たまたま出かけた図書館で、何か面白い本はないかな?っとあれこれ見ていたら
この本を見つけました。
「ジュリア」と見覚えのあるお顔、そして「ボナペティ!」
2009年年末に見た映画「ジュリー&ジュリア」のジュリア・チャイルドさんの自伝じゃないですか!
映画を見て、ジュリアさんのことを知り興味を持っていたので借りて読んでみました。
この本、日本では2009年秋に出版されています。
おそらく映画「ジュリー&ジュリア」の原作本ということで翻訳・出版されたのでしょう。
アメリカでは2006年に出版され、65万部(2009年時点で)の売れ行きを記録しているそうです。
ジュリアさんご本人は92歳の誕生日を間近にした2004年、出版前に亡くなられたそうです。
日本にはあまり知られていなかったジュリアさん。
グラハム・カーの「世界の料理ショー」って冗談半分のコントみたいな料理番組は
記憶に残っているのに・・・。
ジュリアの料理番組、見てみたかったな…っと思ったらYouTubeに画像が一杯アップされていました。
本格メニューからデザート、パンまで、道具の使い方も含め30分番組を彼女一人でやっています。
下にいくつか貼っておきますが、気になる方はYouTubeで探して見てください。
料理本を出版し、アメリカに本格的なフランス料理クッキングを紹介し「アメリカ料理の母」と
称えられ、今も愛されているジュリアさん。
元々料理に興味があったのではなく、ご主人ポールさんの影響が大きかったようです。
戦後、国務省の広報文化局に勤めるポールさんがパリに転勤になり、本場のフランス料理を食べたことで
ジュリアの人生は大きく動き出します。
素敵な旦那さんと出会い、素晴らしく美味しいフランス料理に出会い、
まずフランス語の勉強、地元の市場の肉屋さんや八百屋さんと親しくなり、
料理こそが天職と、ル・コルドン・ブルーのプロコースで鍛えられ、
出会った二人のフランス人料理家とアメリカ人向け料理教室を開き本の執筆に取り掛かる。
既存のレシピをただ纏めるのではなく、アメリカとフランスの食材・食習慣の違い、
水から入れるか沸騰してから入れるかなど、一つ一つあらゆるケースを検証し、
レシピを自らタイプアウト。
完成後も、出版社との交渉などなど、とんでもない労力をかけ出版にこぎつけるまで
とんでもなく長い年月。
その間のご主人の転勤でドイツ(お好きではなかったみたい)やノルウェーに転居。
懸命にその道を極めるべく邁進する彼女の姿、そんな彼女を優しく支えるご主人、
戦後すぐという復興半ばのフランスを背景にフランスで出会った人たちとの交流・彼女の心情など
隠さず(そこまで書いちゃって大丈夫?というのもあり)描かれています。
1956年当時、アメリカでは食器洗浄機、ディスポーザー付き流し台、セルフのスーパーマーケット
インスタントケーキミックス、TVディナー(ワンプレートの冷凍ディナー)、冷凍野菜、
スプレー缶式ホイップクリームなどが既にあったようで、速さと省力化が潮流のアメリカで
本格フレンチが受け入れられるかと気を揉んだようです。(大人気で杞憂に終わりましたが)
ル・コルドン・ブルーのくだりで、「生まれて初めて料理の極意を知った」という彼女。
その極意とは…美味しいものを作るのに惜しんではならないものは「時間」と「手間」、
そして「繰り返しの練習」だそうです。
う~、耳が痛い!
本を読んで思ったのは、ここまで打ち込めるものに出会えたって…幸せです。
そして、ここまで打ち込んだからこその成功だったのですね。凄いわ~~。
フランス料理への愛 に溢れた自伝です。
1960年発行の本のタイトルは「フランス料理という芸術の習得 Mastering The Art of French Cooking」。
1970年から始まった料理番組のタイトルは「ザ・フレンチ・シェフ The French Cheff」です。
最近見たフランス映画「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」にも出てきた
いまはやりの「分子料理」、ジュリアが生きていたら何て言うのかな?
*分子料理:液体窒素など使った化学的料理 エル・ブリが有名でした。
「ジュリー&ジュリア」でジュリアを演じたメリル・ストリープとジュリアの映像が交互に
なっている映像を見つけました。
メリルそっくり~! しかし敢えてこの回を選ぶって。
でも…失敗にも動じず料理を続ける彼女の大らかなところが愛される理由なのかも。
「チキンソテーの作り方」
もう一つ、如何に彼女の料理が本格的だったかがわかる「子豚のロースト」の映像ですが、
これを家庭でするって・・・日本ではありえませんというか、普通の主婦には食材が手に入らないと思います。流石、肉食の国フランス&アメリカです。
「子豚の丸焼き」ということで、覚悟してご覧ください。
この本を見つけました。
「ジュリア」と見覚えのあるお顔、そして「ボナペティ!」
2009年年末に見た映画「ジュリー&ジュリア」のジュリア・チャイルドさんの自伝じゃないですか!
