市川猿之助さんの話題のスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」昼の部を、先週日曜日鑑賞@新橋演舞場。
10月7日から一月弱で4万人を動員したそうです。
コミックスを読んでいないので果たしてストーリーに付いていけるか?とも思ったのですが
主演の猿之助さんが敢えて第1巻10ページまでしか読んでいませんとインタビューに答えておられたので、まぁ何とかなるでしょう。ワンピースファンのMちゃんと一緒なので大丈夫。
開幕前にちょこっとレクチャー受けました。
新橋演舞場へは都営大江戸線築地市場駅から。改札前にこんな壁画が。
やはり築地市場は外国人観光客に人気のようで多くの方が下車、この絵の前で写真を撮っている方も。
前回新橋演舞場でスーパー歌舞伎Ⅱ「空を刻ム者」を見た時は東京メトロで東銀座から来たので、築地市場駅は初めてでした。
かの有名な老舗料亭「金田中」のお隣だったのですね。東銀座から行った時はわかりませんでした。
じゃ~ん!新橋演舞場です。
こんなことになってました。
開幕前、緞帳の前には主人公ルフィの人形がで~んと置かれていました。
今回のスーパー歌舞伎ではコミックスの51~60巻で描かれる「頂上戦争編」というのが
舞台となっているそうです。
歌舞伎だけれど、登場人物がまさに漫画の出で立ちで登場。完成度が高い!っとMちゃん感心しきり。
3部構成で2回の休憩を挟んでトータル5時間半でございます。
< ストーリー >
シャボンディ諸島での海軍との戦いに敗れ、ルフィ率いる麦わらの一味は散りじりに。
仲間とはぐれ一人になったルフィは兄と慕うエースの処刑が迫っていると知り、ハンコックらの
協力を得て鉄壁の海底監獄に侵入、移送先の海軍本部では白ひげの助けで無事救出に成功する。
ところがエースは海軍大将の挑発に乗り、攻撃され、致命傷を負う。
エースは親父と慕う白ひげや海賊団の仲間たち、上代の如く育ったルフィに最後の感謝の言葉を
伝えようとする。
幕間です。
大量の水を使った迫真の立ち回り。1~4列目の方は砂かぶりならぬ水かぶり。これは凄い!!
あの大量の水は何処へ?
大きな海賊船やクジラの風船も登場。本物の火も使い、ワイヤーアクションに紙ふぶき。
猿之助さんの宙乗りに、ゆずの北川悠仁さん提供の楽曲で登場人物総出演に加え、観客を巻き込んでの大合唱。
二幕目の最後は観客総立ちの手拍子でコンサートのような盛り上がりでした。
すぐ後ろの女性は「楽しい~!何度でも見に来たい!」と叫んでおられました。
ひとり三役の早変わりに、最新のプロジェクションマッピングまで。
腕が伸びるというルディの特徴もしっかりと見せてくれました。なるほど~。
従来の歌舞伎の手法にミュージカルの要素も取り入れ、尚且つ漫画の世界観を壊すことなく
お見事です。
ただ、二幕目の終盤の盛り上がりが凄かったので、三幕目ルディの影がちょっと薄く、二幕目ほどの
興奮には至りませんでした。まぁ、ストーリー的に無理ないかも?…ですが。
今回も、前回の「空を刻ム者」に出演されていた浅野和之さん、福士誠治さん登場です。
浅野さん 福士さん
前回、ユーモアを交え観客にストーリーをさり気なく解説する重要な役どころでしたが、今回も同様に
メインの役どころ三役を演じ分けておられます。浅野さんはスーパー歌舞伎に欠かせない役者さんです。
奇抜なメイクと衣装でも、声で浅野さんだ!とわかります。
福士さんは三幕目のメインキャラ、カッコいいエース役です。
奇抜なキャラの中、市川右近さんが皆から慕われる白ひげ役を歌舞伎らしい重厚な演技でピリッと舞台が締まります。
漫画が原作ということでどうなのかなぁ~っとも思いましたが、
仲間を大切に、正義を貫くというワンピースの世界観は、歌舞伎でもよく描かれる勧善懲悪、
八犬伝の信義礼智信忠孝悌といった日本人が好む物語の王道と非常に重なっているなと感じました。
「悌」って「年長者に柔順に仕えること。また、兄弟や長幼の間の 情が厚いこと」ですって。
ルディとエース、白ひげの関係じゃない?!
