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大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

クインテッセンス4月号 水上先生は素晴らしいDRです

2008年04月05日 | ニュートンドクター見て下さい。
素人である患者さんよりも専門家諸氏の読む事の多い私のブログ、今回は専門家諸氏に向けた内容です。
既に読んだ方も多いかも知れませんが、今月号のクイントは素晴らしい。
水上先生が特集されていて、最近のクイントの中でも歴史に名を残す出色の出来です。
多分全て売り切って足りなくなるでしょうから、今のうちに入手して永久保存版として座右の銘として欲しいものです。
特に若いDR達には絶対の内容でしょう。
今号のクイントは本当に素晴らしくて、他の記事にも良いものが目白押しです。

以前クイントが偏向していて、検証の時代と言いながら懐古趣味に流れるのではと批判しましたが、この流れで雑誌を作って行くのなら、私の心配は杞憂であったと言えるでしょう。

時代の流れは、医療界にMIを求めています。
その流れにまるで逆行するかのような、何処がMIなんだと首傾げたくなるようなものが大々的に紹介される事には、反対しますが、それを反省して、今からはこうやるべきと提案し、指し示す記事には全面的に賛成します。
それでも、まだまだ大きな患者さんにとって辛そうな外科のオンパレードですが、以前に比べたらまだマシだからです。

究極的には、どれだけ切ったり開いたりしないで手術して退け審美的にも機能的にも解決して差し上げるかなのでしょうが、その到達点に対する考え方がまだまだ全然違うのです。
少し具体的に言うなら、私の手術は殆ど縫合を必要としないやり方でしています。
何をどうするのかは、見に来て下されば幾らでもお見せ致しますが、これだけでも患者さんが訴える痛みは相当に軽くなります。

言い換えると、縫合が多ければ多いだけ、患者さんは痛いのです。
しかも、ボンレスハムのような歯肉に成っている縫合は、貧血を招き治癒も立ち上がりが悪いです。
こんな基礎中の基礎すら押さえられていないような写真が出てしまう事には、感心出来ません。

お若い先生方には奮起して頂き、洗脳から解かれる事を願って止みません。
洗脳されていないかどうか、ヒエラルキーに納まってしまうと全く見えなくなってしまいます。
クールに距離を置いて見る事と、熱くなって燃えて修得しようと言う事のバランスを如何に取るのか。
非常に難しい問いです。

水上先生は、それに対して拘る事と言う提案をされています。
徹底的に拘り抜く事、そして突き抜ける事なのでしょうか。
まず足元を見詰めて、自分の仕事の写真を撮る事を強く強く勧めます。

最初は下手で良いのです。
誰でも始めはそうだったんですから。
しかし、積み重ねれば必ず何かが見えて来ます。

やれば分かります。
逆にやらなければ永遠に分からないでしょう。

どうぞ水上先生の特集を読まれて、明日の患者さん達の為に活かして下さい。
素晴らしい先達の軌跡は生涯の宝と成る事でしょう。