映画を見て、ジュリアさんのことを知り興味を持っていたので借りて読んでみました。
この本、日本では2009年秋に出版されています。
おそらく映画「ジュリー&ジュリア」の原作本ということで翻訳・出版されたのでしょう。
アメリカでは2006年に出版され、65万部(2009年時点で)の売れ行きを記録しているそうです。
ジュリアさんご本人は92歳の誕生日を間近にした2004年、出版前に亡くなられたそうです。
日本にはあまり知られていなかったジュリアさん。
グラハム・カーの「世界の料理ショー」って冗談半分のコントみたいな料理番組は
記憶に残っているのに・・・。
ジュリアの料理番組、見てみたかったな…っと思ったらYouTubeに画像が一杯アップされていました。
本格メニューからデザート、パンまで、道具の使い方も含め30分番組を彼女一人でやっています。
下にいくつか貼っておきますが、気になる方はYouTubeで探して見てください。
料理本を出版し、アメリカに本格的なフランス料理クッキングを紹介し「アメリカ料理の母」と
称えられ、今も愛されているジュリアさん。
元々料理に興味があったのではなく、ご主人ポールさんの影響が大きかったようです。
戦後、国務省の広報文化局に勤めるポールさんがパリに転勤になり、本場のフランス料理を食べたことで
ジュリアの人生は大きく動き出します。
素敵な旦那さんと出会い、素晴らしく美味しいフランス料理に出会い、
まずフランス語の勉強、地元の市場の肉屋さんや八百屋さんと親しくなり、
料理こそが天職と、ル・コルドン・ブルーのプロコースで鍛えられ、
出会った二人のフランス人料理家とアメリカ人向け料理教室を開き本の執筆に取り掛かる。
既存のレシピをただ纏めるのではなく、アメリカとフランスの食材・食習慣の違い、
水から入れるか沸騰してから入れるかなど、一つ一つあらゆるケースを検証し、
レシピを自らタイプアウト。
完成後も、出版社との交渉などなど、とんでもない労力をかけ出版にこぎつけるまで
とんでもなく長い年月。
その間のご主人の転勤でドイツ(お好きではなかったみたい)やノルウェーに転居。
懸命にその道を極めるべく邁進する彼女の姿、そんな彼女を優しく支えるご主人、
戦後すぐという復興半ばのフランスを背景にフランスで出会った人たちとの交流・彼女の心情など
隠さず(そこまで書いちゃって大丈夫?というのもあり)描かれています。
1956年当時、アメリカでは食器洗浄機、ディスポーザー付き流し台、セルフのスーパーマーケット
インスタントケーキミックス、TVディナー(ワンプレートの冷凍ディナー)、冷凍野菜、
スプレー缶式ホイップクリームなどが既にあったようで、速さと省力化が潮流のアメリカで
本格フレンチが受け入れられるかと気を揉んだようです。(大人気で杞憂に終わりましたが)
ル・コルドン・ブルーのくだりで、「生まれて初めて料理の極意を知った」という彼女。
その極意とは…美味しいものを作るのに惜しんではならないものは「時間」と「手間」、
そして「繰り返しの練習」だそうです。
う~、耳が痛い!
本を読んで思ったのは、ここまで打ち込めるものに出会えたって…幸せです。
そして、ここまで打ち込んだからこその成功だったのですね。凄いわ~~。
フランス料理への愛 に溢れた自伝です。
1960年発行の本のタイトルは「フランス料理という芸術の習得 Mastering The Art of French Cooking」。
1970年から始まった料理番組のタイトルは「ザ・フレンチ・シェフ The French Cheff」です。
最近見たフランス映画「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」にも出てきた
いまはやりの「分子料理」、ジュリアが生きていたら何て言うのかな?
*分子料理:液体窒素など使った化学的料理 エル・ブリが有名でした。
「ジュリー&ジュリア」でジュリアを演じたメリル・ストリープとジュリアの映像が交互に
なっている映像を見つけました。
メリルそっくり~! しかし敢えてこの回を選ぶって。
でも…失敗にも動じず料理を続ける彼女の大らかなところが愛される理由なのかも。
「チキンソテーの作り方」
もう一つ、如何に彼女の料理が本格的だったかがわかる「子豚のロースト」の映像ですが、
これを家庭でするって・・・日本ではありえませんというか、普通の主婦には食材が手に入らないと思います。流石、肉食の国フランス&アメリカです。
「子豚の丸焼き」ということで、覚悟してご覧ください。