もともと、歌舞伎の語源「かぶき者」とは「異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たち」とのこと。この舞台の登場人物たちは、まさにかぶき者オンパレードですよ。
前回同様、幕間に「アイスあずき最中」を食べ、生信玄餅を購入。
加えて、噂に聞く「お詫びの品第1位」に輝く「切腹最中」をお土産にしました。
忠臣蔵ゆかりの和菓子です。あんこたっぷり、中に求肥が入っています。甘過ぎず、程よい甘さです。
10月7日から一月弱で4万人を動員したそうです。
コミックスを読んでいないので果たしてストーリーに付いていけるか?とも思ったのですが
主演の猿之助さんが敢えて第1巻10ページまでしか読んでいませんとインタビューに答えておられたので、まぁ何とかなるでしょう。ワンピースファンのMちゃんと一緒なので大丈夫。
開幕前にちょこっとレクチャー受けました。
新橋演舞場へは都営大江戸線築地市場駅から。改札前にこんな壁画が。
やはり築地市場は外国人観光客に人気のようで多くの方が下車、この絵の前で写真を撮っている方も。
前回新橋演舞場でスーパー歌舞伎Ⅱ「空を刻ム者」を見た時は東京メトロで東銀座から来たので、築地市場駅は初めてでした。
かの有名な老舗料亭「金田中」のお隣だったのですね。東銀座から行った時はわかりませんでした。
じゃ~ん!新橋演舞場です。
こんなことになってました。
開幕前、緞帳の前には主人公ルフィの人形がで~んと置かれていました。
今回のスーパー歌舞伎ではコミックスの51~60巻で描かれる「頂上戦争編」というのが
舞台となっているそうです。
歌舞伎だけれど、登場人物がまさに漫画の出で立ちで登場。完成度が高い!っとMちゃん感心しきり。
3部構成で2回の休憩を挟んでトータル5時間半でございます。
< ストーリー >
シャボンディ諸島での海軍との戦いに敗れ、ルフィ率いる麦わらの一味は散りじりに。
仲間とはぐれ一人になったルフィは兄と慕うエースの処刑が迫っていると知り、ハンコックらの
協力を得て鉄壁の海底監獄に侵入、移送先の海軍本部では白ひげの助けで無事救出に成功する。
ところがエースは海軍大将の挑発に乗り、攻撃され、致命傷を負う。
エースは親父と慕う白ひげや海賊団の仲間たち、上代の如く育ったルフィに最後の感謝の言葉を
伝えようとする。
幕間です。
大量の水を使った迫真の立ち回り。1~4列目の方は砂かぶりならぬ水かぶり。これは凄い!!
あの大量の水は何処へ?
大きな海賊船やクジラの風船も登場。本物の火も使い、ワイヤーアクションに紙ふぶき。
猿之助さんの宙乗りに、ゆずの北川悠仁さん提供の楽曲で登場人物総出演に加え、観客を巻き込んでの大合唱。
二幕目の最後は観客総立ちの手拍子でコンサートのような盛り上がりでした。
すぐ後ろの女性は「楽しい~!何度でも見に来たい!」と叫んでおられました。
ひとり三役の早変わりに、最新のプロジェクションマッピングまで。
腕が伸びるというルディの特徴もしっかりと見せてくれました。なるほど~。
従来の歌舞伎の手法にミュージカルの要素も取り入れ、尚且つ漫画の世界観を壊すことなく
お見事です。
ただ、二幕目の終盤の盛り上がりが凄かったので、三幕目ルディの影がちょっと薄く、二幕目ほどの
興奮には至りませんでした。まぁ、ストーリー的に無理ないかも?…ですが。
今回も、前回の「空を刻ム者」に出演されていた浅野和之さん、福士誠治さん登場です。
浅野さん 福士さん
前回、ユーモアを交え観客にストーリーをさり気なく解説する重要な役どころでしたが、今回も同様に
メインの役どころ三役を演じ分けておられます。浅野さんはスーパー歌舞伎に欠かせない役者さんです。
奇抜なメイクと衣装でも、声で浅野さんだ!とわかります。
福士さんは三幕目のメインキャラ、カッコいいエース役です。
奇抜なキャラの中、市川右近さんが皆から慕われる白ひげ役を歌舞伎らしい重厚な演技でピリッと舞台が締まります。
漫画が原作ということでどうなのかなぁ~っとも思いましたが、
仲間を大切に、正義を貫くというワンピースの世界観は、歌舞伎でもよく描かれる勧善懲悪、
八犬伝の信義礼智信忠孝悌といった日本人が好む物語の王道と非常に重なっているなと感じました。
「悌」って「年長者に柔順に仕えること。また、兄弟や長幼の間の 情が厚いこと」ですって。
ルディとエース、白ひげの関係じゃない?!
もともと、歌舞伎の語源「かぶき者」とは「異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たち」とのこと。この舞台の登場人物たちは、まさにかぶき者オンパレードですよ。
前回同様、幕間に「アイスあずき最中」を食べ、生信玄餅を購入。
加えて、噂に聞く「お詫びの品第1位」に輝く「切腹最中」をお土産にしました。
忠臣蔵ゆかりの和菓子です。あんこたっぷり、中に求肥が入っています。甘過ぎず、程よい甘さです。