インプラント手術して直ぐに綺麗な歯が入る手術方法は、患者さん側から考えると当たり前の治療方法です。
だから、私はそれを実現して差し上げたくて2000年から一生懸命に頑張って来ました。
しかし、未だに業界内で部分的な即時荷重なんて危ない治療だ、本当に出来るのか?と言う懐疑的な目で見られてしまうものなのです。
それでも、私は500症例以上部分即時荷重を成功させて来ています。
なので、ここでその成功基準、ガイドラインを明らかにしておきましょう。
①一番重要なのが初期固定と言って骨にしっかりと固定させる植立の基準です。これは最低35Ncm以上、理想的には45Ncm以上であることです。
②咬合接触、ガチっと噛んだ時に何んとかくっ付くか付かないか程度にして、決して横揺れの力を掛けない。
③仮歯が隣の歯の揺れにぶつからないようにしておく。
④患者さんに協力していただいて、歯応えの強い食べ物は治癒期間避ける。
⑤激しい運度も避ける。
⑥舌や頬で押さない。
⑦インプラント部位を下にしてうつぶせ寝をしない。
⑧多数歯では特に仮歯は頑丈に作り、しっかりと装着して、簡単に取れない状態で付ける。
⑨補綴設計上でギリギリな設計にしない。出来ればプロビジョナルインプラント使ってでも支えを増やす。
⑩出来る限り長いインプラントを用いる。
著書と重なる部分もあるし、新しい部分もある。
これらのガイドラインを遵守することで、部分即時荷重は成功し、抜歯即時と組み合わせ、低侵襲手術で行うことで生体の治癒能力を最大限引き出し、上顎臼歯部ですら8週で治せることすら起きる。
この方が実例です。