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しまね農林水産情報

島根県庁農林水産総務のブログ!
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「このタコやろう」 “俺はうまいんだ!” Part2  8月の旬魚で~す!!

2010年08月12日 | 水産業
“旬魚”シリーズ、昨日のブログ(マダコ)の続きです。

今日は、水産技術センターのホームページに掲載の
タコに関する話題をご紹介します。

【タコ】(写真・文:水産技術センターホームページより)


    [マダコ]

頭がツルツルの状態を指して、
タコ入道、タコ坊主といいますが、
タコの頭のようにみえる部分は頭ではなく胴体です。

胴体の下に頭、その下に足(手?)、
茹でると怒ったように真っ赤...。

タコはなんとも不可思議な生き物です。
タコの性質やそのユーモラスな姿形から、
タコ部屋、タコ足、タコ配当など
色々な俗語が生まれました。        

島根県ではマダコ、ミズダコを中心に漁獲されています。

沖合底びき網や小型底びき網、
タコの習性を利用したタコ壺(つぼ)漁や
餌でおびき寄せるタコ篭(かご)漁
などで漁獲されます。

ゴカイや岩虫を餌に投げ釣りをしていると
時々タコが釣れることもありますが、
タコが釣れた際に注意すべき点があります。

それは、魚と違ってバケツなど
ふたのない容器に入れておくと逃げだすことです。

これを避けるには、タコを動けなくする必要がありますが、
簡単な方法としては、

頭を「くるっ」と裏表ひっくり返してしまうことです。
こうすると、包丁などの道具なしで
タコを簡単に動かなくさせることができます。



       [市場に水揚げされたミズダコ]

タコが人気者の理由は、
やはりタコ料理の豊富さと
美味しさにあるといえるでしょう。


にぎり寿司、たこ焼、酢だこ、たこ薫(くん)は
よく知られていますが、

その他にたこしゃぶ、たこ飯、生だこの刺身など、
タコの産地でしか味わえないような
食通好みの料理もあります。

また、タコには血液中のコレステロール値を
下げるタウリンがたくさん含まれています。

このように私たちにとっては食べて美味しく、
健康にも良いタコですが、
漁師さんにとっては困ったことがあります。

実はタコ自身が大変な美食家で、
特にアワビやトコブシなどの高級食材が大好物なのです。

タコはアワビやトコブシをとらえると、
歯舌(しぜつ)などで貝殻に穴をあけます。

そして、そこから麻痺性の毒を注入し、
餌を麻痺させてから食べます。


   [タコによって開けられた小さな穴]
     (アワビ殻の中央部)

そのため、アワビ漁で生計を立てている
漁師さんにとって、タコは嫌われ者です。


アワビもタコも水産資源として
非常に重要なのですが、
彼らのやっかいな関係には困ったものです。


以上、水産技術センターのホームページから、一部ご紹介しました。
詳しくはコチラにアクセスしてみてください
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/sakana/2/2-27.html
(島根の魚 タコ)

8月のもう一つ旬魚「アユ」については後日ご紹介します。
お楽しみに!


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