2月1日 「ミレニアム2 火と戯れる女」DVD スウェーデン映画 「ドラゴンタトゥーの女」の続編

      「あの夏の子供たち」DVD フランス映画
コメント (4)   トラックバック (10)